衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

文字の大きさ
179 / 224
第11章 プロジェクト

第06話 ゴーレム討伐

しおりを挟む
「その節は、えろ~すんまへんでしたなぁ。なんや、長老部のファンファーバレルがえらい粗相したらしいでんなぁ」

 あっ! そうだ。そんな名前の高飛車な優男だったよ。あの事も書いてあったんだな。
 こっちのやつは……

「手加減おんち? 体感おんち? なんですかこれは。モフ好き、ショタ好きって……」
「あっ! あきまへん! それは見たらあきまへん! 跳ねときましたんやけどなぁ、なんで混じってんや?」

 見るなと言われても、もう見てしまった。
 花子さんの苦手なものが書いてあったので聞いてみたんだ。こうして渡して来るぐらいだから聞いても問題ないと思ったんだけど、問題だったようだね。

 ―――ハナコデータ
 おんち、味おんち、方向おんち、手加減おんち、体感おんち
 体力バカ、底なし魔力、ネチネチな性格、モフ好き、ショタ好き、徹夜好き、腐女子


 始めの三つは分かるんだけど、次の二つの意味が分からない。
 二列目なんかは好き放題書かれてた。これってホントかね?
 他にも得意なもの苦手なものが書かれてたし、ステータスもさっき鑑定で見たままのものが書いてあった。

 ―――苦手なもの
 料理、洗濯、掃除、裁縫、算数、地理、魔属性、ダイエット……

 ―――得意なもの
 妄想、瞑想、食事、長風呂、薬精製、菜園、聖属性……

 これ女としてアカンやつやん! あ、移っちゃった。
 えっ? この人がエルフ界のトップ? 嘘だー、こんな人がトップだったらエルフ界の先行き暗すぎない?

「見んといてっちゅーとるやろ! これはアカンて」

 見ていた紙を奪い取られた。
 まぁ、ほとんど読み終わってたからいいんだけど、だらしない女の代表だな。男女差別とか言われそうだけど、家事全般ができる女の人がいいよね。ただの俺の好みなんだけどね。
 うちの連中だって、それぐらいは……そういや見た事無いな。ユーも苦手そうではあったか。
 【星菓子】の人達は女子力高かったんだけど、他は【星の家】のシスターミニーぐらいしか見てないや。俺の場合、衛星が作ってくれるんだけど、女子が作ってくれたものもいいよね。

「どこまで見はりましたんや?」
「……得意なもの?」
「ほとんど全部やないか! もうアカン、もうアカンわ。もううち嫁に行かれへんわ!」

 行く気だったの? 年齢も載ってたけど、アッシュより上だったよな?

「なんか言いはりましたか」
「いえ……なにも……」

 怖ぇ~。怖え~よ。年の事は忘れる事にしよう。

「ええ判断でんな」
 ニヤリと嗤う花子さん。
 俺、声に出してないんだけど! なんで分かるんだよ! テレパスなんて記載無かったぞ!

 隣を見ると、アッシュ達の顔色が更に顔色を悪くなっていた。

「あーすんまへん。つい、聖気が漏れてしまいましたな。エイジはんが悪おまんねんで、反省しぃや」
「は、はい、すみません……」
 なんで俺が! と思うけど、つい謝ってしまう俺だった。

「ほんで、どこに住まはるんでっか? 最上階に用意はしてまっけど、好きなとこ選らんでもろても構しまへんで。でも、この悪魔はんらは最上階には住めそうにありまへんな」
「何の話ですか?」
「ここに書いてありまんがな、『拠点の提供をしろ』って。けたあきまへんで」
「あ、ホントだ」

 差し出された紙にはそう書いてあった。
 タマちゃんはここに拠点を張ろうとしてたのか。なんで態々エルフのとこなんだよ。

「でも、ここからだと人の住む町まで遠いですよね。もう少し近いところで誰も近寄らないような場所ってありませんか?」
「町から近こうて誰もおらんとこ? んー……ありまっせ。ありまんねんけど、あんまりお勧めできひんな」
「何故ですか?」
「物騒な輩がおるんや。あいつさえおらんかったらお勧めやねんけどなぁ」
「誰がいるんですか?」
「ゴーレムはんや。うちら、あーゆー無機物みたなもんが苦手やさかい手の出しようがのぉてなぁ。ゴーレムはんをどないかできたら、そこに住んでもうても構へんで。うちらも苦手なもんがのうなってばんばんざいや」
「えと、すみません、ゴーレムハン? あ、ゴーレムはんですか。ゴーレムですね。正直、話の内容も分かり辛かったんですが、ゴーレムを倒せばそこに住んでもいいという事ですね。花子さんて同郷って言ってましたが、言葉が分かり辛くて」

 本当に分かり難い。普通に話せないんだろうか。

「ほうか? うちらんとこは、これが普通やったさかいな。うちは”いとはん”呼ばれとったんやけど、それも分からしまへんか?」
「”いとはん”……すみません、分かりません」
「ほな、生まれた時代がちゃうんやろな。”いとはん”言うのは商売人とこの二人目の娘の事や。長女以外の娘を”いとはん”言うとこもあったけどな、うちとこは妹もおったけど、うちだけが”いとはん”て呼ばれとったんや。一番目の長女は”こいさん”言うてな。そらもう、えろう可愛がられるんや。うちの扱いとは天と地ほどの差がありまんのやで」

 商売人の娘ね。でも”こいさん”は聞いた事があるような……興味ないから覚えてないや。
 でも、大まかに考えても江戸から昭和ぐらいまでの話じゃないの? 平成生まれの俺と花子さんの年の差が合わないんだけど。
 まぁ、ここは異世界だし、昔から勇者もいたようだから時系列順に来るわけじゃないんだろうね。
 俺と花子さんの来た時代が入れ替わってても不思議じゃない世界だから、こういう時差もあったりするんだろうね。

「すいません、よく分かりません。僕は”いとはん”と呼べばいいんですか?」
「そういう話をしとんのとちゃいますんや! もう”いとはん”でもあらへんさかい、花子で構へんえ」
「分かりました。それで…その場所を教えてもらえますか?」
「エイジはんは意外とせっかちな性格してはりまんねやな。も少し話しまへんか」
「いえ、アッシュ達も辛そうなので早く出発したくて」
「ホンマやね。他の人らやったら休めるとこに案内するんやけど、この人らは悪魔はんやさかいなぁ。よけいに、しんどなるかもしれへんなぁ」

 花子さんも納得してくれて、場所を手持ちの地図に書き込んでもらい、ようやく出発する事ができた。
 話が分かり難くて疲れるんだよ。大阪弁ってテレビでよく見てたから大体は分かったんだけど、それでも花子さんの大阪弁は馴染みの無いものだったから、よく分からなかったよ。
 出発の際に、「エイジはんだけは後で待っとるさかいにな。あとで来ておくんなまし」って言われたんだけど、まだ用があるのかな?

 色々と衛星がやらかしてるようなので、フォローの意味も含めて来た方がいいんだろな。
 花子さんとしてはエルフ界を滅ぼされるんじゃないかと気が気でないだろうしね。
 ……そういう雰囲気は見受けられなかったけど、きっとそうに違いないはずだ。

「エイジ様? 後で戻るの?」
「そうだね、呼ばれたもんね。無視はできないかな」
「そう……そうよね、行くわよね」
「あー、アッシュは苦手な場所だったね。いいよ、ノワールと行って来るからアッシュはザガン達と待っててくれればいいから」
「そういうわけには……」
「いいからいいから。これから行く場所にゴーレムがいるそうだし、そっちで頑張ってもらって、拠点作りを手伝ってもらえればいいから。適材適所で行こうよ。誰だって苦手なものはあるって」 
「……やけに優しいのね。どうしたの? もしかしてニセモノ?」

 もうそのネタは飽きたから。心配して損した気分になるからホント辞めて欲しいんだけど。

「冗談よ。でも、お役に立てなくてゴメンなさいね」
「いいからいいから。大丈夫、貸しにしておくから。丸薬十個分ぐらいかな」
「なっ! それはダメ! そんなの……そうだわ! 貸しはこの二人にツケましょう!」

 また『下僕の手柄は主人の手柄、主人のミスは下僕の失態』とか言ってるし、だいぶ本調子に戻って来たみたいだな。


「エイジ様? 本当にここで合ってるの?」
「うん、ここのはずなんだけどなぁ」
 地図と見えてる場所を見比べてみる。

 森の地図って森しかないから本来は分かり辛いんだけど、ノワールに乗って空から見ると、ここは街道が近くに見えるし、森のはずれに草原が広がり、その向こうには小高い丘も見える。しかも目的の場所は禿山になった小山だ、非常に分かりやすいから間違えてるとは思えない。

 その禿山の小山の麓に洞窟があるんだけど、それも確認できている。
 その洞窟を守るゴーレムがいるという話なんだけど、そのゴーレムが見当たらない。だからアッシュが確認して来たのだ。

「やっぱり間違いないよ、ここで合ってる。問題はゴーレムがいないって事なんだけど」
「そうね、それがいないと解決した、とはならないわよね」

 そうなんだ。ゴーレムをどうにかできればここに住んでもいいと言われたからね。
 そのゴーレムがいないとアッシュの言うように解決した事にはならない。
 せっかく、俺の初戦闘かと思ったのに、相手がいないんじゃ戦いようがないじゃないか。
 そう初戦闘だ…って……ん? いつもこんな感じで張り切ってた前の自分とダブルんだけど……もしかして?

『タマちゃん、ここにゴーレムいた?』
『はい、おりましたが、エイジに危険が及ぶと判断し排除済みです』

 やっぱりか! 犯人はお前だ!

『タマちゃん出して。ゴーレムの素材を全部出して』

 洞窟前に降りてタマちゃんにお願いした。

『Sir, yes, sir』

 目の前に出されたものは、土の山、山、山だった。高さ五メートル以上ある三つの土の山に、金属製の輪っかが六つ。そして今まで見た中でも大きめの部類に入る魔石が三つだった。

「エイジ様? これってなんなの?」
「ゴーレムの…残骸?」
「え? もう終わっちゃってたの? 私の丸薬は?」
 そこは丸薬じゃなくて活躍だろ! 活躍もしてねーのに、やんねーよ!

「うん、無しだね。俺はこれを持って花子さんのとこに行って来るからさ、アッシュ達は洞窟の中を調査しててよ。家は、このあたりに建てる予定だから作らなくてもいいからね」
「うっ、それでは私の出番も無いのでしょうか」
 ザガンも出番待ちだったのか。ザガンの場合はアッシュほど丸薬に確執してないだろうけど、出番は欲しかったみたいだね。

「うーん、ザガンの作る部屋も快適なんだけど土の中だろ? やっぱり太陽の光を窓から浴びたいから家は俺が作るよ」
 作るのは衛星だけどね。

「そう…ですか……」
 ガッカリと肩を落とすザガン。
 ザガンには悪いけど、やっぱり家は外がいいのだ。

 三人の悪魔に後の事を頼み、俺はノワールに乗り、花子さんに報告に戻るのだった。
 あの話し方を衛星に翻訳装置かなんかを作ってもらって何とかできないもんかな。

しおりを挟む
感想 81

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

処理中です...