26 / 49
社交デビュー 5
しおりを挟む
一日まったりとすごして、王都に到着して二日目。
イアナはフェルナンドと王都デートに繰り出した。
フェルナンドは指輪をはめるかどうするか悩んだあとで、仕立屋にも寄るし、イアナが若い男と歩いているのを見られると面白くない噂が立つかもしれないと、諦めて指輪をはめることにしたらしい。
イアナとしてはいぶし銀な旦那様とデートができて万々歳である。
商店街の入り口で馬車から降りて、イアナはフェルナンドと腕を組んで石畳の道をゆっくりと歩く。クロエたちからは日傘を勧められたが、日傘をさしていたらフェルナンドにくっついて歩けないので断った。日焼けよりもいぶし銀な旦那様にくっつく方が優先だ。
親子……下手をしたら祖父と孫娘ほど年が離れているフェルナンドとイアナの姿は、道行く人の注目を集めたが、もちろんイアナはまったく気にならなかった。なんなら幸せそうな夫婦だと噂を流してくれて構わない。というかぜひ流してほしい。
まずは予定していた仕立屋に向かうと、事前に連絡を入れておいたのですぐに応接間に案内してくれた。
ティーセットが用意されて、マダムが部屋に入って来る。
「忙しいところ時間を取ってくれてありがとう」
「いえいえ、こちらこそたくさんのご注文をありがとうございます。ステファーニ公爵様。それから公爵夫人、お初にお目にかかります」
「イアナです。……マダムには、妹が非常にご迷惑をおかけしたようで」
「お気になさらず」
にこにことマダムが微笑む。大量注文をしたステファーニ公爵夫妻はマダムの中ですっかりお得意様となったようだ。気分を害していないようでイアナはホッとした。
「今日は試着と、それから新しい注文に着ました」
「まあ、追加のドレスですか?」
「いや、結婚式のドレスなんだ。春に領地で妻と式を挙げようと思っている」
「まあまあまあ!」
マダムが華やいだ声を上げた。マダムはすぐに従業員を呼び、カタログと、それから結婚式のドレスの見本を応接室に運ぶように言う。
従業員三人が、数冊のカタログとトルソーにかけられたドレスを応接室に運び込んだ。
「こちらが生地の見本で、こちらがデザインの見本です。もちろんご希望に合わせて新たにデザインを描くこともできます。最近の流行はプリンセスラインとマーメイドラインのですかね? 若い方はプリンセスラインを選ばれる方が多いです。色はここ数年淡い色か白が主流ですわね」
「マーメイドラインのデザインを見せていただいてもいいですか?」
中身が六十歳のイアナとしては、プリンセスラインのドレスよりマーメイドラインのドレスの方がしっくりくる。落ち着いた雰囲気がいい。
「お孫ちゃんたちにベールガールとベールボーイをやってもらいたいので、ベールは長めのものがいいです。あと、お孫ちゃんたちにも結婚式用の服を作ってほしいのですけど」
「もちろんお任せくださいませ! 子供服のカタログを!」
マダムの指示で、従業員が子供服のカタログを運んで来た。
イアナの希望をマダムがメモし、結婚式のドレスもフェルナンドの結婚式の装いも、ルクレツィオとカーラの服も全部新たにデザインを描き起こすことに決まった。マダムがざっとデザインを描いている間、イアナは仮縫いが終わっているドレスの試着をする。
注文したドレスのうち、三着の仮縫いが終わっているらしい。来週のカルリ侯爵家のパーティーに間に合うように、そのうち一着は急いで仕上げてくれるそうだ。
試着をしてお針子たちのチェックが終わった後で応接室に戻ると、マダムがいくつかのデザインのラフ画を完成させていた。
イアナがその中から気に入ったものを選ぶと、ラフ画を元にデザインが仕上がったら連絡をくれるという。
仕立屋を後にすると、イアナは次に宝石店に連れていかれた。
「君はこういうものはあまりほしがらないが、パーティーにはアクセサリーも必要だろう?」
考えてみたら、イアナはアクセサリーをほとんど持っていない。公爵夫人としてはやはり相応のものを持っておく必要がありそうだ。
「前の妻が持っていたものはアリーチャに全部渡してしまったんだ。それに、前の妻が使っていたものを使うのはあまり面白くないだろう? だからこの機会にいくつか購入しておこう」
ステファーニ公爵家が昔から懇意にしている店のようで、フェルナンドが来店したらすぐに奥から店主がすっとんで来た。フェルナンドが一言「妻に似合いそうなものを」と言えば、高そうな宝石がずらりと目の前に並べられる。
「まとめていくつか購入したいんだ。そのうち、一揃えか二揃えは、急ぎでアクセサリーに加工してほしいのだが」
「最優先で対応いたします」
まとめて購入する予定だと聞いて、店主はもうにっこにこである。わかりやすい。
(それにしても、すっごい金額……)
ジョルジアナが先日、金貨五十枚のアクセサリー類をステファーニ公爵家の名前を使って購入したようだが、それが可愛く思えるほどの金額が飛んでいく。
聞かれるままに好みのデザインを答えていると、あれよあれよと言う間に注文がまとまった。占めて金貨九十二枚。イアナは目の玉が飛び出しそうになったが、フェルナンドが平然としているので何も言えなかった。ステファーニ公爵家すごい。わかっていたが、本当にすごい。
宝石の注文を終えて、休憩を兼ねてカフェに寄る。
レモンティーを優雅に飲みながら、フェルナンドが満足そうに笑っていた。
「自分の買い物にはあまり興味がないんだが、妻の買い物となると楽しいものだな」
「あの、今日一日ですごい金額が飛んだ気がするんですが、いいんでしょうか?」
「もちろんだ。そもそも、君はあまりお金を使わないから、君のための予算が余っている。この程度なんてことはない。ほしいものがあれば追加で買っても構わないよ」
(……わたしの予算、どれだけあるんだろう)
興味がないから聞いたことがなかったが、今日使った金額が「なんてことない」金額なら、どれほどの予算が用意されているのか――うん。知るのが怖いから聞かないでおこう。
カフェで休憩をした後は、ゆっくりといろんな店を見て回って、そのあとで公園に立ち寄った。
紅葉した木々を見上げながら、フェルナンドと手を繋いでのんびりと歩く。
最高の初王都デートだった。
イアナはフェルナンドと王都デートに繰り出した。
フェルナンドは指輪をはめるかどうするか悩んだあとで、仕立屋にも寄るし、イアナが若い男と歩いているのを見られると面白くない噂が立つかもしれないと、諦めて指輪をはめることにしたらしい。
イアナとしてはいぶし銀な旦那様とデートができて万々歳である。
商店街の入り口で馬車から降りて、イアナはフェルナンドと腕を組んで石畳の道をゆっくりと歩く。クロエたちからは日傘を勧められたが、日傘をさしていたらフェルナンドにくっついて歩けないので断った。日焼けよりもいぶし銀な旦那様にくっつく方が優先だ。
親子……下手をしたら祖父と孫娘ほど年が離れているフェルナンドとイアナの姿は、道行く人の注目を集めたが、もちろんイアナはまったく気にならなかった。なんなら幸せそうな夫婦だと噂を流してくれて構わない。というかぜひ流してほしい。
まずは予定していた仕立屋に向かうと、事前に連絡を入れておいたのですぐに応接間に案内してくれた。
ティーセットが用意されて、マダムが部屋に入って来る。
「忙しいところ時間を取ってくれてありがとう」
「いえいえ、こちらこそたくさんのご注文をありがとうございます。ステファーニ公爵様。それから公爵夫人、お初にお目にかかります」
「イアナです。……マダムには、妹が非常にご迷惑をおかけしたようで」
「お気になさらず」
にこにことマダムが微笑む。大量注文をしたステファーニ公爵夫妻はマダムの中ですっかりお得意様となったようだ。気分を害していないようでイアナはホッとした。
「今日は試着と、それから新しい注文に着ました」
「まあ、追加のドレスですか?」
「いや、結婚式のドレスなんだ。春に領地で妻と式を挙げようと思っている」
「まあまあまあ!」
マダムが華やいだ声を上げた。マダムはすぐに従業員を呼び、カタログと、それから結婚式のドレスの見本を応接室に運ぶように言う。
従業員三人が、数冊のカタログとトルソーにかけられたドレスを応接室に運び込んだ。
「こちらが生地の見本で、こちらがデザインの見本です。もちろんご希望に合わせて新たにデザインを描くこともできます。最近の流行はプリンセスラインとマーメイドラインのですかね? 若い方はプリンセスラインを選ばれる方が多いです。色はここ数年淡い色か白が主流ですわね」
「マーメイドラインのデザインを見せていただいてもいいですか?」
中身が六十歳のイアナとしては、プリンセスラインのドレスよりマーメイドラインのドレスの方がしっくりくる。落ち着いた雰囲気がいい。
「お孫ちゃんたちにベールガールとベールボーイをやってもらいたいので、ベールは長めのものがいいです。あと、お孫ちゃんたちにも結婚式用の服を作ってほしいのですけど」
「もちろんお任せくださいませ! 子供服のカタログを!」
マダムの指示で、従業員が子供服のカタログを運んで来た。
イアナの希望をマダムがメモし、結婚式のドレスもフェルナンドの結婚式の装いも、ルクレツィオとカーラの服も全部新たにデザインを描き起こすことに決まった。マダムがざっとデザインを描いている間、イアナは仮縫いが終わっているドレスの試着をする。
注文したドレスのうち、三着の仮縫いが終わっているらしい。来週のカルリ侯爵家のパーティーに間に合うように、そのうち一着は急いで仕上げてくれるそうだ。
試着をしてお針子たちのチェックが終わった後で応接室に戻ると、マダムがいくつかのデザインのラフ画を完成させていた。
イアナがその中から気に入ったものを選ぶと、ラフ画を元にデザインが仕上がったら連絡をくれるという。
仕立屋を後にすると、イアナは次に宝石店に連れていかれた。
「君はこういうものはあまりほしがらないが、パーティーにはアクセサリーも必要だろう?」
考えてみたら、イアナはアクセサリーをほとんど持っていない。公爵夫人としてはやはり相応のものを持っておく必要がありそうだ。
「前の妻が持っていたものはアリーチャに全部渡してしまったんだ。それに、前の妻が使っていたものを使うのはあまり面白くないだろう? だからこの機会にいくつか購入しておこう」
ステファーニ公爵家が昔から懇意にしている店のようで、フェルナンドが来店したらすぐに奥から店主がすっとんで来た。フェルナンドが一言「妻に似合いそうなものを」と言えば、高そうな宝石がずらりと目の前に並べられる。
「まとめていくつか購入したいんだ。そのうち、一揃えか二揃えは、急ぎでアクセサリーに加工してほしいのだが」
「最優先で対応いたします」
まとめて購入する予定だと聞いて、店主はもうにっこにこである。わかりやすい。
(それにしても、すっごい金額……)
ジョルジアナが先日、金貨五十枚のアクセサリー類をステファーニ公爵家の名前を使って購入したようだが、それが可愛く思えるほどの金額が飛んでいく。
聞かれるままに好みのデザインを答えていると、あれよあれよと言う間に注文がまとまった。占めて金貨九十二枚。イアナは目の玉が飛び出しそうになったが、フェルナンドが平然としているので何も言えなかった。ステファーニ公爵家すごい。わかっていたが、本当にすごい。
宝石の注文を終えて、休憩を兼ねてカフェに寄る。
レモンティーを優雅に飲みながら、フェルナンドが満足そうに笑っていた。
「自分の買い物にはあまり興味がないんだが、妻の買い物となると楽しいものだな」
「あの、今日一日ですごい金額が飛んだ気がするんですが、いいんでしょうか?」
「もちろんだ。そもそも、君はあまりお金を使わないから、君のための予算が余っている。この程度なんてことはない。ほしいものがあれば追加で買っても構わないよ」
(……わたしの予算、どれだけあるんだろう)
興味がないから聞いたことがなかったが、今日使った金額が「なんてことない」金額なら、どれほどの予算が用意されているのか――うん。知るのが怖いから聞かないでおこう。
カフェで休憩をした後は、ゆっくりといろんな店を見て回って、そのあとで公園に立ち寄った。
紅葉した木々を見上げながら、フェルナンドと手を繋いでのんびりと歩く。
最高の初王都デートだった。
192
あなたにおすすめの小説
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十周年。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
【完結】パパ、私は犯人じゃないよ ~処刑予定の私、冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで~
チャビューヘ
ファンタジー
※タイトル変更しました。
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の物語。
-----
感想送っていただいている皆様へ
たくさんの嬉しい言葉や厳しい意見も届いており一つ一つがすごく嬉しいのと頑張ろうと感じています。ご意見を元に修正必要な部分は随時更新していきます。
成長のため感想欄を閉じませんが公開はする予定ありません。ですが必ず全て目を通しています。拙作にお時間を頂きありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします
紫
恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。
王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい?
つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!?
そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。
報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。
王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。
2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
プリン食べたい!婚約者が王女殿下に夢中でまったく相手にされない伯爵令嬢ベアトリス!前世を思いだした。え?乙女ゲームの世界、わたしは悪役令嬢!
山田 バルス
恋愛
王都の中央にそびえる黄金の魔塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
そんなある日、ベアトリスは前世を思い出した。この世界はかつて病院に入院していた時の乙女ゲームの世界だと。
そして、自分は悪役令嬢だと。ゲームのシナリオをぶち壊すために、ベアトリスは立ち上がった。
レベルを上げに励み、頂点を極めた。これでゲームシナリオはぶち壊せる。
そう思ったベアトリスに真の目的が見つかった。前世では病院食ばかりだった。好きなものを食べられずに死んでしまった。だから、この世界では美味しいものを食べたい。ベアトリスの食への欲求を満たす旅が始まろうとしていた。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる