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第二話 忌み地
3①
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東京都を出て一時間ばかり市街地を走ると、また山深い田舎道となった。そこから更に三十分あまり走ったところで、大きな鳥居が見えてきた。
草地を縄で区切っただけの駐車場でミニバンはとまった。そこで出迎えたのは眼鏡をかけた五十代くらいのおじさんだった。白衣に紫の袴といった、いかにも神主さんらしい装束だった。
「あんたか」
神主さんは厳しい声で言った。
イスルギは助手席を降り、「どうも佐々木さん」とマイペースな口調で挨拶をした。佐々木はさも嫌そうな顔をした。どうやら、イスルギを相当嫌っているようだった。
そんな佐々木に共感を覚えていると、ぎろりと睨みつけられた。イスルギと同類と思われているのだと気づく。ショックであると共に、言いようない虚無感が身を襲った。
僕と茜は車内で待つように言われ、イスルギと佐々木は連れ立って車から少し離れたところで向かい合って話を始めた。
遠目から見ても、佐々木の眉間の皴がどんどん深くなるのがわかった。
僕はいたたまれなくなって思わず茜に視線を向けると、茜はリアガラスに前髪を押し付けながらイスルギをきつく見据えていた。
話が終わったのか、佐々木とイスルギは戻ってきた。佐々木が後部座席のドアを開け、「出なさい」と低く言う。僕と茜は無言でミニバンから降りた。
「ではこの子らは預かる。迎えは明日の朝だ」
佐々木がぶっきらぼうにイスルギに言った。
「お祓い、明日までかかるんですか?」
驚いて顔を上げた僕に、佐々木は侮蔑のこもった眼差しを向けた。
「この子らは本当に何もわかっていないんだな」
強い怒りを含んだ声音だった。僕は思わずたじろいだが、茜は何を言われようと動じることなく、昂然と顔を上げたままだった。
ミニバンが走り去るのを見届け、佐々木は僕たちに真向かった。
「君たちを本殿に入れるわけにはいかない。来なさい」
僕たちは駐車場を出ると、そのまま周囲の垣根をぐるりと歩かされた。
きれいに舗装された道を歩きながら、僕は不安に駆られていた。
(……今から何をするんだろう)
イスルギはお祓いに行くと言っていた。
板の間に座らせられ、神職の人が呪文を唱えながらハタキのようなもので頭部をばさばさする——それが僕の貧相なお祓いのイメージである。
そもそも祓うとは何だ。退治とは違うのか。埃でもあるまいに、そんなやわやわした行為であの蜘蛛の化け物をなんとかできるのだろうか。
などと考えているうちに、神社の裏に連れて行かれた。そこは空き地になっていて、真ん中あたりに柱に木の板を打ちつけただけの粗末な小屋がぽつんと立っている。周囲は防風林が高い壁のように聳えていた。
佐々木は立てつけの悪い戸を引き開け、僕たちを中に入るよう促した。
「座りなさい」
僕たちは言われるがままに板の間に正座をする。
佐々木は少し離れた正面に座ると、小さく溜息を吐いた。
「お友達の二人のことは聞いたよ」
ぴくり、と茜が身動ぎしたのがわかった。
その時、佐々木はふと気付いたような顔をした。
「君たち――何か持っているな? お札か何かか?」
茜はナップザックの中からいくつものお守りを出した。
佐々木は黒ずんだ瑠菜のお守りに目をとめると、表情を厳しくした。胸元から懐紙を出し、そのお守りをそっと包む。
「……君達はこのお陰で護られたんだな」
「でも、瑠菜だってちゃんとお守りを持ってたんです!」
茜は身を乗り出した。そこで僕は、茜がミニバンに乗ってから初めて声を発したことに気づいた。
「おそらく気に入られたのだろう」
茜はぐっと唇を噛んだ。
佐々木はその様子をじっと見ながら「その子は今でもお守りを持っているのか?」と問うた。茜は首を落とすようにして頷く。
「ならば現在もご加護を受けているということだ。君がお守りを持たせたことが、彼女の助けになるかもしれん」
茜は顔を上げた。
「お友達は、別の方が力を尽くしてくれているはずだ。だから君たちは自分のことだけを考えなさい」
思いがけないほど優しい声音だった。茜は「……はい」と呟き、目を伏せた。涙が頬を伝う。
さて——佐々木は居住まいを正した。
「今から為さねばならないのは縁切りと言われる法だ」
縁切り、と鸚鵡返しに呟いた僕に、佐々木は頷いてみせた。
「君らはあれに唾をつけられた状態だが――ああいったものはしつこくてな。どこにいようと、何をしてようと追ってくる。その場しのぎで神域に身を隠そうと、一時的に撃退しようと、決して諦めない。君らを手に入れるまでしつこく何年でも狙い続けるだろう。あれには寿命も時間の観念も無いようなものだから、それこそ何百年と続く呪いだ。君達が他界したのちは、君らの子孫が代わりに業を背負うことになる。故に、あれと君らの縁を切らねばならない」
あれ——佐々木がわざと名を口にしないようにしているのがわかった。
「その縁切りをすれば、助かるんですか」
「君たちから奴の根城に近づかなければな」
あんなところ、二度と近づくわけない——僕は膝の上の拳を強く握った。
「方法としてはシンプルだ。まず君らに付けられた印を祓い清めて消し、奴が君らを追えないようにしてから、君らの身を隠す。——だが、こうも狙われている状態では難しい。どんなにうまく隠しても、隠したところを見られてしまえばその在り処は知られてしまうからな。だから奴の目が君らから離れる隙を狙って法を行わねばならない。まあ手品の要領だ。一瞬でも相手が視線を外した隙に隠せば、どこにやったかわからなくなるだろう?」
唯一その隙ができる時がある、と佐々木は言った。
「ああいった類のものは、たいてい場所に縛られている。そこからいつまでも離れてはいられないものだ。話を聞いた限り、その山中の別荘がそれだな。おそらく日の出と共に奴は一度根城に戻る。その隙をついて縁切りを行うのが唯一のチャンスだ。奴も自分のリミットはわかっているだろうから、朝が来る前に必死で君らを手に入れようとするだろう。今晩をしのがねばならない」
一夜をしのぐ――震えが込み上げた。
あの化け物相手に、そんなことできるのだろうか。
「……あの、退治はできないんですか? そうすれば、僕らと同じような目に遭う人も出さずに済みますし……」
佐々木は唐突に僕を睨んだ。厳つい顔が怒気をはらみ、その迫力に僕は息を飲む。
「馬鹿を言っちゃいけない!! 人間に害になるからといって退治するなど……! この世が人だけのものと思っているのか? 人間に都合のいいものしか存在を認めないなどという傲慢な考えはよしなさい。そもそも君らが面白半分にあれに近づいたのが原因だろうが」
烈火のごとくに叱りつけられた。
面白半分なんかじゃない。強制されたのだ——そう言い返そうとして、僕は口を閉ざす。
たとえ自分の意思でやったわけじゃなくとも、お金をもらう時点でイスルギと同罪なのだ。
見れば、茜が、余計なことを言うなとばかりに睨んでいる。
佐々木は、俯く僕を厳しい眼差しでじっと見下ろしていたが、ふいに——飯田くん、と外に向かって声を掛けた。
「——はい」
返事と共に小屋に入って来たのは、僕らより少し歳上くらいの、線の細い男性だった。綺麗なマリンブルーの袴をつけている。右手には布巾を被せた手桶、左手には白い反物を二本抱えていた。
男は「出仕の飯田です」と丁寧に名乗った。
「じゃあ飯田くん。後は頼んだよ」
佐々木はおもむろに立ち上がった。
「えっ。行っちゃうんですか!?」
茜がぎょっとしたように声を上げた。
僕らがよほど不安な顔をしていたのか、佐々木は厳しい表情のまま「後で顔を見に来る」と声を掛けて小屋を出て行った。
遠ざかってゆくその姿勢の良い背中を、僕は呆然と見送った。
草地を縄で区切っただけの駐車場でミニバンはとまった。そこで出迎えたのは眼鏡をかけた五十代くらいのおじさんだった。白衣に紫の袴といった、いかにも神主さんらしい装束だった。
「あんたか」
神主さんは厳しい声で言った。
イスルギは助手席を降り、「どうも佐々木さん」とマイペースな口調で挨拶をした。佐々木はさも嫌そうな顔をした。どうやら、イスルギを相当嫌っているようだった。
そんな佐々木に共感を覚えていると、ぎろりと睨みつけられた。イスルギと同類と思われているのだと気づく。ショックであると共に、言いようない虚無感が身を襲った。
僕と茜は車内で待つように言われ、イスルギと佐々木は連れ立って車から少し離れたところで向かい合って話を始めた。
遠目から見ても、佐々木の眉間の皴がどんどん深くなるのがわかった。
僕はいたたまれなくなって思わず茜に視線を向けると、茜はリアガラスに前髪を押し付けながらイスルギをきつく見据えていた。
話が終わったのか、佐々木とイスルギは戻ってきた。佐々木が後部座席のドアを開け、「出なさい」と低く言う。僕と茜は無言でミニバンから降りた。
「ではこの子らは預かる。迎えは明日の朝だ」
佐々木がぶっきらぼうにイスルギに言った。
「お祓い、明日までかかるんですか?」
驚いて顔を上げた僕に、佐々木は侮蔑のこもった眼差しを向けた。
「この子らは本当に何もわかっていないんだな」
強い怒りを含んだ声音だった。僕は思わずたじろいだが、茜は何を言われようと動じることなく、昂然と顔を上げたままだった。
ミニバンが走り去るのを見届け、佐々木は僕たちに真向かった。
「君たちを本殿に入れるわけにはいかない。来なさい」
僕たちは駐車場を出ると、そのまま周囲の垣根をぐるりと歩かされた。
きれいに舗装された道を歩きながら、僕は不安に駆られていた。
(……今から何をするんだろう)
イスルギはお祓いに行くと言っていた。
板の間に座らせられ、神職の人が呪文を唱えながらハタキのようなもので頭部をばさばさする——それが僕の貧相なお祓いのイメージである。
そもそも祓うとは何だ。退治とは違うのか。埃でもあるまいに、そんなやわやわした行為であの蜘蛛の化け物をなんとかできるのだろうか。
などと考えているうちに、神社の裏に連れて行かれた。そこは空き地になっていて、真ん中あたりに柱に木の板を打ちつけただけの粗末な小屋がぽつんと立っている。周囲は防風林が高い壁のように聳えていた。
佐々木は立てつけの悪い戸を引き開け、僕たちを中に入るよう促した。
「座りなさい」
僕たちは言われるがままに板の間に正座をする。
佐々木は少し離れた正面に座ると、小さく溜息を吐いた。
「お友達の二人のことは聞いたよ」
ぴくり、と茜が身動ぎしたのがわかった。
その時、佐々木はふと気付いたような顔をした。
「君たち――何か持っているな? お札か何かか?」
茜はナップザックの中からいくつものお守りを出した。
佐々木は黒ずんだ瑠菜のお守りに目をとめると、表情を厳しくした。胸元から懐紙を出し、そのお守りをそっと包む。
「……君達はこのお陰で護られたんだな」
「でも、瑠菜だってちゃんとお守りを持ってたんです!」
茜は身を乗り出した。そこで僕は、茜がミニバンに乗ってから初めて声を発したことに気づいた。
「おそらく気に入られたのだろう」
茜はぐっと唇を噛んだ。
佐々木はその様子をじっと見ながら「その子は今でもお守りを持っているのか?」と問うた。茜は首を落とすようにして頷く。
「ならば現在もご加護を受けているということだ。君がお守りを持たせたことが、彼女の助けになるかもしれん」
茜は顔を上げた。
「お友達は、別の方が力を尽くしてくれているはずだ。だから君たちは自分のことだけを考えなさい」
思いがけないほど優しい声音だった。茜は「……はい」と呟き、目を伏せた。涙が頬を伝う。
さて——佐々木は居住まいを正した。
「今から為さねばならないのは縁切りと言われる法だ」
縁切り、と鸚鵡返しに呟いた僕に、佐々木は頷いてみせた。
「君らはあれに唾をつけられた状態だが――ああいったものはしつこくてな。どこにいようと、何をしてようと追ってくる。その場しのぎで神域に身を隠そうと、一時的に撃退しようと、決して諦めない。君らを手に入れるまでしつこく何年でも狙い続けるだろう。あれには寿命も時間の観念も無いようなものだから、それこそ何百年と続く呪いだ。君達が他界したのちは、君らの子孫が代わりに業を背負うことになる。故に、あれと君らの縁を切らねばならない」
あれ——佐々木がわざと名を口にしないようにしているのがわかった。
「その縁切りをすれば、助かるんですか」
「君たちから奴の根城に近づかなければな」
あんなところ、二度と近づくわけない——僕は膝の上の拳を強く握った。
「方法としてはシンプルだ。まず君らに付けられた印を祓い清めて消し、奴が君らを追えないようにしてから、君らの身を隠す。——だが、こうも狙われている状態では難しい。どんなにうまく隠しても、隠したところを見られてしまえばその在り処は知られてしまうからな。だから奴の目が君らから離れる隙を狙って法を行わねばならない。まあ手品の要領だ。一瞬でも相手が視線を外した隙に隠せば、どこにやったかわからなくなるだろう?」
唯一その隙ができる時がある、と佐々木は言った。
「ああいった類のものは、たいてい場所に縛られている。そこからいつまでも離れてはいられないものだ。話を聞いた限り、その山中の別荘がそれだな。おそらく日の出と共に奴は一度根城に戻る。その隙をついて縁切りを行うのが唯一のチャンスだ。奴も自分のリミットはわかっているだろうから、朝が来る前に必死で君らを手に入れようとするだろう。今晩をしのがねばならない」
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あの化け物相手に、そんなことできるのだろうか。
「……あの、退治はできないんですか? そうすれば、僕らと同じような目に遭う人も出さずに済みますし……」
佐々木は唐突に僕を睨んだ。厳つい顔が怒気をはらみ、その迫力に僕は息を飲む。
「馬鹿を言っちゃいけない!! 人間に害になるからといって退治するなど……! この世が人だけのものと思っているのか? 人間に都合のいいものしか存在を認めないなどという傲慢な考えはよしなさい。そもそも君らが面白半分にあれに近づいたのが原因だろうが」
烈火のごとくに叱りつけられた。
面白半分なんかじゃない。強制されたのだ——そう言い返そうとして、僕は口を閉ざす。
たとえ自分の意思でやったわけじゃなくとも、お金をもらう時点でイスルギと同罪なのだ。
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佐々木は、俯く僕を厳しい眼差しでじっと見下ろしていたが、ふいに——飯田くん、と外に向かって声を掛けた。
「——はい」
返事と共に小屋に入って来たのは、僕らより少し歳上くらいの、線の細い男性だった。綺麗なマリンブルーの袴をつけている。右手には布巾を被せた手桶、左手には白い反物を二本抱えていた。
男は「出仕の飯田です」と丁寧に名乗った。
「じゃあ飯田くん。後は頼んだよ」
佐々木はおもむろに立ち上がった。
「えっ。行っちゃうんですか!?」
茜がぎょっとしたように声を上げた。
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