16 / 224
第02章 目指せレベル10
第06話 ランクアップ
しおりを挟む朝食を摂っている時に昨夜考えた名前を言ってみた。
色々出したんだけど、全部却下された。
どうやら厨ニ的なもので無いと受け入れてくれないようだ。
でも、そこまで拘ってるようでもなく、『夜露死苦団』って言ってみたら、「悪くはないわね」って言って決まりそうになってしまったので、慌てて訂正したからね。
漢字的なやつなら受け入れてくれそうだ。
それならと、『衛星』が付けたいと言ったら、「清潔にはしたいけどパーティ名には向かないわね」ってベンさんと同じで衛生と間違われた。
衛星は受け入れてもらえないようだ。
結局、星なら受け入れてもらえたので、『煌星冒険団』で落ちついた。
昼まで掛かってしまったよ。
もう昼になってしまったから、先に昼食を摂り冒険者ギルドへ。
パーティ登録を済ませると、俺だけお呼びが掛かった。
相談したい事もあったし、マスターの部屋にお邪魔する事になった。
キッカ達はこのまま武器屋に行くと言っていたのでそのまま別れ、俺だけそのままマスタールームへ。
部屋に入ると今回もマスターから座るように促されたので、素直に座る。
「で? なんで呼ばれたか分かってるよな?」
挨拶も無く、マスターが話し始める。
回りくどいのが苦手だって言ってたっけ。
呼び出された理由ね……んー、いくつか思い当たるけど、どれだろ?
精算金か、ランクの事か、もしかしたら盗賊団の事かな?
「精算金の事ですか?」
「それは用意してある。後で渡そう」
「ではランクの事ですか?」
「それも後にしよう」
「あとは…盗賊の事ですか?」
「そうだ、あれはお前一人でやったのか。仲間もいたと聞いてるが、『菊花剣難団』だったか。あんな雑魚なんか何人いても役に立たないよな。何か話してくれるんだよな」
話せと言われても衛星の事を言っても信じてくれないだろ? でも、信じてもらえればダンジョンに行く許可がもらえるかもしれないし、一度言ってみようか。
「俺の職業欄って知ってます?」
「衛星魔法だな。聞いた事が無い魔法だからよく覚えてる」
「はい、その衛星って、俺の周りを飛んでいて、ずっと俺を守ってくれているんです」
ここもここもと三つの衛星を順番に指さしてみた。
マスターは俺の周りを見るが何も無い事はすぐに確認できる。もちろん俺の指差す先には何も見えない。
「それがお前の答えか」
そうとしか言えないんだもん。凄く睨まれててメチャクチャ怖いんですけど。
でも、信じてもらわないとダンジョンが……
「はい、それでこの衛星は、結構俺の言う事を聞いてくれるんです」
まだ睨んでるよー。これ絶対信じて無いね。
「この…この装備も衛星に作ってもらったんです」
そう言って胸や腕の装備を主張するが、もはや聞く耳持たずって感じになってる。
結構勇気を出して言ったんだけどなぁ。信じてくれてないよね。
「今回の盗賊団も衛星が眠らせてくれて……」
「もういい! お前の秘密主義はもうわかった! ランレイ、後は任す」
怒っちゃったね。でも、他に言いようがないじゃないか。剣や魔法の腕前を見せろって言われても見せられないんだから。なんで本当の事を言って怒られなきゃいけないんだ。俺だって結構勇気を出して言ったんだぞ。
怒って自分の机に戻るマスターと入れ替わりに、秘書のランレイさんが俺の前に座る。
溜息をついて座るランレイさん。
「あなたも嘘をつくんなら、もっとうまくつきなさいね」
小さな声で言われたので、マスターには聞こえてないと思うけど、嘘じゃないんだけどなぁ。
なんかもっともらしい言い訳を考えないといけないな。
「それじゃ、報酬ね。詳細は聞く?」
あ、この素材がいくつで単価がいくらでってやつか。
俺は首を振って断った。
「じゃ、これが素材の合計ね。白金貨が二百四十枚、金貨が四十三枚、銀貨が六十六枚、銅貨が十五枚ね。それで、次はこれ」
ランレイさんは別に分けて用意していた、今と同じ硬貨が入った袋を前に出した。
マスターの予想通り、前回の素材代を超えたね。
「盗賊団の討伐分ね。詳細を聞く?」
また首を振って断った。
「白金貨が二枚と金貨が七十枚。あと、盗賊のアジトにあったものはあなたの物よ。他に何か質問は?」
アジトにあった物は俺の物でよかったんだ。安心したよ。
「そうだ、俺のランクはどうなりますか? ダンジョンに行きたいんですけど」
「あなたのランクね。マスター、どうしますか?」
「なにがだ」
「この方の冒険者ランクです。盗賊討伐前にマスターが設定したのはEランクでしたけど、それから盗賊団を壊滅し、全員を生け捕りにしています。通常ならツーランクアップでも問題は無いと思うのですが。それにこの方はダンジョンに入る事を希望されています。ダンジョンに入るのなら個人だとDランクは必要ですが」
「だったらDランクにしてやればいい」
「しかし、問題が……」
おお! ダンジョン行けちゃうの? Dランクは確定なの? 俺って結構優秀な奴だった? 一気にスリーランクアップだよ。
でも、問題ってなんだろ。
「あー、私が言ってたやつか。それなら普通に頼んでみろ。そいつなら受けてくれるだろ」
「わかりました」
ランレイさんはマスターに返事をすると、俺に向き直り交渉をしてきた。
「イージさん、あなたのランクはEランクで決まりかけていたのです。本当はもっと上でも良かったようなのですが、こちらの思惑があり、Eランクとさせて頂く予定でした」
「思惑ですか……」
なんだろ、冒険者ギルドの思惑ってちょっと怖いね。
「はい、薬草採取なのです」
「はぁ」
「あなたが提出した薬草は大量な上に鮮度が良く、薬屋ギルドから指名依頼が来ているぐらいなのです。それでEランクにしておけば、薬草採取でもポイントが付きますので、冒険者ギルドへの貢献度にも繋がり丁度よかったのですが」
「はぁ」
だから何なの? よく分かんないんだけど。
「Dランクになれば薬草採取ではポイントが付きませんから、Dランク以上の冒険者が薬草採取をする事はありません」
なるほどね、Dランクぐらいになるとポイントにもならなくて、お金にもあんまりならないんなら薬草採取する事は無いだろうね。
「そこであなたに交渉です」
え? 交渉? 俺に頼むんじゃ無かった?
「あなたのレベルは1ですよね?」
「……はい」
そんなに大きな声で言わなくったって知ってるよ!
「いくらDランクでも、レベルが10を切る者はダンジョンには入れません。普通、Dランク冒険者にレベル10以下の者なんていないからです」
そうだろうね。EやFランクにもいないかもしれないね。
やっぱりレベル10にならないと入れないのか。
「そこで、あなたはダンジョンを希望されていますので、入れるようにしてさしあげましょう」
「え!」
マジ! それは嬉しいかも。
「その代わり、定期的に薬草や毒消し草を採取して冒険者ギルドに納めてほしいのです」
「それぐらいの事でいいのでしたら、やりますよ」
俺が採ろうとしたら、衛星が勝手に採るんだからね。今回の盗賊団の森の中でも採ってるはずだよ。
「引き受けていただけますか! ありがとうございます。今はあなたが納めてくれた薬草で一時的に薬草不足も解消していますが、今は戦争の影響で薬草の納品が追いついていない状態なのです。出ていく量が多いので、すぐにまた薬草不足になるでしょう。ご協力感謝いたします」
そうなんだ、戦争の影響ね。大変だね、冒険者ギルドも。
でも、これでダンジョンに行けるんだね。嬉し~!
「それでは下で冒険者カードを交換しますので、一緒に行きましょう。マスター、宜しいですね?」
「ああ、構わないぞ」
「あ、その前に一つ相談がありました」
席を立とうとした時に思い出した。
「はい、なんでしょうか」
「はい。今回、盗賊団を捕まえた時に馬をたくさん連れて来まして、それも俺の物って事でいいんですよね?」
「はい、それで結構です」
「それで、その馬を使って、何か商売ができないものかと」
「馬を使った商売ですか……そういうのは商業ギルドの方が詳しいでしょうね。一度行ってみられては如何でしょうか」
「商業ギルドですか……わかりました、一度行ってみます」
マスターの許可もおり、秘書のランレイさんと一階に降りた。
偶々なのかどうか分からないけど、犬耳のアイファの窓口で冒険者カードを渡すと、少しゴソゴソして銀色のカードに代えてくれた。
Dと大きく書かれたカード。銅から銀に変わったね。銅のカードも格好良かったけど、銀もいいね。
カードを見てもレベルは記載されて無いけど、受付で渡すと分かるんだろうな。
「ランレイさん、これで俺もダンジョンに行けるんですね」
「はい、この町のダンジョンなら行けるように手配しておきます」
「この町の?」
俺が笑顔で問いかけた質問に、なにやら意味深な事を言うランレイさん
「はい、この冒険者ギルドでは、この町の中にあるダンジョンの管理も任されております。そのダンジョンでしたら入って頂いて結構です」
「この町以外では?」
「それは難しいですね、Dランクでレベル10以上というのは、どのダンジョンでも同じでしょうから、後は人間が管理していないダンジョンぐらいしかありまえせんね」
「そんなダンジョンってあるの?」
「さあ、私は存じ上げません」
なんだよそれ! ぬか喜びじゃん!
でも、ここの町のダンジョンだけでも行けるようになって良かったと前向きに考えよう。
ランレイさんとの話が終わると、流石は私の見込んだイージねってアイファはDランクになった事を褒めてくれた。
話が終わるのを待っててくれたようだ。
やっぱり褒められると嬉しいから、俺も用意してあったカットしたケーキを皿に乗せて渡してあげた。
「これは何?」
「ケーキって言うんだけど知らない? 凄く甘いんだよ。甘いものって嫌いじゃないよね」
「甘いもの⁉ そんなの好きに決まってるじゃない。これって甘いの?」
「うん、甘いよ。食べてみてよ」
フォークを渡すとアイファが一口食べた。
「!」
一気に食べたアイファはまだ欲しそうにフォークをくわえて俺を恨めしそうな目で見る。
「美味しかった?」
「まぁまぁね。もう無いの?」
その食べっぷりでまぁまぁですか。素直に美味しいって言えばいいのに。
空になった皿にもうワンカット乗せてあげた。
「アイファ、それってどんな味なの? 凄く美味しそうに食べてるけど」
ランレイさんはまだいたんだ。そういやまだランレイさんがいる時にケーキを出したね、甘いものって聞くと女性だから興味もあるんだろうね。
「ランレイさんも食べますか?」
「ええ、頂けますか?」
ランレイさんにもケーキを皿に乗せてフォークを渡した。
皿はたくさんあるんだ。毎回、衛星に作ってもらう料理を食べたら洗ってもらって俺が収納してるから。
衛星達は毎食ごとに皿も作ってくれるからね。
「あー! ずるい! 私も食べたーい!」
隣の受付のお姉さんも見ていたみたいだ。これだけ暇だからね、美味しそうに食べてると興味を持つよね。
今は昼過ぎで冒険者は一人もいないみたいだからね。
隣の受付に行き、同じようにケーキを配る。受付はもう一人いるから同じように渡さないとね。
あ、馬耳の買い取り受付ポーリンさんにも渡してあげよう。
「なにこのフワフワ~! あっまーい!」という声を背中で聞いてポーリンさんにも渡して来た。
八等分したケーキは俺が二個食べたから今持ってるのは残り六個。ポーリンさんに渡したら終わりだね。後はチーズケーキか。
ポーリンさんに渡してアイファの所に戻ると、四人の女性が待っている。
受付三人と秘書のランレイさん。
「イージ、もう無いの?」
「うん、イチゴケーキはもう無いんだ。また作っておくよ。後はチーズケーキならあるけど食べる?」
四人の女性が同時に力いっぱい頷く。
空いた皿にチーズケーキを乗せてやると、皆すぐに食べ始める。
いくら暇でも自分の席に戻って食べようよ。
チーズケーキを食べたら満足したのか、それとももう無いのが分かったからか、お礼を言ってそれぞれ仕事に戻って行った。
次、また作って来たら絶対に私の分もお願いします! 絶対だよと、何度も念を押された。
これも商売できそうだな。でも、衛星しか作れないのが難点だな。
馬の件もあるし、商業ギルドにでも行ってみようかな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る
丸三(まるぞう)
ファンタジー
戦国時代に転生した先は、豊臣秀吉の弟にして名宰相――豊臣秀長の息子だった。
現代では中世近世史を研究する大学講師。
史実では、秀長は早逝し、豊臣政権は崩壊、徳川の時代と鎖国が訪れる。
ならば変える。
剣でも戦でもない。
政治と制度、国家設計によって。
秀長を生かし、秀吉を支え、徳川の台頭を防ぎ、
戦国の終わりを「戦勝」ではなく「国家の完成」にする。
これは、武将ではなく制度設計者として天下を取る男の物語。
戦国転生×内政改革×豊臣政権完成譚。
(2月15日記)
連載をより良い形で続けるため、更新頻度を週5回とさせていただきます。
一話ごとの完成度を高めてお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(当面、月、水、金、土、日の更新)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる