スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

文字の大きさ
155 / 158

第155話 低神界の神々!

しおりを挟む
ヤギ鳴きの奥義を体得したタカシたちは、次の試練へ向かうべく、低神界の神々と接触することになった。その最初の神は、「タレトル」という名前の神。だが、その名前を聞いた瞬間、ユウジが首をかしげた。

「タレトルって…なんだよそれ。焼肉のタレ取る神か?」

すると突然、空が割れ、黄金のタレ壺を持った巨人のような神が現れた。彼の名前こそ、「タレトル」。その威風堂々とした姿にタカシは唖然としたが、ユウジはすぐに吹き出した。

「本当にタレ持ってんじゃねえかよ!」

タレトルの謎の神力

タレトルは重々しく口を開いた。
「我が名はタレトル。焼肉のタレと、あらゆるソースを司る低神界の神である!」

ウースラ・ポッチが恐る恐る尋ねた。
「…その、タレで何をする神様なんですか?」

タレトルはニヤリと笑い、巨大なタレ壺を掲げた。
「このタレは、味覚の運命を左右する究極のアイテムだ。食べ物を天国にも地獄にも変える力がある。」

タカシは真剣な顔で言った。
「それでどうやって俺たちがスーパー忍者になる助けになるんだ?」

タレトルはさらに笑みを深める。
「簡単だ。お前たちの心を試す。どんな困難なタレ試練にも耐え抜けば、真の忍者としての資質があると認めよう。」

タレ試練の開始

タレトルは巨大な鍋を取り出し、次々と異様なタレを作り始めた。中には、激辛すぎて鍋から煙が出るものや、甘すぎて見るだけで虫歯になりそうなものがあった。

「まずはこれだ。『激辛涙タレ』で耐久試験だ!」

タカシは一口飲むと、即座に顔が真っ赤になり、耳から湯気が出た。
「くっ…これ、舌が燃えてる感じだ!」

ユウジも挑戦したが、涙目で地面を転がりながら叫ぶ。
「辛い!辛すぎる!俺の人生が辛い!」

ウースラ・ポッチは恐る恐るタレを舐めたが、驚いた表情で言った。
「あれ、意外とおいしい…!」

タレトルが感心して言った。
「おお、ポッチよ、君の舌はタレに愛されているな。次は『すっぱい地獄タレ』に挑むがいい!」

タレ地獄の果てに

試練はさらに過酷になり、タカシたちは「すっぱい地獄タレ」や「ドロドロ苦タレ」、さらには「謎の魚臭タレ」と戦った。

最後に、タレトルが巨大な壺を持ち上げて言った。
「これが最終試練、『究極のタレ』だ。すべての味が融合し、忍耐力と味覚の限界を試す!」

タカシは震える手でスプーンを持ち、一口すくって口に運んだ。

「…うわっ!これ、なんだ!?甘いのに苦い!辛いのにすっぱい!でも、なんか、うまい!?いや、うまくない!?どっちだ!?」

ユウジも苦しみながら言った。
「これ、味覚が壊れるやつだ!でも…クセになる…!」

タレトルは満足そうに頷いた。
「お前たち、よく耐えた。この試練を超えた者には、特別な力を授けよう。」

タレトルが指を鳴らすと、タカシたちの手に小さな黄金のタレ壺が現れた。
「この壺には、究極のタレが入っている。困難な戦いのときに使え。それがお前たちの力となるだろう。」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

独身おじさんの異世界おひとりさまライフ〜金や評価は要りません。コーヒーとタバコ、そして本があれば最高です〜

☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で身も心もすり減らした相馬蓮司(42歳)。 過労死の果てに辿り着いたのは、剣と魔法の異世界だった。 神様から「万能スキル」を押し付けられたものの、蓮司が選んだのは──戦いでも冒険でもない。 静かな辺境の村外れで、珈琲と煙草の店を開く。 作り出す珈琲は、病も呪いも吹き飛ばし、煙草は吸っただけで魔力上限を突破。 伝説級アイテム扱いされ、貴族も英雄も列をなすが──本人は、そんな騒ぎに興味なし。 「……うまい珈琲と煙草があれば、それでいい」 誰かと群れる気も、誰かに媚びる気もない。 ただ、自分のためだけに、今日も一杯と一服を楽しむ。 誰にも縛られず、誰にも迎合しない孤高のおっさんによる、異世界マイペースライフ、ここに開店!

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

異世界国盗り物語 ~戦国日本のサムライ達が剣と魔法の世界で無双する~

和田真尚
ファンタジー
 戦国大名の若君・斎藤新九郎は大地震にあって崖から転落――――気付いた時には、剣と魔法が物を言い、魔物がはびこる異世界に飛ばされていた。 「これは神隠しか?」  戸惑いつつも日本へ帰る方法を探そうとする新九郎  ところが、今度は自分を追うように領地までが異世界転移してしまう。  家臣や領民を守るため、新九郎は異世界での生き残りを目指すが周囲は問題だらけ。  領地は魔物溢れる荒れ地のど真ん中に転移。  唯一頼れた貴族はお家騒動で没落寸前。  敵対勢力は圧倒的な戦力。  果たして苦境を脱する術はあるのか?  かつて、日本から様々なものが異世界転移した。  侍 = 刀一本で無双した。  自衛隊 = 現代兵器で無双した。  日本国 = 国力をあげて無双した。  では、戦国大名が家臣を引き連れ、領地丸ごと、剣と魔法の異世界へ転移したら――――? 【新九郎の解答】  国を盗って生き残るしかない!(必死) 【ちなみに異世界の人々の感想】  何なのこの狂戦士!? もう帰れよ!  戦国日本の侍達が生き残りを掛けて本気で戦った時、剣と魔法の異世界は勝てるのか?  これは、その疑問に答える物語。  異世界よ、戦国武士の本気を思い知れ――――。 ※「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも投稿しています。

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

家庭菜園物語

コンビニ
ファンタジー
 お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。 「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。  転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが  迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

処理中です...