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第六話 悪夢
2①
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カンカンカン――。
はっと我に返った。
(電車……?)
気付くと俺は大学の最寄り駅のホーム突っ立っていた。
よく見知っている駅であるのだが、そこから見える景色は大きく違っていた。本来なら長いホームの向かいには交錯する電線、そして住宅地が広がっているはずなのに、そこには真っ黒な海が広がっていたのだ。
(そうだ。俺は間宮の夢の中に……)
一瞬混乱したが、これが夢だと思えば納得がいった。
向かいの二番線ホームに、黒々とした波がどぷっと打ち寄せている。海面はなんだかどろどろとして異様に粘度が高そうだった。それにしても海特有の生臭いようなにおいもしない。なんとなく、間宮は海を見たことがないのかもしれないと思った。
周囲に目を馳せようとしたが、視線は動かせなかった。追体験というくらいだから、間宮の夢の中での行動をそのまま反復するのだろう。
目下の線路に釘付けの視界の端に、黒い帆布のトートバッグがぼんやりと映っている。間宮がいつも大学で肩がけにしているものだ。周囲にはホームに立った人間がぽつぽつと見えた。ぼやけているのは焦点が合っていないからであろう。
カンカンカン――。
それにしても踏切警報音がうるさすぎる。音は実際の何倍も大きく聞こえた。脳に直接響いているようだ。
耳を塞ぎたくとも自分の意思では動けず、顔を顰めすらできない。
(早く来いよ電車——)
間宮はうるさくないのか? 自分だったらホームから逃げ出してしまうかもしれないほどの爆音である。
「もうちょいさがれよ。危ないだろ」
唐突の幼げな声にぎょっとする。それと同時に視界が斜め下に移った。
黒いランドセルを背負った小学生男子が、横に立ってこっちを見上げていた。
(なんだこのガキ……)
いがぐり頭に真っ直ぐな太眉。前をみつめた目に意志の強さが現れているようだった。あと五年もすれば運動部の部長でもやっていそうな——。
自分の体であったなら、思わず眉をひそめていただろう。
こういった奴は自分のような軽薄そうな人間を嫌うことが多いのだ。誰とでも距離を詰めるのは得意と自負してはいるが、攻略難易度が高い手合いだった。
まあ一言でいうと——苦手なタイプなのだった。
だが間宮は、この子供に安堵感にも似た親しみを覚えているのを感じた。
「それとさ、次に来るのは幽霊列車だから乗れないよ」
いがぐり頭が海を眺めながら付け加えた。
(幽霊列車……?)
訝しく思っていると、構内アナウンスが入った。
一番線に、列車が参ります――。
やがて一両編成の電車がホームに入って来た。
習慣で乗車位置から退こうとしたが、間宮は動かず、電車を見つめたままだった。
ぎいいっと軋んだ音を響かせて電車は停車した。車窓からすし詰め状態の車内が目に入り、俺は戦慄した。
乗客は皆、顔が青白く、揃って白目を剥いていたのだ。弛緩した口から紫の舌がだらりと垂れ下がっている者もいた。
悲鳴は上げることができなかった。自分の体じゃないからだ。
あまりの光景に、脱兎のごとくその場から逃げ出したかった。だが――足は勝手に前に踏み出した。
間宮はこれに乗る気だろうか。
(冗談じゃねえぞ!!)
きっと——いや絶対に恐ろしいことになる。
間宮の体は、開かれた扉に吸い込まれるように黄色い点字ブロックを越え、入り口に足をかけた。
(やめろ間宮……! 絶対に駄目だ——)
その時、ぐいっと腕を引かれた。
「景!! 乗っちゃ駄目だって!!」
間宮は我に返ったように足をとめた。振り向くと、いがぐり頭がきつくこっちを見据えていた。
(……景?)
一瞬ぽかんとしてしまったが、すぐにそれが間宮の名前であると思い至る。
呆然としているうちに幽霊列車の扉は閉まり、出発してしまった。
いがぐり頭は腕をつかんだまま、「はー」と大きく息を吐いた。俺も内心で安堵の息を吐く。
「……ありがと、しょうちゃん。また止めてくれて」
間宮が言った。喋った感覚があったが、自分の意思でないのが不思議だった。——本当に別の人間の中に入っているのだ。
俺は小学生を見つめた。しょうちゃん。それがこのガキの名前らしい。マジで助かったよしょうちゃん、と心中で手を合わせる。
そのしょうちゃんは唐突に「時刻表見てくる」と言ってぱっと駆け出した。俺はぎょっとする。しょうちゃんが目を離した隙に、また間宮が妙なことをしでかさないか不安だった。
(しょうちゃん、早く戻って来いよ)
思わず希うようにそのランドセルの背中を見つめてしまっていた。あんな子供に頼り切ってるのが情けなかったが、一人にしないでほしかった。
すると間宮は、すぐに小走りでしょうちゃん後を追った。俺はほっと安堵した。なぜだか懐かしい感情がなだれこんできて、間宮は幼い頃、こんなふうにしょうちゃんの後をついて歩いていたのかもしれないと思った。
しょうちゃんは待合室の前の大きな看板を見上げていた。こんなところに時刻表なんてあっただろうか——不審に思いながらしょうちゃんの隣に立ち、唖然とした。
白いボードの書かれていた文字は、ひらがなや漢字の中に、アルファベットやアラビア文字などがごちゃごちゃに混ざって並んでいたのだ。よくよく見れば、エジプトの古代文字っぽいのや、よくわからない子供の落書きみたいな記号も混じっている。
(なんだこれ。読めねえよ!)
時刻を表しているであろう箇所に記された数字もめちゃくちゃだった。億や兆、京といった巨大な単位の数字が羅列してあるのだ。
しょうちゃんは生真面目な顔でその看板を眺めていたが、「あー! だめだ」と天を仰いだ。
「次も次も幽霊列車だよ。乗り換え最悪じゃん!」
――読めるのかよ。俺は驚いてしょうちゃんを見やる。
「景、帰るの遅くなったらママに怒られるじゃすまないだろ」
うん、と間宮は視線を落とした。動揺したように視界が左右にぶれている。
「どうしよう。どうしようしょうちゃん。間に合わなくなっちゃうよ」
強い焦燥が胸中に込み上げたのがわかった。
親に怒られる、そんな単純な焦りなんてものじゃない。——取り返しがつかないことになる。
「じゃあさ、もう歩いて帰ろうぜ」
しょうちゃんは大人びた口調で言うと、改札に向かって駆けた。
待ってよ、と間宮も駆け出す。もちろん俺自身も走っている感覚はあるのだが、夢の中のせいか、なんだか足元がふわふわしたような妙な感じだった。
(それにしても……取り返しのつかないって何だ)
間宮は、何に怯えているのだ。
一番線に列車が参ります――。
アナウンスが入った。
あの死人がぎっしり詰まった電車が来ると思うと、ぞっとした。間宮が急に方向転換してその電車に駆け乗り込みやしないか一瞬不安に思ったが、足はそのまま前を走る黒いランドセルを追った。二十歳の大学生が小学生男子に追いすがるさまは現実だったら犯罪じみた絵面じゃないだろうかと思う。
しょうちゃんは、間宮の小学生の頃の友達だろうか。
(……まさか今の友達じゃないよな。下手したら事案だぞ)
そこで自分が間宮の私生活を全く知らないことに思い至った。下の名前すら今知ったくらいだ。
はっと我に返った。
(電車……?)
気付くと俺は大学の最寄り駅のホーム突っ立っていた。
よく見知っている駅であるのだが、そこから見える景色は大きく違っていた。本来なら長いホームの向かいには交錯する電線、そして住宅地が広がっているはずなのに、そこには真っ黒な海が広がっていたのだ。
(そうだ。俺は間宮の夢の中に……)
一瞬混乱したが、これが夢だと思えば納得がいった。
向かいの二番線ホームに、黒々とした波がどぷっと打ち寄せている。海面はなんだかどろどろとして異様に粘度が高そうだった。それにしても海特有の生臭いようなにおいもしない。なんとなく、間宮は海を見たことがないのかもしれないと思った。
周囲に目を馳せようとしたが、視線は動かせなかった。追体験というくらいだから、間宮の夢の中での行動をそのまま反復するのだろう。
目下の線路に釘付けの視界の端に、黒い帆布のトートバッグがぼんやりと映っている。間宮がいつも大学で肩がけにしているものだ。周囲にはホームに立った人間がぽつぽつと見えた。ぼやけているのは焦点が合っていないからであろう。
カンカンカン――。
それにしても踏切警報音がうるさすぎる。音は実際の何倍も大きく聞こえた。脳に直接響いているようだ。
耳を塞ぎたくとも自分の意思では動けず、顔を顰めすらできない。
(早く来いよ電車——)
間宮はうるさくないのか? 自分だったらホームから逃げ出してしまうかもしれないほどの爆音である。
「もうちょいさがれよ。危ないだろ」
唐突の幼げな声にぎょっとする。それと同時に視界が斜め下に移った。
黒いランドセルを背負った小学生男子が、横に立ってこっちを見上げていた。
(なんだこのガキ……)
いがぐり頭に真っ直ぐな太眉。前をみつめた目に意志の強さが現れているようだった。あと五年もすれば運動部の部長でもやっていそうな——。
自分の体であったなら、思わず眉をひそめていただろう。
こういった奴は自分のような軽薄そうな人間を嫌うことが多いのだ。誰とでも距離を詰めるのは得意と自負してはいるが、攻略難易度が高い手合いだった。
まあ一言でいうと——苦手なタイプなのだった。
だが間宮は、この子供に安堵感にも似た親しみを覚えているのを感じた。
「それとさ、次に来るのは幽霊列車だから乗れないよ」
いがぐり頭が海を眺めながら付け加えた。
(幽霊列車……?)
訝しく思っていると、構内アナウンスが入った。
一番線に、列車が参ります――。
やがて一両編成の電車がホームに入って来た。
習慣で乗車位置から退こうとしたが、間宮は動かず、電車を見つめたままだった。
ぎいいっと軋んだ音を響かせて電車は停車した。車窓からすし詰め状態の車内が目に入り、俺は戦慄した。
乗客は皆、顔が青白く、揃って白目を剥いていたのだ。弛緩した口から紫の舌がだらりと垂れ下がっている者もいた。
悲鳴は上げることができなかった。自分の体じゃないからだ。
あまりの光景に、脱兎のごとくその場から逃げ出したかった。だが――足は勝手に前に踏み出した。
間宮はこれに乗る気だろうか。
(冗談じゃねえぞ!!)
きっと——いや絶対に恐ろしいことになる。
間宮の体は、開かれた扉に吸い込まれるように黄色い点字ブロックを越え、入り口に足をかけた。
(やめろ間宮……! 絶対に駄目だ——)
その時、ぐいっと腕を引かれた。
「景!! 乗っちゃ駄目だって!!」
間宮は我に返ったように足をとめた。振り向くと、いがぐり頭がきつくこっちを見据えていた。
(……景?)
一瞬ぽかんとしてしまったが、すぐにそれが間宮の名前であると思い至る。
呆然としているうちに幽霊列車の扉は閉まり、出発してしまった。
いがぐり頭は腕をつかんだまま、「はー」と大きく息を吐いた。俺も内心で安堵の息を吐く。
「……ありがと、しょうちゃん。また止めてくれて」
間宮が言った。喋った感覚があったが、自分の意思でないのが不思議だった。——本当に別の人間の中に入っているのだ。
俺は小学生を見つめた。しょうちゃん。それがこのガキの名前らしい。マジで助かったよしょうちゃん、と心中で手を合わせる。
そのしょうちゃんは唐突に「時刻表見てくる」と言ってぱっと駆け出した。俺はぎょっとする。しょうちゃんが目を離した隙に、また間宮が妙なことをしでかさないか不安だった。
(しょうちゃん、早く戻って来いよ)
思わず希うようにそのランドセルの背中を見つめてしまっていた。あんな子供に頼り切ってるのが情けなかったが、一人にしないでほしかった。
すると間宮は、すぐに小走りでしょうちゃん後を追った。俺はほっと安堵した。なぜだか懐かしい感情がなだれこんできて、間宮は幼い頃、こんなふうにしょうちゃんの後をついて歩いていたのかもしれないと思った。
しょうちゃんは待合室の前の大きな看板を見上げていた。こんなところに時刻表なんてあっただろうか——不審に思いながらしょうちゃんの隣に立ち、唖然とした。
白いボードの書かれていた文字は、ひらがなや漢字の中に、アルファベットやアラビア文字などがごちゃごちゃに混ざって並んでいたのだ。よくよく見れば、エジプトの古代文字っぽいのや、よくわからない子供の落書きみたいな記号も混じっている。
(なんだこれ。読めねえよ!)
時刻を表しているであろう箇所に記された数字もめちゃくちゃだった。億や兆、京といった巨大な単位の数字が羅列してあるのだ。
しょうちゃんは生真面目な顔でその看板を眺めていたが、「あー! だめだ」と天を仰いだ。
「次も次も幽霊列車だよ。乗り換え最悪じゃん!」
――読めるのかよ。俺は驚いてしょうちゃんを見やる。
「景、帰るの遅くなったらママに怒られるじゃすまないだろ」
うん、と間宮は視線を落とした。動揺したように視界が左右にぶれている。
「どうしよう。どうしようしょうちゃん。間に合わなくなっちゃうよ」
強い焦燥が胸中に込み上げたのがわかった。
親に怒られる、そんな単純な焦りなんてものじゃない。——取り返しがつかないことになる。
「じゃあさ、もう歩いて帰ろうぜ」
しょうちゃんは大人びた口調で言うと、改札に向かって駆けた。
待ってよ、と間宮も駆け出す。もちろん俺自身も走っている感覚はあるのだが、夢の中のせいか、なんだか足元がふわふわしたような妙な感じだった。
(それにしても……取り返しのつかないって何だ)
間宮は、何に怯えているのだ。
一番線に列車が参ります――。
アナウンスが入った。
あの死人がぎっしり詰まった電車が来ると思うと、ぞっとした。間宮が急に方向転換してその電車に駆け乗り込みやしないか一瞬不安に思ったが、足はそのまま前を走る黒いランドセルを追った。二十歳の大学生が小学生男子に追いすがるさまは現実だったら犯罪じみた絵面じゃないだろうかと思う。
しょうちゃんは、間宮の小学生の頃の友達だろうか。
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