42 / 49
帰宅と結婚準備 3
しおりを挟む
雪がだいぶ解けて、桃の花が咲き始めた頃。
イアナの元にアントネッラ伯爵家から至急あつかいの手紙が届いた。
フェルナンドと共に手紙の封を切ったイアナは、その内容を見て目を見開いた。
「え? お父様が危篤⁉」
また金の無心だろうと思って手紙を開けば、父親が危篤状態になったから直ちに王都に戻って来いと書かれてあった。あまりに急なことで茫然としていると、フェルナンドがすぐにメイドを呼んで旅支度を整えるように伝えてくれる。
「さすがに危篤ならば無視できないだろう。すぐに準備を整えて王都へ向かおうか」
「でも旦那様。旦那様は明後日から公爵領内の貴族を集めた重要な会議がありますよね。そのあとには春から着手する予定の新しい町の開発地の視察も入っていたはずです。エラルドも魔術塔の会議に呼ばれているので旦那様の代わりはできませんし、今回はわたし一人で向かいますよ」
イアナとの結婚式と旅行の日数を確保するためにフェルナンドは忙しいのだ。
「しかし……」
「大丈夫です。もし何かあればすぐに手紙を書きますから。クロエもマーラも一緒ですし、護衛の騎士たちもついて来てくれます。王都のタウンハウスにも使用人たちがいます。父の様子を見て来るだけですから、大丈夫ですよ」
フェルナンドはそれでも心配そうだったが、イアナが何度も大丈夫だと繰り返すと、諦めたように頷いた。
「わかった。もし滞在が長引くようなら、私も用事が終わればすぐに向かおう。気を付けて行っておいで」
「はい。旦那様も会議と視察と仕事がたくさんあって大変でしょうけど頑張ってくださいね」
結婚してから長く離れたことがないので寂しい気持ちはあるが、この先もこういうことは必ずある。寂しいから離れたくないなんて我儘は言えないし、あまりべたべたと依存しすぎるのもよくない。慣れるという意味でもいい機会だろう。
結婚式を一か月半後に控えたイアナは、慌ただしく王都へ父の見舞いに行くことになった。
☆
王都に到着したイアナは、一度ステファーニ公爵家のタウンハウスに向かい、アントネッラ伯爵家に使いをやった。父が危篤と連絡を受けたのが一週間前。公爵領から王都まで移動している間は連絡の取りようがなかったので、現状がわからないためだ。
果たして父の容体は回復しているのか、それとも予断を許さない状況で病院に移っているのか、はたまたそのまま儚くなっているのか……。
危篤という言葉から考えると、回復している可能性は低いかもしれない。そもそも何が起こって「危篤」となったのか、それすらイアナに情報が入っていなかった。事故か病気か。意識はあるのかないのか。もしアントネッラ伯爵家に見舞いに向かって、もう他界したあとだったなんてことになれば非常に気まずい。
見舞いに行く場合と、死者に面会しに行くのでは着ていく服も変わるのだ。見舞いに喪服で行くわけにはいかないし、死者との対面で普段のデイドレスで向かうわけにもいかない。
(というか、危篤なら、どうしてそうなったのか手紙に書くべきよね)
アントネッラ伯爵家の家族は揃いも揃って非常識なので今更かもしれないが、もう少し詳細な手紙が欲しかった。
「奥様、大丈夫ですか?」
ソファに座ってぼんやりしていると、クロエが喪服とドレスの両方を準備しながら訊ねた。
「大丈夫よ。ただ、その……やっぱりちょっと落ち着かないものね。父との間に親子の情なんてないと思っていたけど、それとこれとは別というか……」
アントネッラ伯爵家のつまはじきものだったイアナは、父とも母とも親子らしい関係を築けていなかった。あちらがイアナを見ないのと同じように、イアナも彼等に父と母の役割を期待していなかったのだ。
だから父を愛しているのかと聞かれれば否と答えるだろう。それなのに危篤と聞いて多少なりとも動揺している自分に驚いていた。不思議なものだ。
(もしかしたら前世のお父さんが死んだときと重ねてしまっているのかもしれないわね)
前世の両親はとても優しかった。だからふと前世のときのことを思い出してしまったのかもしれない。
しばらくして、使いに行かせていた使用人が戻って来た。父はまだ生きていて、アントネッラ伯爵家にいるらしい。
病人を置くのなら使用人が一人もいないアントネッラ伯爵家よりも病院の方がいいと思うのだがと考えたイアナは、すぐに「お金がないのか」と納得した。病院もただではない。特に貴族が入院するような病院は入院費が高いのだ。借金にあえぐアントネッラ伯爵家が入院費用を捻出できるはずがなかった。
(援助はしないと言っても、さすがに重病人の入院費くらいは出してあげたんだけどね)
イアナがステファーニ公爵家に嫁ぐときに手元に残した支度金金貨八十枚だが、ドレスや子供のおもちゃで三分の一ほど使っただけで、それ以外はまだ手元に残っていた。
支度金とは別に公爵夫人としての予算もついていたし、フェルナンドがあれやこれやと買ってくれるので、手元に残した支度金の使い道がなかったのだ。
だからその金から入院費を出してもよかったのだが――まあこれは、見舞いに行った時に様子を見て切り出すことにしよう。
イアナは使用人が買って来てくれた見舞い用の花を持って、クロエと共に馬車に乗り込んだ。
アントネッラ伯爵邸に到着すると、イアナは馬車にクロエを残して自分だけ降りた。クロエは同行すると言ってくれたのだが断ったのだ。使用人のいないアントネッラ伯爵邸の中はきっとゴミ邸と化しているだろう。そんな中にクロエを連れていくのは気が引けた。
「一時間くらいしたら帰るから、その頃にまた迎えに来てくれるかしら?」
「わかりました。どうかお気をつけて」
クロエが神妙な顔で言う。まるでイアナがこれから戦地へ赴くのを見送るような顔に見えて苦笑してしまった。
玄関の呼び鈴を鳴らすと、しばらくして玄関扉が開いて母が顔を出した。
イアナを見れば顔をしかめる母が、珍しく機嫌がいい。父が危篤というのに機嫌がいいのは解せないが、無理して笑っているのだろうか。
「お母様、お父様はいかがですか?」
「今は起きているのよ。顔を見せてあげてちょうだい」
イアナから花束を受け取り、母が歩き出す。
予想していた通り玄関ホールも階段も廊下も、どこもかしこもぐちゃぐちゃだ。どうすればここまで汚すことができるのだろう。ごみの捨て方も知らないのか、生ごみの臭いのような異臭も漂っていた。クロエを連れて来なくて正解だ。
階段を上がって父が寝ているという寝室の前に到着すると、母が扉を開けてイアナの背中を押した。
「わたくしはお茶の用意でもしてくるわ。花も生けなくてはね。先に入っていてちょうだい」
母にお茶の用意ができたのかとイアナは驚いた。花も生けるというが、花瓶がどこにあるか知っているのだろうか。
身の回りの世話をする人がいなくなったら、人間は多少なりとも成長するようだとイアナは半ば茫然としながら感心して、母に促されて部屋に入る。その直後――
バタン‼
背後の扉が勢いよく締まってガチャガチャと鍵をかける音がした。
ハッとしてドアノブをつかんだが、すでに鍵がかけられていて扉があかない。
「お母様⁉」
ドンドンと扉を叩くと、扉の外から母の笑い声がした。
「あなたはしばらくそこにいなさい! もうすぐ男爵様が迎えに来てくれるわ!」
「どういうことですか⁉」
嵌められたのはなんとなくわかったが、事情が見えてこない。
イアナは重ねて訊ねたが母は何も教えてくれなかった。それどころか笑い声が遠ざかって行ったのでどこかへ向かったのだろう。
唖然としていると、背後から「んんっ」とくぐもった声がして、イアナはギョッとして振り返った。
「誰?」
「んんんーっ」
声は寝台の方から聞こえてくる。
そーっと寝台の帳を開いたイアナは、寝台の上に猿轡を噛まされて縛られている父の姿を発見してポカンとした。
「お父様?」
「んんんーっ」
「ああ、待ってください。猿轡を解きますから。結び目が見えないので横を向いてもらえます?」
きつく結ばれている猿轡を何とか外すと、父が赤い顔でぜーぜーと息をつく。
イアナはその様子を見やりながら、あきれ顔で訊ねた。
「で、これは何の遊びですか?」
「遊びなわけあるか‼」
父が怒鳴って起き上がろうとしたが、縄でぐるぐる巻きに縛り上げられているのでそれも敵わず、ベッドの上で虚しくぽすんぽすんとバウンドした。
イアナは半眼になって、ため息をつく。
父の縄をほどいてあげようかあげまいか、イアナは真剣に悩んだ。
イアナの元にアントネッラ伯爵家から至急あつかいの手紙が届いた。
フェルナンドと共に手紙の封を切ったイアナは、その内容を見て目を見開いた。
「え? お父様が危篤⁉」
また金の無心だろうと思って手紙を開けば、父親が危篤状態になったから直ちに王都に戻って来いと書かれてあった。あまりに急なことで茫然としていると、フェルナンドがすぐにメイドを呼んで旅支度を整えるように伝えてくれる。
「さすがに危篤ならば無視できないだろう。すぐに準備を整えて王都へ向かおうか」
「でも旦那様。旦那様は明後日から公爵領内の貴族を集めた重要な会議がありますよね。そのあとには春から着手する予定の新しい町の開発地の視察も入っていたはずです。エラルドも魔術塔の会議に呼ばれているので旦那様の代わりはできませんし、今回はわたし一人で向かいますよ」
イアナとの結婚式と旅行の日数を確保するためにフェルナンドは忙しいのだ。
「しかし……」
「大丈夫です。もし何かあればすぐに手紙を書きますから。クロエもマーラも一緒ですし、護衛の騎士たちもついて来てくれます。王都のタウンハウスにも使用人たちがいます。父の様子を見て来るだけですから、大丈夫ですよ」
フェルナンドはそれでも心配そうだったが、イアナが何度も大丈夫だと繰り返すと、諦めたように頷いた。
「わかった。もし滞在が長引くようなら、私も用事が終わればすぐに向かおう。気を付けて行っておいで」
「はい。旦那様も会議と視察と仕事がたくさんあって大変でしょうけど頑張ってくださいね」
結婚してから長く離れたことがないので寂しい気持ちはあるが、この先もこういうことは必ずある。寂しいから離れたくないなんて我儘は言えないし、あまりべたべたと依存しすぎるのもよくない。慣れるという意味でもいい機会だろう。
結婚式を一か月半後に控えたイアナは、慌ただしく王都へ父の見舞いに行くことになった。
☆
王都に到着したイアナは、一度ステファーニ公爵家のタウンハウスに向かい、アントネッラ伯爵家に使いをやった。父が危篤と連絡を受けたのが一週間前。公爵領から王都まで移動している間は連絡の取りようがなかったので、現状がわからないためだ。
果たして父の容体は回復しているのか、それとも予断を許さない状況で病院に移っているのか、はたまたそのまま儚くなっているのか……。
危篤という言葉から考えると、回復している可能性は低いかもしれない。そもそも何が起こって「危篤」となったのか、それすらイアナに情報が入っていなかった。事故か病気か。意識はあるのかないのか。もしアントネッラ伯爵家に見舞いに向かって、もう他界したあとだったなんてことになれば非常に気まずい。
見舞いに行く場合と、死者に面会しに行くのでは着ていく服も変わるのだ。見舞いに喪服で行くわけにはいかないし、死者との対面で普段のデイドレスで向かうわけにもいかない。
(というか、危篤なら、どうしてそうなったのか手紙に書くべきよね)
アントネッラ伯爵家の家族は揃いも揃って非常識なので今更かもしれないが、もう少し詳細な手紙が欲しかった。
「奥様、大丈夫ですか?」
ソファに座ってぼんやりしていると、クロエが喪服とドレスの両方を準備しながら訊ねた。
「大丈夫よ。ただ、その……やっぱりちょっと落ち着かないものね。父との間に親子の情なんてないと思っていたけど、それとこれとは別というか……」
アントネッラ伯爵家のつまはじきものだったイアナは、父とも母とも親子らしい関係を築けていなかった。あちらがイアナを見ないのと同じように、イアナも彼等に父と母の役割を期待していなかったのだ。
だから父を愛しているのかと聞かれれば否と答えるだろう。それなのに危篤と聞いて多少なりとも動揺している自分に驚いていた。不思議なものだ。
(もしかしたら前世のお父さんが死んだときと重ねてしまっているのかもしれないわね)
前世の両親はとても優しかった。だからふと前世のときのことを思い出してしまったのかもしれない。
しばらくして、使いに行かせていた使用人が戻って来た。父はまだ生きていて、アントネッラ伯爵家にいるらしい。
病人を置くのなら使用人が一人もいないアントネッラ伯爵家よりも病院の方がいいと思うのだがと考えたイアナは、すぐに「お金がないのか」と納得した。病院もただではない。特に貴族が入院するような病院は入院費が高いのだ。借金にあえぐアントネッラ伯爵家が入院費用を捻出できるはずがなかった。
(援助はしないと言っても、さすがに重病人の入院費くらいは出してあげたんだけどね)
イアナがステファーニ公爵家に嫁ぐときに手元に残した支度金金貨八十枚だが、ドレスや子供のおもちゃで三分の一ほど使っただけで、それ以外はまだ手元に残っていた。
支度金とは別に公爵夫人としての予算もついていたし、フェルナンドがあれやこれやと買ってくれるので、手元に残した支度金の使い道がなかったのだ。
だからその金から入院費を出してもよかったのだが――まあこれは、見舞いに行った時に様子を見て切り出すことにしよう。
イアナは使用人が買って来てくれた見舞い用の花を持って、クロエと共に馬車に乗り込んだ。
アントネッラ伯爵邸に到着すると、イアナは馬車にクロエを残して自分だけ降りた。クロエは同行すると言ってくれたのだが断ったのだ。使用人のいないアントネッラ伯爵邸の中はきっとゴミ邸と化しているだろう。そんな中にクロエを連れていくのは気が引けた。
「一時間くらいしたら帰るから、その頃にまた迎えに来てくれるかしら?」
「わかりました。どうかお気をつけて」
クロエが神妙な顔で言う。まるでイアナがこれから戦地へ赴くのを見送るような顔に見えて苦笑してしまった。
玄関の呼び鈴を鳴らすと、しばらくして玄関扉が開いて母が顔を出した。
イアナを見れば顔をしかめる母が、珍しく機嫌がいい。父が危篤というのに機嫌がいいのは解せないが、無理して笑っているのだろうか。
「お母様、お父様はいかがですか?」
「今は起きているのよ。顔を見せてあげてちょうだい」
イアナから花束を受け取り、母が歩き出す。
予想していた通り玄関ホールも階段も廊下も、どこもかしこもぐちゃぐちゃだ。どうすればここまで汚すことができるのだろう。ごみの捨て方も知らないのか、生ごみの臭いのような異臭も漂っていた。クロエを連れて来なくて正解だ。
階段を上がって父が寝ているという寝室の前に到着すると、母が扉を開けてイアナの背中を押した。
「わたくしはお茶の用意でもしてくるわ。花も生けなくてはね。先に入っていてちょうだい」
母にお茶の用意ができたのかとイアナは驚いた。花も生けるというが、花瓶がどこにあるか知っているのだろうか。
身の回りの世話をする人がいなくなったら、人間は多少なりとも成長するようだとイアナは半ば茫然としながら感心して、母に促されて部屋に入る。その直後――
バタン‼
背後の扉が勢いよく締まってガチャガチャと鍵をかける音がした。
ハッとしてドアノブをつかんだが、すでに鍵がかけられていて扉があかない。
「お母様⁉」
ドンドンと扉を叩くと、扉の外から母の笑い声がした。
「あなたはしばらくそこにいなさい! もうすぐ男爵様が迎えに来てくれるわ!」
「どういうことですか⁉」
嵌められたのはなんとなくわかったが、事情が見えてこない。
イアナは重ねて訊ねたが母は何も教えてくれなかった。それどころか笑い声が遠ざかって行ったのでどこかへ向かったのだろう。
唖然としていると、背後から「んんっ」とくぐもった声がして、イアナはギョッとして振り返った。
「誰?」
「んんんーっ」
声は寝台の方から聞こえてくる。
そーっと寝台の帳を開いたイアナは、寝台の上に猿轡を噛まされて縛られている父の姿を発見してポカンとした。
「お父様?」
「んんんーっ」
「ああ、待ってください。猿轡を解きますから。結び目が見えないので横を向いてもらえます?」
きつく結ばれている猿轡を何とか外すと、父が赤い顔でぜーぜーと息をつく。
イアナはその様子を見やりながら、あきれ顔で訊ねた。
「で、これは何の遊びですか?」
「遊びなわけあるか‼」
父が怒鳴って起き上がろうとしたが、縄でぐるぐる巻きに縛り上げられているのでそれも敵わず、ベッドの上で虚しくぽすんぽすんとバウンドした。
イアナは半眼になって、ため息をつく。
父の縄をほどいてあげようかあげまいか、イアナは真剣に悩んだ。
169
あなたにおすすめの小説
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十周年。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
【完結】パパ、私は犯人じゃないよ ~処刑予定の私、冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで~
チャビューヘ
ファンタジー
※タイトル変更しました。
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の物語。
-----
感想送っていただいている皆様へ
たくさんの嬉しい言葉や厳しい意見も届いており一つ一つがすごく嬉しいのと頑張ろうと感じています。ご意見を元に修正必要な部分は随時更新していきます。
成長のため感想欄を閉じませんが公開はする予定ありません。ですが必ず全て目を通しています。拙作にお時間を頂きありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします
紫
恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。
王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい?
つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!?
そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。
報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。
王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。
2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
プリン食べたい!婚約者が王女殿下に夢中でまったく相手にされない伯爵令嬢ベアトリス!前世を思いだした。え?乙女ゲームの世界、わたしは悪役令嬢!
山田 バルス
恋愛
王都の中央にそびえる黄金の魔塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
そんなある日、ベアトリスは前世を思い出した。この世界はかつて病院に入院していた時の乙女ゲームの世界だと。
そして、自分は悪役令嬢だと。ゲームのシナリオをぶち壊すために、ベアトリスは立ち上がった。
レベルを上げに励み、頂点を極めた。これでゲームシナリオはぶち壊せる。
そう思ったベアトリスに真の目的が見つかった。前世では病院食ばかりだった。好きなものを食べられずに死んでしまった。だから、この世界では美味しいものを食べたい。ベアトリスの食への欲求を満たす旅が始まろうとしていた。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる