1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる

まったりー

文字の大きさ
94 / 147
4章 活発

78話 一息

しおりを挟む
「おめでとうございますマリアンナ様」


「凄かったですわお母さま」


俺たちは今大会が終わり屋敷でお祝いをしている、もちろん表彰式もあったぞ、何か褒美を貰ったそうだが後のお楽しみとか言われて教えてくれなかった、まぁお金とかが妥当だろうな、そしてあの騒動を起こしたトラことタイーガという奴の事を説明された、貴族の位ははく奪され奴隷としてどこかに輸送されるそうだ。

ほんとは処刑が妥当とか言っていたが、未遂で終わっているからそこで話がまとまったという話だ。


「ありがとユーヤ君にマリア・・・でもあいつ、わたくしたちの戦いの後奇襲を企てるなんて、ほんと何を考えてるのかしらね!」


ホントそうだ、もしそれで勝ったとしても国王が許すはずがない、まぁ俺は見たことないからどうなるか分からんが、普通に考えればそうだろう。


「まったくなの、ユーヤがやっつけんん~」


俺の肩に乗っているファラが余計なことを言い始めたので俺は直ぐに口をふさいだ、まぁマリアたちが言えばわかってしまう事だが、そうなる前に話を逸らさないとな。


「それでマリアンナ様、明日は展覧会なんですよね」


「え!?ええそうね、こっちがわたくしたちの本命だもの、楽しみだわ」


ファラの言ってたことを少し気にしながら返事をしていた、これで話はそらせたようで助かったよ。


「早く色々な技術を見てみたいですよ僕は、とても楽しみです」


きっと部品から素材まで色々な物が見られるだろう、ジャジャル先生が独自で考えていたんだからな。

まぁ俺が一番みたい物は出ないだろうけどな、ブラッドコアは普通と違うからな。


「私はそうでもないわ、屋台の方を見ている方がいいもの」


「ふふマリアったら・・・でも屋台は楽しめそうもないわよ」


マリアンナがみんなを見ながらそう言い始めた、みんなも頷いているがどうしてだ?


「それは私も同感ですわお母さま、あのポップコーンと言う物なんてほんとに美味しかったのですから」


マリアが思い出して少し涎を拭いていた、ディラとラティスもそうだな、ファラは拭いてない垂れ流しだ。


「なにそれ!?でもこれも美味しいものねぇ、これだけでも分かるわ」


ファラの涎を拭きながら俺は料理の説明をしている、今出ている料理は俺がセーバルさんたちに教えながら作った物だ、デザートもケーキ関係を出しているがとても好評だな。


「セーバルさんたちが頑張ったからですよ、僕は少し教えただけです」


セーバルさんたちはほんとに頑張ってくれた、この世界で調味料と見ていない薬として扱われている物を俺が入れるているのにしっかり見て覚えていたし、何より料理の腕はかなりの物だ。


「いえいえわたくし共はユーヤ様の言われた通りやるので手いっぱいでした、方法が変わっていましたし薬剤に使う物を料理に入れるなど考えた事もなかったですから」


そう言いながら料理を並べている、なかなか紳士だな女性だけど、今回の料理は鶏肉の香草焼きやオーク肉のステーキ、スープはコンソメで後はこの世界にもあるパスタだ、他にもあるのだがセーバルさんたちが作ったこの世界の料理だな、主に焼き料理で上位モンスターの肉などに独自のタレを掛けている、そのタレが凝っていてなかなか美味しいんだ。


「僕の村では結構使っていたんですよ、それをすぐできるセーバルさんたちがすごいんです」


香辛料とかが薬剤屋とかにあるんだ、調理中に聞いて持ってきてもらった、なのでかなりみんなに疑問に持たれた、まぁそれでも出来上がった料理を味見をしてもらったら直ぐに分かってくれたんだ。

そして報酬の白米はあったんだ!不人気の食べ物で麦などが不足したときの非常食だそうだ、精米されてなかったからそんな物だろうと思い夜のうちに機械を作って精米する予定だ、明日の朝が楽しみだよ。


「あなたのそう言ったとこが魅力なのよねぇ・・・マリア頑張るのよ」


そう言われマリアが赤くなっていた、成人まで先だしマリアはしないと言ってたよな、俺としては来ない方がいいんだが、まぁ無理だよな。


「さて僕はそろそろ」


「あら、何か予定があるのユーヤ君」


予定というほどではない、話の風向きが悪くなってきたから外で研究をしたいだけだ、逃げたいんじゃないぞ、早く精米機を作りたいんだ、もう一度言うが逃げたいわけじゃない。


「日課の訓練と僕なりの研究を少々」


訓練は気のコントロールや気功弾を使ったものだ、ファラも最近しているがかなり難しい、そして研究は機体が出来ているので他の乗り物や武器を作ろうと思っている、まぁ精米機が先だけどな、魔石を動力にすることになるから少し小さめにしないとダメなんだ、ブラッドコアがあればかなりの大きさで作れるんだがなぁ。


「ユーヤ君の訓練と研究・・・そっちの方が気になるわね」


マリアンナがそう言ったらみんなも頷いていた、そんなに気になるのか?見てもそれほど面白くないと思うけどな、なにせ動かせないんだ。


「ユーヤの訓練は楽しいの!」


そんな俺の内を知らぬままファラの一言でみんなが更に興味を示してきた、そして食事を済ませてみんなで見学することになったんだ。
しおりを挟む
感想 165

あなたにおすすめの小説

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。 そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。 「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」 バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!? 最強が無双する異世界ファンタジー開幕!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー
ファンタジー
何処にでもいるような平凡な社会人の主人公がある日、宝くじを当てた。 ウキウキしながら銀行に手続きをして家に帰る為、いつもは乗らないバスに乗ってしばらくしたら変な空間にいました。 変な空間にいたのは主人公だけ、そこに現れた青年に説明され異世界召喚に巻き込まれ、もう戻れないことを告げられます。 その青年の計らいで恩恵を貰うことになりましたが、主人公のやりたいことと言うのがゲームで良くやっていたダンジョン物と牧場経営くらいでした。 恩恵はダンジョンマスターにしてもらうことにし、ダンジョンを作りますが普通の物でなくゲームの中にあった、中に入ると構造を変えるダンジョンを作れないかと模索し作る事に成功します。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

処理中です...