オットマンの上で

刺客慧

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第七話:くるま交差点(上の中)

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(前回までのあらすじ)
 はっはっはー! スモーマフラーで散々なめにあっちまった!
 るんるん気分の双子のトイプードルも失禁して、なんとまあだよ。
 おーまいが! 慰謝料? 示談? なんでも来やがれ! ウンコもれそう。


 1969年、ソビエト連邦領クラスノダールで無人の自動車が突如として動き出し、かの地の人々を驚かせ、恐怖させた。
 
 それは人類史上初の自動車が誕生してから丁度、200年が経過した時のことだった。
 
 そのとき車は500キロメートル以上の距離を走ったとされ、ナリチクという町で雪に埋もれ、力尽きた姿が発見された。
 
 車はその後、どんなに部品を入れ替えようとも燃料を入れようとも再び動くことはなかった。現在はとある博物館に保管されている。
 
 さて、それをきっかけに世界中で自動車が持ち主の意思など関係なく、勝手に動く現象が急増。事故などは決して起きないが時々持ち主の操作以外のことをし始める。誰も乗っていなくても勝手に街を走って、勝手に給油している。

 本当に不可思議な話だ。

 1987年にアメリカの科学者によって自動車の一部は自我を持つに至ることが確認できるまで原因不明の現象のままだった。

 話はそこで終わらない。

 その2年前の1985年、世界には少なくとも100台以上の製造元不明、型番かたばん不明、未登録の自動車が存在していることが報告されていた。それらはもれなく人間の手を借りることなく、自分たちで動くことのできる車だった。

 すでに原因究明に乗り出していた科学者を待っていたのは、信じようのない……、しかし認めざるをえない事実だった。

 妊娠した車のボンネット内から小さな車が出てくる現象が確認された。その車は10日と待たず成長して通常の車サイズになる。モノによっては母の排気量をゆうに3倍は超えようかという子供まで生まれる始末だった。

 またも押し付けられた事実が科学を、人間を驚愕させた。以後、母親の車から生まれた子供は『チャイルド』と呼ばれるようになった。それが1993年のこと。そのやけにあっさりとした命名だけでも当時の科学者や社会の混乱ぶりが伝わる。

 チャイルドは現在、世界中で一年あたり400台以上が生まれている。
 そして、その数は年々緩やかに増加している。
 
 国にもよるが、生まれたチャイルドを研究機関に高額で寄付できたり、自分たちのチャイルドを登録することで保証を受けることができる。宝くじ以下の確率だが、自分たちのもとにチャイルドが生まれることを願う人が絶えない。

 日本では何と、カーサポート業界一位の『サッキューキャップ』が国内のあらゆる自動車メーカーを差し置いて、早期に100%出資で研究機関を設立し、自動車の自我について、チャイルドについて、自動車妊娠についての論文を次々と出して株価を大幅に上げた。

 現在この自我が確認できる車やチャイルドに人間と同等の権利を与えるべきとの主張が隆盛りゅうせいを極めている。その活動家たちの中には、サッキューキャップの息のかかったものも少なくはない。

 そして2021年のことである。サッキューキャップ代表取締役、サッキュー池端いけはた氏の新聞記者への回答にこのような発言があった。

「今後わが社の研究に参加してくれている自動車たちをわが社の社員として迎え入れる。その準備はできつつある」
 実質、車の権利問題についての肯定こうてい発言だ。

 これにより、サッキューキャップは世界でも注目される自我を持つ自動車に寄りう企業となった。
では、業界二位『スモーマフラー』とは一体どのようななものなのだろうか……。


***


 中古車販売・修理店スモーマフラー姉古川あねこがわ店。

 イワンはゲリウスのボンネット中を再び手入れしていた。不足していたリザーバタンク内のオイルを補給。念のため、バッテリー液とエンジンオイルの不足も確認。

 コクーンは作業している間も胎動たいどうを続けていた。時々大きくねたかと思いきや、しばらく昔の携帯電話の様にプルプル震えている。

 それを見るたびにイワンの心臓も激しく波打っていた。

「どうしたんだ。ングッ、イワンよ。まだそいつに作業認可は下りとらん。あくまで示談が成立して。アイツが書類
にサインするまでじゃ」イワンに声をかけたのは同社産業医の瓦鷺かわらさぎだった。休憩室でウイスキーボンボンをつまんできた後で気分は晩酌ばんしゃく後だ。

「一応僕もスペシャリストで、いつでも、どの整備にも関与できる権限はあります。これは成立前に大事がおきないようにと思ってのことです」

「ならいいよ。グッ、あまりコソコソやりすぎて十条やヒッツに目をつけられないかと思ってな。ングッ、老婆心ろうばしんじゃ。気を悪くするなよ」

 イワンは無言で作業を終えて瓦鷺に頭を下げ事務所へ戻った。一人きりになったピットで瓦鷺はある者に電話をかけた。

「ああ……。イワンが今からおんしの所へ向かうよ。……。ああ、そうかい。そりゃ結構。グッ、ふー。老婆心、老婆心……。……。いや、独り言じゃ、いちいち拾うな」


***

 
 時を同じくしてここはオットマンの上。
 
 帰ってくるなりハルオも双子も、よかった、よかった、わっしょい、わっしょい、そればっかりである。
 
 アナグマ型ぬいぐるみジェイミーは『ハルオの愛車が他人の車を妊娠させたが、賠償ばいしょうせずにすみそうな話』の詳細をまだ把握できずにいた。

「それで、つまり相手が訴訟をそしょう止めさせて示談じだんになったってこと?」

「おうよ! そしたら、十条じゅうじょうのやつが、保険があるから心配すんなっていっててな。やっぱり、あいつは頼りになるぜ。そーれ、わっしょいわっしょい」

「ぼくら感動しておしっこちびっちゃったでしゅ。わっちょいわっちょい」
「ビビってたわけじゃないでしゅ。わっちょいわっちょい」

 こんな調子で質問の度に踊りだして話が中断する。最初は他のメンバーも興味津々きょきょうみしんしんだったが、だんだんジェイミー以外も、わっしょいに乗り出してますます話が進まなくなった。

「ゲゲゲゲ! ゲーップ! おへそわっしょーい」

「フゴフゴフゴフゴ……」

 ペンギンちゃんもスコティシュ・フォールド型ぬいぐるみのアフメットもそのノリに取り込まれ腹踊りを始めたり、訳の分からない粉を吸い始めたり本当に騒々そうぞうしい。

「それにしても最初五千万円と言われたときは死ぬかと思ったぜ」

「五千万円って……。弁護士を立てて言ってきた額じゃないよね」ジェイミーは落ち着いてくれと言いたい気持ちをおさえて一応つっこんだ。

「おう、弁護士はこれからだ。十条のやつが紹介してくれるってよ」

「えっ……」

「しかし五千万円が数十万になるとはな。一安心だぜ」

「えっ、払うの?」

「ああ、それでいいってむこうが言うからな」

「うーん。どう思う?」ジェイミーはスカンク型ぬいぐるみのエフィに聞いた。

「どうもこうも、キナ臭いわ。全部スモーマフラーが言ってるだけじゃない」

「うい? そ、そうかなあ」

 今更だがハルオはこの家で唯一ぬいぐるみと言葉が交わせる。ママがこの様子を見ているが、遠目からは某銀河大戦映画で主人公たちと惑星わくせいエンドアの毛むくじゃらの住民たちが勝利のうたげをしているシーンにしか見えない。

「ハルオ、僕もそう思うよ。全部あっちが言いだして進めた話だし、一から十までむこう側の利益しかない話なんだよ」

「うーん、そうか。言われてみればそうだぜ。そうと決まれば、明日また乗り込んでやらないとな!」人の言葉に乗せられやすいハルオはすぐに考えを変えた。

「その前に準備だよ。当事者に話を聞ければいいんだけど」

「当事者? 当事者って底片そこかたさんのことか?」

「そうじゃなくて、車だよ。ハルオのコアラーと、その底片さんの愛車の両方に話を聞きたいね」

「あっ、それならノブ子ちゃんがいいんじゃない」エフィが明るく提案した。

 ジェイミーは少し首をかしげた。

「ノブ子ちゃんってもしかして、あの?」

「そうよ」返事の聞こえた方向からハルオの愛車のシフトノブだったものが転がってきた。
 
 シフトノブ子。通称ノブ子。現在はハルオの手垢にまみれることが嫌なのでオットマンで生活している。
 手足がないので移動は転がるだけか、誰かに持ってもらって移動する。
 当初は目鼻など顔のパーツがなかったけど、誰かに修正液で描かれたものが、今は意思と連動して動いているようだ。

「あっ、ごめんノブ子さん。まだ姿と名前が一致しなくて……」ジェイミーは適当にごまかしながら寝転がったままのノブ子を立たせた。しゃべるシフトノブは流石にしゃべるぬいぐるみたちにもショックらしい。

「新参だし、いいわ。ちゃんと覚えてね」

「ノブ子ちゃん。たしか、車と話せたわよね」エフィは驚くべき事実をさらっと暴露する。

「話せるわよ。ただ車って、まだ自我が定まっていない子のほうが多いの。ハルオのコアラーとは時々話してたけど、その女の人の車は話せるか分からないな」ノブ子もあっさりと肯定する。
 
 ハルオとジェイミーは自分たちの認識とのギャップに戸惑った。

「ゲゲゲゲ! 面白い話じゃない。外で見ず知らずのメスをはらませてくる車なんて、どんな破天荒はてんこうなヤツなのか気になるわあ」この手の話には容赦なく乗っかってくる我らがヒロインなのである。

「まだコアラーが孕ませたかは決まったわけじゃないよペンギンちゃん」

「ジェイミー、アナタもあまりそういう言い回しはするべきじゃないわよ」ノブ子ははっきりと指摘する性格らしい。それと、ペンギンちゃんへは注意してもれられないことが分かっているあたりすでにこのオットマンのことを把握している。

「あ、すいません」

「ハルオ。早速だけど私を連れてってくれるかしら」ノブ子は修正液で描かれた眉と目をおもいきり上げてハルオを見た。

「おう。俺からも頼むよノブ子。行こうぜ」

「ちょえま☆ あっしも行っていいかな~?」そう言ったのはゴールデンレトリバー型ぬいぐるみのメルザだった。

「メルザさん。いいけど、何でかな?」
 
 メルザはノブ子と同じタイミングでオットマンに来た。ジェイミーはこちらの方は名前と顔が一致しているようだ。まあ、ギャル語で話す犬なんてそう多くはない。

「暇つぶし~。ウザいことしんし。オケピ?」

「まあ、大丈夫だよ」少し怪しみながらジェイミーは承諾した。

「ゲゲゲ。アタイはパース。飲みすぎちゃったあ」ペンギンちゃん、君はもともとお呼びでない。

「たいへんでしゅー!」
「やばいよ、やばいでしゅー!」
 いつの間にかリビングから消えていた双子がオットマンに向かって走ってきた。

「二人とも、どうしたの?」

「コアラーしゃんが」
「出てったでしゅ」

 スモーマフラーから引き上げていたハルオの愛車だが、双子がガレージに干していた自分たちの服を取りに行ったときに突如、無人で動き出してどこかへ走って行ったらしい。
 オットマンの上は再び騒然そうぜんとなった。


***


 とある十二階建てアパートの最上階。

 ふう、と小さく息が聞こえて、タバコのけむりが部屋の中に広がった。

 底片そこかたは今しがた火をつけたばかりのタバコをイワンに渡す。
 イワンは何も言わず、彼女から受け取り、深く吸い込んだ。

「ふーーっ、……。ヘレナ、君には苦労をかけるよ」

「それはなしよ。私だって許せないことなのだもの」

「カメラは全て引き上げてきた。データも全て吸い上げてある」

「……、……」

「僕は十条じゅうじょうさんや瓦鷺かわらさぎさんから怪しまれている。データとバックアップは一旦君に全て預けておく。何かあったらここに知らせるんだ」
 イワンはつながりのある週刊誌記者の名刺を渡した。

「それもやめて……。貴方に何かあるなんて考えたくない」

「だけど僕は社会的制裁を受けることは決まってる。どうあがいても命を懸けるつもりだよ」

「じゃあ、約束してくれるかしら?」

「何を?」

「運転してほしいのよ、私のゲリウスを。どこか遠くに行きましょう。もちろん、チャイルドが無事生れたあとでね」

 余裕のなさからだろうか、イワンは唇を結んだまま下を向いて少し考えていたが、笑顔に戻り、底片に返事をした。

「わかった。約束するよ。どこか、静かな……、温泉地でも行こうか……」

「ありがとうイワン……」

 底片はイワンのほほでて、口づけを交わした。イワンはそのまま彼女の体を抱き寄せようとしたが、ふと何かに気付いたように、手を降ろして、底片から離れた。

「全てが終わったら、どうすればいいのだろう」

「一からやり直しましょう。あまり今は心配しすぎないで。ね」

「そうじゃない!」イワンは振り向きざま、底片をにらんだ。

 その後のイワンの述懐じゅっかいは長く、聞いた底片の眼をひどく無感傷なものに変えた。

 ひとしきり述べたあとで、イワンは頭を押さえてうずくまった。

「どうしたのイワン?」

「ああ。少し疲れたみたいだ。悪いが……、泊まって、いく、よ」よろよろと彼はベッドの方に向かう。

 底片は彼に肩を貸した。二人でかなり苦労しながら寝室に向かった。
 
 倒れこむようにしてベッドに入ったイワンはそのまま深い眠いにつき、やがて息をしなくなった。
 
 底片はその様子をじっと見ていた。
 
 しばらくして軽く息を吐き出しながら無感情に、死体となったイワンに近づきその顔を観察する。
 
 サフラン色の部屋の照明に照らされたイワンの寝顔は青白く、窓から見える月のような明るさは皆無だ。
 脈がないことを確認した後、底片はカーテンを閉めて電話をかける。

「十条さん……。……、ええ。終わったわ。人をよこしてくれるかしら……」

 電話を終えた彼女はもたれかかりながら椅子に座り、タバコに火をつけた。

 底片経麗奈そこかたへれなは偽名である。
 本名は、反隋砂里はんずいさり。彼女もスモーマフラのスペシャリストだ。

(続く…)
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