異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

8章最終層の探索

123話 練習生教育

イーネ
「そうです、これからよろしくお願いしますケイイチ様」

ケイイチ
「ああ、よろしく、それと今後は俺の事を様付けしないでくれ、これは絶対だ」


3人が顔を見合わせた後こっちを向いて「はいケイイチさん」っと返事をしたので安心した。


俺たちは応接室に場所を変え、3人の今後について話し合った。


教育が終わるまで宿泊する場所は領主の館か孤児院どっちがいいか聞いたら、宿屋で泊まると言ってきた。

それでもいいのだけど、ローナから預かった子たちだからね、何かあると困るので孤児院で泊まるように言って部屋に案内したよ。




3人とも部屋が綺麗で驚いていたけど、シルキーの二人がいつも頑張って子供たちと掃除をしているおかげだ。


あとで撫でてあげよう、うんうん


その後孤児院での注意点をいくつか教えた。


(注意点)

風呂や食事の事を外で言わない。




3人がどうして選ばれたのかはわからないけど、俺が手を出さなければいいだけなので、まあいいだろう、問題は教育の仕方と時間だね。



時間は午前中に行い、俺とサーニャンが指導する、ミキが一緒に覚えたいと言ってきたのでミキも一緒だ。


飛空艇が一機しかなかったので全員で乗り込み動かし方の教育が始まった。




主にサーニャンが教えている、俺では解りにくかったようなのだ、ただサーニャンは俺に教えていた時のようにはしていなかった。

ミキの時が同じだったから、おそらく日本人用と異世界人用に分けているのだろう。


相変わらず優秀なサーニャンだね、あとで撫でよう。



俺は暇になってしまったので、あることを考えていた。

それは大型の飛空艇だ！初めは買えないから気づかなかったが、色々な種類があって値段は１億から上になっていた。



今のＤＰでは交換できないが、金貨か大銀貨をＤＰにすれば交換できるので、4人の最終試験にそれを運転してもらおうか画策している。




もちろんサーニャンに説明して許可は貰うけどね。




そして村のことであることを考えている。

村が大分出来上がってきたと報告があり、そろそろ自給自足を考える時期になってきた。


そこで俺はゲームでやっていたことを軽くでもやりたくなったのだ。



それは牧場だ！まあみたいな、になってしまうけどね。

俺は村全体を安全地帯にしているがそこであることを思いついたのだ。




それはモンスターを安全地帯で囲ったらどうなるのか、っというものだ。

まだ試していないがもし俺の予想通りならいけるかもしれない、今日の夜にでも試してみようと思っている。



4人の教育は今日だけ午後から行っていたので夜の5の鐘まで行い、全員で孤児院に戻って食事と風呂を済ませて解散した。



部屋に戻り俺はサーニャンに質問をした。


ケイイチ
「サーニャンあの3人はどれくらいで操縦できるようになるかな？」

サーニャン
「そうですねー、午前中だけの教育ですと1～2か月でしょうか、マスターがご所望でしたら短縮いたしますが、どうしますか？」


なんかサーニャンが怖いよ、これはスパルタになりそうだね、やめさせよう。


ケイイチ
「いや、急がないから今のままでいいよ、それでミキはどうなの？」

ミキ
「私は大体わかったわ、ケイイチだって2時間で覚えたんでしょ、私だって出来たわよ」


そういえばそうだったね、日本人だと機械を扱ったことがあるから覚えがいいのかな？


ケイイチ
「そうなんだ、さすがだね」


ミキが照れているが俺の素直な感想だ。


ケイイチ
「ところでサーニャン、4人の卒業試験でちょっと考えていることがあるんだ」


俺は大型の飛空艇の話をした。


サーニャン
「そうですね、小型の操縦だけを最終試験にしても面白くありませんから、いいのではないでしょうか」

ミキ
「面白そうね！あの3人にはちょっと辛いかもしれないけど、私は賛成よ」


どうやら了承を貰えた、その後大型の飛空艇の型や内装に関して、3人で楽しく決めて交換した。


ＤＰ換金
金貨1枚＝10億ＤＰ


飛空艇＝5億Ｐ
内装　＝1億Ｐ
設備　＝4億Ｐ

飛空艇に変えたＤＰをすべて使い切った。


何と大型は200人が乗れて中は遊戯室や宿泊施設・調理室などかなり充実していた、所持品欄から出したら探検したいね。

ただ大きかったからか動力室もあった、そこにも人が必要かもしれないね。


動力源はなんと黒色水晶だったよ・・・なんともすごいね黒色水晶は。



サーニャンの話では動力室にはモンスターのモグラがいいと言われた、動かすときは3匹位召喚しよう。

その後はダンジョンに部屋を作って必要な時以外はそこで暮らしてもらうことにする。




3人での話が終わった後、すぐにシューミが部屋に入ってきたので二人には寝てもらった、俺とサーニャンは実験の為門の外に転移した。