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第4章
第22話『雨の季節』
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体育祭の翌日からは、いつも通りの学校生活が再開する。
体育祭当日は結構な数の生徒から注目を浴びていた。だから、この注目はいつまで続くのかと思っていたけど、翌日の登校時に何人かが俺達のことを見ていたくらい。それ以降は普段とさほど変わりなかった。普通に授業があるから、体育祭モードから通常モードに切り替わる生徒が多いのだろうか。
俺もあおいや愛実達と体育祭のことも話すけど、漫画やアニメなどの趣味の話もよくするので、いつもとさほど変わらない時間を過ごせている。それが本当に楽しい。
6月10日、金曜日。
目覚めた瞬間から、サーッという雨音が聞こえてきた。
どのくらい降っているのかを確かめるため、南側の窓を少し開けると、ジメッとした蒸し暑い空気が部屋の中に入ってきた。この時期らしい空気になったなぁと思いつつ外を見ると、シトシトと雨が降っているのが見える。
「今日で梅雨入りかなぁ」
シトシトと降る雨に、ジメッとした蒸し暑い空気。梅雨の時期らしい気候だ。あと、これまでは晴れや曇りの日が多く、雨が降ることはあまりなかった。そのため、関東地方の梅雨入りはまだ発表されていないのだ。
朝食を食べているときに、テレビでこの先一週間の天気予報を見てみると……今日から5日連続で雨予報で、それ以降も曇り。今日、梅雨入りが発表されるんじゃないかという予想が強まった。
朝食を食べ終わり、俺は自分の部屋に戻る。
今日は愛実……窓を開けるかな。雨が降っていると、学校に行く前に部屋の窓を開けて話すことをしない日もあるから。ただ、今は雨が強く降っていないし、愛実が窓を開ける可能性はある。とりあえず、開けてみるか。
愛実の家がある東側の窓を少し開ける。
ほぼ正面にある愛実の部屋の窓は……開いていない。ただ、明かりが点いているのは分かる。どうやら、愛実は部屋にいるようだ。
窓を開けてから数秒ほど。愛実の部屋の窓の曇りガラスに、愛実らしきシルエットが見えた。その瞬間、
「あっ、リョウ君。おはよう」
愛実の部屋の窓が少し開き、制服姿の愛実が姿を現した。俺と目が合うと愛実は可愛い笑顔を見せてくれる。今日はないかもなぁ……と思っていただけに、こうしていつも通りに自分の部屋から愛実の顔を見られることが嬉しい。
「おはよう、愛実」
「おはよう。窓が開く音が聞こえた気がしたからもしかして……と思って開けたんだ。リョウ君がいて嬉しい」
「俺も愛実が窓を開けてくれて嬉しいよ。雨の日だから、こうして話すことはないかもなって思っていたし」
「雨の強さとか風向きによっては、部屋に吹き込むことがあるもんね。制服濡れちゃうし。今みたいな降り方なら大丈夫だけど」
「そうだな。このくらいの降り方の日は、これからもこうやって話していくか」
「うんっ」
愛実はニコッと笑いながら首肯する。どんよりとした空模様だけど、愛実だけは太陽に照らされたように明るく見えて。そんな愛実を見ていると、気持ちが晴れやかになっていく。これから梅雨の時期になるし、今日くらいの雨の日はこうして愛実と話そう。
「この降り方にジメッとした空気……今日には梅雨入りするかな」
「そうなりそうだよな。明日以降も雨の日が多いみたいだし」
「そんな感じがするよね。……あっ、もうそろそろ学校に行く時間だね」
「そうだな。じゃあ、また後で」
「うんっ、また後でね」
愛実と小さく手を振り合って、部屋の窓を閉めた。
服装や荷物の最終チェックをして、俺は自分の部屋を後にする。
キッチンでお弁当と水筒をスクールバッグに入れ、俺は家を出発することに。
「いってきます」
「いってらっしゃーい」
母親の返事を聞いて、俺は家の玄関を開ける。
「リョウ君、おはよう」
自宅の玄関前にいるのは愛実だけか。こういうことは普通にあるし、あおいが大遅刻することは全然ない。なので、愛実と話しながらここで待っていよう。
外にいるから、ジメジメとした蒸し暑い空気が全身を包み込んでいく。ここ最近は晴れていると暑く感じる日はあったけど、蒸している日は全然なかった。季節の移ろいを肌で実感する。
「いってきます!」
あおいの元気な声が聞こえてきた。
あおいの家の方を見ると、あおいがちょうど玄関から出て、水色の傘を開くところだった。あおいは俺達と目が合うと、手を振りながらこちらにやってきた。そんなあおいはニッコリと笑っていて可愛らしい。愛実と同じくらいに明るさを感じる。
「おはようございます! 涼我君、愛実ちゃん」
「おはよう、あおい」
「おはよう、あおいちゃん」
「髪を整えるのに苦戦して遅れてしまいました。ごめんなさい」
苦笑いをしながらそう言うあおい。
今日は雨が降っていて、湿度もかなり高い。人によっては髪をセットするのに手間取ってしまうか。あおいは結構な長髪だし大変そうだ。ただ、ちゃんとセットしたのもあり、あおいの髪はサラサラと綺麗に見える。
「ううん、気にしないで」
「余裕で間に合うからな。じゃあ、行くか」
「はいっ」
今日も3人で調津高校に向かって出発する。
また、あおいは今日のように登校中に雨が降っていると、俺か愛実のどちらかと相合い傘をすることが多い。今日は少し歩いたところで、俺の傘の中に入ってきた。傘の中に入ると、あおいは楽しそうな様子になる。そんなあおいを見ていると嬉しい気持ちになるな。
「今までは雨が降ると涼しくなる日が多かったですが、今日は蒸し暑いですね。この時期らしい雨って感じです。もうそろそろ梅雨入りでしょうか」
「あおいちゃんもそう思うか。私とリョウ君もさっき、もうそろそろ梅雨入りするんじゃないかって話していたの」
「明日以降も雨の日が多いからな」
「そうでしたか。梅雨の時期って長く雨が降り続くことが多いので、今日にも梅雨入りが発表されそうですね」
あおいは微笑みながらそう言う。あおいも本日梅雨入り予想者か。幼馴染2人とも意見が合ったし、今日中に梅雨入りが発表されないとおかしい気がしてきた。
あおいは微笑みつつも、小さく「はあっ」とため息をつく。
「梅雨はあまり好きではないですね。蒸し暑い日が多いですし、髪をセットするのに時間がかかりますし。あと、中学時代はテニス部だったので、雨が降ると外で本格的な練習ができなかったのもありますね」
「俺は陸上をやっていたときは、梅雨の時期は好きじゃなかったな。室内だからいつもより練習できなかったし」
「テニスも陸上も屋外で練習するもんね。私も空気がジメジメするから梅雨はそんなに好きじゃないかな」
梅雨の時期は雨が長く降り続きやすいし、空気も蒸し暑くなることが多くなる。それらを起因とする様々なことを理由に、梅雨をいいと思わない人は結構多いのかもしれない。
この時期の気候はあまりいいとは思わないけど、7月に入ると自分の誕生日もあるので、個人的には梅雨の時期も悪くないと思える。
「あおいの言うように本当に蒸し暑いよな。歩いているから、少し汗ばんできた」
「私もちょっと」
「私もです。……あ、あの……涼我君」
あおいは頬をほんのりと赤らめ、俺をチラチラと見てくる。
「どうした?」
「……あ、汗臭くないかなと思いまして。体育祭の混合リレーの後は、興奮していたのでそんなことは気にせずに涼我君を抱きしめちゃいましたけど……」
はにかみながら言うと、あおいの顔の赤みが強くなっていく。心なしか、俺との距離が少し開いたような。
あおいも女子高生だ。幼馴染とはいえ、同い年の男子に自分の匂いがどう思われるのか気になるのだろう。汗を掻いていたら特に。昔は真夏に汗を掻いていても、普通にすぐ近くにいたのにな。
そういえば、体育祭の混合リレーをゴールした後、あおいが俺のことを抱きしめてきたっけ。あのときのことを思い出すとドキッとして、体の熱が強くなる。あのときは温もりや体の柔らかさはもちろん、あおいの甘い匂いもはっきりと感じた。
「全然汗臭いとは思わないよ。甘い匂いがほのかに香ってきて。体育祭で抱きしめられたときも同じような感じだった」
「……うん、いい匂いだよ。私は好きだな」
くんくん、と愛実はあおいの首筋を嗅いでいる。好きだというだけあって、愛実の顔には柔らかな笑みが浮かんでいる。
「涼我君も愛実ちゃんもそう言ってくれて安心しました」
ほっと胸を撫で下ろすあおい。
「愛実ちゃんも甘い匂いがして好きですよ」
「ありがとう」
「涼我君も……爽やかな匂いがしていいなって思います。ゴールデンウィーク前にお見舞いに行ったときにも思いましたが」
「そうか」
「私もいい匂いだって思うよ、リョウ君」
あおいと愛実は頷き合っている。
良かった。幼馴染2人に汗臭いと思われてなくて。さっきはあおいもこういう思いだったのだろう。
あおいも愛実もいい匂いだって言ってくれるけど、これからは暑くなっていくから、匂いのケアをしていかないとな。
お互いにいい匂いだと言ったからだろうか。今日も、学校に到着するまであおいは俺の傘に入り続けていた。匂いのことを話すまでよりも、俺の近くで歩きながら。
また、午前の間に、関東地方が梅雨入りしたことを知らせるニュース速報の通知が届いた。それをあおいと愛実に伝えると、予想が当たったからか2人ともちょっと嬉しそうだった。
体育祭当日は結構な数の生徒から注目を浴びていた。だから、この注目はいつまで続くのかと思っていたけど、翌日の登校時に何人かが俺達のことを見ていたくらい。それ以降は普段とさほど変わりなかった。普通に授業があるから、体育祭モードから通常モードに切り替わる生徒が多いのだろうか。
俺もあおいや愛実達と体育祭のことも話すけど、漫画やアニメなどの趣味の話もよくするので、いつもとさほど変わらない時間を過ごせている。それが本当に楽しい。
6月10日、金曜日。
目覚めた瞬間から、サーッという雨音が聞こえてきた。
どのくらい降っているのかを確かめるため、南側の窓を少し開けると、ジメッとした蒸し暑い空気が部屋の中に入ってきた。この時期らしい空気になったなぁと思いつつ外を見ると、シトシトと雨が降っているのが見える。
「今日で梅雨入りかなぁ」
シトシトと降る雨に、ジメッとした蒸し暑い空気。梅雨の時期らしい気候だ。あと、これまでは晴れや曇りの日が多く、雨が降ることはあまりなかった。そのため、関東地方の梅雨入りはまだ発表されていないのだ。
朝食を食べているときに、テレビでこの先一週間の天気予報を見てみると……今日から5日連続で雨予報で、それ以降も曇り。今日、梅雨入りが発表されるんじゃないかという予想が強まった。
朝食を食べ終わり、俺は自分の部屋に戻る。
今日は愛実……窓を開けるかな。雨が降っていると、学校に行く前に部屋の窓を開けて話すことをしない日もあるから。ただ、今は雨が強く降っていないし、愛実が窓を開ける可能性はある。とりあえず、開けてみるか。
愛実の家がある東側の窓を少し開ける。
ほぼ正面にある愛実の部屋の窓は……開いていない。ただ、明かりが点いているのは分かる。どうやら、愛実は部屋にいるようだ。
窓を開けてから数秒ほど。愛実の部屋の窓の曇りガラスに、愛実らしきシルエットが見えた。その瞬間、
「あっ、リョウ君。おはよう」
愛実の部屋の窓が少し開き、制服姿の愛実が姿を現した。俺と目が合うと愛実は可愛い笑顔を見せてくれる。今日はないかもなぁ……と思っていただけに、こうしていつも通りに自分の部屋から愛実の顔を見られることが嬉しい。
「おはよう、愛実」
「おはよう。窓が開く音が聞こえた気がしたからもしかして……と思って開けたんだ。リョウ君がいて嬉しい」
「俺も愛実が窓を開けてくれて嬉しいよ。雨の日だから、こうして話すことはないかもなって思っていたし」
「雨の強さとか風向きによっては、部屋に吹き込むことがあるもんね。制服濡れちゃうし。今みたいな降り方なら大丈夫だけど」
「そうだな。このくらいの降り方の日は、これからもこうやって話していくか」
「うんっ」
愛実はニコッと笑いながら首肯する。どんよりとした空模様だけど、愛実だけは太陽に照らされたように明るく見えて。そんな愛実を見ていると、気持ちが晴れやかになっていく。これから梅雨の時期になるし、今日くらいの雨の日はこうして愛実と話そう。
「この降り方にジメッとした空気……今日には梅雨入りするかな」
「そうなりそうだよな。明日以降も雨の日が多いみたいだし」
「そんな感じがするよね。……あっ、もうそろそろ学校に行く時間だね」
「そうだな。じゃあ、また後で」
「うんっ、また後でね」
愛実と小さく手を振り合って、部屋の窓を閉めた。
服装や荷物の最終チェックをして、俺は自分の部屋を後にする。
キッチンでお弁当と水筒をスクールバッグに入れ、俺は家を出発することに。
「いってきます」
「いってらっしゃーい」
母親の返事を聞いて、俺は家の玄関を開ける。
「リョウ君、おはよう」
自宅の玄関前にいるのは愛実だけか。こういうことは普通にあるし、あおいが大遅刻することは全然ない。なので、愛実と話しながらここで待っていよう。
外にいるから、ジメジメとした蒸し暑い空気が全身を包み込んでいく。ここ最近は晴れていると暑く感じる日はあったけど、蒸している日は全然なかった。季節の移ろいを肌で実感する。
「いってきます!」
あおいの元気な声が聞こえてきた。
あおいの家の方を見ると、あおいがちょうど玄関から出て、水色の傘を開くところだった。あおいは俺達と目が合うと、手を振りながらこちらにやってきた。そんなあおいはニッコリと笑っていて可愛らしい。愛実と同じくらいに明るさを感じる。
「おはようございます! 涼我君、愛実ちゃん」
「おはよう、あおい」
「おはよう、あおいちゃん」
「髪を整えるのに苦戦して遅れてしまいました。ごめんなさい」
苦笑いをしながらそう言うあおい。
今日は雨が降っていて、湿度もかなり高い。人によっては髪をセットするのに手間取ってしまうか。あおいは結構な長髪だし大変そうだ。ただ、ちゃんとセットしたのもあり、あおいの髪はサラサラと綺麗に見える。
「ううん、気にしないで」
「余裕で間に合うからな。じゃあ、行くか」
「はいっ」
今日も3人で調津高校に向かって出発する。
また、あおいは今日のように登校中に雨が降っていると、俺か愛実のどちらかと相合い傘をすることが多い。今日は少し歩いたところで、俺の傘の中に入ってきた。傘の中に入ると、あおいは楽しそうな様子になる。そんなあおいを見ていると嬉しい気持ちになるな。
「今までは雨が降ると涼しくなる日が多かったですが、今日は蒸し暑いですね。この時期らしい雨って感じです。もうそろそろ梅雨入りでしょうか」
「あおいちゃんもそう思うか。私とリョウ君もさっき、もうそろそろ梅雨入りするんじゃないかって話していたの」
「明日以降も雨の日が多いからな」
「そうでしたか。梅雨の時期って長く雨が降り続くことが多いので、今日にも梅雨入りが発表されそうですね」
あおいは微笑みながらそう言う。あおいも本日梅雨入り予想者か。幼馴染2人とも意見が合ったし、今日中に梅雨入りが発表されないとおかしい気がしてきた。
あおいは微笑みつつも、小さく「はあっ」とため息をつく。
「梅雨はあまり好きではないですね。蒸し暑い日が多いですし、髪をセットするのに時間がかかりますし。あと、中学時代はテニス部だったので、雨が降ると外で本格的な練習ができなかったのもありますね」
「俺は陸上をやっていたときは、梅雨の時期は好きじゃなかったな。室内だからいつもより練習できなかったし」
「テニスも陸上も屋外で練習するもんね。私も空気がジメジメするから梅雨はそんなに好きじゃないかな」
梅雨の時期は雨が長く降り続きやすいし、空気も蒸し暑くなることが多くなる。それらを起因とする様々なことを理由に、梅雨をいいと思わない人は結構多いのかもしれない。
この時期の気候はあまりいいとは思わないけど、7月に入ると自分の誕生日もあるので、個人的には梅雨の時期も悪くないと思える。
「あおいの言うように本当に蒸し暑いよな。歩いているから、少し汗ばんできた」
「私もちょっと」
「私もです。……あ、あの……涼我君」
あおいは頬をほんのりと赤らめ、俺をチラチラと見てくる。
「どうした?」
「……あ、汗臭くないかなと思いまして。体育祭の混合リレーの後は、興奮していたのでそんなことは気にせずに涼我君を抱きしめちゃいましたけど……」
はにかみながら言うと、あおいの顔の赤みが強くなっていく。心なしか、俺との距離が少し開いたような。
あおいも女子高生だ。幼馴染とはいえ、同い年の男子に自分の匂いがどう思われるのか気になるのだろう。汗を掻いていたら特に。昔は真夏に汗を掻いていても、普通にすぐ近くにいたのにな。
そういえば、体育祭の混合リレーをゴールした後、あおいが俺のことを抱きしめてきたっけ。あのときのことを思い出すとドキッとして、体の熱が強くなる。あのときは温もりや体の柔らかさはもちろん、あおいの甘い匂いもはっきりと感じた。
「全然汗臭いとは思わないよ。甘い匂いがほのかに香ってきて。体育祭で抱きしめられたときも同じような感じだった」
「……うん、いい匂いだよ。私は好きだな」
くんくん、と愛実はあおいの首筋を嗅いでいる。好きだというだけあって、愛実の顔には柔らかな笑みが浮かんでいる。
「涼我君も愛実ちゃんもそう言ってくれて安心しました」
ほっと胸を撫で下ろすあおい。
「愛実ちゃんも甘い匂いがして好きですよ」
「ありがとう」
「涼我君も……爽やかな匂いがしていいなって思います。ゴールデンウィーク前にお見舞いに行ったときにも思いましたが」
「そうか」
「私もいい匂いだって思うよ、リョウ君」
あおいと愛実は頷き合っている。
良かった。幼馴染2人に汗臭いと思われてなくて。さっきはあおいもこういう思いだったのだろう。
あおいも愛実もいい匂いだって言ってくれるけど、これからは暑くなっていくから、匂いのケアをしていかないとな。
お互いにいい匂いだと言ったからだろうか。今日も、学校に到着するまであおいは俺の傘に入り続けていた。匂いのことを話すまでよりも、俺の近くで歩きながら。
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