259 / 329
五章
遊び心
しおりを挟む
「新年際でそんな面白そうな事が起こってたのなら、私も無理矢理にでも付いて行けば良かったわ!」
「いや、お前は無理だって…」
今日は学院が休日だったため、春になるまで帰って来なかったティに、朝から新年際での出来事なんかを話していたら、ティはお菓子を食べながら後悔を滲ませたような様子で不穏な事を言い出した。だけど、そんな様子のティに、バルドにしては珍しく冷静な言葉を投げ掛けていた。
「だけど、今回は帰って来るのが遅かったね?母様が心配してたよ?」
「そうなのよね。私としては、ちょっと話しが盛り上がって時間を忘れてただけのつもりだったんだけど…」
僕が声を掛ければ、ティは少し困ったような表情を浮かべながら、考え込むような仕草をしていた。やっぱり僕等とは時間感覚が何処か誓うみたいで、もう4ヶ月過ぎ終わっているのに、ティに取ってはそう長いものではないようだった。だけど、その間に冬休みだけじゃなく3学期も終わり、僕達の学年すら変わっていた。
今回はクラスの顔ぶれは変わらなかったけど、担任もリータス先生のままだった。それなのに、コンラットに言われるまでバルドが選択教科の申請書類を提出するのを忘れかけていたのは、ある意味お約束だったのかもしれない。だけど、そんな小さな変化に、さすがのティも少しは気付いてはいるようだった。
「まぁ、その件はエレナにまた謝るけど、こんな短い間でも何か変わってたりするなんて、人間ってのは本当に忙しないのね。だけど、アンタ等にはそういった話しとかはないの?」
「そういう話しって?」
「もちろん!恋愛話しよ!」
何の話しか分からずに問い返せば、少し怒ったような声でそう言って来た。僕達の変化には興味ないけれど、女の子だけにそういった話に興味あるようだけど、僕にはそんな話しなんてない。だから、そんな話しがありそうな方へと話しを振った。
「そういえば、あれからバルドはアリアとはどうなの?」
新年祭の後から聞くのをすっかり忘れていた事を尋ねれば、すかさず過剰とも言えるような反応が返って来た。
「はぁっ!?何で此処で俺とアイツの名前が出てくるんだよ!!」
「ただ、パーティの時の様子が変だったから、そうなのかなって?」
「そんなのあるわけないだろ!確かに、剣術の授業とかで相手にする時は楽しいかもとも思わなくはないけど、アンナ猫かぶりで負けず嫌いで自己中な奴なんてないない!!」
授業で一緒にいる時は普通通り楽しそうにはしていて、それ以外でも話している時間も増えていたから、何かあったのかとも思ったけれど、僕の勘違いのようだった。
「そうなの?」
「当たり前だろ!それに、俺がそんなのに興味なんかあるわけないだろう!!」
「まぁ、バルドの場合は恋愛なんかよりは食い気でしょうからね…」
「だろっ!今は街の屋台の全制覇を目指してる!」
「もう!揃いも揃って、面白い話しの一つないの!?」
新年祭ではコンラットも疑っていたのに、改めて考えたら似合わなそうないとでも言うような態度で言うコンラットの言葉に、バルドは力強く同意を返していれば、ティは心底面白くなさそうな様子で不満を口にする。だけど、僕達の恋愛話を面白話しの一つとしか思っていないティには、今後もそういった事があったとしても、たぶん話しはしないと思う。
「そもそも、俺達にそんな事言われたってなぁ…」
「そうですよね…。政略結婚が普通である私達にそれを言う事が間違ってますからね…」
ティに八つ当たりされるように言われ、助けを求めるように横を見れば、視線を向けられた方のコンラットは既に婚約者候補がいるからか、少し困惑した様子でバルドで互いの顔を見ていた。だけど、バルドの視線が僅かに上へとずれたと思うと、その顔が急に少し焦ったような顔へと変わった。
「あっ!悪いけど、今日も俺は先に帰るな!じゃあ、また明日な!」
僕の部屋にあった時計を見たバルドは、少し慌てたような様子で僕達に一声掛けると、僕の部屋の扉を開けて帰って行った。今日が初めてなわけじゃなかった僕達は、返事を返しながらそれを見送っていたけれど、久しぶりに帰って来ていたティは、そんなバルドの様子に何処か怪しむような顔をしながら僕達に聞いて来た。
「何あれ?前はこんな速く帰ったりしてなかったじゃない?」
「最近、なんで何か速めに帰るようになったんだよね?」
「ええ、何でも用事があるらしいですよ」
「うーん…何だか怪しいわね…」
「何処が?」
「慌てて帰っている所がよ!きっと何か隠してるに違いないわ!」
まるでバルドが何かを隠しているような言い方をするティに何と言って良いのか分からず、さっきとは違った意味でコンラットと2人で顔を見合わせる。
僕達にだって家の都合や予定もあったりするし、前に用事があると言ってバルドが速く帰っていた時も、内容を聞いてみたら剣の稽古を付けて貰うためだと言っていた。だから、僕達は今回もそれなのかなと思って、疑問にすら思っていなかった。
「ティの考え過ぎだと思うけど?」
「私も、小説などの読み過ぎなような気がします…」
「あのね!私が本なんて読むわけないでしょう!!私の感がそう言っているの!だから、何を隠してるのか探るためにアイツの後を今直ぐ付けるわよ!!」
自慢にならない事を得意げに言うけれど、本人の言う通り僕もティが大人しく本を読んでいる姿が想像出来ない。だけど、わざわざバルドの後なんて付けなくても、もっと簡単な方法があると思って、僕はティへと提案するように声を掛ける。
「バルドに普通に聞いたら良いんじゃない?きっと教えてくれると思うよ?」
バルドは僕達に何かを隠し立てするような事はしないだろうし、そもそも隠し事だって苦手だ。だから、僕達から話しを振っただけで、隠し事でさえも直ぐに話してくれそうな気がする。だけど、そんな僕の提案はティに直ぐに却下された。
「それは駄目よ!それだと私が面白くないわ!さぁ!見失う前に行くわよ!」
どうやらティの遊び心に火が付いたようで、やる気満々な様子で目を輝かせながら、完全に自分本意な事を言い出していた。そして、僕達がそれに何か言う前に、一人だけ乗り気な掛け声を上げていた。
ティだけを街に行かせるわけにも行かず、僕達が揃ってため息を付きそうになっていると、そんなティの声が部屋の外まで聞こえていたのか、ルイの用事を終えたネアが部屋へと戻って来るなり、ネアが不思議そうな声で僕達に尋ねて来た。
「何かあったのか?」
「うん…バルドが最近速く帰っている理由が知りたいから、今からバルドの後を付けるってティが…」
「私達も止めたいのですが、止める手立ても思い付かずに困っていたんです…」
動き出そうとしない僕達にしびれを切らしたように騒ぐティの相手をしながら、僕達が困った顔を浮かべながらネアへと相談してみると、まるで大した問題でもないかのように、平然とした顔をのまま口を開いた。
「あぁ、それだったら…」
「何だか面白そうにゃ。ルイも行ってみるにゃ」
「分かった。行こう」
僕達の味方になってくれるかと思って相談していたのに、途中でルイが行くと言った途端に言い掛けていた事を止め、ティに付いて行くと言い出した。だけど、付いて行くと言っても運ぶのはネアであって、おそらくルイ自身が歩く事はない。
「ルイはそのまま行くの?」
「当然にゃ。此処に来てからは移動が本当に楽で良いにゃ」
ルイは自分で動きたくはないけれど、行きたい所がないわけじゃないようで、ネアはルイの昼間の移動手段として定着しつつあった。夜は兄様が運んでいる事もあるけれど、あの後も多方面から縁談話が来て頭を悩ませている兄様のストレス緩和になっているようだったから、そこはお互いに利益はあるようだった。
本人達は納得しているんだろうけど、ネアの腕の中で楽しげな声を上げながらも優美な様子で寛ぐルイの姿とかを見ていると、似たような境遇にいる僕としては少し複雑な心境になって来る。僕が何とも言えない気持ちで考え込んでいると、窓の外の様子を見ていたティが、凄く慌てたような様子で抗議の声を上げ始めた。
「ちょっと!アイツ等がもたもたしてるから、もう屋敷の外まで出ちゃったじゃない!急いで追い掛けなさい!速く!!」
急き立てるように言いながら僕の元へとやって来たティは僕の腕の中に収まると、部屋の扉を指さしながら指示を出して来た。こうなったら仕方ないとばかりに、バルドの後を追うために部屋を後にする事になった。
「いや、お前は無理だって…」
今日は学院が休日だったため、春になるまで帰って来なかったティに、朝から新年際での出来事なんかを話していたら、ティはお菓子を食べながら後悔を滲ませたような様子で不穏な事を言い出した。だけど、そんな様子のティに、バルドにしては珍しく冷静な言葉を投げ掛けていた。
「だけど、今回は帰って来るのが遅かったね?母様が心配してたよ?」
「そうなのよね。私としては、ちょっと話しが盛り上がって時間を忘れてただけのつもりだったんだけど…」
僕が声を掛ければ、ティは少し困ったような表情を浮かべながら、考え込むような仕草をしていた。やっぱり僕等とは時間感覚が何処か誓うみたいで、もう4ヶ月過ぎ終わっているのに、ティに取ってはそう長いものではないようだった。だけど、その間に冬休みだけじゃなく3学期も終わり、僕達の学年すら変わっていた。
今回はクラスの顔ぶれは変わらなかったけど、担任もリータス先生のままだった。それなのに、コンラットに言われるまでバルドが選択教科の申請書類を提出するのを忘れかけていたのは、ある意味お約束だったのかもしれない。だけど、そんな小さな変化に、さすがのティも少しは気付いてはいるようだった。
「まぁ、その件はエレナにまた謝るけど、こんな短い間でも何か変わってたりするなんて、人間ってのは本当に忙しないのね。だけど、アンタ等にはそういった話しとかはないの?」
「そういう話しって?」
「もちろん!恋愛話しよ!」
何の話しか分からずに問い返せば、少し怒ったような声でそう言って来た。僕達の変化には興味ないけれど、女の子だけにそういった話に興味あるようだけど、僕にはそんな話しなんてない。だから、そんな話しがありそうな方へと話しを振った。
「そういえば、あれからバルドはアリアとはどうなの?」
新年祭の後から聞くのをすっかり忘れていた事を尋ねれば、すかさず過剰とも言えるような反応が返って来た。
「はぁっ!?何で此処で俺とアイツの名前が出てくるんだよ!!」
「ただ、パーティの時の様子が変だったから、そうなのかなって?」
「そんなのあるわけないだろ!確かに、剣術の授業とかで相手にする時は楽しいかもとも思わなくはないけど、アンナ猫かぶりで負けず嫌いで自己中な奴なんてないない!!」
授業で一緒にいる時は普通通り楽しそうにはしていて、それ以外でも話している時間も増えていたから、何かあったのかとも思ったけれど、僕の勘違いのようだった。
「そうなの?」
「当たり前だろ!それに、俺がそんなのに興味なんかあるわけないだろう!!」
「まぁ、バルドの場合は恋愛なんかよりは食い気でしょうからね…」
「だろっ!今は街の屋台の全制覇を目指してる!」
「もう!揃いも揃って、面白い話しの一つないの!?」
新年祭ではコンラットも疑っていたのに、改めて考えたら似合わなそうないとでも言うような態度で言うコンラットの言葉に、バルドは力強く同意を返していれば、ティは心底面白くなさそうな様子で不満を口にする。だけど、僕達の恋愛話を面白話しの一つとしか思っていないティには、今後もそういった事があったとしても、たぶん話しはしないと思う。
「そもそも、俺達にそんな事言われたってなぁ…」
「そうですよね…。政略結婚が普通である私達にそれを言う事が間違ってますからね…」
ティに八つ当たりされるように言われ、助けを求めるように横を見れば、視線を向けられた方のコンラットは既に婚約者候補がいるからか、少し困惑した様子でバルドで互いの顔を見ていた。だけど、バルドの視線が僅かに上へとずれたと思うと、その顔が急に少し焦ったような顔へと変わった。
「あっ!悪いけど、今日も俺は先に帰るな!じゃあ、また明日な!」
僕の部屋にあった時計を見たバルドは、少し慌てたような様子で僕達に一声掛けると、僕の部屋の扉を開けて帰って行った。今日が初めてなわけじゃなかった僕達は、返事を返しながらそれを見送っていたけれど、久しぶりに帰って来ていたティは、そんなバルドの様子に何処か怪しむような顔をしながら僕達に聞いて来た。
「何あれ?前はこんな速く帰ったりしてなかったじゃない?」
「最近、なんで何か速めに帰るようになったんだよね?」
「ええ、何でも用事があるらしいですよ」
「うーん…何だか怪しいわね…」
「何処が?」
「慌てて帰っている所がよ!きっと何か隠してるに違いないわ!」
まるでバルドが何かを隠しているような言い方をするティに何と言って良いのか分からず、さっきとは違った意味でコンラットと2人で顔を見合わせる。
僕達にだって家の都合や予定もあったりするし、前に用事があると言ってバルドが速く帰っていた時も、内容を聞いてみたら剣の稽古を付けて貰うためだと言っていた。だから、僕達は今回もそれなのかなと思って、疑問にすら思っていなかった。
「ティの考え過ぎだと思うけど?」
「私も、小説などの読み過ぎなような気がします…」
「あのね!私が本なんて読むわけないでしょう!!私の感がそう言っているの!だから、何を隠してるのか探るためにアイツの後を今直ぐ付けるわよ!!」
自慢にならない事を得意げに言うけれど、本人の言う通り僕もティが大人しく本を読んでいる姿が想像出来ない。だけど、わざわざバルドの後なんて付けなくても、もっと簡単な方法があると思って、僕はティへと提案するように声を掛ける。
「バルドに普通に聞いたら良いんじゃない?きっと教えてくれると思うよ?」
バルドは僕達に何かを隠し立てするような事はしないだろうし、そもそも隠し事だって苦手だ。だから、僕達から話しを振っただけで、隠し事でさえも直ぐに話してくれそうな気がする。だけど、そんな僕の提案はティに直ぐに却下された。
「それは駄目よ!それだと私が面白くないわ!さぁ!見失う前に行くわよ!」
どうやらティの遊び心に火が付いたようで、やる気満々な様子で目を輝かせながら、完全に自分本意な事を言い出していた。そして、僕達がそれに何か言う前に、一人だけ乗り気な掛け声を上げていた。
ティだけを街に行かせるわけにも行かず、僕達が揃ってため息を付きそうになっていると、そんなティの声が部屋の外まで聞こえていたのか、ルイの用事を終えたネアが部屋へと戻って来るなり、ネアが不思議そうな声で僕達に尋ねて来た。
「何かあったのか?」
「うん…バルドが最近速く帰っている理由が知りたいから、今からバルドの後を付けるってティが…」
「私達も止めたいのですが、止める手立ても思い付かずに困っていたんです…」
動き出そうとしない僕達にしびれを切らしたように騒ぐティの相手をしながら、僕達が困った顔を浮かべながらネアへと相談してみると、まるで大した問題でもないかのように、平然とした顔をのまま口を開いた。
「あぁ、それだったら…」
「何だか面白そうにゃ。ルイも行ってみるにゃ」
「分かった。行こう」
僕達の味方になってくれるかと思って相談していたのに、途中でルイが行くと言った途端に言い掛けていた事を止め、ティに付いて行くと言い出した。だけど、付いて行くと言っても運ぶのはネアであって、おそらくルイ自身が歩く事はない。
「ルイはそのまま行くの?」
「当然にゃ。此処に来てからは移動が本当に楽で良いにゃ」
ルイは自分で動きたくはないけれど、行きたい所がないわけじゃないようで、ネアはルイの昼間の移動手段として定着しつつあった。夜は兄様が運んでいる事もあるけれど、あの後も多方面から縁談話が来て頭を悩ませている兄様のストレス緩和になっているようだったから、そこはお互いに利益はあるようだった。
本人達は納得しているんだろうけど、ネアの腕の中で楽しげな声を上げながらも優美な様子で寛ぐルイの姿とかを見ていると、似たような境遇にいる僕としては少し複雑な心境になって来る。僕が何とも言えない気持ちで考え込んでいると、窓の外の様子を見ていたティが、凄く慌てたような様子で抗議の声を上げ始めた。
「ちょっと!アイツ等がもたもたしてるから、もう屋敷の外まで出ちゃったじゃない!急いで追い掛けなさい!速く!!」
急き立てるように言いながら僕の元へとやって来たティは僕の腕の中に収まると、部屋の扉を指さしながら指示を出して来た。こうなったら仕方ないとばかりに、バルドの後を追うために部屋を後にする事になった。
0
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです
桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる