伝説の強戦士(チート)異世界を駆ける ***時を越えた愛***

藤原サクラ

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【悪魔:異次元からの使者】

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銀河連合軍と悪魔軍(魔族)との戦い方には大きな違いがあった。
巨大な魔戦艦は連合軍の防空システムに掛からず突然、近距離に姿を現し攻撃を仕掛けてきた。
銀河連合は、この戦法に手を焼き、多くの犠牲者を出したが、その後捉えた魔族から情報を引き出し、この能力はワープ理論に基づいたものではなく、悪魔の次元転移能力が成せる技だという事が分かった。
悪魔の魔戦艦には排気口が無く、それを調べた技術者は戸惑いを隠せ無かったが、動力を使わず宇宙空間や次元の異空間を「手繰り寄せ」移動するものだという事が分かり、抱いていた疑問が解決された。
そこから連合軍の英知が集められ異次元の研究を進められた。
その後、次元は当初、10次元まで存在すると考えられていたが、悪魔はどうも、それ以外の次元から現れ攻撃して来る分かり、その事で図らずも人類が知らない未知の次元が数多く存在するのではと推測された。
悪魔の次元転移能力を使ったヒットエンドラン(一撃離脱戦法)により、銀河連合を圧倒され、数百年に亘って、連合軍は劣勢に立たされた。
地球から遠く離れたある移住星では、何の前触れもなく、守備軍が悪魔からのメンタルアタック(精神的打撃)を受け、狂い、恐怖心に駆られ機能しなくなった。
その後、現れた魔物により、女性・子供・分け隔てなく蹂躙され、無差別に餌食になった。
その数は数千万人とも言われ、暫し生きる事を許された者も家畜としての運命を辿ったと言われる。
初期の戦いで、連合軍は辺境の地球にまで、追い詰められることになったが、突然、現れた異次元からの友軍により、救われることになる。
地球の心臓部まで、攻められなかったことが幸いして、軍を立て直すことができた。
それは幸運だったしか言いようがない。
その後、徐々に悪魔と戦いで、積み重ねた経験から、戦術を改めることで、小規模な戦闘で勝利することが多くなり、支配された領域を徐々に挽回していった。
銀河連合が取った戦術は、空間を圧縮(歪曲)するワープ(warp 超光速)航法で、射程まで近づき、長距離からのレーダー砲やレールガンで攻撃するように切り替えたこと。
さらに、重力波を操り、小型のブラックホールを作る重力砲や「神の杖」と呼ぶ破壊兵器など数々の新兵器を投入した。
宇宙軍の兵士については、遺伝子操作を加え、宇宙環境に適合し、戦闘能力を向上させたクーロン戦士や超能力者を作り出し投入したことで、連合軍は反撃に転じ、魔族との最終決戦に至ったのである。

友軍は異次元から来たようだったが、彼らの次元でも、魔族との戦いが数千年に亘って続いており、古(いにしえ)の時代から伝わる彼らの記録によると、銀河宇宙から異次元宇宙に行った戦士と魔法使いが、彼らの窮地を救い、更に未来の科学技術を伝えたという。
友軍は、連合軍が反撃に転じると、再び異次元に帰った。
その戦士たちが誰だったのか、友軍の使者も、あまりにも昔の話なので、分からないとのことだった。
しかし、今でも「戦士と魔女」は石碑や語り部により、救世主として伝えられていると・・・。
その戦士と魔女の名前は不明とされているが、二人は珍しい「黒髪」の持ち主だった言われている。
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