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第110話 招かざる客17
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接待のつもりで出した高級魔物肉料理は教会で禁止されていたようだゴブ
勝手に新興聖女派閥を名乗り、教会とマフィアの癒着そして最後は禁止食ですか
異端審問官の前でこれ以上ないくらいの証拠を出してしまったゴブな・・・
「はぁ・・・うちらは本当は異端審問なんてしなければそれでいいと思っているんだがねぇ、こう目の前にぽんぽんと証拠を並べられるとは隠す気ないじゃろ?」
「いやぁ、あっはっはっは・・・これでも下町に住む皆の生活を少しでも良くしようとした結果でして・・・」
さすがの会計士さんもこれはマズいと思って緊張しているのか歯切れが悪い
お婆さんはバッグからキセルたばこを取り出して火をつけて一服した
なかなか様になっていて見た目は娼館のやり手ババァといったところだ
そしてバッグから紙の束を出してため息をついた
「ふ~ん、まずは新聖女の話題からだね、1つ目、コスタリアの聖女アイラは貧民街を中心に井戸水を無害にしケガ人や病人を治して生活を向上させていると、ふむふむ、しかし従魔を通してしか奇跡を発揮しておらず姿を見たものはいないため本当は存在していない可能性もあり・・・怪しいねぇ」
「ゴブ・・・」(アイラ様の存在が疑われているゴブ・・・)
「2つ目、聖女マリー、貧民街が良くなってから急に出てきた『会えて触れ合える聖女』がキャッチコピー、「聖女マリーの生絞り聖水」なるものを隠れて高額で販売している。未確認だが聖骸布を持っている可能性あり。影響力はほぼ無いが色目を使った布教により教会の品位を損なう行為がこれ以上加速するならば粛清の必要あり」
「ゴブ!」(そいつは確かにけしからんゴブ!)
マリーの奴・・・祝福されし雑巾を使ってまた怪しい小遣い稼ぎをしているな
まったく男爵家の令嬢のくせに金に汚い守銭奴で恥ずかしいゴブ
「3つ目、教会と闇組織の癒着の可能性あり。信じがたいことだが貧民街を支配していた3つの闇組織が併合され教会を頂点とする新たな組織として活動している。最近の急激な発展の裏にはバーゲンハイム公爵家の後ろ盾もあると噂されている。公爵家の愛人と噂されボスとされる人物は非常に慎重で狡猾であり表に出ることは一切無く直接指示を出している証拠は我々すら掴めていない」
「ゴブー」(ボスなんて会ったことが無いから関係ないゴブ)
「4つ目、聖水浴場施設。街に無料で入れる公衆浴場があることも驚きだがその成分は温泉でも聖水に近い効能を示している。持ち帰って効果を確かめたが教会で販売している一般用聖水とほぼ同等だったとのこと。これが無料で手に入ることが広く知られれば教会の威信と利益に多大な影響が出ると思われる」
「ゴブ」(一般開放してる方はまだ薄いんだけどな・・・それは黙っておこうゴブ)
「これらに加えて魔物肉の食用を広めているってところかい?聖女の従魔のゴブリンってのはあんただね。まだまだ調べ切れていない事実がたくさんありそうだけどこれだけ影響のありそうなことをしてれば西方真理教会の本部も黙っていれないねぇ」
回復効果のあるアイラ様人形やニセ精霊銀の作成はまだバレていないようだゴブ
「しかし、コスタリア家にバーゲンハイム公爵家に施設の看板を見ると王家まで関わっちゃいるようだし、すんなりと聖女の引き渡しがされるとは思えないしねぇ」
「セレスティーナ様、まずはこちらから捕らえている密偵の開放をご提案させていただきます、その上で深慮あるご判断をお願いいたします。腐りきっていた貧民街を豊かな町にしていただいた聖女様はまぎれもなく我々の救世主でありますので」
会計士さんが何とか交渉しようとしてくれていますね
ドノバンがすぐに部下に命令して捕らえた人を開放させるようだ
「え~、全員解放しちゃうの~。一人ぐらい死んでたことにして残しとこうよ~」
ダメです。拷問とかしていたらしいからちゃんと回復、復元してから帰してあげよう
「そいつは助かるねぇ、お互い出来の悪い部下を持つと交渉事の進みが不利になって困ったもんさね」
とりあえず捕虜の開放は好印象なようだ、良かったゴブ
「それでも全て帳消しにして知らんぷりって訳にはいかないさね。特に聖女2人の引き渡しには西方真理教会の全勢力をもって臨むことになるさね」
そういうとお婆さんの雰囲気が変わった
今までは魔力や覇気を抑え込んでいたのか息苦しいほどのすごい圧を感じる
ドノバンも最後は武力で何とか出来ると思っていたのか先程まで自信ありそうだったが今は圧に負けて顔面蒼白になっている
「クソ、さっきまでボロ雑巾みたいだったババァが何てプレッシャーだ・・・」
小屋裏や壁内に潜んでいるホーリーラットたちも動揺しているのが分かる
ホーリーラットクィーンでも対処が難しいか・・・すげえなこのボロ雑巾婆さん
日本のアニメやマンガではしわしわ婆さんは間違いなく強キャラだったからな
お金に不自由していなく武力も権力も持っている相手に交渉するにはアレしかない
「ゴブッ」(テト!お婆さんに女神の奇跡を見せると伝えてくれ)
「は~い、ねぇねぇお婆さ~ん、ゴブさんがね~女神の奇跡を見てくれだって」
すっとプレッシャーが鎮まったところで聖魔法[神界]を発動させる
「むぅ、これはレベル6[復活]を越える聖魔法かい?私ら聖女の歴史でも習得したものはいないという女神の奇跡・・・」
ふふふ、全ての転生ボーナススキルポイントをつぎ込んだ歴代の聖女を越えているわたしの聖魔法を体験するがいいゴブ
聖魔法レベル7[神界]通称 女神工房 発動!!
今回は外見など全くいじらなくて良いのじゃないかな
年齢を一気に若返らせる・・・けっこうキツイな、どっと疲労感に襲われる
「おおっこれは聖魔法の光・・・これほどのまばゆさ、中では一体何が?」
「総長の体が光輝いています!それに何だか体が大きくなってきているような」
光がおさまると大人の腰ほどしかなかったお婆さんの身長が倍ぐらいになっている
「ふぅ・・・これが例の女神の奇跡ってやつかねぇ、ずいぶん体が軽くなったねぇ」
着ていたシスター服がぱんぱんムチムチになってヘソ出し、ミニスカートになっていますよ、自作自演で切り裂いた服の裂け目がお腹辺りから胸に移動してしまって深い谷間がチラ見しています
キセルたばこを咥えた眼力の鋭いセクシー武闘派シスターの爆誕ですね
「総長・・・若返ってる・・・?」
「ぶはっ、えっろ!安い娼館にいそうな恰好でオレは好きですよ、ぐふぁっ」
どこの組織にも空気を読めない奴はいるもんだな
武闘派シスターの見えない正拳突きでバカが一人沈みました
「ふ~ん、体のキレも全盛期に近いね、まだ少し慣らしが必要かねぇ」
もしかしてわたしはとんでもない化け物を復活させてしまったのでは
目をそらすと机の上に置いてある手紙がふと目に入った
セレスティーナ様へ
面倒な前置きは省いて用件のみお伝えいたします
我ら『高貴なる者に女神の祝福を』が発足して500年余り、探し求め続けていた永遠の若さと美貌を保つ秘法に最も近そうな施術を発見いたしましたわ。
教会の異端に関わりそうなため最初にお伝えいたします
セレスティーナ様のお立場なら情報封鎖も可能ですからぜひお願いいたします
コスタリアの貧民街にて聖女や聖水浴場の噂がありますが実際に重要なのはそちらではありません
コスタリア家のアイラ嬢の従魔というミセッティというゴブリンが女神の御業をもって若返りと美貌の魔法を行使しています
ただお願いすれば断られる可能性が高いのでコスタリア家やアイラ嬢がいないところで異端審問にかけるなど軽く脅してみるとよいですわ
若く美しくなったセレスティーナ様にお会いできることをお祈りしていますわ
セントラル支部副支部長 アナスタシア
おい・・・何だこの手紙は
色々騒いで圧をかけてきていたが最初からわたしの施術が目的で来ていたな
「あら~、ばれちゃった、てへっ、こんなに簡単にいくとは思ってなかったがの」
「ゴブゥ~」(演技がヘタだと思っていたのに最初から全て計算されていたのか)
それになんだよ『高貴なる者に女神の祝福を』って組織は!
また何かあやしい秘密結社ですか、最近どこかで聞いたような話だゴブ
そして王妃様、一体どれだけの秘密組織と関わっているんですか、今回の2組織だけでなく他にも所属してそうだな!それぞれの組織の利害関係は大丈夫か?
勝手に新興聖女派閥を名乗り、教会とマフィアの癒着そして最後は禁止食ですか
異端審問官の前でこれ以上ないくらいの証拠を出してしまったゴブな・・・
「はぁ・・・うちらは本当は異端審問なんてしなければそれでいいと思っているんだがねぇ、こう目の前にぽんぽんと証拠を並べられるとは隠す気ないじゃろ?」
「いやぁ、あっはっはっは・・・これでも下町に住む皆の生活を少しでも良くしようとした結果でして・・・」
さすがの会計士さんもこれはマズいと思って緊張しているのか歯切れが悪い
お婆さんはバッグからキセルたばこを取り出して火をつけて一服した
なかなか様になっていて見た目は娼館のやり手ババァといったところだ
そしてバッグから紙の束を出してため息をついた
「ふ~ん、まずは新聖女の話題からだね、1つ目、コスタリアの聖女アイラは貧民街を中心に井戸水を無害にしケガ人や病人を治して生活を向上させていると、ふむふむ、しかし従魔を通してしか奇跡を発揮しておらず姿を見たものはいないため本当は存在していない可能性もあり・・・怪しいねぇ」
「ゴブ・・・」(アイラ様の存在が疑われているゴブ・・・)
「2つ目、聖女マリー、貧民街が良くなってから急に出てきた『会えて触れ合える聖女』がキャッチコピー、「聖女マリーの生絞り聖水」なるものを隠れて高額で販売している。未確認だが聖骸布を持っている可能性あり。影響力はほぼ無いが色目を使った布教により教会の品位を損なう行為がこれ以上加速するならば粛清の必要あり」
「ゴブ!」(そいつは確かにけしからんゴブ!)
マリーの奴・・・祝福されし雑巾を使ってまた怪しい小遣い稼ぎをしているな
まったく男爵家の令嬢のくせに金に汚い守銭奴で恥ずかしいゴブ
「3つ目、教会と闇組織の癒着の可能性あり。信じがたいことだが貧民街を支配していた3つの闇組織が併合され教会を頂点とする新たな組織として活動している。最近の急激な発展の裏にはバーゲンハイム公爵家の後ろ盾もあると噂されている。公爵家の愛人と噂されボスとされる人物は非常に慎重で狡猾であり表に出ることは一切無く直接指示を出している証拠は我々すら掴めていない」
「ゴブー」(ボスなんて会ったことが無いから関係ないゴブ)
「4つ目、聖水浴場施設。街に無料で入れる公衆浴場があることも驚きだがその成分は温泉でも聖水に近い効能を示している。持ち帰って効果を確かめたが教会で販売している一般用聖水とほぼ同等だったとのこと。これが無料で手に入ることが広く知られれば教会の威信と利益に多大な影響が出ると思われる」
「ゴブ」(一般開放してる方はまだ薄いんだけどな・・・それは黙っておこうゴブ)
「これらに加えて魔物肉の食用を広めているってところかい?聖女の従魔のゴブリンってのはあんただね。まだまだ調べ切れていない事実がたくさんありそうだけどこれだけ影響のありそうなことをしてれば西方真理教会の本部も黙っていれないねぇ」
回復効果のあるアイラ様人形やニセ精霊銀の作成はまだバレていないようだゴブ
「しかし、コスタリア家にバーゲンハイム公爵家に施設の看板を見ると王家まで関わっちゃいるようだし、すんなりと聖女の引き渡しがされるとは思えないしねぇ」
「セレスティーナ様、まずはこちらから捕らえている密偵の開放をご提案させていただきます、その上で深慮あるご判断をお願いいたします。腐りきっていた貧民街を豊かな町にしていただいた聖女様はまぎれもなく我々の救世主でありますので」
会計士さんが何とか交渉しようとしてくれていますね
ドノバンがすぐに部下に命令して捕らえた人を開放させるようだ
「え~、全員解放しちゃうの~。一人ぐらい死んでたことにして残しとこうよ~」
ダメです。拷問とかしていたらしいからちゃんと回復、復元してから帰してあげよう
「そいつは助かるねぇ、お互い出来の悪い部下を持つと交渉事の進みが不利になって困ったもんさね」
とりあえず捕虜の開放は好印象なようだ、良かったゴブ
「それでも全て帳消しにして知らんぷりって訳にはいかないさね。特に聖女2人の引き渡しには西方真理教会の全勢力をもって臨むことになるさね」
そういうとお婆さんの雰囲気が変わった
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ドノバンも最後は武力で何とか出来ると思っていたのか先程まで自信ありそうだったが今は圧に負けて顔面蒼白になっている
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お金に不自由していなく武力も権力も持っている相手に交渉するにはアレしかない
「ゴブッ」(テト!お婆さんに女神の奇跡を見せると伝えてくれ)
「は~い、ねぇねぇお婆さ~ん、ゴブさんがね~女神の奇跡を見てくれだって」
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「むぅ、これはレベル6[復活]を越える聖魔法かい?私ら聖女の歴史でも習得したものはいないという女神の奇跡・・・」
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聖魔法レベル7[神界]通称 女神工房 発動!!
今回は外見など全くいじらなくて良いのじゃないかな
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「おおっこれは聖魔法の光・・・これほどのまばゆさ、中では一体何が?」
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光がおさまると大人の腰ほどしかなかったお婆さんの身長が倍ぐらいになっている
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着ていたシスター服がぱんぱんムチムチになってヘソ出し、ミニスカートになっていますよ、自作自演で切り裂いた服の裂け目がお腹辺りから胸に移動してしまって深い谷間がチラ見しています
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目をそらすと机の上に置いてある手紙がふと目に入った
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コスタリア家のアイラ嬢の従魔というミセッティというゴブリンが女神の御業をもって若返りと美貌の魔法を行使しています
ただお願いすれば断られる可能性が高いのでコスタリア家やアイラ嬢がいないところで異端審問にかけるなど軽く脅してみるとよいですわ
若く美しくなったセレスティーナ様にお会いできることをお祈りしていますわ
セントラル支部副支部長 アナスタシア
おい・・・何だこの手紙は
色々騒いで圧をかけてきていたが最初からわたしの施術が目的で来ていたな
「あら~、ばれちゃった、てへっ、こんなに簡単にいくとは思ってなかったがの」
「ゴブゥ~」(演技がヘタだと思っていたのに最初から全て計算されていたのか)
それになんだよ『高貴なる者に女神の祝福を』って組織は!
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