衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

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第04章 20枚の地図~フィッツバーグ活動編

第22話 ゼパイルさんの秘密

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 朝、皆は予定通りレベリングに出掛けた。
 クラマには、「この人達はお店をする人達だから、中級魔法が使える程度に少し上げるだけでいいんだよ」と言ってから町へやって来た。

 まずは商業ギルドへ。
 先日借りていた服を返すためだ。この前、三着の中から選んで衛星に作ってもらったけど、作ってもらった事を誤魔化すために持ってた服ね。
 衛星に綺麗にしてもらってるから、後は返すだけ。
 セシールさんがいたので服を返し、今から紹介してもらったドワーフの人と会って来ると伝えた。
 そしたらセシールさんからも、道中にミルクの販売所とフルーツの販売所と卵の販売所があるから寄ってくださいと地図で説明してもらった。
 もう話は通してあるので、あとはお金を支払うだけだと言ってくれた。

 こういう手配って有り難いね、セシールさんっていい仕事してくれるよね。

 三軒の販売所に寄る途中に冒険者ギルドもあったので立ち寄った。
 何も用事は無かったんだけど、最近アイファにケーキを渡してないしね。お店を出して売り物なってしまったら渡すのも躊躇ってしまいそうだし、今のうちにと思って渡しておいた。もちろんランレイさんにもね。

 三軒の販売所でそれぞれ約束の物を購入し、ドワーフのゼパイルさんのお宅を訪ねた。

「すいませーん、商業ギルドの紹介で来ましたー」
 あれ? 返事が無いね。いないのかな?
「すいませーん」

 ガチャ
「なんだ? 今日は休みなんだ。用ならまた今度にしてくれ」
 出て来た男は慎重120センチぐらいのズングリした髭モジャのおっさんだった。

 おお! ドワーフか? ドワーフだろ? だって正にザ・ドワーフって感じだもん。
 身長120、胸囲120、腹回り120、体重120、って何えもんなんだよ!
 ちゃんと測って無いけどそんな感じの体形だよ。

「何ニヤニヤしてやがんだよ、気持ちの悪い奴だな」

 つい、ドワーフに会えたんで脳内歓喜しすぎちゃった。
「すみません、ドワーフ…さんは初めてだったもので」
「あー、そうかい、よかったな。じゃ、用が無いんならまたにしてくれ。用があっても何もしねーけどな」

 凄く機嫌が悪そうだね、また今度にした方がいい? でも、用件だけでも言っておこうか。
「今日は依頼に来ただけなので、打ち合わせはまた今度でもいいんです。依頼内容だけでも言っておきますね」
「依頼~? なんのだ」
「外装の補修工事です。今度お店を出すので、その店舗の外装なんです」
「あー、そうかい。で? 土産はねーのかい」

 土産? あー! ドワーフと言えば酒?
「もしかしてお酒ですか?」
「よく分かってるじゃねーか。だったら持って来たんだろうな。儂はキツイ酒じゃねーと受け付けねーぞ」

 お酒だったら残りがあったな。でも、キツイ酒って言ってもよく分からないな。どのぐらいキツイのがいいんだろ。
「強いお酒ですか。何かお好みの銘柄ってありますか?」
「そりゃ酒って言ったら『竜殺し』だろ。酒好きの龍すら酔わすほどの強い酒だ。お前持ってんのか?」
「龍がお酒を飲むんですか?」
 っていうか、龍はやっぱりいるんだ。
「ああ、龍は酒が大好きだ。誰も飲んでるとこは見た事ねーがな」
 なんだそれ。見た事無いのに好きだって分かるってどういう事?

「なんだい、持ってねーのか。じゃあ、また今度な」
 俺が手ぶらな事で酒は持って無いと判断したからか、家に入ろうとした。

「あっ! ちょちょっと待ってください。お酒は持ってます。でも、『竜殺し』は今は持って無いので買って来ますから、この持ち合わせで時間を繋いでください」
 そう言って衛星に作ってもらった一リットルぐらい入る瀬戸物のかめのようなびんのような入れ物を三つ出した。
 芋焼酎とウイスキーとブランデ―だ。この三つが強いお酒のはず。
 中身は半分ぐらいしか入って無いけど、買ってくるまでは十分持つだろう。

「ああ? 買いに行くだぁ? どこに売ってるのか知ってんのか。ドワーフ国にしか売ってねーはずだぞ」
 ドワーフ国! あるんだ、ドワーフ国。行ってみてー!

「でも、あるかもしれませんから行って来ます。すぐに戻りますから」
「…ああ、期待しねーで待ってるよ。こっちの酒は飲んじまってもいいのか」
「はいどうぞ。全部飲んでください」
「ああ、ありがとよ」

 バタン
 ドワーフはさっさと家に入ってしまった。

 『竜殺し』ね、ドワーフ国でしか売って無いんだ。
 ま、元々どこでお酒を売ってるかも知らないんだけどね。食堂ではお酒を出してるようだけど、販売はしてるのかな? それとも酒屋ってあるんだろうか、見た事は無いんだけど。
 でも、俺には関係ない、衛星に頼むだけだもん。
 運ぶのも面倒だし、もうここでいいだろ。

《衛星、『竜殺し』ってお酒を作ってよ。樽でね。今から交渉するから最上級のやつを頼むよ》

『Sir, yes, sir』

 ま、普通に作ってくれるとは思ってたけど、いつもありがとね。

 ゴトン!

 樽が出て来た。中身は『竜殺し』で間違いないだろう。

 コンコン
「すいませーん」

 ガチャ
「なんでぃ、諦めるのが早すぎねーか? 酒はもう返さねーぞ」
 返さないって、別にいいけどどんだけ酒好きなんだよ。

「いえ、手持ちにあったのを思い出したので」
 置いてある樽をポンポンと手で叩く。

「は? この樽はなんだ? これが『竜殺し』だって言うのか?」
「はいそうです」
「馬鹿言うな、ドワーフ国から門外不出の『竜殺し』が樽で出回る訳がねーだろ」
 そんな秘密があったの? そういう事は先に言ってよ。でも、衛星が作ってくれたんだから間違いは無いはずだ。

「試しに飲んでみてください。僕にはお酒の違いなんて分かりませんので」
 樽の上蓋を開け、コップで掬って渡してあげた。
 ドワえもんは匂いで驚きの表情を見せ、舐めるように少し口に含んだ。
 大きく見開くドワえもん。
 怖い顔がもっと怖くなってるから。そんな目で俺を見ないでくれるかな。

「おめー! こりゃ『竜殺し』じゃねぇじゃねーか!」
 え? まさか衛星が間違えた?

「こりゃ『竜殺し』の最上ランクの『龍王の杯』じゃねーか。儂だって一度しか、それもコップ半分しか飲んだ事のねー酒だ。おめー、どこで盗んで来やがった」
 ドワえもんが顔を近づけて来る。
 ドワえもんが怖すぎる。もう殆ど顔が触れ合うぐらい近いんですけど。しかも酒臭い!
 確かに衛星には最上級のやつを頼むって言ったけど、それで怒られるとは思ってもみなかったよ。

「ぬ、盗んでません……」
「じゃあ、どっから仕入れて来たんだ」
「……言えません」
「じゃあ、最後の質問だ。おめー、いつ町に入った」
「だいたい毎日出入りしてますから、今日も門から入りました」
「……そうか、疑って悪かったな」
 疑いが晴れた? なんで?

「あのー…」
「すまん! 故郷の酒だったんで、ついとち狂っちまった。殴るなり蹴るなり好きにしてくれ!」
 ドワえもんは深々と頭を下げた。

「いえ、疑いが晴れたのならそれでいいです。今日は仕事を頼みに来たわけですし、その仕事を引き受けてくれるって事でどうでしょうか」
「仕事を引き受けるってのは、さっきもらった酒で決めてたよ。ま、こんなとこで立ち話もなんだ。汚ねーとこだが中に入んな」

 勧められるまま家の中に入ると、一本の剣が壁に飾ってあった。
 それ以外は、ま、男の部屋だね。確かに汚いよ。
 適当に座んなって言われたので、椅子にあったゴミだか服だか分からないものをのけて座った。
 ドワえもんは酒樽を持って入って来ると、部屋の中央に酒樽をドンと置いた。

「改めて謝らせてくれ。疑って悪かった。その上、こんな極上の酒をこんなに持って来てくれたってーのに、それを疑っちまった。ドワーフ国なら国外追放されても仕方がねーぐらいの事をしたんだ。どんな事でも言ってくれ! なんでもするからよ!」

 こんな事で国外追放? ドワーフ国怖ぇ~
「いえいえ、何も怒ってませんし、仕事を引き受けてくださればそれでいいですよ。なんで疑いが晴れたんですか?」
「おめーは毎日門を通ってるから知ってるだろ。水晶で検査されねーのか?」
 あ! されてます、犯罪者の確認検査。ホント毎回面倒なんだよね。

「なるほど、それで疑いが晴れたんですね。でも、お酒を盗んだぐらいで出るんですか?」
「普通の酒なら十樽ぐらい盗んでも出ねーよ。でも、『竜王の杯』クラスになると間違いなく出るな。なんせ、これ一樽で白金貨一枚ぐらいはすると思うからよ」
 酒で白金貨一枚! たっけー!

「酒の値段も知らなかったって顔だな。本来なら貰った酒は絶対返さねーが、今回は別だ。今なら返してくれと言えば返してやるぜ」
 初見の人からでも白金貨一枚の酒を遠慮なく貰える性格なんですね。凄いっすね。

「いえ、僕はお酒を飲みませんから結構です。返せとは言いませんよ」
「そうかい、じゃ遠慮なく頂くぜ」

「因みになんですけど、封魔の剣って知ってます?」
 ついでだ、こっちの件も聞いておこう。

「封魔の剣? そりゃ儂は元鍛冶屋だ、それぐらい知ってるぜ。ここの領主様も確か持ってたよな、『ファルシロン』だっけか」
「はい、『ファルシロン』です、流石によくご存じですね。それと同じものって作る事は出来ないんでしょうか」
「封魔の剣を作れだぁ?」
「いや、ドワえもんなら作れるかなぁって」
「ドワえ……なんだって?」
「あ、い、いや、ドワーフならです」
 あぶね~、つい口から出ちゃったよ。セーフ? いや、ぎりぎりアウトか。

「……昔は儂も封魔の剣を作った事はある……でも、もう鍛冶仕事は辞めたんだ」
「はい、セシールさんからもそう聞いています。理由は教えてもらえなかったとか。そのお酒の代わりと言ってはなんですが、教えてもらう事はできませんか?」
「あの担当のねーちゃんか、元気にしてたかい」
「はい、凄く優秀な職員さんみたいで、僕も担当をしてもらって色々とお世話になってます」
「ほぉ、おめーさんは商人だったのか。あのねーちゃんが担当ならおめーさんは優秀な商人なんだな」
「いえいえ、優秀だなんて。まだ一度も商売をした事は無いですよ。これからなんです」
「それであのねーちゃんが担当? よく分からねーな」

 今回の外装工事の依頼にも繋がるので、所々かいつまんで説明した。
 冒険者ギルドに登録をして、偶々高額納税をした事や、領主様とお近づきになれて娘さんの護衛依頼を達成した事や、今回の新作のケーキが商業ギルドでウケた事、それでお店を出すのだが、その店の外装を改装したい事などを説明した。
 その間もドワえもんの手は何度も樽から酒を掬っていた。

「今更ですが、僕はエイジと言います。今回の依頼者ですが、呼びにくければイージと呼んでください」
「そうだな、確かに今更だ。イージか、儂はゼパイルだ。依頼の件は引き受けた。あとは酒の礼だが、儂が鍛冶仕事をしなくなった理由でいいんだな?」
「はい、お聞かせ頂けるんでしたら、セシールさんにも教えてもいいでしょうか」
「…んー、まだダメだ。もう少し経ったらよくなるかもしれんが、今はダメだ」
「わかりました、ではセシールさんにも誰にも言いません」
 セシールさん以外でこの件を話す事は無いだろうからね。

「…わかった、信用する…儂が鍛冶仕事を辞めた理由だがな……儂の剣が魔剣になってしまったんだ」
 魔剣? なんか格好いい! いいじゃん魔剣!
「魔剣って何ですか?」
「そこからか、ま、仕方が無い、説明する約束だからな」
「すみません」

 ゼパイルさんの説明では、魔剣とは魔族が使うと異常なぐらい威力を発揮する剣で、逆に人間が使うと剣に操られたり魂を吸われて命を落とすという物騒な剣だった。極一部の人間でも魔剣を扱える者もいるそうだが、ゼパイルさんが知る中にはいないという事だ。

 ゼパイルさんが作ったのは自己最高傑作とも言える出来栄えの『ミスリルの剣』だった。
 渡した相手は、当時この国でも一二を争う剣豪パシャック。
 冒険者として名を馳せた剣豪だったが、隣の国に騎士としてスカウトされ、その二年後にパシャックが持っていた剣が魔剣として人々を襲っていると噂され、事実そうであった事が確認できたので鍛冶屋から足を洗ったと、悔しそうな表情で教えてくれた。
 その間も樽から酒を掬う手は止まっていない。

「本当にゼパイルさんが打った剣だったんですか? 普通の剣が魔剣に変わる事ってあるんでしょうか」
「普通は無い。だが何事も例外はある。その魔剣を振るっていたのが魔族になり果てた剣豪パシャックだったんだ。魔族が化けてたのか、それとも魔族になってしまったのか、それは分からんがな」
 魔族が化けてた…か。領主様にも化けてたんだから剣豪に化けてたって事も有り得る話か。途中で入れ替わったのかもしれないしな。

「あの剣を叩き折るまでは、儂が槌を手にする事は無い!」
 そこまで思い詰めての決断だったんだ。俺が口を出せる事じゃ無いな。
 あれ? 裏を返せば魔剣さえ叩き折れば鍛冶仕事をしてくれる?

「あの…参考までに、そのパシャックって今どこにいるんでしょうか」
 だって魔族だよね。領主様に化けてた魔族の時は二人纏めて捕まえたんだし、なんとかなりそうな気がするんだけど。

「儂が見たのは隣の国との国境辺りだったが、噂では今はここと王都の間にあるファーナリア連峰から、それを越えたメナードル領の五湖あたりで何度か確認されたと聞いている。王都に向かう時は迂回する方がいいだろうな。通常は迂回ルートを取るからいらん心配だったか」

 今度、王都に向かう時に行こうと思ってたルートだよ。これは行ってみないとな。でも、そんな事は一言も言ってないけど。
「王都へって…」
「イージは商人なんだろ? 商人なら王都に行く事もあるだろうと思ってな」
 そういう事か。

 その後、少し武具の話をしておいとまする事にした。
 仕事代は酒で十分もらったからいらないと言われたよ。その代わり、依頼達成報告は商業ギルドにしてほしいとの事だった。
 商業ギルドもそういう冒険者ギルドみたいなとこがあるんだね。

 明日、現場で待ち合わせる事にしてゼパイルさんのお宅を後にした。

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