転生令嬢はのんびりしたい!〜その愛はお断りします〜

咲宮

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第二章

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ここは四階。
飛び降りればただでは済まない。
最悪の場合死だろう。
けど、時間が無い…。


「お嬢様。ロープか何かと思ったのですが、それではきっと目立ってしまいます」

「そうよね、それじゃ駄目よ」

「はい…。少し窓から付近の様子を見てみますね」

「えぇ、お願い」


おそらく、殿下の挨拶は長くはないが今すぐというほどでも無いはずだ。
だから今頑張れば逃げれるはずなのだ。
というか今しかない。


「…お嬢様。一つ思いつきました」

「何?」

「ここのちょうど下の部屋の窓が、わずかですが開いています。なので、そこから下の部屋へ移り王城から出れるのではと」

「!それで行きましょう」  

「ですが…危険です」

「私にとってはここに居続けるとこが何よりの危険よ」 

「それは…はい。…私が先に降ります」

「リーシェ…大丈夫?」

「こう見えて身体能力は高いほうですので」

「そう…ならまかせるわ。けど、どうやって下の窓へ行くの?」

「ロープなどの長時間のものは目立ってしまいますので、もう思い切って飛び込むしか無いかと」 

「……本気で言ってる?」

「あらお嬢様。これくらいなら行けますよ。まずはぶら下がるのですけど…」


そう言われて窓を覗くが…何とも言えぬ微妙な高さである。


「これくらいなら私は大丈夫です。なのでとりあえず先に行きますね」

「お手本、お願いするわ」

「はい。ではお待ちしております」


若干の不安はあるけど、他に道はない。
こんなところでためらっている暇も無いのだ。


「あ、お嬢様。わかっているとは思いますが、音は最小限出さないでくださいね」

「えぇ、もちろん」


そう確認すると、リーシェは本当に降りていった。
この人本当に侍女なのかしら…?


私も行かなくては。
そう思い歩いたのだが、さすがにドレスで降りるのは大変だし危ないだろう。


「…やぶろう」

部屋の色々なところを探して、はさみをみつける。
そして、膝くらいまで切り落とす。

「…よし」


行かなくては。
リーシェが待っている。









自分を守るために…!
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