スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第53話:邪国に潜む第一の刺客

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「さぁ、いよいよ邪国の中心部に迫ったな。」タカシがグッと拳を握りしめ、仲間たちを振り返る。

「おお、なんか緊張してきた!」カツオが鼻息荒く言った。「でも、カツオ流の真髄を見せるから、心配無用だ!」

「本当に頼んだぞ、カツオ…」タカシは微妙に目を細めて言った。だが、カツオはにっこりと笑って見せた。

「問題ない!これから俺の剣術を見せてやるからな!カツオ流、何でも斬る忍法、カツオ・スライス!」

その時、突如、地面が震えた。

「え、え?何だ?」ユウジが驚いて周囲を見回す。

「なんだか…不吉な気配が…」タカシが警戒しながら言う。

すると、地面からうねるように現れたのは、見たこともない巨大な影だった。それは、まるで歩く酒場のような姿をしていた。

「うわっ、なんだアレ!?」クマ吉が目を丸くして叫んだ。

「お、お前たち…おい、ちょっと待て!」タカシが息を呑む。

その巨大な影から現れたのは、スーツを着たカバのような怪物だった。名刺を差し出しながら、ニヤリと笑って言った。

「俺の名前はズーキャバービー。邪国に潜む第一の刺客だ。よろしくな!」

「刺客!?」ユウジが驚きの声をあげる。

「刺客…って、あの刺客?普通の刺客じゃないよね、君?」タカシが口元に手を当てて疑問を抱く。

ズーキャバービーは笑いながら言った。「そうだ、ただの刺客じゃない。俺はズーキャバービー、カバ族の中でも最高の刺客だ!仕事もスーツもバッチリ決まってるだろ?」

「スーツはまぁ…決まってるけど…」タカシが困惑しながら答える。

「さて、俺の仕事だが、お前たちが邪国に来た理由は何か知っている。」ズーキャバービーはそう言いながら、頭をかしげた。「お前たち、伝説の忍具を探しているんだろ?」

「うん、まぁ、そうだが…」タカシはうなずく。「でも、なんで君が邪魔するんだ?」

ズーキャバービーはにんまりと笑いながら言った。「それが俺の仕事だからだよ。お前たちが忍具を手に入れようとするなら、俺がその前に立ち塞がる。それが刺客というものだ!」

「刺客として、まず最初にやることは何だ?」ユウジが呆れたように尋ねた。

「まずは…戦闘開始だな!」ズーキャバービーは鋭く指を鳴らし、周囲の空気がピリピリと張り詰めた。

「やばい!なんだか嫌な予感がするぞ!」タカシが叫びながら、仲間たちに向かって言った。「準備しろ!敵の力を測るんだ!」

だが、その瞬間、ズーキャバービーが大きく手を広げて言った。「おっと、待ってくれ!まだ戦わない。まずは俺の“戦闘用スナック”を食べてからだ。」

「戦闘用スナック?」ユウジは首をかしげた。

ズーキャバービーが腰から取り出したのは、なんと巨大なカバの顔がデザインされた袋に入ったスナックだった。「これだ!“ズーキャバービースナック”。これを食べてから戦うと、体力が増強されるんだ!」

「そんなスナックで…?」タカシが疑問に思ったが、ズーキャバービーは袋を開け、パリッと音を立ててスナックを一枚口に放り込んだ。

「ほら、食べろ。お前たちも。これを食べれば、戦闘力が1.5倍だ!」ズーキャバービーは笑いながらスナックを差し出す。

「いや、俺たち戦闘準備が整ってからでいいだろ!」タカシが言うと、ズーキャバービーはしばらく黙っていたが、やがて大きな声で叫んだ。

「おい!お前たちも食え!そうしないと、俺の戦闘モードが発動しないんだぞ!」

「本当に面倒くさいな、こいつ…」ユウジが呆れたようにスナックを手に取った。

「しょうがない、食べるか…」タカシも渋々スナックを取ると、モグモグと食べ始めた。

「うまい!おいしい!これ、予想以上に美味い!」ユウジが驚きの声を上げる。

「でしょ?“ズーキャバービースナック”は、戦闘前の準備に最高だ!」ズーキャバービーがにんまりと笑った。

「さて、準備は整った!これで本当に戦闘開始だ!」ズーキャバービーが一気に手を広げると、周囲に圧力を感じさせるほどの気迫を放った。

「やっぱり、戦闘に持ち込まれるのかよ…!」タカシが心の中で叫びながらも、気を引き締めた。

その瞬間、ズーキャバービーは急に姿勢を低くし、突如、地面を蹴った。まるで弾丸のように、スピードを上げてタカシたちに向かって突進してきた。

「うおおお!」タカシが叫びながら、一歩踏み出して構える。

だが、ズーキャバービーはそのまま、タカシの目の前でピタリと止まり、にやりと笑って言った。「ふふ…どうだ、スナックの効果が効いてきたろう?」

「いや、何だこの展開…!?」タカシが困惑しつつも、ズーキャバービーの圧倒的な力に圧倒される。

だが、そんなとき、カツオがにやりと笑って言った。

「まかせろ、タカシ!俺の“カツオ流忍法”を見せてやる!」カツオは刀を抜き、構えを取った。

「おいおい、カツオ、それは…」タカシが心配しながら言ったが、カツオは冷静に刀を振り上げた。

「これぞ…カツオ流・飛び跳ね斬り!」

カツオが飛び跳ねると、ズーキャバービーは一瞬驚いた表情を浮かべたが、すぐに笑顔に変わった。

「ふふ…面白い。やってみろ!」

そして、カツオの一撃がズーキャバービーに向かって放たれた…!
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