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第二話 忌み地
2⑦
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大きく開け放たれた玄関のドアから外に出ると、瑠菜は建物からそれほど離れていない草地に座り込み、激しく嘔吐していた。
女子のこんな姿を見たの初めてだった。どうしたらいいのか戸惑ったまま、僕は瑠菜の隣に膝をつき、背中を撫でた。
やっと吐気が治まった瑠菜は、目を大きく見開き、荒く息を吐いていた。
「……あれがいた。お地蔵さんのところで見たやつ……」
人じゃなかった――瑠菜は震える声で言った。
「黒い、蜘蛛みたいだった。でも蜘蛛じゃなくて、子供の顔してて――」
瑠菜は呼吸の合間にごくりと唾を飲み込んだ。
「それが壁に張り付いてたの。中野くんを見て笑ってた。すっごく笑ってた」
——蜘蛛で、子供で?
なにがなんだかわからなかった。
瑠菜は急に肩を大きく上下させ、激しく呼吸をしはじめた。過呼吸気味になっているのだと気づき、僕は再び背中を撫でる。
「落ち着いて。深呼吸して」
瑠菜は苦し気に、それでも何とかゆっくりと息を吐き出した。僕はどうすることもできなくて、その背中をさすり続けた。こんな時なのに瑠菜からはよい香りがして、僕はそっちの方が気になってしまった。
「……茜ちゃんは?」
やっと呼吸を落ち着けた瑠菜は、やつれた顔で僕を見上げてきた。
「日下部さんは……まだ、建物の中に……」
瑠菜は震えた。再び荒げそうになる呼吸を押さえ、ふらふらと立ち上がった。
「い、行っちゃだめだ! 日下部さんは、君を外に連れ出せと言ったんだ」
力なく頷きながらも、建物に向かう瑠菜の足はとまる様子はなかった。
――戻るつもりか。
しかも、瑠菜はあれを見ているというのに。思い出しただけで過呼吸になりかけるほど、恐ろしいものを。
(……嫌だ。僕はもう戻りたくない)
それこそ恐ろしいことが待っている。ほとんど確信に近い予感だった。
瑠菜はおぼつかない足取りで開け放たれたドアに入って行った。小花柄のワンピースの裾が廃墟の奥の闇にするりと吸い込まれてゆく。
(——くそっ)
僕は唇を噛んで立ち上がり、瑠菜の後を追った。
建物に足を踏み入れた瞬間、ひどい臭いが鼻をついた。
先程までの埃っぽく黴臭いにおいとは違う、もっと有機的な――排泄臭と腐敗臭が混ざったような、耐えがたい臭いだった。
思わず後退りかけたところをぐっと堪え、袖で鼻を覆う。瑠菜が感じていたのはこの臭いに違いない、そう思った。
階段の上り口の前で、瑠菜がハンカチを顔に当ててしゃがみこんでいた。僕は駆け寄ると、屈んで声を掛けた。
「大丈夫?」
「……頭痛くて」
瑠菜はひどくつらそうだった。臭いのせいだろうか。
「でも平気。……行くわ」
瑠菜は気丈にも立ち上がった。
階段の上からは、中野の声が聞こえ続けている。それ以外は何の物音もしない。
——二人はどうなっている? 茜は?
切迫する呼吸音が耳につき、振り返ると、瑠菜が決死の表情で上を見据えていた。
「……行こう」
僕が先に立ち、ゆっくりと階段を登った。
一段上がるたびに臭いは強くなってゆく。吸い込みたくなくて、自然と呼吸は浅くなる。
自分でもここまで臭うのだ。瑠菜はそうとうつらいのではないだろうか。
振り返ると、瑠菜は狂気じみた眼差しで二階の入り口を見上げていた。茜を助けるのだという恐ろしいほどの覇気を感じた。少し前まで、ただ可愛いだけの女の子と思っていたのに。
階段を上りきると、短い廊下があり、すぐに二階の部屋だった。
一階と同じくぶち抜きの広々としたフロアだった。割れた窓から差し込んでいる陽射しが荒れ果てた室内を明るく照らし出している。
茜はすぐに見つかった。入り口から少し離れた床に倒れていたのだ。瑠菜は悲鳴をあげて駆け寄ると、「茜ちゃん、茜ちゃん」と泣きながらその体を揺すった。
そして中野は――ごみの中に座り込み、壁を向いたまま何事かをしゃべっていた。
僕は瓦礫を跨ぎながら中野に近づいていった。
「おい中野! 帰るぞ! バイトは終わったんだよ」
慣れぬ大声を出しながら中野の正面に回り——戦慄した。
中野の目はぐっと左右に離れ、口は裂けたように耳のほうにまで広がっていた。笑っているのだ。——とても人間の容貌とは思えない。
(……あの地蔵の顔だ)
あまりのことに、ふっと意識が飛びかけた。その時、中野の顔の上をなにか白いものが滝のごとくなだれ落ちていった。悍ましく化した面相が一瞬見えなくなり、僕は我に返る。
中野の真後ろに立った茜が、空になったビニール袋を逆さに掲げていた。
「伯方の塩よ。塩は不浄を祓って体を清めるそうよ」
うずくまる中野の頭に袋に残った塩を振り落としながら、茜は言った。
「……日下部さん」
僕は呆然とその名を呟いた。
いつのまに——意識を取り戻したのか。安堵のあまり、思わずへたり込みそうになった。なんて頼もしいのだろうか。
五キロの塩をまるまる被った中野は、瓦礫の中で這いつくばっていた。離れた目をぎょろりと剥き、獣のような声で低く呻っている。やがて苦し気に床に爪を立て、げえげえと嘔吐し始めた。
口からポンプのようにゴブゴブと吐き出されたものは、真っ黒の、タールのようにどろどろしたものだった。
これだけの量がどこに入っていたのかと思うほどだった。中野の身体ひとつぶんほどもありそうである。それはまるで汚物を煮詰めたような、目に染みるほどの悪臭を放っていた。
(なんだこれ……)
僕は立ちすくんだまま、動けなかった。
すべて吐き出したのか、中野は苦しげに咳き込みながらぜえぜえと肩で息をしていた。
口から黒ずんだ唾液がぼたぼたと垂れている。その顔は、もとの中野の顔に戻っていた。
安堵する間もなく——その真っ黒の塊は、湿った音を立てながらぬらぬらと蠕きだした。
唖然と見入っていると、その表面にいくつもの突起がぼこぼこと隆起し、ぐんと伸びた。長く、節くれ立ち、先は鉤爪のように鋭く——それが八本。その後ろには風船のような膨らみが形作られた。まるで意思を持っているかのように姿を変えてゆく。
「蜘蛛……」
茜が掠れた声で呟いた。
八本の脚。卵型のぼってりとした太い腹。確かにそれは巨大な蜘蛛の姿だった。だが腹の先についているのは蜘蛛の頭ではなく、子供の上半身だった。あばらの浮いたひどく痩せた胴体。その顔はあの地蔵そのものだった。
「うわああああ!!」
叫んだのは自分でなく――中野だった。
その顔は恐怖に引き攣れていた。腰が抜けたかのごとく床に座り込み、蜘蛛の化け物を凝視している。
「見ない! 立って中野くん、逃げるの!」
茜が叱りつけるように叫んだ。
中野は弾かれたように立ち上がると、一目散に階段を駆け下りて行った。
思わず呆然と見送ってしまった僕の耳に、茜の声が飛び込んできた。
「立って! 瑠菜! しっかりして!」
茜は、今度は瑠菜の腕を引っ張っていた。
瑠菜は座り込んだまま化け物に見入っている。茜の声など、まったく聞こえていないようだった。
「立ってよぉっ」
茜が泣き出しそうな顔をした。あのいつでも気丈だった茜が――僕は思わず駆け寄り、瑠菜の腕をぐいっと引っ張って立たせた。
「僕が国生さんを負ぶるよ」
茜は驚いたように僕を見返した。
女子のこんな姿を見たの初めてだった。どうしたらいいのか戸惑ったまま、僕は瑠菜の隣に膝をつき、背中を撫でた。
やっと吐気が治まった瑠菜は、目を大きく見開き、荒く息を吐いていた。
「……あれがいた。お地蔵さんのところで見たやつ……」
人じゃなかった――瑠菜は震える声で言った。
「黒い、蜘蛛みたいだった。でも蜘蛛じゃなくて、子供の顔してて――」
瑠菜は呼吸の合間にごくりと唾を飲み込んだ。
「それが壁に張り付いてたの。中野くんを見て笑ってた。すっごく笑ってた」
——蜘蛛で、子供で?
なにがなんだかわからなかった。
瑠菜は急に肩を大きく上下させ、激しく呼吸をしはじめた。過呼吸気味になっているのだと気づき、僕は再び背中を撫でる。
「落ち着いて。深呼吸して」
瑠菜は苦し気に、それでも何とかゆっくりと息を吐き出した。僕はどうすることもできなくて、その背中をさすり続けた。こんな時なのに瑠菜からはよい香りがして、僕はそっちの方が気になってしまった。
「……茜ちゃんは?」
やっと呼吸を落ち着けた瑠菜は、やつれた顔で僕を見上げてきた。
「日下部さんは……まだ、建物の中に……」
瑠菜は震えた。再び荒げそうになる呼吸を押さえ、ふらふらと立ち上がった。
「い、行っちゃだめだ! 日下部さんは、君を外に連れ出せと言ったんだ」
力なく頷きながらも、建物に向かう瑠菜の足はとまる様子はなかった。
――戻るつもりか。
しかも、瑠菜はあれを見ているというのに。思い出しただけで過呼吸になりかけるほど、恐ろしいものを。
(……嫌だ。僕はもう戻りたくない)
それこそ恐ろしいことが待っている。ほとんど確信に近い予感だった。
瑠菜はおぼつかない足取りで開け放たれたドアに入って行った。小花柄のワンピースの裾が廃墟の奥の闇にするりと吸い込まれてゆく。
(——くそっ)
僕は唇を噛んで立ち上がり、瑠菜の後を追った。
建物に足を踏み入れた瞬間、ひどい臭いが鼻をついた。
先程までの埃っぽく黴臭いにおいとは違う、もっと有機的な――排泄臭と腐敗臭が混ざったような、耐えがたい臭いだった。
思わず後退りかけたところをぐっと堪え、袖で鼻を覆う。瑠菜が感じていたのはこの臭いに違いない、そう思った。
階段の上り口の前で、瑠菜がハンカチを顔に当ててしゃがみこんでいた。僕は駆け寄ると、屈んで声を掛けた。
「大丈夫?」
「……頭痛くて」
瑠菜はひどくつらそうだった。臭いのせいだろうか。
「でも平気。……行くわ」
瑠菜は気丈にも立ち上がった。
階段の上からは、中野の声が聞こえ続けている。それ以外は何の物音もしない。
——二人はどうなっている? 茜は?
切迫する呼吸音が耳につき、振り返ると、瑠菜が決死の表情で上を見据えていた。
「……行こう」
僕が先に立ち、ゆっくりと階段を登った。
一段上がるたびに臭いは強くなってゆく。吸い込みたくなくて、自然と呼吸は浅くなる。
自分でもここまで臭うのだ。瑠菜はそうとうつらいのではないだろうか。
振り返ると、瑠菜は狂気じみた眼差しで二階の入り口を見上げていた。茜を助けるのだという恐ろしいほどの覇気を感じた。少し前まで、ただ可愛いだけの女の子と思っていたのに。
階段を上りきると、短い廊下があり、すぐに二階の部屋だった。
一階と同じくぶち抜きの広々としたフロアだった。割れた窓から差し込んでいる陽射しが荒れ果てた室内を明るく照らし出している。
茜はすぐに見つかった。入り口から少し離れた床に倒れていたのだ。瑠菜は悲鳴をあげて駆け寄ると、「茜ちゃん、茜ちゃん」と泣きながらその体を揺すった。
そして中野は――ごみの中に座り込み、壁を向いたまま何事かをしゃべっていた。
僕は瓦礫を跨ぎながら中野に近づいていった。
「おい中野! 帰るぞ! バイトは終わったんだよ」
慣れぬ大声を出しながら中野の正面に回り——戦慄した。
中野の目はぐっと左右に離れ、口は裂けたように耳のほうにまで広がっていた。笑っているのだ。——とても人間の容貌とは思えない。
(……あの地蔵の顔だ)
あまりのことに、ふっと意識が飛びかけた。その時、中野の顔の上をなにか白いものが滝のごとくなだれ落ちていった。悍ましく化した面相が一瞬見えなくなり、僕は我に返る。
中野の真後ろに立った茜が、空になったビニール袋を逆さに掲げていた。
「伯方の塩よ。塩は不浄を祓って体を清めるそうよ」
うずくまる中野の頭に袋に残った塩を振り落としながら、茜は言った。
「……日下部さん」
僕は呆然とその名を呟いた。
いつのまに——意識を取り戻したのか。安堵のあまり、思わずへたり込みそうになった。なんて頼もしいのだろうか。
五キロの塩をまるまる被った中野は、瓦礫の中で這いつくばっていた。離れた目をぎょろりと剥き、獣のような声で低く呻っている。やがて苦し気に床に爪を立て、げえげえと嘔吐し始めた。
口からポンプのようにゴブゴブと吐き出されたものは、真っ黒の、タールのようにどろどろしたものだった。
これだけの量がどこに入っていたのかと思うほどだった。中野の身体ひとつぶんほどもありそうである。それはまるで汚物を煮詰めたような、目に染みるほどの悪臭を放っていた。
(なんだこれ……)
僕は立ちすくんだまま、動けなかった。
すべて吐き出したのか、中野は苦しげに咳き込みながらぜえぜえと肩で息をしていた。
口から黒ずんだ唾液がぼたぼたと垂れている。その顔は、もとの中野の顔に戻っていた。
安堵する間もなく——その真っ黒の塊は、湿った音を立てながらぬらぬらと蠕きだした。
唖然と見入っていると、その表面にいくつもの突起がぼこぼこと隆起し、ぐんと伸びた。長く、節くれ立ち、先は鉤爪のように鋭く——それが八本。その後ろには風船のような膨らみが形作られた。まるで意思を持っているかのように姿を変えてゆく。
「蜘蛛……」
茜が掠れた声で呟いた。
八本の脚。卵型のぼってりとした太い腹。確かにそれは巨大な蜘蛛の姿だった。だが腹の先についているのは蜘蛛の頭ではなく、子供の上半身だった。あばらの浮いたひどく痩せた胴体。その顔はあの地蔵そのものだった。
「うわああああ!!」
叫んだのは自分でなく――中野だった。
その顔は恐怖に引き攣れていた。腰が抜けたかのごとく床に座り込み、蜘蛛の化け物を凝視している。
「見ない! 立って中野くん、逃げるの!」
茜が叱りつけるように叫んだ。
中野は弾かれたように立ち上がると、一目散に階段を駆け下りて行った。
思わず呆然と見送ってしまった僕の耳に、茜の声が飛び込んできた。
「立って! 瑠菜! しっかりして!」
茜は、今度は瑠菜の腕を引っ張っていた。
瑠菜は座り込んだまま化け物に見入っている。茜の声など、まったく聞こえていないようだった。
「立ってよぉっ」
茜が泣き出しそうな顔をした。あのいつでも気丈だった茜が――僕は思わず駆け寄り、瑠菜の腕をぐいっと引っ張って立たせた。
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