30 / 102
友とのセカンドステップ
30歩目 ダリルは英雄?
しおりを挟む
「お帰りなさいダリル様ー!開門だぁー!」
僕たちが3日の馬車の旅をして街に着くと、門でそんな声を貰いました、アマンダさんがダリルを睨んでいますが、ダリルは苦笑いです。
「なるほど、ダリルはこれがあったから、ちょっと天狗になってたのかもね」
門番に顔パスで通して貰い僕はそう感じます、街の人たちがダリルの帰還を喜びすごい歓迎されているんです、まるで勇者の凱旋です。
女性はダリルに熱い視線を送っていますし、エミリアはそれに答え手を振り返しています。
「ダリルが勘違いするわけだね・・・まぁそれでも空気は読まないとダメだけどさ」
歓声を貰いながら進み、僕たちは商業ギルドの前で馬車を止め中に入ったんです。
「大体半分くらいの人しかいない?」
僕が周りを見渡すと、職員の数が明らかに少なかったです、そしてマップでも分かりますが人の数が明らかに少ないです。
「さっきの以外は話の通りだなアユム」
ダリルが受付で手続きをしている間に、アマンダさんが僕の横で小声で話しかけてきました、僕は頷き、旅の間にダリルたちが話した事と合わせています。
ここでもあの行商人の被害は受けたけど、村よりはひどくないという話でした、でもマップを見て考えを変えましたよ。
「予想していたよりも被害は大きいですよアマンダさん、これは他の街も心配ですね」
ダリルの話では、犯人の行商人は見つかっていません、僕たちがここに来た理由の一つでもあります、恐らく街からすぐに出たんでしょう。
「そうだな・・・なぁアユム、アユムはこの後旅に出てしまうのか?」
僕が考え事をしていると、アマンダさんがそんな事を聞いてきました、僕はそのつもりだったので頷きます、アマンダさんはそれを受け考え込んでいる感じです。
「アマンダさん?」
「お待たせ、話は付いたからこれで村の交易は出来るよ、品物は明日卸すとして、今日は宿に泊まってゆっくり休もう」
僕が聞き返そうとしたタイミングでダリルが戻って来ました、ダリルの提案をみんなで賛成して、僕たちは街の一番大きな宿に泊まることになったんです、それもタダでですよ。
「ダリルの奴、このことを話してなかったな」
宿に着いて、みんな個室に入ったんだけど、直ぐに僕の部屋にアマンダさんがノックして入ってきました、そしてすごく不機嫌です。
せっかく数日経って落ち着いたのに、戻っちゃったよ。
「きっと言い出せなかったんだよ、アマンダさんが怒ると思ったから」
「それはそうだろう!情報を持って助けたとは言え、アイツはヘラヘラし過ぎなんだ、エミリアも良く平気だな」
アマンダさんが枕に八つ当たりしてカリカリしてます、旅の途中でエミリアとも話し仲良くなったんですよ、ダリルの横で協力したんだって嬉しそうに話していました、自分はダリルの中では特別で浮気を絶対にしないと、心から信じているのかもしれません。
「今後が凄く心配になってきたよ僕、平気なのかな?」
「まぁいいさ、あいつの事はもう知らんっ!それよりも行商人の行方だ、どこかで聞いた方が良いだろう、アユムは行くつもりだろ?」
アマンダさんの質問に僕は頷き、早速情報収集です、異世界の情報収集場所って言ったら酒場だよね。
「邪魔するぞ」
酒場に入り、アマンダさんがバーテンさんの所に直行しました、僕は周りの人達が気になっています、見るからに暗く危ない感じですよ。
「何かなお嬢ちゃん?」
「少し訪ねたいことがある、細い目をした行商人の事を知らないか?」
アマンダさんがバーテンさんに聞くと、木のジョッキを拭いて聞こえないふりをしています。
「どうした?何故無視するんだ」
「お嬢ちゃん、人に物を訪ねる時はそれなりの態度が必要だろう」
バーテンさんが空のジョッキを置きました、つまりは注文しろって事ですね、壁の料金表を見るとエールが銅貨4枚で、ワインが銅貨6枚って書いてあります、アマンダさんがそれをチラッと見て、穴あき銅貨を1枚と銅貨を5枚出しました。
「すまなかったな、エールを二つ頼む」
僕はお金を見て、銅貨7枚分はチップと情報料なんだと思いました、バーテンさんがお金をテーブルからすくい取り、タルからジョッキにお酒を入れ始めました、僕は自分の分もあるのかと思っていますよ。
「はいよ・・・それで、細い目の行商人だったか」
エールの入ったジョッキをテーブルに置くと早速話し始めてくれました、アマンダさんと僕は身を少し乗り出し聞きます。
「あいつが売っていた酒が呪いの原因だったというのは知ってるよな?」
バーテンさんの言葉に僕たちは頷きます、その後バーテンさんはそれしか知らないって言ってジョッキを拭き始めました、僕はガクッとしましたけどアマンダさんはめげません、何処に行ったのか知らないかと聞きます、バーテンさんはジョッキを拭きながら考えていますよ。
「確か、北門から出たってのは聞いたが、そこからは分からんな」
バーテンさんはそう言っています、そしてアマンダさんは北と聞いてちょっと不安そうです。
「北と言ったら、この国の王都デンタルサーノがあるな、もう連絡はしたのか?」
バーテンさんは頷き、ダリル様が知らせたと返してきました、そして更に聞いてもいない話を始めます。
「彼のおかげで俺たちは今こうやって生きてるんだ、もう少し遅かったらと思うとぞっとするよ」
バーテンさんがちょっと悲しそうに話してくれます、他のお客さんたちの方を見ているので、きっと仲間を無くしたとか色々あるんでしょう。
「そうか・・・ありがとう参考になったよ」
「おいおい!?」
アマンダさんは複雑そうな顔をしてお礼を口にしました、そして立ちさろうと席から離れたんです、注文したお酒を飲んでいないのでバーテンさんが慌てて止めましたよ、礼儀として飲むものだと言ってきています、僕たちはそうれもそうだと一気に飲みます、僕の人生初めてのお酒は、苦くて生温い物で美味しくありませんでした。
「ごちそうさまバーテンさん」
「良い飲みっぷりだったなお嬢ちゃん、また来な」
笑顔のバーテンさんに言われ僕も笑顔で返事をします、男なんだよって心の中で伝えて扉の方を向くと、アマンダさんがどうしてか動きません、どうしたのかと顔を覗くと真っ赤になってフラフラしていました、そして後ろに傾き始めたので僕は咄嗟に支えました。
「うそ!?1杯で酔っちゃったの・・・アマンダさん!しっかりしてください」
座り込んでしまったアマンダさんを支えながら顔を軽く叩きます、でも唸っているだけで起きません、僕は仕方なく担いで帰りました、そしてアマンダさんの部屋に入ってベッドに寝かせたんです。
「まさか、お酒に弱いとは思わなかった、アマンダさんゆっくり休んでね」
「ぅうーー!」
「うわっ!?」
アマンダさんの頭を撫でると、そのタイミングでアマンダさんに手を引っ張られました、そしてそのまま抱き着かれてしまって抱き枕状態です。
「どど、どうしよう、アマンダさん起きて放してください」
「うぅ~~」
腕を外そうとするとアマンダさんは唸って嫌がります、そして力が凄いです、それは子供がだだをこねてる様に見えてしまい、アマンダさんが辛いのを我慢していたんだと感じてしまったんです。
「そんな風にされたら、振りほどけないよアマンダさん」
僕は諦めて身を任せました、アマンダさんは抵抗さえしなければ静かなんです、そして頭を撫でるとすごく気持ちよさそうに笑顔になります。
「今まで一人で必死だったんだから、これくらい仕方ないよね・・・よしよし頑張ったねアマンダさん」
頭を撫でながら僕はアマンダさんを慰めました、ローナちゃんたちを一人で守って頑張って来たって褒めたんです、きっとすごい重圧だったんでしょう。
「でもなぁ~・・・僕は寝れそうもないかな」
アマンダさんはかなりスタイルが良いです、初めて会った時も思いましたけど、とてもけしからん胸をしています、それが今僕のお腹辺りに押し付けられ顔は胸に付いています、更にアマンダさんのいい匂いがして来ています、この状態で寝れる男がいたら名乗り出てほしいよ。
「まぁ・・・僕はウォークスキルがあるから、時間を潰すことは出来るからいいけど・・・アマンダさん、僕は男ですからね、そこを忘れないでくださいよ」
アマンダさんのほっぺをツンツンつついてそんな事を呟きます、アマンダさんはくすぐったそうな顔をしていました、その顔はほんとに子供みたいで可愛かったです。
決して手を出す勇気がないわけではないですよ、アマンダさんは涙を流しているんです、それを見たらとてもそんな気になれません。
僕たちが3日の馬車の旅をして街に着くと、門でそんな声を貰いました、アマンダさんがダリルを睨んでいますが、ダリルは苦笑いです。
「なるほど、ダリルはこれがあったから、ちょっと天狗になってたのかもね」
門番に顔パスで通して貰い僕はそう感じます、街の人たちがダリルの帰還を喜びすごい歓迎されているんです、まるで勇者の凱旋です。
女性はダリルに熱い視線を送っていますし、エミリアはそれに答え手を振り返しています。
「ダリルが勘違いするわけだね・・・まぁそれでも空気は読まないとダメだけどさ」
歓声を貰いながら進み、僕たちは商業ギルドの前で馬車を止め中に入ったんです。
「大体半分くらいの人しかいない?」
僕が周りを見渡すと、職員の数が明らかに少なかったです、そしてマップでも分かりますが人の数が明らかに少ないです。
「さっきの以外は話の通りだなアユム」
ダリルが受付で手続きをしている間に、アマンダさんが僕の横で小声で話しかけてきました、僕は頷き、旅の間にダリルたちが話した事と合わせています。
ここでもあの行商人の被害は受けたけど、村よりはひどくないという話でした、でもマップを見て考えを変えましたよ。
「予想していたよりも被害は大きいですよアマンダさん、これは他の街も心配ですね」
ダリルの話では、犯人の行商人は見つかっていません、僕たちがここに来た理由の一つでもあります、恐らく街からすぐに出たんでしょう。
「そうだな・・・なぁアユム、アユムはこの後旅に出てしまうのか?」
僕が考え事をしていると、アマンダさんがそんな事を聞いてきました、僕はそのつもりだったので頷きます、アマンダさんはそれを受け考え込んでいる感じです。
「アマンダさん?」
「お待たせ、話は付いたからこれで村の交易は出来るよ、品物は明日卸すとして、今日は宿に泊まってゆっくり休もう」
僕が聞き返そうとしたタイミングでダリルが戻って来ました、ダリルの提案をみんなで賛成して、僕たちは街の一番大きな宿に泊まることになったんです、それもタダでですよ。
「ダリルの奴、このことを話してなかったな」
宿に着いて、みんな個室に入ったんだけど、直ぐに僕の部屋にアマンダさんがノックして入ってきました、そしてすごく不機嫌です。
せっかく数日経って落ち着いたのに、戻っちゃったよ。
「きっと言い出せなかったんだよ、アマンダさんが怒ると思ったから」
「それはそうだろう!情報を持って助けたとは言え、アイツはヘラヘラし過ぎなんだ、エミリアも良く平気だな」
アマンダさんが枕に八つ当たりしてカリカリしてます、旅の途中でエミリアとも話し仲良くなったんですよ、ダリルの横で協力したんだって嬉しそうに話していました、自分はダリルの中では特別で浮気を絶対にしないと、心から信じているのかもしれません。
「今後が凄く心配になってきたよ僕、平気なのかな?」
「まぁいいさ、あいつの事はもう知らんっ!それよりも行商人の行方だ、どこかで聞いた方が良いだろう、アユムは行くつもりだろ?」
アマンダさんの質問に僕は頷き、早速情報収集です、異世界の情報収集場所って言ったら酒場だよね。
「邪魔するぞ」
酒場に入り、アマンダさんがバーテンさんの所に直行しました、僕は周りの人達が気になっています、見るからに暗く危ない感じですよ。
「何かなお嬢ちゃん?」
「少し訪ねたいことがある、細い目をした行商人の事を知らないか?」
アマンダさんがバーテンさんに聞くと、木のジョッキを拭いて聞こえないふりをしています。
「どうした?何故無視するんだ」
「お嬢ちゃん、人に物を訪ねる時はそれなりの態度が必要だろう」
バーテンさんが空のジョッキを置きました、つまりは注文しろって事ですね、壁の料金表を見るとエールが銅貨4枚で、ワインが銅貨6枚って書いてあります、アマンダさんがそれをチラッと見て、穴あき銅貨を1枚と銅貨を5枚出しました。
「すまなかったな、エールを二つ頼む」
僕はお金を見て、銅貨7枚分はチップと情報料なんだと思いました、バーテンさんがお金をテーブルからすくい取り、タルからジョッキにお酒を入れ始めました、僕は自分の分もあるのかと思っていますよ。
「はいよ・・・それで、細い目の行商人だったか」
エールの入ったジョッキをテーブルに置くと早速話し始めてくれました、アマンダさんと僕は身を少し乗り出し聞きます。
「あいつが売っていた酒が呪いの原因だったというのは知ってるよな?」
バーテンさんの言葉に僕たちは頷きます、その後バーテンさんはそれしか知らないって言ってジョッキを拭き始めました、僕はガクッとしましたけどアマンダさんはめげません、何処に行ったのか知らないかと聞きます、バーテンさんはジョッキを拭きながら考えていますよ。
「確か、北門から出たってのは聞いたが、そこからは分からんな」
バーテンさんはそう言っています、そしてアマンダさんは北と聞いてちょっと不安そうです。
「北と言ったら、この国の王都デンタルサーノがあるな、もう連絡はしたのか?」
バーテンさんは頷き、ダリル様が知らせたと返してきました、そして更に聞いてもいない話を始めます。
「彼のおかげで俺たちは今こうやって生きてるんだ、もう少し遅かったらと思うとぞっとするよ」
バーテンさんがちょっと悲しそうに話してくれます、他のお客さんたちの方を見ているので、きっと仲間を無くしたとか色々あるんでしょう。
「そうか・・・ありがとう参考になったよ」
「おいおい!?」
アマンダさんは複雑そうな顔をしてお礼を口にしました、そして立ちさろうと席から離れたんです、注文したお酒を飲んでいないのでバーテンさんが慌てて止めましたよ、礼儀として飲むものだと言ってきています、僕たちはそうれもそうだと一気に飲みます、僕の人生初めてのお酒は、苦くて生温い物で美味しくありませんでした。
「ごちそうさまバーテンさん」
「良い飲みっぷりだったなお嬢ちゃん、また来な」
笑顔のバーテンさんに言われ僕も笑顔で返事をします、男なんだよって心の中で伝えて扉の方を向くと、アマンダさんがどうしてか動きません、どうしたのかと顔を覗くと真っ赤になってフラフラしていました、そして後ろに傾き始めたので僕は咄嗟に支えました。
「うそ!?1杯で酔っちゃったの・・・アマンダさん!しっかりしてください」
座り込んでしまったアマンダさんを支えながら顔を軽く叩きます、でも唸っているだけで起きません、僕は仕方なく担いで帰りました、そしてアマンダさんの部屋に入ってベッドに寝かせたんです。
「まさか、お酒に弱いとは思わなかった、アマンダさんゆっくり休んでね」
「ぅうーー!」
「うわっ!?」
アマンダさんの頭を撫でると、そのタイミングでアマンダさんに手を引っ張られました、そしてそのまま抱き着かれてしまって抱き枕状態です。
「どど、どうしよう、アマンダさん起きて放してください」
「うぅ~~」
腕を外そうとするとアマンダさんは唸って嫌がります、そして力が凄いです、それは子供がだだをこねてる様に見えてしまい、アマンダさんが辛いのを我慢していたんだと感じてしまったんです。
「そんな風にされたら、振りほどけないよアマンダさん」
僕は諦めて身を任せました、アマンダさんは抵抗さえしなければ静かなんです、そして頭を撫でるとすごく気持ちよさそうに笑顔になります。
「今まで一人で必死だったんだから、これくらい仕方ないよね・・・よしよし頑張ったねアマンダさん」
頭を撫でながら僕はアマンダさんを慰めました、ローナちゃんたちを一人で守って頑張って来たって褒めたんです、きっとすごい重圧だったんでしょう。
「でもなぁ~・・・僕は寝れそうもないかな」
アマンダさんはかなりスタイルが良いです、初めて会った時も思いましたけど、とてもけしからん胸をしています、それが今僕のお腹辺りに押し付けられ顔は胸に付いています、更にアマンダさんのいい匂いがして来ています、この状態で寝れる男がいたら名乗り出てほしいよ。
「まぁ・・・僕はウォークスキルがあるから、時間を潰すことは出来るからいいけど・・・アマンダさん、僕は男ですからね、そこを忘れないでくださいよ」
アマンダさんのほっぺをツンツンつついてそんな事を呟きます、アマンダさんはくすぐったそうな顔をしていました、その顔はほんとに子供みたいで可愛かったです。
決して手を出す勇気がないわけではないですよ、アマンダさんは涙を流しているんです、それを見たらとてもそんな気になれません。
1
あなたにおすすめの小説
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる