スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第61話  艶王国の誘惑

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タカシたちは、古代兵器ガスマトスを手に入れた後、新たな目的地「艶王国」へ向かっていた。艶王国は、美と妖艶さを極めた者たちが統治する謎多き国。その地には、スーパー忍者になるために必要な最後の知識が隠されていると噂されていた。

「艶王国って何だよ、名前からして怪しいだろ!」と、カツオが不安げに呟いた。

「いやいや、美しさを極めた忍術かもしれないだろ?俺にピッタリじゃないか!」と、タカシは得意げに胸を張る。

「どの口が言うんだよ、その寝癖満載の頭で!」と、ユウジが即座にツッコむ。

「黙れ!俺は美のポテンシャルが高いんだ!」タカシが反論するが、誰も聞いていない。

案内役として雇った現地人「ウツボネン・チャクヤス」も、どこか含み笑いを浮かべていた。

「艶王国に入るには覚悟が必要ですぞ…チャクチャク」と、怪しげな笑いを漏らすチャクヤス。

「なんだその『チャクチャク』って笑い方!」とユウジがツッコミを入れる。

「これは艶王国流の礼儀ですぞ。チャクチャクは優雅さの象徴なのです!」とチャクヤスは胸を張る。

「優雅じゃなくて不気味だよ!」とカツオが追撃。

こうして、一行は艶王国の入り口へ到着した。目の前には豪華絢爛な門がそびえ立ち、その門には「艶~女は絶対」と刻まれていた。

「絶対って何だよ!?その自信どこから来てるんだよ!」と、ユウジが恐る恐る門を見上げる。

門をくぐった瞬間、妖艶な香りが一行を包み込む。

「うっ…なんだこの甘ったるい匂いは!」カツオが鼻を押さえる。

「これ、チョコレートに香水をかけたみたいな…!」とユウジも苦しそうだ。

「俺は嫌いじゃないぞ!」と、タカシは気に入った様子。

曼荼羅久子との出会い

艶王国の中心に進むと、巨大な豪邸の前に立つことになった。その門から現れたのは、妖艶そのものの女性、**曼荼羅久子(まんだらひさこ)**だった。

「ようこそ、艶王国へ。私は曼荼羅久子。この国の艶~女を代表する存在よ。」

久子の声は耳元で囁かれるようなトーンで、タカシたちは思わず背筋を伸ばした。久子の姿は豪華絢爛。黒いシルクのドレスに金色の刺繍が施され、その瞳はまるで猫のように妖しい輝きを放っていた。

「ひ…人間離れしてる!」と、ユウジが震え声で言う。

「ようやく俺にふさわしい女性が現れたな!」と、タカシは胸を張るが、カツオに速攻で背中を叩かれる。

「お前みたいな奴に釣り合うわけないだろ!」

久子はゆっくりとタカシたちに近づき、言葉を紡ぐ。

「あなたたちが噂の忍者候補生たちね?この艶王国に来たからには、私の試練を受けてもらうわ…ふふふ。」

「試練?」タカシが身構える。

「そう。艶王国の試練は、美しさ、優雅さ、そして妖艶さを極めること。あなたたちにそれができるかしら?」

「美しさと優雅さはともかく、妖艶さって何だよ!」とユウジが叫ぶ。

「簡単よ。魅了するの。相手を虜にするその一瞬にこそ、究極の忍術が隠されているのよ。」

「俺、そんなの無理!」とカツオが後ずさる。

久子は微笑みながら指を鳴らす。その瞬間、周囲に艶王国の住人たちが現れた。彼らもまた、妖艶さを極めた者たちだった。

「なんだこのキラキラした連中は!」タカシが目を丸くする。

「さぁ、彼らを魅了してみせて。できなければ…あなたたち全員、艶王国の奴隷として永遠にここで働くことになるわよ。」

「鬼畜ルールだな!」全員が同時に叫んだ。

タカシたちの挑戦

試練が始まると、住人たちの視線がタカシたちに注がれた。ユウジが先に動こうとするが、足がすくんでしまう。

「くそっ!どうすれば妖艶さなんて出せるんだ!」

「俺に任せろ!」と、タカシが前に出る。

「見せてやる、俺の必殺技…スーパータカシ・ダンシング!」

突然、タカシが奇妙なダンスを始めた。手足をめちゃくちゃに振り回しながら、意味不明な叫び声をあげる。

「おい、それ全然妖艶じゃないだろ!」と、カツオがツッコむが、住人たちはなぜかポカンとした表情でタカシを見ている。

「これだよ、これが俺の魅力だ!」タカシがさらにダンスを加速させた瞬間、久子が微笑んだ。

「面白いわ。その大胆不敵さは嫌いじゃない。でも、妖艶さには程遠いわね。」

「マジかよ!」タカシが崩れ落ちる。

一方、カツオは刀を抜き、優雅な剣舞を披露し始めた。その剣の動きは美しく、住人たちの視線を惹きつけた。

「やるじゃないか、カツオ!」とユウジが褒める。

「まだだ。これで終わりじゃない!」とカツオが気を引き締めると、久子が手を叩いた。

「なるほど…あなたたち、ただの愚か者ではないわね。続きは次の試練で見せてもらうわ。」

タカシたちは、なんとか第一の試練を突破した。しかし、次に待つ試練はさらに過酷なものだった。
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