落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!

ユーリ

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六章

とある王城 (???視点)

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窓枠にはめられたステンドグラスから光が差し込み、聖堂内を色とりどりの色が明るく照らす。その光が当たる場所で、桜色の髪をした18歳くらいの女性が、両膝を付きながら静かに祈りを捧げていた。すると、一つしかない大扉を開け、そこへと入ってくる者の影があった。

「お祈りの途中で申し訳ありません。王女様、ご報告したいことが」

金の刺繍が入った白いローブを頭まで被った老齢の男が厳かに声を掛ければ、その声に反応したかのように静かに目を開き、深みのあるローズピンクの目で振り返る。

「先の件ですね。それで、民達の様子はどうですか?」

「はい。町や農作物への被害が多いのもあるのですが、今度の火災が大きな動揺を生んで、町では騒ぎになっているようです」

「そうですか…。やはり動揺は抑え切れませんか…。でも、大事な食料と共に住処も燃えたとあれば、仕方ないのかもしれませんね…」

「ですが、自然の象徴である精霊王様を疑うなど不敬が過ぎます!」

信仰心が厚い彼にしてみれば疑うことすら不敬に値するのだろうが、信じてはいても、日々の暮らしにも苦労している民達にとっては、苦しんでいる自分達をなぜ救ってくれないのか疑ってしまうのは仕方ない。

「枢機卿である貴方のお気持ちも分からなくはないですが、あまり民を責めないで下さい。こうなってしまったのも、民の不安を拭いきれなかった私の不徳の致すところなのです…」

「いえ!決して姫様のせいでは御座いません!」

自らの非を認めて謝罪する主人に、老齢の男性は慌てふためいた様子で否定の言葉を口にするが、その女性の気は晴れる事はなく、かえって気を使わせてしまった事への罪悪感だけがつのっていく。

もし、これがただの火災だったのならば、たとえ大規模な被害が出ていたとしても、ここまでの混乱が起きる事などなかったのでしょうが、これ程までの騒ぎになっている一番の原因は、聖域が火元になっていることが大きい。幸いなことに、精霊王様のお住まいである社は加護によって守られていたのか、全くといって良いほど被害はなかった。だけど、その事がかえって被害を受けた者達には、自分達が見捨てられたと見えたようだった。

「いまだに原因は分かっていないのですか?」

まだ正式に王位を継いだわけではないけれど、民の間で起きているこの混乱の余波が広がる可能性を考えれば、なにかしらの手を打たなければならない。そのために、少しでも自分に出来る事をして、民を安心させるために何かしなければならない。

「はい…。引き続き調査を継続しているのですが…魔力の残滓が僅かに残っているのが感知できるくらいでして…。ですが、火元と思われる付近で、焼死体が発見されています」

「身元は?」

「全て燃えてしまっているので所持品までは確認できませんでしたが、アリステリア王国の方からやって来たようです」

我が国では自然と共に生き、それに身を任せる事を良しとしている。なので、今回の事も自然の意思ならば受け入れるしかない事だが、ここまで同じような事態が立て続けに起きるとなると、人為的なものではないかと疑わざるを得ない。だからこそ、焼死体が出たと聞き、やはりかという思いもあるが、かの国が関わっているなら、さらに慎重にならざるを得ない。

「そう言える根拠はなんです?」

「集めた情報によりますと、彼の国から荷が運び込まれる手筈になっていたそうで、そのために使用されていたと思われる馬車も近場で発見されております」

「それだけでの証拠では、かの国に異議を唱えるには不十分ですね…」

抜け目のないあの国が相手では、不用意に攻めたところで足をすくわれ、こちらがさらに不利な状況になるだけ。

前回の帝国とのいざこざがあった際にも、王妹に放火の首謀者という汚名が掛かりはしたが、結局は、我が国と王国との仲を裂く自作自演という事で片が付いた。だが、彼の国を被害者として扱うには、あまりにも王国への被害が少ないように思える。

それに、帝国側は未だにその事実を否定し、王妹の仕業として後を追っているようだが、名高い冒険者でもある彼女を捕らえる事どころか今は足取りさえも捉えられていないようだ。むしろ、騒動の間だけでも、その足取りだけでも追えていた事だけでも良好だったといえるのだろう。

我が国にも、売値を釣り上げるためのハンデルの陰謀だという意見も少数だがあり、かの国の自作自演だという説もあるが、どれも真偽のほどは未だに分かっていない。だからこそ、戦うのであれば明確な証拠が要る。

「その荷は何か分かっているのですか?」

「いえ、途中で荷の中身を変更したいという連絡をもらったそうなのですが、荷を運んで来たと思われる馬車に、その荷を積んでいた形跡は全くなく、変更前の荷については何故か固く口を閉ざしております」

「それは変ですね…」

彼の国と教義の関係上で仲は悪くとも、交易事態は禁止していない。民の中には彼の国に反発心を持つ者がいるが、貴重な品が多く手に入るとあってか、商人達は影で彼の国の商品を輸入し、それを客に隠して売り渡している。そして、国はそれを黙認して見逃しているという形を取っているため、そこまで頑なに隠す必要など何もない。

「その荷が火災の原因になった可能性も捨てきれないということですね。では、何としてもその者達から荷の詳細を聞き出して下さい」

「かしこまりました」

私へと深々と頭を下げると、指示された事を実行するため、静かに部屋を後にしていく。扉が閉まる音が響き、聖堂に一人きりになると、王族として振る舞う必要もなく、本音の独り言がこぼれ落ちる。

「はぁ…ただでさえ食料が乏しくて困っているのに、こんな事が起きるなんて…。こんな時、精霊王様が居てくだされば…」

視線を上へと移せば、ステンドグラスで描かれたこの国の救い主であり、神と崇められている精霊王が力強い様相でこちらを見下ろしていた。

今では王族として皆にかしずかれる立場にいる私だけど、先祖は王族とは無縁の貧しい家の生まれで、家もなく路上生活のようなものを送っていたそうだ。だが、その頃はどの家も食べ物がなく、ひもじい思いをしていた。しかし、現れた1人救いの主によって、その人生どころか国さえも大きく変わった。

これはかつて、まだ国としての体を成しておらず、各々が領地と呼べるような国を作っていた時代。それらの国々で雨が降らず、農作物が枯れるという飢饉が起きた。誰しも救いを見いだせずに絶望し、希望という光を失っていた。

これは、再び人が希望を取り戻した、精霊王と1人の少女の出会いの物語。

「……」

ここ数ヶ月、雨が全く降ってない。初めは残った水を巡って争っていた町の人達も、今や争う気力もなく、下を向いて座り込んでいた。

森に行けば、ある程度の水や食料などを確保できるかもしれないが、町に満足に水もない状態で魔物が闊歩する森に入るのは自殺行為でしかないうえ、戦える者はとうの昔に町の外へと逃げだしてしまった。僅かに残ってくれた人達も、町の物資を確保するために森に入って行ったけれど、未だに誰も帰って来ない。その後も、町の人間も数人、決死の覚悟で森に入りはしたが、その後の姿を見た者は誰もおらず、もはや足を踏み入れる気概がある者はいない。

既に井戸の水も枯れ果てた町には絶望が重くのしかかり、誰もが口を開くこともなく、嫌な静けさだけが漂っていた。そして、その一角に座り込んでいるその少女も、他の者と何も変わらず、生きる希望を失った様子で、受け入れるしかない死を待っていた。だが、そんな事など知りもしない者が、呑気な調子で声を掛けた。

「1人でこのような場所に座り込んで、親はどうしたのじゃ?」

場違いとしか言いようがない声色に、とうとう幻聴でも聞こえてきたかと思いながらも、自身を覆う影の正体を確かめようと静かに顔を上げれば、白髪の老人が胸まで伸びた顎髭を撫でながら、こちらを心配するような顔で見下ろしていた。

「他の者達も一様に座り込んでおるが、何かあったのかのう?」

「何かって…雨が降らないから、みんな食べる物もなく困ってるんじゃないですか…?」

「言われてみれば、最近は降っておらんかったのう?」

「そんな呑気に…。そもそも、何で知らないんですか…」

「この辺りには、少し前にやって来たばかりじゃったからのう」

緊張感どころか、まるで自分には関係ない事のように振る舞っているけれど、雨が降っていないのは此処だけじゃない。山向こうまで行けば雨は降っているのかもしれないけれど、その山は人が超えられるものではなく、森を抜けて来るにしても、この老人はとても戦えるようにも見えない。

どこから来たのか分からない余所者には、もともと不信感しかないけれど、浮かべている笑みが気に入らない。何故なら、その笑みは前まで町にありふれていたものであり、最近では見掛ける事がなくなった笑みだったからだ。だからこそ、朗々と笑う姿は、荒みきった心には眩し過ぎて、八つ当たりと分かっていても、憎悪の感情が湧いてくる。

「……下の者を嘲笑いにでも来たんですか?」

「どういうことじゃ?」

「どうせ、どっかの金持ちなんでしょ?こんな小汚いところまで随分と物好きなんですね。それとも、食事に困っていない人は、よっぽど暇なんですか?」

自分達と違って腹も空いている様子もなければ、着ている服もどこも擦りきれていない。それに、生地も高価な物に見える。いくら黒で汚れが目立たないといっても、ここまで綺麗だと、力仕事をする平民には思えない。

だから、どっかの金持ちだろうと当たりを付けるが、もし仮にどっかの偉い人だったとしても、飢えて死ぬのも、首を切られて死ぬのも大した違いはない。それに、親というよるべがない私には、悲しんでくれる人もいない。それもあって、自暴自棄になりながら言葉を返せば、全くの見当違いの事の返事が返ってきた。

「なんじゃ?腹が空いておるのか?ほれ」

そう言いながら懐から出したのは、袋に包まれた小さな雨玉だった。

「い、いらないよ!そんなの!?」

意地なんか張っても意味はなく、馬鹿な事をしているとは分かっていても、こんな小さなひと粒を貰ったところで、大して腹の足しにはならない。だから、死ぬのが少し遅くなるだけ、そう思って拒絶の言葉を口にしたのに、何も食べていなかったからか、周囲に腹の音が虚しく響く。

「なんじゃ?遠慮しておるのか?たくさんあるから、遠慮なんぞせんで食べて良いぞ?」

「……遠慮じゃないです。それに、みんながおなじ状況なのに、私だけ食べるわけにもいかないですし…。そもそも、こんな飴じゃなくて、雨が降って欲しいんですよ…。そうすれば、みんな水が飲めるうえに、状況が多少でも改善するのに…」

「なんじゃ?腹が減っているというのに、そんなものが欲しいなんぞ変わっておるのう?じゃが、自分よりも他人を気にかける心意気は嫌いではないぞ。じゃから、雨を降らせてやろうかのう」

「はぁ…なにを言って……」

言ったところでどうにかなると本気で思っていたわけではなく、ただ誰かに泣き言を言いたかっただけなのに、それに対して真面目ぶった表情で荒唐無稽な事を言い出す老人に、呆気に取られたような顔で見上げていたら、後ろで見えていた空に変化が起きた。

雲一つない青空に雲が急に現れ始めたと思ったら、徐々に厚みを増して白から黒へと変わって行き、まだ昼間だというのに夕暮れのような暗さが辺りを包む。そんな劇的なまでの変化に、下を向いていた人々も何事かと顔を上げ、誰もが天を仰いでいた。すると、その顔を濡らすようにポツポツと小さな雫が落ち始め、その間隔がしだいに短くなり、雨足が強くなっていく。そうして、状況に追いついていけない人間達を置き去りに、乾いた大地を濡らしていった。

「どうじゃ?これでよいかのう?」

平然とした様子で告げたその声は、決して大きくはなかったけれど、雨の音に負けずに辺りへと染み渡っていき、それを皮切りに周囲では次々に人々の歓声が沸き起こる。だけど、その現実離れした状況を受け入れる事が出来ず座り込んだままでいたら、さっきの発言を聞いていた別の人物が興奮気味に問いかけた。

「アンタ様が雨を降らせて下さったのですか!?」

「そうじゃよ?」

「おぉ!あなた様はこの町の救世主です!」

「なに、ワシは大した事はしておらんよ。この子が雨を降らせて欲しいというのを叶えただけじゃ」

「へっ?」

さっき言ったのはただの愚痴であって、何か崇高な理由があったわけでもない私の方へ話を振らないで欲しい。なのに、実際に雨を降らせた本人が、何故かこちらを持ち上げるような事を言い出した。

「先ほど、飴をやろうと掛けたのじゃが、自分だけ飴を貰うのは忍びないと言ってのう。皆のために雨が欲しいと言ったのじゃよ」

「自国だけでなく周囲の国にも気を配るなんて……なんて慈悲深い方だ……!」

「違うんです!そんなんじゃないんです!!」

「謙虚さまで身につけていらっしゃるなんて…まさに聖女様です!!」

「だから違うんですって!!」

言葉の響きが同じだからか、盛大に勘違いした人が、感動しきったような目を向けて来る。だから、思わず立ち上がりながら、微妙にこちらと話が噛み合っていない人へと強い否定を返すが、強く否定すれば否定した分だけ、話に尾ひれが付いて行き、かえって噂の速度だけが上がって街中を駆け巡って行く。

「あなたはいったい何者なのよ…?」

次々とやってくる人達に興奮しきった人々に否定の言葉を告げるのにも疲れ果て、ようやく少し落ち着きを取り戻してきた頃、一緒に周囲に崇められながらも隣で見物していた老人に尋ねると、名乗ってなかったかとでもいわんばかりの表情を浮かべながら首を傾げながら言った。

「ワシか?ワシは天を自在に操れる精霊王じゃよ?」

自分が人外の存在である事を隠す事もなく、自らの存在を簡単に明かす様子を目の当たりにして、立つ力が戻った足から再び力が抜けそうになった。だけど、例え勘違いであったとしても、ようやく希望を持ち始めた人達が見ている前で、そんな姿を見せるわけにもいかず、意地になって虚勢を張るようにして叫ぶ。

「もう!こうなった責任はちゃんと取って貰うからね!」

「よいぞ。特に予定もないからのう」

ちょっとそこまで買い物にでも行くような気軽さで承諾する存在に、最初に感じたものとは違う苛立ち募らせながらも、絶対にこき使ってやろうと少女は心に決めた。その決意の通り、周辺の国がまとまり落ち着くまでの数十年間に渡ってその関係は続くのだが、それは孫とそのお願いを聞く祖父といった関係のようであった。だが、それを見ていた周囲の人間からは、美談として見えていたため、称賛を持って伝えられていた。

そのため、あまり細かいやり取りまでは語られていないのだが、それを知らない後世の者達は、精霊王と名乗った神を迎えに来た従者とともに再び現れると信じ切っていた。だからこそ、本人達がその事実を忘れきっていた事を知らないのは、救いと言って良いだろう。

そして、今も信じて祈りを捧げていた者は、何も返さない絵姿を救いを求めて見上げていた。

「従者の方でさえ、未だにそのお姿をお見せにならないのは、我々が至らないせいなのでしょうか…」

静かな場所で暮らしたいという希望を叶え、当時、まだ簡素だった町に社を建てたそうだが、完成した際に一度お姿を見せて下さったきり、お姿を現してはくださらない。

一緒にいらした従者の姿は、真偽を見分けられるよう王家の者にしか伝わっていないが、いつお姿を現しても良いように、情報は常に国中に張り巡らせている。しかし、この辺では見ない着物姿を見たとも聞かない。せいぜい、何度か従者と名乗る偽物も現れた事があったくらいで、それにも厳正な対応をしている。

「やはり、今一度、聖域へと赴き、精霊王様へと祈りを捧げるべきですね…」

建国してから300年。何度となく訪れ、精霊王が降臨したとされるセイクリッドへと向け、私は再び旅立つ事を決意を固めるのだった。
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