スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第75話  かつての仲間たち

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タカシとユウジは、数々の試練を乗り越えてきたが、心の中ではひとつの疑問が渦巻いていた。それは、かつて一緒に冒険していた仲間たち、特に「カレー忍者クマ吉」と「侍カツオ」がどうしているのかということだった。どこかで彼らのことを思い出すたびに、心が締め付けられるような気がした。

「なあ、ユウジ…クマ吉って、今どうしてるんだろうな?」タカシがぼんやりと語りかける。

「うーん、あいつ、カレーばっかり食ってたからな…ちょっと心配だよな…」ユウジも少し寂しげな表情で答えた。

ふと、その時、目の前に小さな風が吹いた。次の瞬間、空気が急に重くなり、遠くから聞こえてきたのは、信じられないような音だった。

「え?あれは…!?」タカシとユウジは目を見開いた。

その音は、まるでカレー鍋が煮立っているような、妙に音の大きい「ブクブクブク」という音だった。その音の源を追っていくと、なんとそこには、あの懐かしいカレー忍者クマ吉の姿が見えた。

「クマ吉!?おい、クマ吉!!」タカシが驚いて叫んだ。

クマ吉は、カレー鍋を抱えていた。しかも、その鍋からは異常なほどの煙が立ち上り、火が吹き出している。

「おお!久しぶりだな、タカシ、ユウジ!カレーを作ってたんだよ!」クマ吉は無邪気に言いながらも、その鍋を必死で抱えていた。

「そんなに熱くないか!?」ユウジが心配して駆け寄る。

「大丈夫だ!このカレーは、炎の力を使って作ったカレーだ!」クマ吉は誇らしげに胸を張るが、次の瞬間、鍋が爆発して、大量のカレーが空に舞い上がった。

「うおおおお!!」タカシとユウジは反射的に身を伏せる。

「ちょ、ちょっと待ってくれ!クマ吉、どうしてこんなことを…?」タカシが必死に叫ぶ。

クマ吉は肩をすくめ、「カレーの力を試すためだよ!これが新しいカレー忍者の技さ!」と言った。

しかし、その時、突然、クマ吉の足元が崩れ始め、彼の姿がだんだんとぼやけていった。

「う、うわああああ!」クマ吉が叫び、何もかもが一瞬で消え去った。

「ク、クマ吉!?何が起こったんだ!?」タカシとユウジは驚愕の表情を浮かべ、周囲を見回すが、クマ吉の姿はすでに消えていた。

「まさか…クマ吉が…」ユウジは言葉を失っていた。

「どうして…こんなことが…」タカシも無力さを感じながら呟いた。

侍カツオの死

その後、タカシとユウジは再び旅を続けていたが、しばらくして、ふとある村に立ち寄ることになった。その村では、侍カツオが何度も繰り返し語っていた「侍の心」を教えていた場所でもあった。

「おい、カツオがここにいたんだよな?」タカシが思い出したように言う。

「うん、確かにあいつはこの村にいたよ。侍として、一緒に戦ったこともあったしな…」ユウジが答える。

だが、村人たちは一様に悲しそうな顔をしていた。

「どうしたんだ?」タカシが尋ねると、村人の一人が震えながら言った。

「実は、カツオさんが…」その言葉を聞いた瞬間、タカシとユウジはその先を聞くのが恐ろしいような気がした。

「カツオが…?」ユウジが震える声で問いかける。

村人は深いため息をつき、続けた。「カツオさんは、最後の戦いで…自分を犠牲にして、村を守ったんです…」

「え…?」タカシが呆然とした表情を浮かべた。

「その後、カツオさんは帰らなかったんです。もう…カツオさんは…」村人の言葉が途切れる。

タカシとユウジは言葉を失い、しばらく無言で立ち尽くしていた。

闇の使者 マージェリン初登場

その時、突然、村の外から不気味な気配が漂ってきた。空が一瞬、真っ黒に染まり、強い風が吹き荒れ始めた。

「な、なんだ…?」タカシが警戒しながら言った。

「まさか、あれは…!」ユウジが驚きながら言う。

その瞬間、闇の中から現れたのは、黒いローブを纏った、長い髪の女性だった。彼女の目は鋭く、冷徹な光を放っていた。

「誰だ…?」タカシが警戒を解かずに問いかけた。

「私はマージェリン。」女性は冷静に答えた。

「マージェリン…?」ユウジがその名前に記憶を辿ろうとした。

「お前たち、かつての仲間たちを知っているな?」マージェリンは冷たく言った。

「な、何を言ってるんだ?」タカシが目を見開く。

「クマ吉、カツオ…あの二人の命は、私の手のひらで消えた。」マージェリンが淡々と告げた。

「何だと!?お前が…」ユウジの声が震えた。

「そう。私は闇の使者。お前たちの仲間たちを、一つ一つ葬ってきた。」マージェリンの声は、どこか楽しげに響いた。

タカシとユウジはその言葉に衝撃を受け、怒りが込み上げてきた。

「お前が…!」タカシが拳を握りしめ、怒りをあらわにする。

「彼らはもう、私の力の中にある。お前たちも同じ運命を辿ることになるだろう。」マージェリンは不敵に笑った。

その時、マージェリンが両手を広げ、闇のエネルギーを放った。空がさらに暗くなり、周囲のものが吸い込まれるような異様な力が広がった。

「覚悟しろ、タカシ、ユウジ!今、あなたたちも私の力に飲み込まれる!」マージェリンの言葉に、タカシとユウジは再び戦いの火花を感じた。
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