スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第151話 「ズールの側近たち、反省会の大失態!」

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ズールの嘆き

ズール城の会議室。ズールは怒りのオーラを放ちながら、テーブルにドン!と拳を叩きつけた。
「お前たち!一体どうなっている!このズール帝国の誇りはどこへ行った!」

側近たちは全員、気まずそうに目をそらす。
ポッチャーノが手を挙げて呟いた。
「…その、ズール様。誇りの前に、お腹が空いて集中力が…」

「貴様が料理担当だろうが!」とズールが鋭くツッコむ。

ラビットの弁明

次にラビット・ザ・キラリが話し始める。
「私の踊りは完璧でした!でも、タカシたちがその魅力に気づかなかったのが問題なんです。」

ズールは頭を抱えながら答えた。
「魅力に気づくとかの問題じゃない。踊りで疲れて倒れる側近って何だよ!」

ラビットは口をとがらせながら言い返す。
「じゃあ、ズール様も踊ってみます?結構キツいんですよ!」

ズールは一瞬言葉を失ったが、「そんな話してない!」と怒鳴った。

ドグマの迷走

そして問題児のドグマ・サスライオンが堂々と前に出る。
「ズール様、俺はすごいことに気づいたんです!」

ズールは半ば呆れながら答える。
「聞いてやろう。そのすごいこととやらを。」

「俺、味方と敵の区別がつかないのが逆に武器になるんじゃないかと!」

「どこが武器なんだよ!!」

ドグマは続ける。
「敵にも味方にも全力で突っ込めば、どっちも混乱して勝てるかと!」

ズールは拳を震わせながら叫ぶ。
「お前のせいでこっちが混乱してるんだ!」

ポッチャーノの謝罪?

そして再び、ポッチャーノがフライパンを掲げながら言った。
「では、ズール様。お詫びに特製の『闇の煮込み鍋』をお出しします!」

部屋の隅で待機していたタカシたちが、その言葉を聞いて震え上がる。
「おいおい、またあの臭いやつか?あれが原因で俺たちの鼻が壊れそうだったぞ!」とユウジが顔をしかめる。

ズールも恐る恐る聞いた。
「それ…臭いのか?」

ポッチャーノは自信満々に答える。
「闇の世界を表現するには、どうしてもこの臭いが必要なんです!」

「お前、料理人を辞めろ!」

タカシたちの忍び笑い

一方で、ズールの怒りに満ちた様子を見て、タカシたちは隠れて小声で話していた。
「これ、俺たち攻撃しなくてもそのうち自滅するんじゃない?」とタカシが言うと、ユウジが笑いながら答える。
「むしろ、俺たちがここにいる意味なくね?」

ウースラ・ポッチも頷きながら言った。
「戦わずに相手が崩壊するのを見るのも忍びの技ね。」

側近たちの結論

最終的に側近たちはズールの怒りを前に一致団結(したつもり)して、こんな結論に達した。
「ズール様、これからは全力で頑張ります!ただし、ポッチャーノの料理は少し見直して…」

ズールはため息をつきながら答える。
「それでいいから、まずはまともな会議をするんだ。もうお前たちには期待しない…」

ズール軍の弱体化は進む中、タカシたちの逆襲の準備が始まる!
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