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第五章
一息吐いて
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「よっし、風呂から出たわけだが。」
「あ、そっか。今日は二人なんだっけ。」
「おう。俺の部屋に泊まるか? エロ社長だから一人で寝るって事が初日から無くてな。」
「うーん。うん。」
「おう! そんじゃ泊ってけよ。」
「うん……私も、きちんと扱われているんだよね。カンナだって、二人っきりって。
夜まで過ごした事、なかったよね。」
「だから言ったろ。気にしすぎない。言う側も言われる側も、どっちもだよ。」
「うん……泊まる。」
「おう!」
なんだかんだがあった後、サシガネもリビングにやってくると。
「どうしてブラウスとストッキングだけの格好なの。」
俺のリクエストで仕事が終わってブラブラした格好のOLが見たいというのを聞いて貰い、サシガネは今、そういう格好になっている。
「いいだろ。俺が見たいんだ。前もそういう格好でいただろ。」
「いいけど……。」
「今日はもう、寝るか?」
「ご飯は……何か口に入れる? 甘いものだけじゃお腹空くんだったら作るけど。」
「ああ。悪いな~。その格好で頼むわ。」
「っとに。」
サシガネがブツブツ言いながら、三つ編みを団子にして、エプロンを付けているが、実に下半身が無防備だった。
「いや~、またこれが見られるとはな~。」
「うん。一瞬で終わるけどね。」
「そういやそうだったな。」
サシガネが精霊装置で冷蔵庫の余り物を瞬時に温め直して持ってきた。
「ビーフシチューにした。ベルさんが作ってくれたのの残り。」
「おお! 丁度いい感じがするぜ!」
「うん……。」
サシガネもハフハフ言いながら温まったビーフシチューを食べている。
「美味しい……。」
「今じゃ作るばかりになったのを温めて出すのが主流だからな。
でも牛一頭から捌くのは俺でも無理だからベルさんみたいになろうとか無理だぜ。」
「まだ何にも言ってないでしょ。」
「おっと、悪い。うまいよな、ベルさんの料理。」
「うん……。」
サシガネはまだ、食べるときの会話が少ない。
「うまい物食べている時は無言になって食うよな。」
「そうだね。そうだから気にしないで。言葉が出てこないの。」
「おう。」
俺が言葉のキャッチボールをしようとしなくてもいいと向こうから来た。
(俺はイチャイチャする空気に換えたいのだが……何か切り替えがうまくいかねえ。)
そして俺は呑気な考えでいた。
「サシガネ、ほら、アーンとかこういう時するんだろ。しようぜ。」
「あっ、うん。あーん。ん……。」
俺がスプーンで掬ったビーフシチューをサシガネが食べる。
「はい。あーん。」
「あーん。んぐんぐ。やっぱりうまいなー。」
「おんなじの食べてるのに、変なの。」
「変じゃねえよ。全然変じゃねえよ。二人で同じものを食って。
食わせて貰っても追加してのシチュエーションがいいんだよ。」
「はいはい、今日のエロ社長ね。」
「うむ。無くなるまでやろうぜ。」
「はーい。それで喜ぶならしてあげるわよ。」
こんな調子でサシガネが出してくれた料理も平らげ。
「ふー。うまい物食べた後は気分もいいわー。」
「ホントだ。」
「風呂にも入ったし、飯も食ったし、サシガネの格好もいいし。俺はハッピーだぜ!」
「あのさ、トンカ。歯、磨いたら、寝ようか。」
「したばっかりだけど……今はそんな気分じゃないならいいぜ。」
「うん。ゆっくりしたい……かな。」
「いいぜ!」
こうして俺はサシガネと同じベッドで寝て。
「くあ~。ベッドに沈むぜ……。」
「今日も山登りした後、町も移動したもんね、車で。」
「ああ。明日も山登りだけどな。」
「うん……。」
サシガネが俺の所に横に寝るようにしてくっついて来る。
「トンカ、くっついて寝ていい?」
「もうくっついて……んっ。」
サシガネの身体がもぞもぞと動き、抱き着くようになる。
「こうしたい……の。」
「お、おう。いいけど……寝ている時に暴発したら今のうちに謝っとくぜ。」
「いいよ、掛けても。」
「おうっ!?」
「じょーだん。」
「あ、はは……そうだな。」
「お休みなさい。」
「ああ。お休み……。」
サシガネも疲れていたのかサクッと寝てしまった。
(イチャイチャが最後に来たが……何も出来ねえ。)
(ツンデレってこうなのか? いつデレが来るのか全く分からんし遅い。)
(もうちょっと早ければよ~。寝る事気にしないで済むのによ~。明日も早いしよ~。)
そして俺はまったりとした、暴発の危険もある不穏な夜を過ごすことになった。
「あ、そっか。今日は二人なんだっけ。」
「おう。俺の部屋に泊まるか? エロ社長だから一人で寝るって事が初日から無くてな。」
「うーん。うん。」
「おう! そんじゃ泊ってけよ。」
「うん……私も、きちんと扱われているんだよね。カンナだって、二人っきりって。
夜まで過ごした事、なかったよね。」
「だから言ったろ。気にしすぎない。言う側も言われる側も、どっちもだよ。」
「うん……泊まる。」
「おう!」
なんだかんだがあった後、サシガネもリビングにやってくると。
「どうしてブラウスとストッキングだけの格好なの。」
俺のリクエストで仕事が終わってブラブラした格好のOLが見たいというのを聞いて貰い、サシガネは今、そういう格好になっている。
「いいだろ。俺が見たいんだ。前もそういう格好でいただろ。」
「いいけど……。」
「今日はもう、寝るか?」
「ご飯は……何か口に入れる? 甘いものだけじゃお腹空くんだったら作るけど。」
「ああ。悪いな~。その格好で頼むわ。」
「っとに。」
サシガネがブツブツ言いながら、三つ編みを団子にして、エプロンを付けているが、実に下半身が無防備だった。
「いや~、またこれが見られるとはな~。」
「うん。一瞬で終わるけどね。」
「そういやそうだったな。」
サシガネが精霊装置で冷蔵庫の余り物を瞬時に温め直して持ってきた。
「ビーフシチューにした。ベルさんが作ってくれたのの残り。」
「おお! 丁度いい感じがするぜ!」
「うん……。」
サシガネもハフハフ言いながら温まったビーフシチューを食べている。
「美味しい……。」
「今じゃ作るばかりになったのを温めて出すのが主流だからな。
でも牛一頭から捌くのは俺でも無理だからベルさんみたいになろうとか無理だぜ。」
「まだ何にも言ってないでしょ。」
「おっと、悪い。うまいよな、ベルさんの料理。」
「うん……。」
サシガネはまだ、食べるときの会話が少ない。
「うまい物食べている時は無言になって食うよな。」
「そうだね。そうだから気にしないで。言葉が出てこないの。」
「おう。」
俺が言葉のキャッチボールをしようとしなくてもいいと向こうから来た。
(俺はイチャイチャする空気に換えたいのだが……何か切り替えがうまくいかねえ。)
そして俺は呑気な考えでいた。
「サシガネ、ほら、アーンとかこういう時するんだろ。しようぜ。」
「あっ、うん。あーん。ん……。」
俺がスプーンで掬ったビーフシチューをサシガネが食べる。
「はい。あーん。」
「あーん。んぐんぐ。やっぱりうまいなー。」
「おんなじの食べてるのに、変なの。」
「変じゃねえよ。全然変じゃねえよ。二人で同じものを食って。
食わせて貰っても追加してのシチュエーションがいいんだよ。」
「はいはい、今日のエロ社長ね。」
「うむ。無くなるまでやろうぜ。」
「はーい。それで喜ぶならしてあげるわよ。」
こんな調子でサシガネが出してくれた料理も平らげ。
「ふー。うまい物食べた後は気分もいいわー。」
「ホントだ。」
「風呂にも入ったし、飯も食ったし、サシガネの格好もいいし。俺はハッピーだぜ!」
「あのさ、トンカ。歯、磨いたら、寝ようか。」
「したばっかりだけど……今はそんな気分じゃないならいいぜ。」
「うん。ゆっくりしたい……かな。」
「いいぜ!」
こうして俺はサシガネと同じベッドで寝て。
「くあ~。ベッドに沈むぜ……。」
「今日も山登りした後、町も移動したもんね、車で。」
「ああ。明日も山登りだけどな。」
「うん……。」
サシガネが俺の所に横に寝るようにしてくっついて来る。
「トンカ、くっついて寝ていい?」
「もうくっついて……んっ。」
サシガネの身体がもぞもぞと動き、抱き着くようになる。
「こうしたい……の。」
「お、おう。いいけど……寝ている時に暴発したら今のうちに謝っとくぜ。」
「いいよ、掛けても。」
「おうっ!?」
「じょーだん。」
「あ、はは……そうだな。」
「お休みなさい。」
「ああ。お休み……。」
サシガネも疲れていたのかサクッと寝てしまった。
(イチャイチャが最後に来たが……何も出来ねえ。)
(ツンデレってこうなのか? いつデレが来るのか全く分からんし遅い。)
(もうちょっと早ければよ~。寝る事気にしないで済むのによ~。明日も早いしよ~。)
そして俺はまったりとした、暴発の危険もある不穏な夜を過ごすことになった。
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