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二章
一段落
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物凄い音がして、驚いて目を開ければ、部屋の様子は様変わりしていた。
僕と兄様の周囲以外、部屋の中にあった物は、全て黒焦げになるまで焼かれて、黒一色に塗りつぶされていた。
至る所で火が燃えており、燃え残りからは煙も立ち込めていて焦げ臭い。奥の壁は崩れ落ちて、外の光が部屋の中に差し込んでいるから、余計に部屋の様子が良く見える。
部屋は、熱気が立ち込めていそうなのに、それを感じないため、現実感が薄い。それに、黒で統一された部屋で、日の光をキラキラと反射している水の中に、銀髪をなびかせた兄様が立っている事が、現実感の無さに拍車をかけていた。
「に、兄様!?何があったんですか!?」
兄様に、駆け寄りながら、何があったのか聞く。駆け寄る時、僕の周りにも水の膜みたいなのがあったが、僕の動きに合わせて移動していた。
僕の問いかけに、しばらく目を閉じた兄様が、小さく呟いた。
「これは…事故だ…」
「えーー!!」
僕は、兄様が呟いた言葉に、驚きを隠せなかった。明らかに、兄様が何かやったとしか考えられないのに、絶対に事故なはずないです!僕から、目線を逸らしながら言ってるのが、何よりの証拠です!
「兄様!僕だって、それが嘘だって事くらい分かりますよ!」
「うっ…」
兄様は、目を泳がせながら、気不味そうにしていた。
「それより、先生は!?」
しばらく、疑わしい目で兄様の様子を見ていたが、先生の姿が全く見えないという事に気付いた。
姿が見えないと言う事は、今の爆発に巻き込まれて、この部屋の何処かにいるという事だ。部屋の惨状を見る限り、とても無事だとは思えない。
「た、助けないと!」
僕が、先生を探すために駆出せば、兄様にそっと止められた。非難するような視線を兄様に向ければ、気不味そうにしながら、小さく呟いた。
「……。あいつは…逃げたからいない…」
「えっ!?」
僕が驚いていると、兄様は何処か自分を納得させるように、言葉を続ける。
「そう、此処にあった魔道具を暴走させて、その隙を付いて逃げたから、あいつはもうこの場所にはいない」
本当の事なのか分からない僕は、兄様の目を見てきく。
「本当に?」
「この部屋の中にいないのは…本当だ」
今度は、僕の目を真っ直ぐに見つめながら、兄様が言ってきたので、もう此処にはいないのは、本当みたいだ。
「帰るぞ」
考え込んでいた僕を抱え上げると、兄様は、部屋の出口へと歩き出した。
「このままでいいの!?」
この惨状を放置したまま、さすがに帰るわけにはいかない。慌てて止めるけど、兄様は特に表情を変える事もなく、歩みを止める様子もない。
「おそらく、父上が捜索隊を出しているはずだ。そして、この騒ぎに気付いて、近くまで来ているだろうから、上手く処理してくれる」
捜索隊って…。何だか、ただ学院をサボっただけで、大事になったような気がする…。
「此処は、大会が開かれている会場か?」
部屋を出ると、周りを確認するように廊下を見渡して、兄様が僕に聞いてきた。
「分かるの?」
「此処には、何度か足を運んだ事があるから、見覚えがある」
廊下の様子を見ただけで、何処にいるか分かる兄様は凄いと思う。迷う素振りも見せず、廊下を進み続ける兄様に、先生の事を聞いてみる。
「兄様?先生の事、誰かに報告しなくていいの?」
速く誰かに報告しなきゃ、遠くまで逃げられるんじゃないかな?
「此処が会場内なら、優秀な医療班も常駐している。だから、問題ない」
「え?医療班?」
「な、何でもない。それより、人が集まって来る前に、屋敷に戻るぞ」
兄様は、足速にその場を離れた。途中で、大会関係者ぽい人とすれ違ったけれど、止められる事はなかった。
「リュカ!」
呼ばれた方を振り返れば、数人の衛兵を引き連れた父様が、こちらに来るのが見えた。
「良かった。オルフェと一緒だったんだね。こちらで、爆発音のような物が聞こえたから心配したよ」
「ご心配お掛けしました。会場の奥にある物置で、手配中の容疑者と遭遇しました。この爆発は、容疑者が、逃走のために、魔道具を暴走させた事で起きた事故です。私は、何もしていないという事で、良いですよね?」
「問題ない。責任は全て、容疑者に取ってもらう。罪状の追加も出来て、罰も重く出来る」
「それならば、罪状に、誘拐と傷害罪も付け加えておいてください。」
「高位貴族に手を出す愚かさを知らんとは、つくづく愚かな男だな」
「ですが、その男が、この爆発に巻きこれたのではないかと、リュカが心配しているようでした」
「心配?」
「リュカは、優しいですからね」
「リュカは、アレに生きてて欲しいの?」
「え?はい?」
そんな当たり前の事を、何で聞いて来るのかは分からなかった。だけど、父様は、僕の方へと視線を向けながら、何か考え込んでいるようだった。
「それと、外にゴミが落ちているかもしれませんが、父上に、片付けをお願いしても宜しいですか?」
「分かった。私が、綺麗に片付けておくよ」
兄様の言葉を聞いた父様が、満面の笑みを浮かべながら返事を返す。
「綺麗にするのは良いですが、。掛けていたら、見せられませんので、程々でお願いします」
「分かっている」
2人が、何か分かりあったような会話をしていたけれど、僕には良く分からなかった。でも、父様達に任せておけば、僕が心配する事なく解決するだろう。
僕は、兄様に背を預けると、ホッと息を付きながら、雲一つない空を眺めるのだった。
僕と兄様の周囲以外、部屋の中にあった物は、全て黒焦げになるまで焼かれて、黒一色に塗りつぶされていた。
至る所で火が燃えており、燃え残りからは煙も立ち込めていて焦げ臭い。奥の壁は崩れ落ちて、外の光が部屋の中に差し込んでいるから、余計に部屋の様子が良く見える。
部屋は、熱気が立ち込めていそうなのに、それを感じないため、現実感が薄い。それに、黒で統一された部屋で、日の光をキラキラと反射している水の中に、銀髪をなびかせた兄様が立っている事が、現実感の無さに拍車をかけていた。
「に、兄様!?何があったんですか!?」
兄様に、駆け寄りながら、何があったのか聞く。駆け寄る時、僕の周りにも水の膜みたいなのがあったが、僕の動きに合わせて移動していた。
僕の問いかけに、しばらく目を閉じた兄様が、小さく呟いた。
「これは…事故だ…」
「えーー!!」
僕は、兄様が呟いた言葉に、驚きを隠せなかった。明らかに、兄様が何かやったとしか考えられないのに、絶対に事故なはずないです!僕から、目線を逸らしながら言ってるのが、何よりの証拠です!
「兄様!僕だって、それが嘘だって事くらい分かりますよ!」
「うっ…」
兄様は、目を泳がせながら、気不味そうにしていた。
「それより、先生は!?」
しばらく、疑わしい目で兄様の様子を見ていたが、先生の姿が全く見えないという事に気付いた。
姿が見えないと言う事は、今の爆発に巻き込まれて、この部屋の何処かにいるという事だ。部屋の惨状を見る限り、とても無事だとは思えない。
「た、助けないと!」
僕が、先生を探すために駆出せば、兄様にそっと止められた。非難するような視線を兄様に向ければ、気不味そうにしながら、小さく呟いた。
「……。あいつは…逃げたからいない…」
「えっ!?」
僕が驚いていると、兄様は何処か自分を納得させるように、言葉を続ける。
「そう、此処にあった魔道具を暴走させて、その隙を付いて逃げたから、あいつはもうこの場所にはいない」
本当の事なのか分からない僕は、兄様の目を見てきく。
「本当に?」
「この部屋の中にいないのは…本当だ」
今度は、僕の目を真っ直ぐに見つめながら、兄様が言ってきたので、もう此処にはいないのは、本当みたいだ。
「帰るぞ」
考え込んでいた僕を抱え上げると、兄様は、部屋の出口へと歩き出した。
「このままでいいの!?」
この惨状を放置したまま、さすがに帰るわけにはいかない。慌てて止めるけど、兄様は特に表情を変える事もなく、歩みを止める様子もない。
「おそらく、父上が捜索隊を出しているはずだ。そして、この騒ぎに気付いて、近くまで来ているだろうから、上手く処理してくれる」
捜索隊って…。何だか、ただ学院をサボっただけで、大事になったような気がする…。
「此処は、大会が開かれている会場か?」
部屋を出ると、周りを確認するように廊下を見渡して、兄様が僕に聞いてきた。
「分かるの?」
「此処には、何度か足を運んだ事があるから、見覚えがある」
廊下の様子を見ただけで、何処にいるか分かる兄様は凄いと思う。迷う素振りも見せず、廊下を進み続ける兄様に、先生の事を聞いてみる。
「兄様?先生の事、誰かに報告しなくていいの?」
速く誰かに報告しなきゃ、遠くまで逃げられるんじゃないかな?
「此処が会場内なら、優秀な医療班も常駐している。だから、問題ない」
「え?医療班?」
「な、何でもない。それより、人が集まって来る前に、屋敷に戻るぞ」
兄様は、足速にその場を離れた。途中で、大会関係者ぽい人とすれ違ったけれど、止められる事はなかった。
「リュカ!」
呼ばれた方を振り返れば、数人の衛兵を引き連れた父様が、こちらに来るのが見えた。
「良かった。オルフェと一緒だったんだね。こちらで、爆発音のような物が聞こえたから心配したよ」
「ご心配お掛けしました。会場の奥にある物置で、手配中の容疑者と遭遇しました。この爆発は、容疑者が、逃走のために、魔道具を暴走させた事で起きた事故です。私は、何もしていないという事で、良いですよね?」
「問題ない。責任は全て、容疑者に取ってもらう。罪状の追加も出来て、罰も重く出来る」
「それならば、罪状に、誘拐と傷害罪も付け加えておいてください。」
「高位貴族に手を出す愚かさを知らんとは、つくづく愚かな男だな」
「ですが、その男が、この爆発に巻きこれたのではないかと、リュカが心配しているようでした」
「心配?」
「リュカは、優しいですからね」
「リュカは、アレに生きてて欲しいの?」
「え?はい?」
そんな当たり前の事を、何で聞いて来るのかは分からなかった。だけど、父様は、僕の方へと視線を向けながら、何か考え込んでいるようだった。
「それと、外にゴミが落ちているかもしれませんが、父上に、片付けをお願いしても宜しいですか?」
「分かった。私が、綺麗に片付けておくよ」
兄様の言葉を聞いた父様が、満面の笑みを浮かべながら返事を返す。
「綺麗にするのは良いですが、。掛けていたら、見せられませんので、程々でお願いします」
「分かっている」
2人が、何か分かりあったような会話をしていたけれど、僕には良く分からなかった。でも、父様達に任せておけば、僕が心配する事なく解決するだろう。
僕は、兄様に背を預けると、ホッと息を付きながら、雲一つない空を眺めるのだった。
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