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外伝 ルテティア急行 殺人事件
事件発生
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「社長!」
昭弥が目を覚ますと目の前にセバスチャンがいた。
「ご無事でしたか」
「ああ、何とか……。セバスチャンも無事だったのか」
昭弥は起き上がろうとするが、身体に激痛が走り再びベットに倒れた。
「何が起きている」
「落ち着いて下さい。撃たれたんです。客室係のメイドに治癒魔法を使える人がいなければ、死んでいましたよ」
「それは幸運だったな」
少々、顔を引きつらせながら昭弥は答える。
「セバスチャンは無事だったのか」
「はい、済みません。気絶して社長を守り切れませんでした」
頭部の傷を抑えるためだろうか、包帯を巻いたセバスチャンは謝罪した。
「気にするな。僕も不用意に入って男爵に銃口を向けられたからね。セバスチャンのアシストが無ければ殺されていたよ」
その時、昭弥は気が付いた。
「男爵は?」
「亡くなりました」
「……なんだと?」
驚き、再び尋ねる。
「一体どうゆうことだ?」
「頸部に拳銃を押し当てて銃弾を受けて亡くなっています。社長を殺して自決したのかと」
「まさか」
昭弥は驚いて尋ね返した。あの自信満々の男爵が自殺するとは思えない。
同時にベットに揺れが伝わるのが解った。
「列車は走っているんだな」
「はい、緊急停止も考えましたが、車掌長の指示でこのままオスティアに向かいます」
「今何時だ?」
「三時過ぎです」
「事件が起きたのは二時前だったな。ならオスティアの方が近い」
列車は一二時間後にオスティアに着くようダイヤを作成してある。
手術の出来る大病院は、王都かオスティアのような大都市にしか無く、小さな町には診療所があれば良い方だ。
下手に停車するよりそのままオスティアに走った方が良い。停車して王都行きの列車に預けるという方法もあるが、出発して六時間以上、王都~オスティア間の運転距離の半分以上を過ぎているから停車と乗り換えの時間を考えるとこのまま走り続けた方が良い。
「他に何か変わったことは?」
「動かないで下さい。幸い主要な臓器を損傷しなかっただけで、背中から打たれて肩を貫通しているんです。下手をすれば死ぬところだったんですよ」
「身体を休ませることが君の今の仕事だよ」
そう言って入って来たのはティベリウス卿だった。
「ティーベ。無事だったのか」
「それは僕の台詞だよ。襲われたのが君だと解っているのかい?」
「ははは、そうだった」
「これからどうする?」
「ユリア……陛下は?」
「お部屋でお休みだ。ただ、バタバタしていることに気が付いて起きてしまって。昭弥の事を話したら、半狂乱状態だったよ」
「降りるとかそういう話は?」
「親衛隊から出てきたけど、陛下の強い要望でこのまま進むことになった」
「まあ、ありえるか」
本来ならここで停車して陛下だけでも王都に帰還するべきかも知れない。だが、列車の用意が出来ないため、下手に動かすことが出来ない。
動かす先の列車の安全が確保出来ないからだ。
念の為に、後方からお召し列車が後続しており、そちらに移っていただく事も出来るのだが、停車しない事を決めて進んでいる。
それに今回の乗車は帝国帝都訪問、それに合わせての皇帝との謁見も予定されており、変更することは難しい。ユリアの性格から見てキャンセルすることは無いだろう。
「他の乗客に被害は?」
少し躊躇いがちにセバスチャンが応えた。
「実は、もう一人亡くなった方がいます」
「何だと。誰だ」
「ナッサウ伯の召使いです」
「何だと。何処で?」
「この客室の、二階のベットルームです」
二階客間の奥にあるベッドルーム。
昭弥が使っているゲスト用あるいは召使い用のベッドルームだ。
ダイヤモンド・スイート以外の乗客用メインベッドルームは車両の揺れと幅一杯に部屋を確保すること出来るので一階に設けられており、ティーベとオーレリーに使って貰っている。
ティベリウスとオーレリーに配慮したのと、列車で何かトラブルがあれば直ぐに動けるように出口のある二階の部屋を自室にしていた。
ちなみに今昭弥がいるのは、一階のメインベッドルームのベッドだ。治療の為に、ティーベ達が運び込んだのだ。
「ティーベとオーレリーは?」
「大丈夫です。宴会が終わってからずっと陛下のお相手でダイヤモンド・スイートにいましたから」
「そうか」
それを聞いて昭弥は安心した。
友人であるティーベが無事だし、一応保護者のような立場である昭弥にとって彼の安全は確保しなければ。
「どうして、ナッサウ伯の召使いがそんなところに」
「不明です。ただ、普通の召使いではありません」
「どうしてだ?」
「盗人の解錠道具、侵入用の道具を携帯していました。巧妙に隠してあったので普通に見ただけでは発見は無理です」
元盗人のセバスチャンでようやく発見できたと言うことか。
「なぜ、そんな奴が入ったんだ」
「解りません。ただ、金庫を誰かが開けたようで書類が盗まれました」
ベットルームには備え付けの金庫があり、貴重品を入れることが出来る。昭弥は帝国において商品の売り込みを行う為の書類を入れていたが、それを盗まれたようだ。
「彼が盗んだのか」
「いいえ、書類はありませんでした。それでナッサウ伯をフィーネさん達が泊まる隣の部屋に呼び、更に車掌と共に伯の部屋の捜索を行いました。そしてこのようなメモが発見されました」
そう言われてセバスチャンが渡してきたメモを読んだ。
秘密をばらされたくなければ、玉川昭弥を殺せ。拳銃はダイヤモンド・スイート前のトイレの備品箱に入れてある。
このメモは読後焼却せよ。
昭弥が目を覚ますと目の前にセバスチャンがいた。
「ご無事でしたか」
「ああ、何とか……。セバスチャンも無事だったのか」
昭弥は起き上がろうとするが、身体に激痛が走り再びベットに倒れた。
「何が起きている」
「落ち着いて下さい。撃たれたんです。客室係のメイドに治癒魔法を使える人がいなければ、死んでいましたよ」
「それは幸運だったな」
少々、顔を引きつらせながら昭弥は答える。
「セバスチャンは無事だったのか」
「はい、済みません。気絶して社長を守り切れませんでした」
頭部の傷を抑えるためだろうか、包帯を巻いたセバスチャンは謝罪した。
「気にするな。僕も不用意に入って男爵に銃口を向けられたからね。セバスチャンのアシストが無ければ殺されていたよ」
その時、昭弥は気が付いた。
「男爵は?」
「亡くなりました」
「……なんだと?」
驚き、再び尋ねる。
「一体どうゆうことだ?」
「頸部に拳銃を押し当てて銃弾を受けて亡くなっています。社長を殺して自決したのかと」
「まさか」
昭弥は驚いて尋ね返した。あの自信満々の男爵が自殺するとは思えない。
同時にベットに揺れが伝わるのが解った。
「列車は走っているんだな」
「はい、緊急停止も考えましたが、車掌長の指示でこのままオスティアに向かいます」
「今何時だ?」
「三時過ぎです」
「事件が起きたのは二時前だったな。ならオスティアの方が近い」
列車は一二時間後にオスティアに着くようダイヤを作成してある。
手術の出来る大病院は、王都かオスティアのような大都市にしか無く、小さな町には診療所があれば良い方だ。
下手に停車するよりそのままオスティアに走った方が良い。停車して王都行きの列車に預けるという方法もあるが、出発して六時間以上、王都~オスティア間の運転距離の半分以上を過ぎているから停車と乗り換えの時間を考えるとこのまま走り続けた方が良い。
「他に何か変わったことは?」
「動かないで下さい。幸い主要な臓器を損傷しなかっただけで、背中から打たれて肩を貫通しているんです。下手をすれば死ぬところだったんですよ」
「身体を休ませることが君の今の仕事だよ」
そう言って入って来たのはティベリウス卿だった。
「ティーベ。無事だったのか」
「それは僕の台詞だよ。襲われたのが君だと解っているのかい?」
「ははは、そうだった」
「これからどうする?」
「ユリア……陛下は?」
「お部屋でお休みだ。ただ、バタバタしていることに気が付いて起きてしまって。昭弥の事を話したら、半狂乱状態だったよ」
「降りるとかそういう話は?」
「親衛隊から出てきたけど、陛下の強い要望でこのまま進むことになった」
「まあ、ありえるか」
本来ならここで停車して陛下だけでも王都に帰還するべきかも知れない。だが、列車の用意が出来ないため、下手に動かすことが出来ない。
動かす先の列車の安全が確保出来ないからだ。
念の為に、後方からお召し列車が後続しており、そちらに移っていただく事も出来るのだが、停車しない事を決めて進んでいる。
それに今回の乗車は帝国帝都訪問、それに合わせての皇帝との謁見も予定されており、変更することは難しい。ユリアの性格から見てキャンセルすることは無いだろう。
「他の乗客に被害は?」
少し躊躇いがちにセバスチャンが応えた。
「実は、もう一人亡くなった方がいます」
「何だと。誰だ」
「ナッサウ伯の召使いです」
「何だと。何処で?」
「この客室の、二階のベットルームです」
二階客間の奥にあるベッドルーム。
昭弥が使っているゲスト用あるいは召使い用のベッドルームだ。
ダイヤモンド・スイート以外の乗客用メインベッドルームは車両の揺れと幅一杯に部屋を確保すること出来るので一階に設けられており、ティーベとオーレリーに使って貰っている。
ティベリウスとオーレリーに配慮したのと、列車で何かトラブルがあれば直ぐに動けるように出口のある二階の部屋を自室にしていた。
ちなみに今昭弥がいるのは、一階のメインベッドルームのベッドだ。治療の為に、ティーベ達が運び込んだのだ。
「ティーベとオーレリーは?」
「大丈夫です。宴会が終わってからずっと陛下のお相手でダイヤモンド・スイートにいましたから」
「そうか」
それを聞いて昭弥は安心した。
友人であるティーベが無事だし、一応保護者のような立場である昭弥にとって彼の安全は確保しなければ。
「どうして、ナッサウ伯の召使いがそんなところに」
「不明です。ただ、普通の召使いではありません」
「どうしてだ?」
「盗人の解錠道具、侵入用の道具を携帯していました。巧妙に隠してあったので普通に見ただけでは発見は無理です」
元盗人のセバスチャンでようやく発見できたと言うことか。
「なぜ、そんな奴が入ったんだ」
「解りません。ただ、金庫を誰かが開けたようで書類が盗まれました」
ベットルームには備え付けの金庫があり、貴重品を入れることが出来る。昭弥は帝国において商品の売り込みを行う為の書類を入れていたが、それを盗まれたようだ。
「彼が盗んだのか」
「いいえ、書類はありませんでした。それでナッサウ伯をフィーネさん達が泊まる隣の部屋に呼び、更に車掌と共に伯の部屋の捜索を行いました。そしてこのようなメモが発見されました」
そう言われてセバスチャンが渡してきたメモを読んだ。
秘密をばらされたくなければ、玉川昭弥を殺せ。拳銃はダイヤモンド・スイート前のトイレの備品箱に入れてある。
このメモは読後焼却せよ。
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【作者より、感謝を込めて】
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