スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第110話: 謎のポンポン忍者

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タカシたちが旅を続ける中、次なる目的地「スカスカ大陸」の入り口に到着した。しかし、そこはなぜかポップな装飾が施されたカラフルな道で、妙に甘い香りが漂っている。

「なんだ、この道…。冒険者を拒むどころか、歓迎してるみたいだな。」
ユウジが首をかしげながら進むと、突然、キラキラとしたカラフルな煙が辺りを包み込んだ。

「ふふふ、ここを通りたければ、私を倒してみなさい!」
突然、煙の中から現れたのは、ピンクのフリル衣装にポンポン付きの帽子をかぶった小柄な女性だった。彼女は腰に何本ものお菓子の棒を刺している。

「私はこの道の守護者、ウースラ・ポッチ!挑戦者を試すのが私の役目!」
彼女はくるりと回転しながらポーズを決め、眩しい笑顔を見せた。

「…誰だよ。」
タカシが一言放つと、ポッチは少しムッとした表情を浮かべた。

「だから言ってるでしょ、ウースラ・ポッチよ!この道を守って300年…いや、そんなに長くないけど…とにかく通りたければ私に勝つの!」

ウースラの奇妙な試練

「まあいい、さっさとやろうぜ。どんな戦いだ?」
タカシが腰に手を置きながら聞くと、ポッチはニヤリと笑った。

「勝負の内容は…ダンスバトルよ!」

「ええっ!?」
タカシとユウジは同時に叫んだ。

「なぜここでダンスバトルなんだよ!戦いじゃないのか!?」
タカシが抗議するが、ポッチは無邪気に笑って指を振る。

「戦いも重要だけど、旅にはリズム感も大事よ!だから、私の『ポンポン・リズム試練』をクリアしてもらうわ!」

すると、ポッチは手を振って、突然どこからともなく音楽が流れ始めた。それは、やたらとハイテンションなポップソングだった。

「さあ、このビートに合わせて踊りなさい!」
ポッチは軽やかに踊り出し、その動きに合わせてキラキラとした星形の光が周りに飛び散る。

「…仕方ねえ、やるしかないか。」
タカシは不器用に踊り始めたが、動きがぎこちなく、まるでロボットのようだ。

「違う違う!もっと軽やかに!足をスイングして!」
ポッチが指導を始めるも、タカシの踊りは一向に改善しない。

一方、ユウジは意外にもノリノリで踊り始め、ポッチから拍手をもらった。

「いいわね、ユウジ君!その動き、まさに忍者のリズム!」

「おい、なんでお前はそんなに踊れるんだよ!」
タカシが怒るが、ユウジはニヤリと笑った。

「秘密特訓だよ、タカシ。こういう時のために準備してたんだ。」

「そんな特訓いらねえだろ!」

ポッチの真の試練

なんとかダンスバトルを終えた二人だったが、ポッチはまだ満足していない様子だった。

「うーん、ちょっと物足りないわね…。じゃあ、次は甘党早食いバトルをやりましょう!」

「まだやるのかよ!」
タカシは頭を抱えたが、ポッチはすでに大量のお菓子をテーブルに並べ始めている。

「この勝負では、私の『スイート・クラッシャー』に挑んでもらうわ!」
そう言って彼女が取り出したのは、巨大なチョコレートケーキ。上にはホイップクリームが山のように積まれている。

「これを10分以内に食べきったら、次に進ませてあげる!」

「いやいや、無理だろ!こんな量、食べられるわけない!」
タカシが叫ぶと、ポッチはくすっと笑った。

「まあまあ、忍者ならこれくらい簡単でしょ?さあ、スタート!」

仕方なく挑戦を始めたタカシだが、ケーキの甘さにすぐギブアップ。ユウジも途中で苦戦を強いられたが、なんとポッチが自分でケーキを食べ始めた。

「えっ、自分で食べるのかよ!」
タカシが驚く中、ポッチは満面の笑みを浮かべて言った。

「だって、このケーキおいしいんだもん!試練は一旦お休みね!」

ポッチ、仲間になる

結局、甘党早食いバトルも中断され、ポッチは二人に言った。

「あなたたち、面白いわね!私も一緒に旅をしてあげる!」

「いやいや、どこが面白いんだ…。しかも旅って簡単に決めるな!」
タカシが文句を言うが、ポッチは全く気にせずに荷物をまとめ始めた。

「大丈夫よ、私がいれば試練も楽しくなるから!さあ、次に行きましょ!」

こうして、ウースラ・ポッチが強引に仲間に加わり、タカシたちの冒険はますます賑やかになった。果たして彼女の奇妙な能力は、今後の戦いで役に立つのだろうか――。
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