94 / 173
第一部 街角パン屋の訳あり娘
セレニテの正体 2
しおりを挟む
「……セレニテと、あと数人の男がサーラを探している?」
翌日、八日ぶりにウォレスがポルポルに顔を出した。
リジーはまだ来ていない。
今日はお茶のおともに冬の新作のリンゴのペイストリーを出した。パイ生地の上にカスタードを薄く敷き、その上に薄く切ってバターとシナモンで炒めたリンゴを乗せて焼き上げた甘いペイストリーだ。
手で持って食べるのは難しいのでフォークと一緒に出す。
しかしウォレスは、新作のペイストリーよりも、サーラがぽろっとこぼした昨日のリジーの話が気になるようだった。紅茶を持って戻ったサーラに早く座れと指をさす。
「どういうことだ? 何故、君を探す? 何かしたのか?」
「セレニテと接点を持ったのは、柘榴館の奇跡の一件だけですよ。他の男たちというのもよくわかりません。……リジーが言うにはモテ期らしいですけど、違うと思いますし」
「なんだそのモテ期というのは」
「異性にもてる期間のことらしいですよ」
「そんなものがあるのか?」
「さあ?」
サーラも昨日はじめて聞いたので、世間一般にそんなものが存在しているかどうかなんて知らない。
ウォレスはむぅっと眉を寄せた。
「気になるな。セレニテとその男たちは関係があるのか、それともまったくの無関係で、たまたまサーラのことを訊いたのか……。男にモテる期間が本当にあるのならば、それはいつ終わるんだ」
「知りませんってば」
「モテ期とか言うのが本当なら、まだまだサーラの周りに男が群がるのか?」
「だから、知りませんって」
「もしかして動物が発するフェロモンのようなものか? フェロモンは香水で誤魔化せるのか?」
「何わけのわからないことを言っているんですか……」
なんか、微妙に話が脱線してしまっている気がする。
サーラはあきれたが、ウォレスは真剣な顔をして、やおらサーラに顔を近づけると、くんくんと鼻を動かした。
「いつもと同じ匂いだと思うんだが」
「なんでウォレス様がわたしの匂いを知っているんですか⁉」
モテ期とかフェロモンよりもそっちの方が驚きだ。
「近くにいればわかるだろう? マルセルが持って来たサーラのリボンからも同じ匂いがした」
「リボン返してください今すぐに!」
なんでリボンの匂いを嗅いでいるのだろう。恥ずかしすぎるから直ちに回収したい。
「いやだ。あれはもう私がもらったものだ」
(……あげるんじゃなかった)
サーラががっくりと肩を落としていると、ウォレスがようやくペイストリーにフォークを突き立てた。
「モテ期とか言うのを置いておくとしても、セレニテはサーラに何の用があって探しているんだ?」
「わかりませんよ、そんなの。……わたしの過去に関係があるとも思えませんけど、でも一応警戒しておいた方がいいとも思いますし」
サラフィーネ・プランタットは別に罪人ではない。罪人の娘というだけだ。
プランタット公爵家は取りつぶしになったので、もう公爵令嬢でもない。今はもう、サーラという名のただの平民だ。
誰かに追われる身でもないので、気にしすぎかもしれないけれど、名指しでサーラを探している人間が現れるとやはり気になる。
「そうだな。セレニテは一応、贋金の一件の重要人物でもある。証拠らしいものがないから捕縛は難しいが、関りがある可能性が極めて高いと私は思っている。警戒しておくべきだ」
「ええ……」
「かといって、あからさまにこのあたりを見張らせるのも、ここにサーラがいると教えているようなものだしな」
「そんなことはしなくて大丈夫です」
目立つだろうし、サーラは要人ではない。
ウォレスの権限を使えばサーラの身の回りを警戒させるくらい簡単だろうが、そんな特別扱いはしてはならない。彼が王子だからこそ、余計に、だ。
「両親やシャルには話したのか?」
「言っていません。心配させると思いますし……」
シャルに至っては、心配だから仕事を休んで張り付くとまで言いそうである。
サーラとしては、そんなことはさせたくない。
「サーラ、聞いていいか?」
「なんですか?」
「シャルは、どのくらい強い?」
「どうしたんですか、いきなり」
「いきなりじゃない。何かあったときにサーラを守れる実力があるのかどうかが知りたい。これは重要なことだ」
サーラはちょっと考え込んだ。
どのくらいかと訊かれても、明確な数値で表せるものではない。
(わたしも、はっきりとは知らないし……)
ウォレスの言う強さの基準もわからない。
「ええっと、わたしがまだここに来る前……前の生活をしていたときの話になりますけど、シャルは将来騎士団に入るために鍛錬をしていたんです。お父さん……アドルフは、騎士団に在籍していたので、鍛えられていたのも知っています」
アドルフはもともとは男爵だったが、騎士団での功績を認められて子爵に陞爵した。それなりの功績を上げたのだと思われるので、実力もあったのだと思う。今は爵位が剥奪されて騎士でもなくなってしまっているが。
「アドルフは騎士だったのか!」
「ええ。こっちに来てからも、お兄ちゃんはお父さんとよく鍛錬をしていましたし、市民警察にも実力で入り込んだので、強いとは思います。お父さんが、現役時代の自分より強いと言ったのを聞いたことがあります。……お父さんの実力がわからないので、わたしにはお兄ちゃんの強さがどのくらいかはわからないんですけど」
「……なるほどな。一度マルセルと手合わせでもさせればわかるか」
「そんなこと、わざわざしなくとも……」
「戦力は明確に把握しておかなくてはならない」
「戦力って……」
戦争でもするような言い方はしないでほしい。
サーラはちょっとあきれたが、ウォレスは真剣な顔でテーブルの上のサーラの手に手を重ねた。
「私は、何かあってもすぐに駆け付けられる場所にいない。……立場的に、難しいときもある」
(そんなことはわかっているけど……)
自由にしているように見えて、王子であるウォレスにはいろいろ規制もあるだろう。お忍びにも限度がある。
「私にはマルセル以外にも護衛がいるが、事情を知っている護衛はマルセルだけだ。サーラに何かあったときに使える戦力は少ない」
「わたしは、守ってもらうような身分では……」
「身分の話なんてしていない。私がそうしたいかしたくないかの話だ」
ウォレスの気持ちは嬉しいけれど、彼は何でもかんでも感情を優先していい立場でもない。
「使える戦力は把握しておきたい。それによって、何か起きたときの動き方が変わる」
「お兄ちゃんには、心配かけるようなことは言ってほしくないんですが」
「しばらく様子は見るが、おかしいと思えば言わざるを得ない。君の一番近くにいるのはシャルだ」
「……わかりました」
ウォレスの顔を見れば、何を言ってもだめだとわかった。
しばらく様子見をしてくれるだけでも譲歩してもらったと思うべきだろう。
サーラがそっと息を吐き出したとき、チリンとベルが鳴ってリジーが店に入って来た。
「あ! ウォレス様~」
にこにこ笑いながら飲食スペースまでやって来たリジーのおかげで、少し重かった空気が軽くなったような気がした。
翌日、八日ぶりにウォレスがポルポルに顔を出した。
リジーはまだ来ていない。
今日はお茶のおともに冬の新作のリンゴのペイストリーを出した。パイ生地の上にカスタードを薄く敷き、その上に薄く切ってバターとシナモンで炒めたリンゴを乗せて焼き上げた甘いペイストリーだ。
手で持って食べるのは難しいのでフォークと一緒に出す。
しかしウォレスは、新作のペイストリーよりも、サーラがぽろっとこぼした昨日のリジーの話が気になるようだった。紅茶を持って戻ったサーラに早く座れと指をさす。
「どういうことだ? 何故、君を探す? 何かしたのか?」
「セレニテと接点を持ったのは、柘榴館の奇跡の一件だけですよ。他の男たちというのもよくわかりません。……リジーが言うにはモテ期らしいですけど、違うと思いますし」
「なんだそのモテ期というのは」
「異性にもてる期間のことらしいですよ」
「そんなものがあるのか?」
「さあ?」
サーラも昨日はじめて聞いたので、世間一般にそんなものが存在しているかどうかなんて知らない。
ウォレスはむぅっと眉を寄せた。
「気になるな。セレニテとその男たちは関係があるのか、それともまったくの無関係で、たまたまサーラのことを訊いたのか……。男にモテる期間が本当にあるのならば、それはいつ終わるんだ」
「知りませんってば」
「モテ期とか言うのが本当なら、まだまだサーラの周りに男が群がるのか?」
「だから、知りませんって」
「もしかして動物が発するフェロモンのようなものか? フェロモンは香水で誤魔化せるのか?」
「何わけのわからないことを言っているんですか……」
なんか、微妙に話が脱線してしまっている気がする。
サーラはあきれたが、ウォレスは真剣な顔をして、やおらサーラに顔を近づけると、くんくんと鼻を動かした。
「いつもと同じ匂いだと思うんだが」
「なんでウォレス様がわたしの匂いを知っているんですか⁉」
モテ期とかフェロモンよりもそっちの方が驚きだ。
「近くにいればわかるだろう? マルセルが持って来たサーラのリボンからも同じ匂いがした」
「リボン返してください今すぐに!」
なんでリボンの匂いを嗅いでいるのだろう。恥ずかしすぎるから直ちに回収したい。
「いやだ。あれはもう私がもらったものだ」
(……あげるんじゃなかった)
サーラががっくりと肩を落としていると、ウォレスがようやくペイストリーにフォークを突き立てた。
「モテ期とか言うのを置いておくとしても、セレニテはサーラに何の用があって探しているんだ?」
「わかりませんよ、そんなの。……わたしの過去に関係があるとも思えませんけど、でも一応警戒しておいた方がいいとも思いますし」
サラフィーネ・プランタットは別に罪人ではない。罪人の娘というだけだ。
プランタット公爵家は取りつぶしになったので、もう公爵令嬢でもない。今はもう、サーラという名のただの平民だ。
誰かに追われる身でもないので、気にしすぎかもしれないけれど、名指しでサーラを探している人間が現れるとやはり気になる。
「そうだな。セレニテは一応、贋金の一件の重要人物でもある。証拠らしいものがないから捕縛は難しいが、関りがある可能性が極めて高いと私は思っている。警戒しておくべきだ」
「ええ……」
「かといって、あからさまにこのあたりを見張らせるのも、ここにサーラがいると教えているようなものだしな」
「そんなことはしなくて大丈夫です」
目立つだろうし、サーラは要人ではない。
ウォレスの権限を使えばサーラの身の回りを警戒させるくらい簡単だろうが、そんな特別扱いはしてはならない。彼が王子だからこそ、余計に、だ。
「両親やシャルには話したのか?」
「言っていません。心配させると思いますし……」
シャルに至っては、心配だから仕事を休んで張り付くとまで言いそうである。
サーラとしては、そんなことはさせたくない。
「サーラ、聞いていいか?」
「なんですか?」
「シャルは、どのくらい強い?」
「どうしたんですか、いきなり」
「いきなりじゃない。何かあったときにサーラを守れる実力があるのかどうかが知りたい。これは重要なことだ」
サーラはちょっと考え込んだ。
どのくらいかと訊かれても、明確な数値で表せるものではない。
(わたしも、はっきりとは知らないし……)
ウォレスの言う強さの基準もわからない。
「ええっと、わたしがまだここに来る前……前の生活をしていたときの話になりますけど、シャルは将来騎士団に入るために鍛錬をしていたんです。お父さん……アドルフは、騎士団に在籍していたので、鍛えられていたのも知っています」
アドルフはもともとは男爵だったが、騎士団での功績を認められて子爵に陞爵した。それなりの功績を上げたのだと思われるので、実力もあったのだと思う。今は爵位が剥奪されて騎士でもなくなってしまっているが。
「アドルフは騎士だったのか!」
「ええ。こっちに来てからも、お兄ちゃんはお父さんとよく鍛錬をしていましたし、市民警察にも実力で入り込んだので、強いとは思います。お父さんが、現役時代の自分より強いと言ったのを聞いたことがあります。……お父さんの実力がわからないので、わたしにはお兄ちゃんの強さがどのくらいかはわからないんですけど」
「……なるほどな。一度マルセルと手合わせでもさせればわかるか」
「そんなこと、わざわざしなくとも……」
「戦力は明確に把握しておかなくてはならない」
「戦力って……」
戦争でもするような言い方はしないでほしい。
サーラはちょっとあきれたが、ウォレスは真剣な顔でテーブルの上のサーラの手に手を重ねた。
「私は、何かあってもすぐに駆け付けられる場所にいない。……立場的に、難しいときもある」
(そんなことはわかっているけど……)
自由にしているように見えて、王子であるウォレスにはいろいろ規制もあるだろう。お忍びにも限度がある。
「私にはマルセル以外にも護衛がいるが、事情を知っている護衛はマルセルだけだ。サーラに何かあったときに使える戦力は少ない」
「わたしは、守ってもらうような身分では……」
「身分の話なんてしていない。私がそうしたいかしたくないかの話だ」
ウォレスの気持ちは嬉しいけれど、彼は何でもかんでも感情を優先していい立場でもない。
「使える戦力は把握しておきたい。それによって、何か起きたときの動き方が変わる」
「お兄ちゃんには、心配かけるようなことは言ってほしくないんですが」
「しばらく様子は見るが、おかしいと思えば言わざるを得ない。君の一番近くにいるのはシャルだ」
「……わかりました」
ウォレスの顔を見れば、何を言ってもだめだとわかった。
しばらく様子見をしてくれるだけでも譲歩してもらったと思うべきだろう。
サーラがそっと息を吐き出したとき、チリンとベルが鳴ってリジーが店に入って来た。
「あ! ウォレス様~」
にこにこ笑いながら飲食スペースまでやって来たリジーのおかげで、少し重かった空気が軽くなったような気がした。
110
あなたにおすすめの小説
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
【完結】さようなら。毒親と毒姉に利用され、虐げられる人生はもう御免です 〜復讐として隣国の王家に嫁いだら、婚約者に溺愛されました〜
ゆうき
恋愛
父の一夜の過ちによって生を受け、聖女の力を持って生まれてしまったことで、姉に聖女の力を持って生まれてくることを望んでいた家族に虐げられて生きてきた王女セリアは、隣国との戦争を再び引き起こした大罪人として、処刑されてしまった。
しかし、それは現実で起こったことではなく、聖女の力による予知の力で見た、自分の破滅の未来だった。
生まれて初めてみた、自分の予知。しかも、予知を見てしまうと、もうその人の不幸は、内容が変えられても、不幸が起こることは変えられない。
それでも、このまま何もしなければ、身に覚えのないことで処刑されてしまう。日頃から、戦争で亡くなった母の元に早く行きたいと思っていたセリアだが、いざ破滅の未来を見たら、そんなのはまっぴら御免だと強く感じた。
幼い頃は、白馬に乗った王子様が助けに来てくれると夢見ていたが、未来は自分で勝ち取るものだと考えたセリアは、一つの疑問を口にする。
「……そもそも、どうして私がこんな仕打ちを受けなくちゃいけないの?」
初めて前向きになったセリアに浮かんだのは、疑問と――恨み。その瞬間、セリアは心に誓った。自分を虐げてきた家族と、母を奪った戦争の元凶である、隣国に復讐をしようと。
そんな彼女にとある情報が舞い込む。長年戦争をしていた隣国の王家が、友好の証として、王子の婚約者を探していると。
これは復讐に使えると思ったセリアは、その婚約者に立候補しようとするが……この時のセリアはまだ知らない。復讐をしようとしている隣国の王子が、運命の相手だということを。そして、彼に溺愛される未来が待っていることも。
これは、復讐を決意した一人の少女が、復讐と運命の相手との出会いを経て、幸せに至るまでの物語。
☆既に全話執筆、予約投稿済みです☆
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる