104 / 202
続編-ゴールデンウィーク編-
第3話『恋人との帰り道』
しおりを挟む
午後7時過ぎ。
特に何か問題が起こることはなく、今日のバイトが終わった。サクラがずっと店内にいてくれたおかげで、いつもよりも時間が経つのが早く感じられたほどだ。午後6時過ぎには、一紗が文芸部の友達と一緒に来てくれたし。
学校の制服に着替えるため、俺は男性用の更衣室に行く。
着替える前にスマホを確認すると、数分ほど前にLIMEでサクラから、
『バイトお疲れ様。従業員用の入口前で待ってるね』
というメッセージが届いていた。そのことにほっこりとして、待ってくれる人がいることの幸せを感じる。
俺は『了解!』という文字付きの敬礼する白猫のスタンプを送り、学校の制服に着替える。これから家に帰るけど、杏奈もいるのでちゃんと着よう。バイトだけでなく、学校でも先輩だから。
学校の制服に着替え終わった俺は更衣室を出て、出口前のところで杏奈のことを待つ。
その間に、いくつかのスマホゲームにログインし、ログインボーナスを回収する。プレイしない日もあるけど、毎日ログインはするようにしている。ゲームによっては、何日か連続でログインすることでもらえるボーナスもあるし。
「お待たせしました」
スタッフルームから、四鷹高校の制服姿の杏奈がやってきた。
「待ちましたか?」
「ううん、そんなことないよ。それに、ゲームのログインボーナスを回収してたらあっという間だった」
「ふふっ、そうですか。先輩らしいですね。文香先輩も待っていますし、帰りましょうか」
「そうだな」
杏奈と俺はスタッフルームにいる店長達に一言挨拶して、従業員用の出入口から外へ出た。
そこには、スクールバッグを肩にかけ、スマホを見ているサクラが。扉の開く音や俺達の足音に気づいたのか、すぐにこちらを向いた。俺と目が合うとニッコリと笑みを浮かべ、小さく手を振る。
「お疲れ様、ダイちゃん、杏奈ちゃん」
「ありがとう、サクラ。待っててくれてありがとな」
「ありがとうございます、文香先輩」
「いえいえ。バイトを頑張った2人に、ささやかだけどご褒美をあげるね」
サクラはスマホをバッグにしまって、俺達の目の前までやってくる。そして、右手で俺、左手で杏奈の頭を撫でてくれる。撫で方が優しいのでとても気持ちいいし、バイトの疲れも取れていく。
「あぁ……とてもいいご褒美です! 気持ちよくて疲れが取れますね!」
「俺も同じことを思ったよ」
「良かった。……あと、ここに来たときに頭を撫でてくれてありがとね、ダイちゃん。杏奈ちゃんも臨機応変に対応してくれて。実はあの子達とここに来るまでの間に、『恋人の速水君がシフトに入っているなら、頭を撫でてもらったどうかな? 他のファストフード店ではスマイル0円だし!』って言われてさ……」
照れくさそうに言うサクラ。やっぱり、頭撫で撫ではサクラ自身が考えたんじゃなくて、友達から提案されたことだったのか。
「なるほどね。店長が許可してくれたし、俺もサクラの頭を撫でられて良かったよ」
「撫でられている文香先輩はもちろんですが、ちょっと恥ずかしそうに『頭撫で撫でしてください』って言う姿も可愛かったです!」
「他の店員さんやお客さんがいたから本当に恥ずかしかったよ。2人や友達もいたから何とか言えたの」
近くにある街灯の灯りもあって、サクラの顔が赤くなっていくのが分かる。あのときのことを思い出しているのだろうか。
「そうだったんですね。可愛い文香先輩も見られましたし、一紗先輩も来てくれましたので今日もいいバイトになりました。もちろん、大輝先輩が教えてくれたからですよ!」
「お気遣いどうも。今日もいい接客をしてたよ、杏奈」
「えへへっ」
指導係の俺に褒められたからか、杏奈は嬉しそうにしている。
サクラに頭を撫でてほしいと言われたときの対応は……まあ、サクラもお礼を言っていることだしいいか。むしろ、ああいう柔軟さは見習った方がいいかもしれない。
その後、四鷹駅の南口で杏奈と別れて、俺はサクラと2人きりで帰路につく。
4月も下旬に突入したけど、日が暮れると肌寒くなるなぁ。繋いでいるサクラの手から伝わってくる温もりが心地良く感じられる。
「こうして、ダイちゃんと一緒に家に帰るのはいいね」
「俺もだよ。帰る家が同じなのがまたいいよな」
「そうだね。恋人になったから、同居じゃなくて同棲になるんだよね」
「そうだな。サクラと同棲……いい響きだ」
「いい響きだね。耳が心地良くなったよ」
そう言って、サクラは「あははっ」と楽しそうに笑う。それにつられて俺も声に出して笑った。
恋人となったサクラと手を繋ぎながら、同じ自宅に向かって歩いている。幸せな状況過ぎるし、一時はわだかまりもあったので、今も夢を見ているんじゃないかと思えてしまう。そう思って舌を軽く噛むと、確かな痛みが感じられた。
「そういえば、マスバーガーにいるとき……一緒にいた友達の言葉に乗せられて、昨日のダイちゃんとのこと話しちゃった。私のベッドで寝たこととか、お風呂に入ったこととか、キスしたこととか。……ごめん」
「気にしないでいいよ。基本的に……友達とか親しい人なら、サクラが俺について色々と話してもいいよ」
「そう言ってくれると……安心する。ありがとう」
サクラはほっと胸を撫で下ろしている。
「実は俺も……ベッドで寝たとか、お風呂に入ったっていう杏奈と羽柴の推理に顔色で反応しちゃって。だから、2人には俺達が何をしたのかは知られてる。こちらこそごめん」
「ううん、いいんだよ。まあ、親しい人だったら、私とどんなことをしたのか大まかには話していいかな。一緒にお風呂に入ったとか、ベッドで寝たとか……キスしたとかそのくらいなら。だけど、その……私の胸がCカップだとか、私の胸に顔を埋めた感触がどうだったとか、そういう感じの話は誰にもしないでほしいな!」
「わ、分かった。そこは気をつけるよ」
さすがに、サクラの体のことについては誰にも言わない。一紗とか和奏姉さんとかが訊いてきそうだけど、気をつけなければ。
気づけば、家の近くにある四鷹こもれび公園の近くに辿り着いていた。この公園は結構広く、日中はここで遊んだり、ゆっくりと過ごしたりする人を見る。ただ、暗くなった今は全然人がおらず、静かで寂しさを感じさせる。
公園の中に入り、街灯に照らされたベンチの近くまで歩いたとき、
「ねえ、ダイちゃん」
俺の名前を呼ぶと、サクラは急に立ち止まり、俺のことをじっと見つめてくる。何か言いたいことがあるのかな。
「水曜日って確かバイトはないよね?」
「うん、ないよ」
「だよね。私の記憶は正しかったか。私も水曜日は部活がないから、放課後にデートしない? といっても、今のところはオリオとか四鷹駅の周りにあるお店に行きたいなって思っているんだけど。……どうかな?」
上目遣いで俺を見てくるサクラが可愛らしい。
いったい、何を言われるのかと思ったら、デートのお誘いか。3年前にサクラと距離ができてしまうまでは、サクラの部活がない日は学校帰りにオリオや駅周辺のお店に行くことは何度もあった。
あと、放課後にデートなんて、まさに学生カップルらしいことじゃないか。今のサクラの提案への答えはもちろん、
「いいよ。サクラとの放課後デート楽しみだな」
受け入れるに決まっている。むしろ、バイトとか、外せない用事がない日の放課後は必ずデートしたいくらいだ。
サクラはとても嬉しそうな笑みを浮かべる。
「私も楽しみだよ! あと、放課後デートもいい響きだね。また耳が心地良くなった」
「それは良かった」
「ふふっ、幸せな気分です。じゃあ……約束のキスをしてもいいかな?」
「もちろんさ」
誰かに見られるかもしれないけど、初めてのキスはこの公園だったし、今日は教室でクラスメイトのいる前で何度もキスしたんだ。ここでキスしよう。
「ありがとう。……まあ、そんなの関係なくダイちゃんとキスしたいって思っていたんだ。お店でダイちゃんから頭撫で撫でのサービスをされたとき、キュンってなったから」
「そうだったんだ」
今の言葉に俺はキュンとなったのですが。本当に俺の恋人は可愛い女の子だと思う。
俺はサクラの両肩を掴み、そっとサクラに唇を重ねる。キスしたいというサクラの言葉もあるので長めに。サクラの唇って本当に柔らかいなぁ。あと、マスバーガーではアイスコーヒーを飲んでいたからか、サクラからコーヒーの匂いがほのかに香った。コーヒー好きだから、幸せな気持ちがより膨らんでいく。もちろん、ドキドキもしてくる。
しばらくして俺から唇を離すと、目の前にはうっとりとしたサクラの顔が。灯りは近くにある街灯しかないけど、サクラの頬がかなり赤くなっているのが分かった。
「暗い屋外でするキスって結構ドキドキするんだね。気持ち良かった」
「俺も良かった」
「そう言ってくれて嬉しい。……帰ろっか」
「ああ」
俺は再びサクラと手を繋いで、自宅に向かって歩き出すのであった。
特に何か問題が起こることはなく、今日のバイトが終わった。サクラがずっと店内にいてくれたおかげで、いつもよりも時間が経つのが早く感じられたほどだ。午後6時過ぎには、一紗が文芸部の友達と一緒に来てくれたし。
学校の制服に着替えるため、俺は男性用の更衣室に行く。
着替える前にスマホを確認すると、数分ほど前にLIMEでサクラから、
『バイトお疲れ様。従業員用の入口前で待ってるね』
というメッセージが届いていた。そのことにほっこりとして、待ってくれる人がいることの幸せを感じる。
俺は『了解!』という文字付きの敬礼する白猫のスタンプを送り、学校の制服に着替える。これから家に帰るけど、杏奈もいるのでちゃんと着よう。バイトだけでなく、学校でも先輩だから。
学校の制服に着替え終わった俺は更衣室を出て、出口前のところで杏奈のことを待つ。
その間に、いくつかのスマホゲームにログインし、ログインボーナスを回収する。プレイしない日もあるけど、毎日ログインはするようにしている。ゲームによっては、何日か連続でログインすることでもらえるボーナスもあるし。
「お待たせしました」
スタッフルームから、四鷹高校の制服姿の杏奈がやってきた。
「待ちましたか?」
「ううん、そんなことないよ。それに、ゲームのログインボーナスを回収してたらあっという間だった」
「ふふっ、そうですか。先輩らしいですね。文香先輩も待っていますし、帰りましょうか」
「そうだな」
杏奈と俺はスタッフルームにいる店長達に一言挨拶して、従業員用の出入口から外へ出た。
そこには、スクールバッグを肩にかけ、スマホを見ているサクラが。扉の開く音や俺達の足音に気づいたのか、すぐにこちらを向いた。俺と目が合うとニッコリと笑みを浮かべ、小さく手を振る。
「お疲れ様、ダイちゃん、杏奈ちゃん」
「ありがとう、サクラ。待っててくれてありがとな」
「ありがとうございます、文香先輩」
「いえいえ。バイトを頑張った2人に、ささやかだけどご褒美をあげるね」
サクラはスマホをバッグにしまって、俺達の目の前までやってくる。そして、右手で俺、左手で杏奈の頭を撫でてくれる。撫で方が優しいのでとても気持ちいいし、バイトの疲れも取れていく。
「あぁ……とてもいいご褒美です! 気持ちよくて疲れが取れますね!」
「俺も同じことを思ったよ」
「良かった。……あと、ここに来たときに頭を撫でてくれてありがとね、ダイちゃん。杏奈ちゃんも臨機応変に対応してくれて。実はあの子達とここに来るまでの間に、『恋人の速水君がシフトに入っているなら、頭を撫でてもらったどうかな? 他のファストフード店ではスマイル0円だし!』って言われてさ……」
照れくさそうに言うサクラ。やっぱり、頭撫で撫ではサクラ自身が考えたんじゃなくて、友達から提案されたことだったのか。
「なるほどね。店長が許可してくれたし、俺もサクラの頭を撫でられて良かったよ」
「撫でられている文香先輩はもちろんですが、ちょっと恥ずかしそうに『頭撫で撫でしてください』って言う姿も可愛かったです!」
「他の店員さんやお客さんがいたから本当に恥ずかしかったよ。2人や友達もいたから何とか言えたの」
近くにある街灯の灯りもあって、サクラの顔が赤くなっていくのが分かる。あのときのことを思い出しているのだろうか。
「そうだったんですね。可愛い文香先輩も見られましたし、一紗先輩も来てくれましたので今日もいいバイトになりました。もちろん、大輝先輩が教えてくれたからですよ!」
「お気遣いどうも。今日もいい接客をしてたよ、杏奈」
「えへへっ」
指導係の俺に褒められたからか、杏奈は嬉しそうにしている。
サクラに頭を撫でてほしいと言われたときの対応は……まあ、サクラもお礼を言っていることだしいいか。むしろ、ああいう柔軟さは見習った方がいいかもしれない。
その後、四鷹駅の南口で杏奈と別れて、俺はサクラと2人きりで帰路につく。
4月も下旬に突入したけど、日が暮れると肌寒くなるなぁ。繋いでいるサクラの手から伝わってくる温もりが心地良く感じられる。
「こうして、ダイちゃんと一緒に家に帰るのはいいね」
「俺もだよ。帰る家が同じなのがまたいいよな」
「そうだね。恋人になったから、同居じゃなくて同棲になるんだよね」
「そうだな。サクラと同棲……いい響きだ」
「いい響きだね。耳が心地良くなったよ」
そう言って、サクラは「あははっ」と楽しそうに笑う。それにつられて俺も声に出して笑った。
恋人となったサクラと手を繋ぎながら、同じ自宅に向かって歩いている。幸せな状況過ぎるし、一時はわだかまりもあったので、今も夢を見ているんじゃないかと思えてしまう。そう思って舌を軽く噛むと、確かな痛みが感じられた。
「そういえば、マスバーガーにいるとき……一緒にいた友達の言葉に乗せられて、昨日のダイちゃんとのこと話しちゃった。私のベッドで寝たこととか、お風呂に入ったこととか、キスしたこととか。……ごめん」
「気にしないでいいよ。基本的に……友達とか親しい人なら、サクラが俺について色々と話してもいいよ」
「そう言ってくれると……安心する。ありがとう」
サクラはほっと胸を撫で下ろしている。
「実は俺も……ベッドで寝たとか、お風呂に入ったっていう杏奈と羽柴の推理に顔色で反応しちゃって。だから、2人には俺達が何をしたのかは知られてる。こちらこそごめん」
「ううん、いいんだよ。まあ、親しい人だったら、私とどんなことをしたのか大まかには話していいかな。一緒にお風呂に入ったとか、ベッドで寝たとか……キスしたとかそのくらいなら。だけど、その……私の胸がCカップだとか、私の胸に顔を埋めた感触がどうだったとか、そういう感じの話は誰にもしないでほしいな!」
「わ、分かった。そこは気をつけるよ」
さすがに、サクラの体のことについては誰にも言わない。一紗とか和奏姉さんとかが訊いてきそうだけど、気をつけなければ。
気づけば、家の近くにある四鷹こもれび公園の近くに辿り着いていた。この公園は結構広く、日中はここで遊んだり、ゆっくりと過ごしたりする人を見る。ただ、暗くなった今は全然人がおらず、静かで寂しさを感じさせる。
公園の中に入り、街灯に照らされたベンチの近くまで歩いたとき、
「ねえ、ダイちゃん」
俺の名前を呼ぶと、サクラは急に立ち止まり、俺のことをじっと見つめてくる。何か言いたいことがあるのかな。
「水曜日って確かバイトはないよね?」
「うん、ないよ」
「だよね。私の記憶は正しかったか。私も水曜日は部活がないから、放課後にデートしない? といっても、今のところはオリオとか四鷹駅の周りにあるお店に行きたいなって思っているんだけど。……どうかな?」
上目遣いで俺を見てくるサクラが可愛らしい。
いったい、何を言われるのかと思ったら、デートのお誘いか。3年前にサクラと距離ができてしまうまでは、サクラの部活がない日は学校帰りにオリオや駅周辺のお店に行くことは何度もあった。
あと、放課後にデートなんて、まさに学生カップルらしいことじゃないか。今のサクラの提案への答えはもちろん、
「いいよ。サクラとの放課後デート楽しみだな」
受け入れるに決まっている。むしろ、バイトとか、外せない用事がない日の放課後は必ずデートしたいくらいだ。
サクラはとても嬉しそうな笑みを浮かべる。
「私も楽しみだよ! あと、放課後デートもいい響きだね。また耳が心地良くなった」
「それは良かった」
「ふふっ、幸せな気分です。じゃあ……約束のキスをしてもいいかな?」
「もちろんさ」
誰かに見られるかもしれないけど、初めてのキスはこの公園だったし、今日は教室でクラスメイトのいる前で何度もキスしたんだ。ここでキスしよう。
「ありがとう。……まあ、そんなの関係なくダイちゃんとキスしたいって思っていたんだ。お店でダイちゃんから頭撫で撫でのサービスをされたとき、キュンってなったから」
「そうだったんだ」
今の言葉に俺はキュンとなったのですが。本当に俺の恋人は可愛い女の子だと思う。
俺はサクラの両肩を掴み、そっとサクラに唇を重ねる。キスしたいというサクラの言葉もあるので長めに。サクラの唇って本当に柔らかいなぁ。あと、マスバーガーではアイスコーヒーを飲んでいたからか、サクラからコーヒーの匂いがほのかに香った。コーヒー好きだから、幸せな気持ちがより膨らんでいく。もちろん、ドキドキもしてくる。
しばらくして俺から唇を離すと、目の前にはうっとりとしたサクラの顔が。灯りは近くにある街灯しかないけど、サクラの頬がかなり赤くなっているのが分かった。
「暗い屋外でするキスって結構ドキドキするんだね。気持ち良かった」
「俺も良かった」
「そう言ってくれて嬉しい。……帰ろっか」
「ああ」
俺は再びサクラと手を繋いで、自宅に向かって歩き出すのであった。
1
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
管理人さんといっしょ。
桜庭かなめ
恋愛
桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。
しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。
風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、
「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」
高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。
ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!
※特別編11が完結しました!(2025.6.20)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる