地味な俺は、メイクしてくるあいつから逃げたい!!

むいあ

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1.入学式とイケメン

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俺、七瀬 唯斗は今年から私立風上高校に通う高校一年生だ。
今日は風上高校の入学式がある日だ。
そして今、俺は風上高校の門の前にいる。

「ふぅ、友達作り頑張ろう」
そう呟いて俺は風上高校の門をくぐった。
ただ、門をくぐったのはいいが来るのが早すぎた。

よし、しょうがない、門の入り口に立っていても変な人だと思われるし、一旦トイレに篭るか。
スゥートイレの場所、どこ??

まあ一旦学校の中に入ればわかるか。

よし、お邪魔しまーす…

あっ、まって、すぐそこにトイレある!!

よっしゃー!よかった!!
入学式まであと約2時間ぐらい…!

よし、この学校がどんな学校か振り返るか。

まず、この学校風上高校は私立の高校で、少し特別な学校だ。

なぜなら、この学校には普通科に加え、芸能科とマネージメント科、スタイリスト科がある。
まあこんな科があるくらいだからとても頭が良い進学校だ。

だが俺はあまり目立ちたくなかった。目立つと余計なことがない。

だから近くの高校に行こうと考えていたんだけど、
学校の先生が三者面談のときに親に俺の成績なら風上に行けると勧めてきて、俺の親が進学校だからと言って、
すごい勧めてきたため、目立ちたくない俺だが、目立ちたくない以外に行きたくない理由がなくて結局行くことになってしまった。

しかし俺の科は普通科。

芸能科やスタイリスト科、マネージメント科とは関わらないはず。

こんな目を前髪で隠してメガネをしていて、マスクをつけている完全防備のやつと関わりたいやつなんて普通科の中で一人や二人いるかいないかぐらいだろう。

よし、絶対関わらない。

あ、もう入学式まであと20分だ。
もうそろそろ行くか。

ーーーー入学式
ふー、式の中入れたー
よかった。迷わなくて。
えーとそれで?
俺の席はっと、、
あ、あそこかな。
うわ、横イケメンだ、
入学式だしマネ科とスタイリスト科と芸能科と普通科は同じになるのだろうか。
まあいい、せいぜい1時間で終わる。
無言で下とか向いておけば、大丈夫だろう。
よし、席に行くか。
よいしょっと。

「あの、こんにちは
俺スタイリスト科の奏上茜といいます、!
よかったら仲良くしてください!!」

え…!?!?隣のイケメンが話しかけてきたんだが!?
嘘でしょ!?
俺絶対話さないって決めてたのに!!
どうする!?
しょうがない、自己紹介するか…
「えーと…初めまして奏上くん、俺は普通科の七瀬唯斗って言います
よろしくお願いします…」

「わー!唯斗くんっていうんだねー!!
よろしくねー!!ってか唯斗くんって普通科なの!?てっきり芸能科とかマネ科とかだと思ったんだけど…」
「えっ、俺が芸能科??こんな外見なのに?」
「んー、なんかさ俺スタイリスト科の中でもメイクやるところのクラスだからさ、結構色んな人の顔近くで見るんだけど、唯斗くんメガネと前髪とマスクで顔あんま見えないけど、すごい鼻筋整ってるなって思って…」
「え、あ、ありがと…」
「いーえ!それよりも今度さ…」

「えー、これから第67回入学式を行います。」
「あ、始まった。」

あっっっぶねーーー…
これ以上話してたら、なんか俺の平凡に支障をきたしそうだったから入学式始まってくれてよかったー…
入学式終わったら、自分の教室に向かうからもう奏上とは話さないはず。
入学式終わったらすぐに教室に向かおう…

「これにて第67回入学式を終わります。」

よし!!終わった!!
急いで教室確認しよう!!

「じゃ、じゃあね!!奏上くん!!」

「あ、ちょ、ちょっと…!!」

俺は中学で培ったこの自慢の逃げ足で奏上くんから逃げた。
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