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ママ、中学生演劇で主演女優賞へ!?
しおりを挟む### 【📚発端は、国語の授業後の雑談】
先生:「みんな、今年の文化祭では“オリジナル劇”をやろうと思う。
台本はこれから決めるけど、ヒロイン役、やってみたい人~?」
\(しーん)/
そんな中――手を挙げたのは、
いつもと雰囲気が“できる女子すぎる”田中結衣(中身ママ)。
美奈(in結衣):「はいっ!やりたいですっ♡」
クラス全員:「えええ!?あの結衣が!?!?!?」
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### 【🎭ヒロイン役、決定】
劇のタイトルは――
**『100年前の手紙』**。
時空を超えて届いた手紙と、少女の成長を描く涙の物語。
美奈(in 結衣):「え、なにこれ!?めっちゃエモいんですけど!?好きぃ!!」
→ 台詞覚え早い
→ 感情の込め方うまい
→ 「演技じゃなくて“生きてる”みたい…」と演出担当が泣くレベル
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### 【📝脚本、勝手に書き換え】
美奈:「あのね、ちょっと台本に“母親との対話”シーン加えた方がいいと思うのよ!」
→ 先生にバレずに加筆、台詞の一部をガチ親目線に。
→ クラス:「……この結衣、ちょっと“プロ”すぎない?」
→ 実際、劇団員だった過去をもつ美奈(42歳)。その片鱗が文化祭に炸裂。
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### 【📅文化祭当日】
校内アナウンス:「まもなく、1年2組の演劇『100年前の手紙』が開演します」
健一(客席):「あの中に……ママ(見た目14歳)がいるんだよな……ドキドキしかしない……」
結衣(in母の体):「てかお母さん、調子乗って泣かせにいく構成にしてたよね……絶対泣くじゃん……」
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### 【🎭本番】
幕が上がる。
ヒロインの少女・エミ(=美奈in結衣)、舞台中央に登場。
「ねぇ、お母さん。私、夢を持っていいのかな?
あなたの手紙が、私の心を動かしたんだよ――」
→ 観客、しん…と静まり返る。
→ クライマックスでは、**アドリブで涙を流しながらの母への語りかけ**。
→ 健一:「あれ、俺……泣いてる!?あれ!?」
→ 担任:「誰だよ台本書き換えたの……めちゃくちゃ感動しちゃったじゃん……!」
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### 【🎉終演】
\大拍手/
女子:「結衣って、実はすごいんだね……」
男子:「やべぇ、ちょっと本気で惚れそうになった」
先生:「田中……演劇部、入らないか?」
→ 美奈(in 結衣):「青春って、最高~~っ!!」
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### 【🏠夜・帰宅後】
健一:「なぁ……そろそろ戻らないか……お前、感動エピソード作りすぎ……」
美奈:「え~?もうちょっと!次は学年合唱でソロパート目指すの!」
結衣(in 母):「私の中学ライフ、完全に上書きされてるんだけど!!!」
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## 🎬エピローグ
文化祭後の校内アンケートで――
「ベストパフォーマンス賞」に**田中結衣**(見た目・中身ママ)が選ばれる。
そして美奈はつぶやいた。
> 「……人生二周目、めっちゃ楽しい……」
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