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4章 活発
77話 決勝で
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「いよいよね、それでどうなのユーヤ」
やっと決勝になったんだがマリアが試合の予想を聞いて来ている、そしてディラたちも聞きたそうだ。
「どう転んでもマリアンナ様が勝つよ、あのエルフの人も強いけど実戦が足りないね、あれだけ直線的に戦っていてはマリアンナ様には勝てない」
俺との模擬戦でマリアンナの強さはかなり上がった、その時俺が散々フェイントとか変則的な剣技を見せたから、剣だけで戦っているエルフの人では勝てなんだ。
「そうなのね、良かったわ」
「頑張るのー!」
試合が始まったんだが、予想通りマリアンナの優先で試合は進んでいる、マリアンナは剣以外も蹴りシールドでも攻撃を入れている、相手は片手剣や盾で何とか防いでいるのが精一杯といった感じだ。
「ふむ、あのエルフの機体、受けるのは上手いな、良く持ちこたえている」
マリアンナの攻撃を何とか受けている、だがギリギリではあるんだ、あれではマリアンナはピリピリしていることだろうな、ここは踏ん張りどころだ、相手が耐えられなくなるまで攻撃をするか、俺だったら盾を捨て敵を挑発するかな、剣は捨てられないんだろうな大会のルールだと。
「ああんもう、あと少しなのに!ユーヤ何とかならないの」
「いや、それは僕に言われても、ん?これは」
試合の搭乗口から気を感じた、これはさっきまで戦っていたトラの人だな、何をするつもりだ?
「どうしたのユーヤ?」
「ちょっと野暮用が出来たので行って来ますマリア様、みなさんはここにいてください」
気の位置から分かるが恐らく機体に乗っている、もしかしたら戦っている二人を襲うつもりかもしれない。
「良く分からないけど行ってらっしゃい」
「ファラは一緒に行くのー」
俺の肩にファラが乗ってきた、まぁファラならいいだろう、もし相手が攻撃してきてもあれくらいの攻撃なら今のファラなら軽く止められる。
「ユーヤあれなの?」
搭乗口に走った俺は警備兵が眠らされているのを確認している、だがそれに構っている場合ではないのでそのまま進んだんだ、搭乗口の折のような扉の前で魔導巨神が斧を持って待ち構えているよ、予想通り戦うつもりのようだ。
「斧を持っているところを見ると恐らく、主武器なら勝てると証明したいのだろうな、そんな事しても勝てないのにな」
俺は機体の前に行くことにした、この身長差では呼ばないと気付かれないだろうからな、そして近づくとなにやら独り言を言っているのが聞こえた。
「早く終わらぬか!いつまでやっているのだあいつらは」
機体からそんな声がしてきた、そうか勝った方と戦うつもりなんだな、そうはさせないぞ。
「ちょっといいかなトラの人!」
「!?」
俺が下の方から叫んだら驚いて辺りを見回しているよ、気付いてないようだな。
「何奴!どこに隠れている」
「いやいや下だよ、下ー!」
そう言ったらやっと下を見た、俺は手を振っているのでやっと気付き斧を構えてかなり警戒している。
「小僧何しに来た!」
「いやあんたを止めに来たんだ、せっかくマリアンナ様が戦ってるのに変なちょっかい掛けないでくれよ」
「ふん!何を言うかと思えば・・・ワシはな剣が苦手なのだ、それなのにこの大会では使わされた、斧を使えばあのような小娘に負けん!お前もじゃまするなら、ふん!」
俺に向かって斧を振ってきた、普通の大きさの人に機体の斧を振って来るなんて、殺す気だったな確実に。
「ふん!消し飛んだか?」
地面を見てそう言っている、まぁ普通なら粉々かもな。
「あぶないじゃないかトラの人」
俺は相手の斧の上に乗ってやり過ごしている、前に普通の剣の上に乗って相手の首筋に剣を突き付けたことがあったが、この大きさだと首には手が届かないが乗るのは簡単だな。
「き、きさま!?只者ではないな」
「そうでもないさ、でもお前は退場だ!はぁっ」
俺は機体の顔に飛びオーラを纏わせた拳で殴った、機体を壊しても周りの壁を壊すわけにはいかないので適度な威力で殴った、頭を吹っ飛ばすことが出来たぞ、そしてとどめを刺そうと操縦席に気功破を撃とうとした。
「ユーヤやり過ぎなの!」
ファラの声で俺は気付いて止めた、どうして俺は直ぐにとどめを刺そうとしたんだ?マリアンナにちょっかいを掛けようとしてきたからか?そう思っていると機体が倒れたので俺は地面に着地した、あの時ファラが注意してくれなかったらとどめを刺していた、しっかり手加減したのに、どうしたんだろうか俺は。
「そうでもないだろうファラ、向こうは大きな斧を振ってきたんだぞ、それに頭が無くなっただけでトラの人は動かそうとしてるよ」
俺はそう言って誤魔化した、何か変なのは分かるんだが調子は悪くないしな、それにトラの人はまだ諦めていない、機体を動かし起き上がってきて俺を狙い始めている。
「まだだ、頭など飾りだ、握り潰してくれる」
そう言って両手で俺を掴んできた、俺なら避けれたんだがあえてそうしなかった。
「くくく、このまま!?何故潰れん!」
機体の手に力が加わっているが俺のオーラに負けてそれ以上握れないでいた、まぁこの程度の力じゃ無理だ。
「くそっ!潰れろ!!」
機体からそんな声がしてきている、いい加減あきらめてほしいがやめそうもないな。
「諦めないようなので手足も壊しますね、はっ!」
機体の手を気の解放だけで破壊し気を覆わせた拳で手足を壊した、機体が倒れたのですごい音だ、まぁ頭を壊した時からかなりの音を出している、兵士たちの気がそろそろ到着するので急がないとな。
「ば、化け物め!」
「失礼ですねあなた・・・まぁいいです、これでマリアンナ様のじゃまは出来ませんね」
そう言って俺はその場を去った、何とかとどめを刺さないで済んだが何が原因なんだろうか、途中兵士たちとすれ違ったが俺のスピードが速かったから見えてなかったみたいだったな、ちなみにトラの人には俺の記憶は忘れて貰った、おかげで意識を失ってるよ。
「お帰りユーヤ、すごい音したけど何かしてきたのね」
俺が帰って来るとマリアたちにジト目をされた、悪い事はしていないぞ。
「マリアンナ様を襲おうとしていた奴がいたんだ、少し懲らしめてきました」
「「こ、懲らしめてきた!?」」
ディラとラティスが驚いている、2人は俺の実力をあまり知らないからな、モンスタースタンピードを倒した程度だから驚くのも分かるな。
「まさかとは思うけど、魔導巨神をぶっ飛ばしてきたとか言わないわよね?ねぇ」
マリアにそう言われディラとラティスが頷いていた、もしかして驚いていたのってそれをしてきたと思ったからなのか?返事が出来なくなってしまったじゃないか。
「そ、それよりマリアンナ様が勝ちそうだよ」
俺が困っていると丁度マリアンナがエルフの人の機体に一撃を当て盾を持っていた左腕を斬った所だった、その一撃でエルフの人の機体が負けを認め優勝が決まったよ。
やっと決勝になったんだがマリアが試合の予想を聞いて来ている、そしてディラたちも聞きたそうだ。
「どう転んでもマリアンナ様が勝つよ、あのエルフの人も強いけど実戦が足りないね、あれだけ直線的に戦っていてはマリアンナ様には勝てない」
俺との模擬戦でマリアンナの強さはかなり上がった、その時俺が散々フェイントとか変則的な剣技を見せたから、剣だけで戦っているエルフの人では勝てなんだ。
「そうなのね、良かったわ」
「頑張るのー!」
試合が始まったんだが、予想通りマリアンナの優先で試合は進んでいる、マリアンナは剣以外も蹴りシールドでも攻撃を入れている、相手は片手剣や盾で何とか防いでいるのが精一杯といった感じだ。
「ふむ、あのエルフの機体、受けるのは上手いな、良く持ちこたえている」
マリアンナの攻撃を何とか受けている、だがギリギリではあるんだ、あれではマリアンナはピリピリしていることだろうな、ここは踏ん張りどころだ、相手が耐えられなくなるまで攻撃をするか、俺だったら盾を捨て敵を挑発するかな、剣は捨てられないんだろうな大会のルールだと。
「ああんもう、あと少しなのに!ユーヤ何とかならないの」
「いや、それは僕に言われても、ん?これは」
試合の搭乗口から気を感じた、これはさっきまで戦っていたトラの人だな、何をするつもりだ?
「どうしたのユーヤ?」
「ちょっと野暮用が出来たので行って来ますマリア様、みなさんはここにいてください」
気の位置から分かるが恐らく機体に乗っている、もしかしたら戦っている二人を襲うつもりかもしれない。
「良く分からないけど行ってらっしゃい」
「ファラは一緒に行くのー」
俺の肩にファラが乗ってきた、まぁファラならいいだろう、もし相手が攻撃してきてもあれくらいの攻撃なら今のファラなら軽く止められる。
「ユーヤあれなの?」
搭乗口に走った俺は警備兵が眠らされているのを確認している、だがそれに構っている場合ではないのでそのまま進んだんだ、搭乗口の折のような扉の前で魔導巨神が斧を持って待ち構えているよ、予想通り戦うつもりのようだ。
「斧を持っているところを見ると恐らく、主武器なら勝てると証明したいのだろうな、そんな事しても勝てないのにな」
俺は機体の前に行くことにした、この身長差では呼ばないと気付かれないだろうからな、そして近づくとなにやら独り言を言っているのが聞こえた。
「早く終わらぬか!いつまでやっているのだあいつらは」
機体からそんな声がしてきた、そうか勝った方と戦うつもりなんだな、そうはさせないぞ。
「ちょっといいかなトラの人!」
「!?」
俺が下の方から叫んだら驚いて辺りを見回しているよ、気付いてないようだな。
「何奴!どこに隠れている」
「いやいや下だよ、下ー!」
そう言ったらやっと下を見た、俺は手を振っているのでやっと気付き斧を構えてかなり警戒している。
「小僧何しに来た!」
「いやあんたを止めに来たんだ、せっかくマリアンナ様が戦ってるのに変なちょっかい掛けないでくれよ」
「ふん!何を言うかと思えば・・・ワシはな剣が苦手なのだ、それなのにこの大会では使わされた、斧を使えばあのような小娘に負けん!お前もじゃまするなら、ふん!」
俺に向かって斧を振ってきた、普通の大きさの人に機体の斧を振って来るなんて、殺す気だったな確実に。
「ふん!消し飛んだか?」
地面を見てそう言っている、まぁ普通なら粉々かもな。
「あぶないじゃないかトラの人」
俺は相手の斧の上に乗ってやり過ごしている、前に普通の剣の上に乗って相手の首筋に剣を突き付けたことがあったが、この大きさだと首には手が届かないが乗るのは簡単だな。
「き、きさま!?只者ではないな」
「そうでもないさ、でもお前は退場だ!はぁっ」
俺は機体の顔に飛びオーラを纏わせた拳で殴った、機体を壊しても周りの壁を壊すわけにはいかないので適度な威力で殴った、頭を吹っ飛ばすことが出来たぞ、そしてとどめを刺そうと操縦席に気功破を撃とうとした。
「ユーヤやり過ぎなの!」
ファラの声で俺は気付いて止めた、どうして俺は直ぐにとどめを刺そうとしたんだ?マリアンナにちょっかいを掛けようとしてきたからか?そう思っていると機体が倒れたので俺は地面に着地した、あの時ファラが注意してくれなかったらとどめを刺していた、しっかり手加減したのに、どうしたんだろうか俺は。
「そうでもないだろうファラ、向こうは大きな斧を振ってきたんだぞ、それに頭が無くなっただけでトラの人は動かそうとしてるよ」
俺はそう言って誤魔化した、何か変なのは分かるんだが調子は悪くないしな、それにトラの人はまだ諦めていない、機体を動かし起き上がってきて俺を狙い始めている。
「まだだ、頭など飾りだ、握り潰してくれる」
そう言って両手で俺を掴んできた、俺なら避けれたんだがあえてそうしなかった。
「くくく、このまま!?何故潰れん!」
機体の手に力が加わっているが俺のオーラに負けてそれ以上握れないでいた、まぁこの程度の力じゃ無理だ。
「くそっ!潰れろ!!」
機体からそんな声がしてきている、いい加減あきらめてほしいがやめそうもないな。
「諦めないようなので手足も壊しますね、はっ!」
機体の手を気の解放だけで破壊し気を覆わせた拳で手足を壊した、機体が倒れたのですごい音だ、まぁ頭を壊した時からかなりの音を出している、兵士たちの気がそろそろ到着するので急がないとな。
「ば、化け物め!」
「失礼ですねあなた・・・まぁいいです、これでマリアンナ様のじゃまは出来ませんね」
そう言って俺はその場を去った、何とかとどめを刺さないで済んだが何が原因なんだろうか、途中兵士たちとすれ違ったが俺のスピードが速かったから見えてなかったみたいだったな、ちなみにトラの人には俺の記憶は忘れて貰った、おかげで意識を失ってるよ。
「お帰りユーヤ、すごい音したけど何かしてきたのね」
俺が帰って来るとマリアたちにジト目をされた、悪い事はしていないぞ。
「マリアンナ様を襲おうとしていた奴がいたんだ、少し懲らしめてきました」
「「こ、懲らしめてきた!?」」
ディラとラティスが驚いている、2人は俺の実力をあまり知らないからな、モンスタースタンピードを倒した程度だから驚くのも分かるな。
「まさかとは思うけど、魔導巨神をぶっ飛ばしてきたとか言わないわよね?ねぇ」
マリアにそう言われディラとラティスが頷いていた、もしかして驚いていたのってそれをしてきたと思ったからなのか?返事が出来なくなってしまったじゃないか。
「そ、それよりマリアンナ様が勝ちそうだよ」
俺が困っていると丁度マリアンナがエルフの人の機体に一撃を当て盾を持っていた左腕を斬った所だった、その一撃でエルフの人の機体が負けを認め優勝が決まったよ。
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