『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)

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『ヨウコ、光で皇帝を救う!? 〜平和な日常が崩れる前兆〜』

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その後、ギルヴァントが私を強引に口説いたりすることはなくなった。

女神様のビリビリが効いたのかな?

公務の合間に顔を出したり、一緒にお茶をしたり、他愛もない話をしたり。

うん、こうして見ると普通にイケメンなんだよなぁ。

とか思ってしまう自分をしっかりしなきゃ、と引き締めた。



女神様は相変わらず、都合よく出てきてはくれない。

半ばあきらめで過ごしていた。



ちなみにナディールことナディア妃は、公には本人の希望により臣下に下賜されたことになった。

今はイザークさんと一緒に、私の従者兼茶飲み友だちだ。



平和な日々を過ごす中、ふと気づいた。

そういえば、この国の皇帝陛下にまだ会ったことがない。

病で伏せっているらしいけど、挨拶とかしなくていいのかな?

お世話になってるわけだし…。



疑問に思い、お茶を飲みに来たギルヴァントに聞いてみた。



「ねぇ、ギルヴァントのお父さんには挨拶とかしなくていいの?」



ギルヴァントは片眉をあげる。



「あぁ、今父上は床に伏せっておられて挨拶どころではないんだ。俺も最近まで少し具合が悪かったが、お前といると不思議と楽になる。

……ならば、確かに一度お前を会わせるのも良いかもしれないな。」



何? その意味深なセリフ?



でも、お世話になってるのは確かだし、お見舞いもかねて挨拶に行くことにした。





---



重厚な大きな部屋の立派なベッドに、皇帝陛下は眠っていた。

皆一様に頭を下げる。



するとギルヴァントは一歩前に出て、

「父上、私の妃にするヨウコです」と勝手に私を前に差し出す。



見ると、今にも死んでしまいそうな老人が横たわっている。

周りには黒いモヤが漂い、陛下を苦しめているように見えた。



「ねぇ、この黒いモヤって何?」と聞くと、ギルヴァントは怪訝そうな顔で

「黒いモヤ?」

周りの人たちも見えていない様子。



でも私は手でシッシッと追い払ってみる。

黒いモヤは逃げ、パァァァっと皇帝陛下が光輝いた!

その光は部屋全体に広がり、思わずギルヴァントも目を細めた。



気づくと、皇帝陛下は健康的な元の姿に戻り、ゆっくりと目を開けた。



「え、え……無事なの!?元気になった?」



その光景を見て、ギルヴァントも少し安堵したように笑う。

「俺だけじゃなく、父上までもお前が救ったのかもしれないな」



ヨウコにはギルヴァントの横顔が、ただの安堵じゃなく……何かを確信してるように見えた。

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