スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

文字の大きさ
103 / 158

第103話: 12支大集合、そしてさらなる混乱

しおりを挟む
エトリーナスの試練を乗り越え、ついに12支の象徴「しるし」を手にしたタカシとユウジ。しかし、旅はまだ終わらない。次なる目的地は、12支が一堂に会する伝説の場所、「干支の里」。そこにたどり着けば、彼らの運命が大きく動くという。

「干支の里か…なんかもっとカッコいい名前にできなかったのか?」
タカシは地図を見ながら文句を言うが、ユウジは無表情で答える。
「お前、もう少し話の流れを受け入れろよ。」

干支の里到着!

干支の里に到着したタカシたちを迎えたのは、巨大な門と、その前で仁王立ちする二匹の動物だった。片方は臆病そうに震えるラットマニック、もう片方はひたすら草を食べているウッシータ・モウモウだ。

「やあ、よく来たな!」
ラットマニックが笑顔で迎えた瞬間、どこかから猫の鳴き声が聞こえた。

「ニャーオ。」

「だ、誰だ猫なんて言ったやつ!!!」
突然、奥から怒声が響き渡る。そして門を突き破る勢いで現れたのは、例のトラトラーニだ。

「俺は虎だって何度言わせればわかるんだ!」
「いや、誰も言ってないよ!落ち着けって!」
タカシは全力でなだめようとするが、トラトラーニは鼻息荒く迫ってくる。

「なら証明してみろよ、俺が虎だって!」
「どうやって証明するんだよ!」
タカシは頭を抱えるが、ユウジが冷静に言い放つ。
「じゃあ、吠えてみろ。」

「ぐぅぅ…ガオッ!」
「今の猫っぽかったな。」
「だから俺は虎だって言ってんだろー!!!」

混乱の会議室

なんとか門を突破し、里の中心にある会議室へと案内された2人。そこではすでに残りの12支メンバーが集まっていた。

「みんな、揃ってるぞ!」
エトリーナスが誇らしげに宣言するが、部屋はすでにカオスと化していた。
• ウサピョンXが超高速で跳ね回り、壁に激突しては「ぴょん!」と叫ぶ。
• リュウタロ・ドラゴンが「俺の翼、かっこいいだろ?」と誰も聞いてない自慢を続ける。
• ヘビコ・カーネルが鏡を見て「今日の私、最高♡」とポーズを決める。
• バハムーンは「馬車がなければ俺は無力だ…」と部屋の隅でうなだれている。

そして、コケーリオンが突然立ち上がり、
「コケーッ!みんな起きろー!」と叫ぶが、時間がすでに夕方だったため誰も聞いていない。

「どうするんだよこれ!全員がカオスすぎて話にならないだろ!」
タカシは頭を抱えたが、エトリーナスは微笑んで言った。
「これが伝説の12支の実力だ。」

「実力どころか、ただの寄り合いじゃねえか!」

緊急事態!伝説の猪が突進中!

会議が進まない中、突然窓の外から地響きが聞こえてきた。
「な、なんだ!?地震か?」
「いや…あれは…イノシッシだ!」

伝説の猪、イノシッシが全力で突進してくる姿が見えた。目を血走らせて一直線に突っ込んでくるが、方向が完全に建物へ向いている。

「止めろ!誰か止めろーー!!」
タカシが叫ぶが、12支たちは全員無視。
「俺の毛はふわふわよ~♡」(メエリーヌ)
「ほぅ、私のピーナツ杖を見せるときがきたか!」(ラットマニック)

しかし、杖を振り上げたラットマニックはその勢いで転んでしまう。

衝撃の突進!

イノシッシは建物に突っ込み、そのまま勢いで全員を巻き込む形で大爆発を起こす――かと思いきや、突進の勢いで崖を越えて落下していった。

「え、またかよ…崖から落ちるのが日課って本当だったんだな。」
タカシは呆れ顔でつぶやいた。

ユウジは静かに頷き、
「イノシッシ、全力で突進しても最後は必ず自滅する。それが彼の宿命なんだ。」

次なる試練?

混乱の中、エトリーナスが再び立ち上がった。
「お前たち、これで12支全員の力を目の当たりにしたな!だが次はもっと重要な試練だ!」

「まだあるのかよ!」
「もちろんだとも!次なる試練の舞台は――」

エトリーナスが指さした地図には、どこかで聞いたことのある名前が書かれていた。

「スカスカ大陸再び」

「いや再びってなんだよ!?一回終わった場所だろ!」
「ふふ、冒険は終わらないんだよ。行くぞ!」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

独身おじさんの異世界おひとりさまライフ〜金や評価は要りません。コーヒーとタバコ、そして本があれば最高です〜

☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で身も心もすり減らした相馬蓮司(42歳)。 過労死の果てに辿り着いたのは、剣と魔法の異世界だった。 神様から「万能スキル」を押し付けられたものの、蓮司が選んだのは──戦いでも冒険でもない。 静かな辺境の村外れで、珈琲と煙草の店を開く。 作り出す珈琲は、病も呪いも吹き飛ばし、煙草は吸っただけで魔力上限を突破。 伝説級アイテム扱いされ、貴族も英雄も列をなすが──本人は、そんな騒ぎに興味なし。 「……うまい珈琲と煙草があれば、それでいい」 誰かと群れる気も、誰かに媚びる気もない。 ただ、自分のためだけに、今日も一杯と一服を楽しむ。 誰にも縛られず、誰にも迎合しない孤高のおっさんによる、異世界マイペースライフ、ここに開店!

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?

行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。 貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。 元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。 これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。 ※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑) ※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。 ※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。

悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~

shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて 無名の英雄 愛を知らぬ商人 気狂いの賢者など 様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。 それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま 幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。

「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい

夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。 彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。 そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。 しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!

処理中です...