84 / 202
本編-新年度編-
第51話『お母さんはあたしでしょうか。』
しおりを挟む
一紗と買い出しから帰宅し、サクラと羽柴の様子を確認する。
ベッドで横になったからか、買い出しに行くときと比べて2人とも顔色が良くなっていた。特にサクラは、朝食を抜いているからお腹がペコペコだと言うほど。
2人とも元気になってきたので、予定通り6人分の焼きそばと中華スープを作ることに。その前に、俺は自分の部屋で制服から私服に着替えた。
「1人で作るのは大変かと思います。あたしがお手伝いしましょうか?」
と、杏奈が料理の手伝いを申し出てくれた。料理をするのが好きで得意なのだという。なので、ご厚意に甘えることに。
「私服にエプロン姿も似合っていますね」
「ありがとう。杏奈も似合っているよ。可愛いな」
「ありがとうございますっ」
杏奈はサクラから借りたピンク色のエプロンを身につけている。ニコニコと笑っているのもあって、とても可愛い。自宅だけど、学校の制服の上にエプロン姿をしている人を見ると、家庭科の調理実習みたいな感じがする。
俺が中華スープを作っている間に、杏奈には焼きそばで使う具材の下ごしらえをしてもらうことに。その際、切り方や大きさについて具体的に指示をした。
サクラと一紗、羽柴、小泉さんはリビングでアニメのBlu-rayを観ている。
テレビ画面を見ると、彼らが観ているのは数年前に放送された、美少女がたくさん登場する『ご注文はねこですか?』という日常系アニメ。その作品はサクラが好きで、サクラの家でサクラが録画したBlu-rayを一緒に観たことがあった。俺も好きなアニメで、録画したBlu-rayを何度も観たな。
俺は杏奈と一緒に昼飯作りを始める。
リビングから好きなアニメのキャラクターの声やBGMが聞こえてくるのはいいな。気分が良くなって、料理をするのも結構楽しくなってくる。
中華スープを作っている横で「トン、トン、トン」と包丁がまな板に当たる音が心地良く響く。杏奈の方を見てみると、杏奈は人参を短冊切りに切っていた。
「料理をするって言っていただけあって、いい手つきだな」
「小さい頃に両親から教わりまして。今でも休日中心にご飯を作るんです。朝早く起きられたときは、お弁当のおかずを作ることもありますね」
「そうなのか。偉いな。料理が好きなら、マスバーガーでバイトしようって考えたとき、キッチン担当を希望しようとは思わなかったのか?」
俺がそう言うと、杏奈の人参を切る動きがピタリと止まる。そして、こちらに向いて、
「マスバーガーでバイトしようと思ったきっかけは、大輝先輩にたくさん接客されたことです。それに、人と会話するのは好きですし。何よりも先輩と一緒にバイトしたかったですから」
そう言い、可愛らしい笑顔を見せてくれる。頬をほんのり赤くなっているところがさらに可愛くて。
俺と一緒にバイトしたかったという言葉もあってキュンとなった。その後に、感動の波が押し寄せてくる。定期的に接客するお客さんがいると、こういうこともあるんだなぁ。
「それに、大輝先輩は優しそうですし……前にも言いましたけど、失敗しても許してくれそうなイメージがありましたから」
えへっ、と今度は無邪気な笑顔を見せてくる杏奈。そういえば、杏奈が初めてバイトに来たときにそんなことを言っていたっけ。さっきの感動をちょっと返してほしい。
「実際にはあたしが失敗したら、先輩は落ち着いた口調で注意してくれますけど。ですから、マスバーガーのフロア部門でバイトを始めて良かったなーって思いますね」
「そう言ってくれて良かったよ。一年近く経って、一通りの仕事はできると思っていたけど、先輩としてはまだまだ未熟だ。杏奈に指導する中で、俺も勉強させてもらっているよ。ありがとな」
「いえいえ。こちらこそありがとうございますっ」
頬をほんのりと赤くしながらお礼を言うと、杏奈は再び人参を切り始める。お礼を言われるとは思わなかったのかな。それで照れていたとしたら……可愛いな。
あと、何だかリビングから視線を感じる。そう思ってリビングの方を見てみると、羽柴の隣でソファーに座っている一紗が、不満そうな様子でじーっと俺のことを見ていた。杏奈と俺が話していたのを見て、いい雰囲気だと思っているのだろうか。
一紗と目が合ったので、小さく手を振ってみる。すると、一紗はすぐに上機嫌な様子になり、俺に手を振ってきた。機嫌が直ったみたいで良かった。
「先輩はスープ作りですけど、先輩も料理をし慣れている感じがしますね」
「上手かどうかはともかく、料理はそれなりにやってきたな。母さんがパートをしているのもあって、休日はもちろんだけど、平日の夕ご飯を作ることもある。部活に入っていないから、特に中学のときは」
「そうだったんですね。個人的に料理をする男性は素敵だと思います」
「そうか。そう言われると嬉しいな。俺も料理をする人はいいなって思うよ。もちろん、しない人はダメなわけじゃないよ」
「ふふっ、そうですか」
そう言うと、杏奈はとても気分が良さそうにキャベツをザク切りしていく。勢いがいいので、指を切ってしまわないか心配だ。
味見をして、ちょうどいい味付けになっていることを確認したので、中華スープ作りはこれで終了。少しの間、焼きそばの具材を切る杏奈のことを見守る。
ただ、杏奈はケガせずに焼きそばの具材の準備を済ませ、杞憂に終わった。
「杏奈、ありがとう。あとは俺に任せてくれ」
「了解です」
杏奈に見守られる中、大きなフライパンを使ってソース焼きそばを作っていく。
これまでに焼きそばは数え切れないほどに作ってきたけど、6人分作ったことは全然ない。それに加えて、今日は朝食を抜き、健康診断で採血もされた。だから、菜箸で麺をほぐすときに重量感があった。
粉ソースをかけて炒めていくと、食欲をそそられる美味しそうな匂いがしてくる。このまま食べてしまいたい。
「あぁ、美味しそうです。いい匂いもするので早く食べたいですね」
「今日は朝食抜きだったからな。いい感じにできているから、味の濃さや火の通し加減の確認のために、味見をしてくれるか?」
「はいっ!」
お腹が空いているのもあってか、杏奈は張り切った様子で返事する。
俺が小皿に焼きそばを一口乗せて渡すと、杏奈は近くにあった菜箸を使って、焼きそばを味見する。
「美味しくできてます! 味の濃さも火の通り加減もこれでいいと思います」
杏奈はとてもいい笑顔でそう言ってくれる。
「そう言ってくれて良かった。じゃあ、焼きそばも完成だな。みんなー、もうそろそろお昼ご飯だから、Blu-rayを観るのは終わりだよー」
『はーい!』
もうすぐお昼ご飯が食べられ、焼きそばや中華スープの匂いがしているからか、リビングにいるサクラ達はいい返事をしてくれる。そのことに杏奈と笑い合った。
「今の大輝先輩、ちょっとお父さんっぽかったです」
「ははっ、そっか」
「……となると、お母さんはあたしでしょうかね。台所で一緒にお料理しましたし。あと、子供が4人もいたら色々と大変そう……って、変なことを言っちゃいましたね! すみません」
そう言ってはにかむ杏奈はとてもかわいい。
これから大人になって、もし母親になったとしても、杏奈はずっと今のように可愛らしいと思う。
焼きそばを取り分けるのは俺、中華スープをよそうのは羽柴、食卓の配膳は女子4人が担当。こういう風に全員が食事のために何かしらの仕事をしていると、家庭科の調理実習や校外学習でのカレー作りとかを思い出す。小学生の頃から、サクラはそういう場面で活躍していたっけ。
準備が終わり、俺達は食卓の周りにある椅子に座っていく。普段と同じようにサクラと隣同士だ。ちなみに、席順は俺から時計回りに羽柴、一紗、杏奈、小泉さん、サクラである。
メインでお昼ご飯を作ったという理由で、俺が号令することに。
「それじゃ、いただきます!」
『いただきまーす!』
食事の挨拶をすると、サクラ、一紗、小泉さん、羽柴はメインの焼きそばを一口食べる。杏奈は味見の際に美味しいと言ってくれたけど、みんなも美味しいと思ってくれるだろうか。
「うんっ! 美味しいよ!」
「とても美味しいわ、大輝君、杏奈さん」
「美味しいよ! 朝食を食べられなかったし、すぐに食べ終わっちゃいそう」
「美味いぞ。一口食ったら食欲が増してきたぜ。体調も良くなったし、残さずにちゃんと食べられそうだ」
「みんなにそう言ってもらえて良かった」
「手伝いましたし、味見しましたから、あたしもほっとしています」
胸を撫で下ろす杏奈。どうやら、俺と同じく緊張するタイプだったようだ。そんな杏奈の頭を一紗が撫でている。
その後、俺一人で作った中華スープも美味しいと言ってくれた。みんなに満足してもらえるようなお昼ご飯を作れて良かった。
ベッドで横になったからか、買い出しに行くときと比べて2人とも顔色が良くなっていた。特にサクラは、朝食を抜いているからお腹がペコペコだと言うほど。
2人とも元気になってきたので、予定通り6人分の焼きそばと中華スープを作ることに。その前に、俺は自分の部屋で制服から私服に着替えた。
「1人で作るのは大変かと思います。あたしがお手伝いしましょうか?」
と、杏奈が料理の手伝いを申し出てくれた。料理をするのが好きで得意なのだという。なので、ご厚意に甘えることに。
「私服にエプロン姿も似合っていますね」
「ありがとう。杏奈も似合っているよ。可愛いな」
「ありがとうございますっ」
杏奈はサクラから借りたピンク色のエプロンを身につけている。ニコニコと笑っているのもあって、とても可愛い。自宅だけど、学校の制服の上にエプロン姿をしている人を見ると、家庭科の調理実習みたいな感じがする。
俺が中華スープを作っている間に、杏奈には焼きそばで使う具材の下ごしらえをしてもらうことに。その際、切り方や大きさについて具体的に指示をした。
サクラと一紗、羽柴、小泉さんはリビングでアニメのBlu-rayを観ている。
テレビ画面を見ると、彼らが観ているのは数年前に放送された、美少女がたくさん登場する『ご注文はねこですか?』という日常系アニメ。その作品はサクラが好きで、サクラの家でサクラが録画したBlu-rayを一緒に観たことがあった。俺も好きなアニメで、録画したBlu-rayを何度も観たな。
俺は杏奈と一緒に昼飯作りを始める。
リビングから好きなアニメのキャラクターの声やBGMが聞こえてくるのはいいな。気分が良くなって、料理をするのも結構楽しくなってくる。
中華スープを作っている横で「トン、トン、トン」と包丁がまな板に当たる音が心地良く響く。杏奈の方を見てみると、杏奈は人参を短冊切りに切っていた。
「料理をするって言っていただけあって、いい手つきだな」
「小さい頃に両親から教わりまして。今でも休日中心にご飯を作るんです。朝早く起きられたときは、お弁当のおかずを作ることもありますね」
「そうなのか。偉いな。料理が好きなら、マスバーガーでバイトしようって考えたとき、キッチン担当を希望しようとは思わなかったのか?」
俺がそう言うと、杏奈の人参を切る動きがピタリと止まる。そして、こちらに向いて、
「マスバーガーでバイトしようと思ったきっかけは、大輝先輩にたくさん接客されたことです。それに、人と会話するのは好きですし。何よりも先輩と一緒にバイトしたかったですから」
そう言い、可愛らしい笑顔を見せてくれる。頬をほんのり赤くなっているところがさらに可愛くて。
俺と一緒にバイトしたかったという言葉もあってキュンとなった。その後に、感動の波が押し寄せてくる。定期的に接客するお客さんがいると、こういうこともあるんだなぁ。
「それに、大輝先輩は優しそうですし……前にも言いましたけど、失敗しても許してくれそうなイメージがありましたから」
えへっ、と今度は無邪気な笑顔を見せてくる杏奈。そういえば、杏奈が初めてバイトに来たときにそんなことを言っていたっけ。さっきの感動をちょっと返してほしい。
「実際にはあたしが失敗したら、先輩は落ち着いた口調で注意してくれますけど。ですから、マスバーガーのフロア部門でバイトを始めて良かったなーって思いますね」
「そう言ってくれて良かったよ。一年近く経って、一通りの仕事はできると思っていたけど、先輩としてはまだまだ未熟だ。杏奈に指導する中で、俺も勉強させてもらっているよ。ありがとな」
「いえいえ。こちらこそありがとうございますっ」
頬をほんのりと赤くしながらお礼を言うと、杏奈は再び人参を切り始める。お礼を言われるとは思わなかったのかな。それで照れていたとしたら……可愛いな。
あと、何だかリビングから視線を感じる。そう思ってリビングの方を見てみると、羽柴の隣でソファーに座っている一紗が、不満そうな様子でじーっと俺のことを見ていた。杏奈と俺が話していたのを見て、いい雰囲気だと思っているのだろうか。
一紗と目が合ったので、小さく手を振ってみる。すると、一紗はすぐに上機嫌な様子になり、俺に手を振ってきた。機嫌が直ったみたいで良かった。
「先輩はスープ作りですけど、先輩も料理をし慣れている感じがしますね」
「上手かどうかはともかく、料理はそれなりにやってきたな。母さんがパートをしているのもあって、休日はもちろんだけど、平日の夕ご飯を作ることもある。部活に入っていないから、特に中学のときは」
「そうだったんですね。個人的に料理をする男性は素敵だと思います」
「そうか。そう言われると嬉しいな。俺も料理をする人はいいなって思うよ。もちろん、しない人はダメなわけじゃないよ」
「ふふっ、そうですか」
そう言うと、杏奈はとても気分が良さそうにキャベツをザク切りしていく。勢いがいいので、指を切ってしまわないか心配だ。
味見をして、ちょうどいい味付けになっていることを確認したので、中華スープ作りはこれで終了。少しの間、焼きそばの具材を切る杏奈のことを見守る。
ただ、杏奈はケガせずに焼きそばの具材の準備を済ませ、杞憂に終わった。
「杏奈、ありがとう。あとは俺に任せてくれ」
「了解です」
杏奈に見守られる中、大きなフライパンを使ってソース焼きそばを作っていく。
これまでに焼きそばは数え切れないほどに作ってきたけど、6人分作ったことは全然ない。それに加えて、今日は朝食を抜き、健康診断で採血もされた。だから、菜箸で麺をほぐすときに重量感があった。
粉ソースをかけて炒めていくと、食欲をそそられる美味しそうな匂いがしてくる。このまま食べてしまいたい。
「あぁ、美味しそうです。いい匂いもするので早く食べたいですね」
「今日は朝食抜きだったからな。いい感じにできているから、味の濃さや火の通し加減の確認のために、味見をしてくれるか?」
「はいっ!」
お腹が空いているのもあってか、杏奈は張り切った様子で返事する。
俺が小皿に焼きそばを一口乗せて渡すと、杏奈は近くにあった菜箸を使って、焼きそばを味見する。
「美味しくできてます! 味の濃さも火の通り加減もこれでいいと思います」
杏奈はとてもいい笑顔でそう言ってくれる。
「そう言ってくれて良かった。じゃあ、焼きそばも完成だな。みんなー、もうそろそろお昼ご飯だから、Blu-rayを観るのは終わりだよー」
『はーい!』
もうすぐお昼ご飯が食べられ、焼きそばや中華スープの匂いがしているからか、リビングにいるサクラ達はいい返事をしてくれる。そのことに杏奈と笑い合った。
「今の大輝先輩、ちょっとお父さんっぽかったです」
「ははっ、そっか」
「……となると、お母さんはあたしでしょうかね。台所で一緒にお料理しましたし。あと、子供が4人もいたら色々と大変そう……って、変なことを言っちゃいましたね! すみません」
そう言ってはにかむ杏奈はとてもかわいい。
これから大人になって、もし母親になったとしても、杏奈はずっと今のように可愛らしいと思う。
焼きそばを取り分けるのは俺、中華スープをよそうのは羽柴、食卓の配膳は女子4人が担当。こういう風に全員が食事のために何かしらの仕事をしていると、家庭科の調理実習や校外学習でのカレー作りとかを思い出す。小学生の頃から、サクラはそういう場面で活躍していたっけ。
準備が終わり、俺達は食卓の周りにある椅子に座っていく。普段と同じようにサクラと隣同士だ。ちなみに、席順は俺から時計回りに羽柴、一紗、杏奈、小泉さん、サクラである。
メインでお昼ご飯を作ったという理由で、俺が号令することに。
「それじゃ、いただきます!」
『いただきまーす!』
食事の挨拶をすると、サクラ、一紗、小泉さん、羽柴はメインの焼きそばを一口食べる。杏奈は味見の際に美味しいと言ってくれたけど、みんなも美味しいと思ってくれるだろうか。
「うんっ! 美味しいよ!」
「とても美味しいわ、大輝君、杏奈さん」
「美味しいよ! 朝食を食べられなかったし、すぐに食べ終わっちゃいそう」
「美味いぞ。一口食ったら食欲が増してきたぜ。体調も良くなったし、残さずにちゃんと食べられそうだ」
「みんなにそう言ってもらえて良かった」
「手伝いましたし、味見しましたから、あたしもほっとしています」
胸を撫で下ろす杏奈。どうやら、俺と同じく緊張するタイプだったようだ。そんな杏奈の頭を一紗が撫でている。
その後、俺一人で作った中華スープも美味しいと言ってくれた。みんなに満足してもらえるようなお昼ご飯を作れて良かった。
1
あなたにおすすめの小説
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
柿 心刃
恋愛
僕の幼馴染で姉的な存在である西田香奈は、眉目秀麗・品行方正・成績優秀と三拍子揃った女の子だ。彼女は、この辺りじゃ有名な女子校に通っている。僕とは何の接点もないように思える香奈姉ちゃんが、ある日、急に僕に急接近してきた。
僕の名は、周防楓。
女子校とは反対側にある男子校に通う、ごく普通の男子だ。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
管理人さんといっしょ。
桜庭かなめ
恋愛
桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。
しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。
風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、
「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」
高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。
ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!
※特別編11が完結しました!(2025.6.20)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2025.12.18)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる