学生時代、私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私が実は本物の聖女で、いじめていた女は災厄を呼ぶ魔女でした。

さら

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第7話 再会

 王都の門前は、異様な熱気に包まれていた。夜だというのに、松明や魔石の灯りが昼のように道を照らし、人の波が途切れない。祈りの言葉、歓声、そして不安に混じったざわめきが、重なり合って空気を震わせている。私はその中を歩きながら、胸の奥がざわつくのを感じていた。ここは、村とは違う。力が集まりすぎている。

 門番は私の身分証を一瞥し、特に疑うこともなく通した。聖女の奇跡が続く今、王都は外から人を拒む余裕がないのだろう。城壁を越えた瞬間、空気の密度がさらに増した気がした。呼吸はできる。でも、どこか息苦しい。

 大通りの先、王城の塔が、光に包まれている。人々の視線は皆、同じ方向を向いていた。祈りと期待が、目に見えない流れとなって、塔へと吸い込まれていく。その流れを、胸の奥の感覚が、はっきりと捉えていた。

「……集めすぎ」

 呟いた声は、すぐに雑踏に消えた。信仰と願いが、一点に集められ、渦を巻いている。その中心にいるのが、凛香だ。

 王城の前庭に辿り着くと、広場は人で埋め尽くされていた。神官たちが列を整え、騎士たちが警備に立つ。その中央に設けられた祭壇のような場所が、強い光を放っている。私は人波の端で足を止め、視線を上げた。

 そこに、凛香がいた。

 白と金を基調とした法衣に身を包み、髪は丁寧に結い上げられている。学生時代の制服姿とも、異世界に来た直後の彼女とも違う。聖女として“完成された姿”だった。光が彼女を中心に広がり、人々は息を呑んで見つめている。

「聖女様……」

「凛香様……」

 その呼び名が、波のように広がる。胸の奥が、きゅっと締めつけられた。選ばれた人。中心に立つ人。私は、ずっとその外側にいた。

 凛香は、ゆっくりと両手を掲げ、祈りの言葉を紡いでいた。その声は澄んでいて、よく通る。人々の期待に応えるために、完璧な調子だった。

 その瞬間、私ははっきりと見た。凛香の足元から、目に見えない糸のようなものが伸び、王都の地脈へ、そして遠くの川や森へと絡みついているのを。それは奪うための繋がりだ。回復と引き換えに、世界の均衡を削っている。

 胸の奥の温もりが、強く反応する。これは、放置してはいけない。

 私は人波を縫うように前へ進んだ。止めようとする騎士の視線を感じたが、胸の奥から溢れる感覚が、自然と身体を前へ運ばせる。気づけば、祭壇のすぐ手前まで来ていた。

「……凛香」

 名前を呼んだ瞬間、凛香の祈りが、ぴたりと止まった。

 広場が、静まり返る。

 凛香は、ゆっくりと顔を上げ、こちらを見た。その目が、私を捉えた瞬間、わずかに見開かれる。

「……澪?」

 驚きと苛立ちが混じった声。私は、祭壇を見上げながら、一歩前に出た。

「久しぶり」

 自分でも驚くほど、声は落ち着いていた。逃げたい気持ちはない。ただ、向き合うしかない。

「なんで、ここにいるの」

 凛香の声が、少し低くなる。周囲の神官たちが、ざわつき始めた。

「あなたを、止めに来た」

 その言葉が、夜気を切り裂いた。人々の間に、どよめきが走る。

「……は?」

 凛香は、信じられないものを見るように、私を見下ろした。そして、すぐに嘲るような笑みを浮かべる。

「澪、あんた、何言ってるの。ここがどこか、分かってる?」

「分かってる」

「無能扱いされたあんたが、聖女の仕事を邪魔しに来たって?」

 その言葉は、学生時代と同じ調子だった。胸が痛む。でも、足は止まらない。

「……その奇跡は、世界を壊してる」

 静かに告げる。凛香の笑みが、一瞬、凍りついた。

「ふざけないで」

 鋭い声が、広場に響く。

「私は、救ってる。実際に、みんな助かってるでしょ」

 人々が、凛香の言葉に頷く。私が、異物であることは明らかだった。

「助かってるのは、今だけ」

 私は視線を逸らさずに続けた。

「無理やり引き上げた分、必ず揺り戻しが来る。もう、始まってる」

「……証拠は?」

 凛香の声が、低く、冷たい。

「ある」

 私は一歩、踏み出した。

「村で、王都の奇跡の後に体調を崩した人たちを、見てきた」

 凛香の瞳が、わずかに揺れる。でも、すぐに強がるように、顎を上げた。

「偶然でしょ。そんなの」

「偶然じゃない」

 胸の奥の温もりが、はっきりと脈打つ。

「あなたは、世界から奪ってる」

 その瞬間、凛香の表情が、初めて歪んだ。怒りと、戸惑いと、ほんのわずかな恐怖。

「……黙って」

 凛香の声が、震えた。

「私が、どれだけ苦労して、ここまで来たと思ってるの」

 その言葉に、胸が締めつけられる。私は、彼女の苦労を知らない。でも、知っている。選ばれ続ける重さを。

「だからこそ」

 私は、ゆっくりと言った。

「止まって」

 凛香は、しばらく私を睨みつけていた。その間にも、人々の祈りは、彼女へと流れ続けている。止まれない。止まり方を、誰も教えていない。

「……どいて」

 凛香が、低く言った。

「私の邪魔をするなら、敵だよ」

 その言葉と同時に、祭壇の光が、さらに強まった。世界が、軋む音がした気がした。

 再会は、和解では終わらない。
 私たちは、ついに、同じ場所で、真逆の役割として向き合っていた。




 祭壇から溢れ出した光が、夜空を白く染めた。人々のどよめきは歓声に変わり、祈りの声が一斉に凛香へと流れ込む。その中心に立つ彼女は、まるで光そのものになったみたいだった。けれど、私の目には、その光が歪んで見える。強すぎて、鋭くて、世界に馴染んでいない。

「敵、って……」

 言葉を口にした瞬間、胸の奥がきしんだ。学生時代、何度も向けられた言葉。敵、邪魔、役立たず。ここでも同じ構図になるなんて、皮肉すぎる。でも、今の私は、あの頃の私じゃない。

「邪魔してるのは、私じゃない」

 私は一歩も引かずに、凛香を見上げた。

「この力の使い方が、世界を壊してる」

「壊してる?」

 凛香は、信じられないものを見るように笑った。その笑みは、どこか必死で、余裕がない。

「見てよ、みんな笑ってる。助かってる。感謝してる」

 彼女が腕を広げると、広場の人々が一斉に祈りの声を強めた。胸が苦しくなるほどの圧が、空気を満たす。私は思わず、片膝をついた。

「……っ」

 息が詰まる。祈りの奔流が、凛香を通して世界を削っている。胸の奥の温もりが、必死に抗っているのが分かった。

「見て分からない?」

 凛香の声が、少しだけ高くなる。

「これが“選ばれた力”だよ。あんたには、ないでしょ」

 その言葉が、刃のように突き刺さる。でも、不思議と、心は折れなかった。胸の奥で、静かな確信が形を持つ。

「……あるよ」

 私は、ゆっくりと立ち上がった。

「派手じゃない。見せびらかすものでもない。でも、ある」

 凛香の眉が、ぴくりと動いた。

「何それ。負け惜しみ?」

 私は答えず、ただ一歩、また一歩と前へ進んだ。騎士が動こうとする気配がしたけれど、胸の奥から溢れる感覚が、私の周囲に薄い膜を張る。攻撃じゃない。拒絶でもない。ただ、踏み込ませないだけの、静かな境界。

「……何、これ」

 凛香が、初めて戸惑った声を出した。彼女の足元で、見えない糸が震えている。祈りの流れが、私の前でわずかに乱れた。

「止めて」

 私は、もう一度言った。懇願じゃない。命令でもない。ただの事実の提示。

「このままだと、災厄になる」

「……災厄?」

 凛香は、言葉を噛みしめるように繰り返した。

「私が、災厄だって言うの?」

 その声が、わずかに揺れた。私は、胸が痛むのを感じながらも、首を横に振る。

「あなたが悪いんじゃない」

「じゃあ、何」

「力の性質が、違う」

 私は、胸の奥の温もりに意識を向けた。ゆっくりと、周囲へ広げる。すると、凛香の放つ光の中に、細かなひび割れのようなものが見え始める。世界が、耐えきれずに悲鳴を上げている。

「……嘘」

 凛香が、首を振った。

「だって、水晶は光った。神官たちも、王様も、認めた」

「水晶は、量しか測らない」

 私は、静かに言った。

「質は、測れない」

 その言葉に、凛香の唇が、きゅっと歪む。彼女の背後で、神官たちがざわついた。

「黙りなさい!」

 神官の一人が、私に向かって叫ぶ。

「聖女様を侮辱するつもりか!」

 私は視線を向けなかった。今、見るべき相手は、凛香だけだ。

「……凛香」

 名前を呼ぶと、彼女の肩が、小さく震えた。

「お願い」

 初めて、感情を乗せた言葉が口から出た。

「止まって。今なら、戻れる」

「……戻る?」

 凛香は、呆然と私を見つめる。

「ここまで来て?」

 彼女の声に、怒りよりも、恐怖が滲んでいる。選ばれ続けた人間が、選ばれない未来を突きつけられたときの顔だ。

「私が、やめたら……」

 凛香の視線が、広場の人々へ向かう。

「誰が、救うの」

 その問いに、私は即答できなかった。救う。救われる。簡単な言葉なのに、重すぎる。

「……私が、代わるわけじゃない」

 ゆっくりと、正直に言う。

「世界が、自分で戻るのを、手伝うだけ」

 凛香の目に、理解と拒絶が同時に浮かんだ。派手な奇跡を否定され、地味な役割を差し出される。それは、彼女にとって、あまりにも残酷だ。

「……ふざけないで」

 凛香が、叫んだ。

「私は、ずっと、選ばれたかった!」

 その叫びが、夜空に響く。学生時代、私を見下ろしながらも、どこか必死だった彼女の顔が、脳裏に重なった。

「選ばれなきゃ、意味がないんだよ!」

 その瞬間、凛香の足元から、黒い影のようなものが、ほんの一瞬、滲み出た。祈りの奔流が、さらに荒れ狂う。世界が、限界を訴えている。

 胸の奥の温もりが、はっきりと告げた。

 ――もう、時間がない。

 私は、一歩、踏み出した。
 説得は、限界に近づいていた。



 一歩、踏み出した瞬間、足元の石畳が低く唸った。凛香の放つ光と、人々の祈りが絡まり合い、空気そのものが軋んでいる。歓声はもはや祈りではなく、飢えた音に変わっていた。求める声、もっと、もっとと欲する声。それが、彼女を中心に渦を巻く。

「……下がりなさい!」

 神官の怒号が飛ぶ。騎士たちが前へ出ようとするが、凛香の光が一瞬強まり、足が止まる。彼女自身も、その力を完全には制御できていない。私には、それがはっきりと見えた。

「凛香」

 名前を呼ぶと、彼女の瞳が揺れた。怒りの奥で、何かが崩れそうになっている。

「選ばれたかったって言ったよね」

「……うるさい」

「選ばれ続けるのは、苦しい」

 私は、ゆっくりと言葉を置いた。責めるためじゃない。届かせるためだ。

「期待に応え続けなきゃいけない。止まれない。失敗できない」

 凛香の呼吸が、浅くなる。

「それは、救いじゃない」

「……あんたに、何が分かるの!」

 凛香が叫ぶ。光が跳ね、夜空に裂け目のような影が走った。人々が悲鳴を上げる。祈りは、恐怖に変わり、それでもなお、彼女へと流れ込む。

「私は、選ばれなかった」

 私は、はっきりと言った。

「だから、止まれた」

 胸の奥の温もりを、解き放つ。広げるのではない。重ねる。凛香の光の下に、薄く、静かな層を敷く。奪う力を遮るのではなく、行き過ぎを和らげるために。

 すると、渦が、わずかに乱れた。

「……何、してるの」

 凛香の声が、初めて怯えを含んだ。

「止めてるんじゃない」

 私は首を振る。

「支えてる」

 彼女の足元に伸びていた糸が、一本、また一本と、力を失っていく。完全に断ち切ることはできない。でも、引き絞られていた世界が、ほんの少しだけ息をついた。

「……やめて!」

 凛香が、私に向かって手を伸ばした。光が、槍のように形を持つ。騎士たちが叫ぶ。

「危ない!」

 私は逃げなかった。胸の奥の温もりを、さらに深く沈める。攻撃を弾くのではない。受け止め、散らす。光は私の前で砕け、無数の粒となって夜に消えた。

 広場が、静まり返る。

「……効かない?」

 凛香の声が、かすれる。

「効かせる必要がない」

 私は一歩、彼女に近づいた。あと数歩で、手が届く距離。

「凛香。止めて」

 もう一度だけ、言った。

「今なら、災厄にならずに済む」

 凛香は、唇を噛みしめた。光が、揺らぐ。人々の祈りが、不安定になる。

「……止めたら」

 彼女は、震える声で言った。

「みんな、私を見捨てる」

「見捨てない」

 私は、即答した。

「失望する人は、いるかもしれない。でも、それは世界が壊れるより、ずっと小さい」

 凛香の肩が、落ちる。完璧であろうとして張りつめていた糸が、切れかけている。

 その瞬間だった。

 広場の奥、地面が、低く鳴った。遠雷のような音が、王都の下から響く。人々がざわめき、空気が一斉に冷える。

「……来る」

 胸の奥の温もりが、警告を鳴らした。揺り戻しが、臨界点に達している。

「凛香、今!」

 私は手を伸ばした。

 凛香は、私の手と、広場を見比べる。選ばれ続ける道と、止まる道。その二つの間で、瞳が揺れる。

「……澪」

 初めて、彼女が私の名前を、助けを求める音で呼んだ。

 地鳴りが、もう一度、強く響く。
 夜空に、細い亀裂が走った。

 再会は、対話の限界に達していた。
 次の瞬間、選ばれるのは――言葉ではなく、行動だった。
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