24 / 279
本編
第23話『スイーツ部へようこそ』
しおりを挟む
放課後。
俺がスイーツ部に見学するのもあり、終礼が終わるとすぐに高嶺さんと伊集院さんが俺のところへやってきた。
「悠真君。さっそく部活に行こうか」
「うん。ちなみに、スイーツ部の活動場所ってどこなんだ?」
「特別棟の3階にある家庭科室なのです」
そりゃそうか。スイーツを作るんだから。まだ家庭科の授業は教室でしかやったことがないけど、いつかは家庭科室で調理実習をするのだろう。
「隣のクラスの胡桃ちゃんも一緒に行くからね。胡桃ちゃんには昼休みが終わる直前に伝えたんだ」
「……そうか。分かった」
俺達は1年2組の教室を後にする。その直前に教卓の近くにいた福王寺先生の方を見ると、先生は口角を少し上げて頷いた。心の中ではウキウキしていそうだ。
華頂さんのいる1年3組のクラスの教室から、スクールバッグを持った生徒が何人か出てきている。きっと、3組の方も終礼が終わったのだろう。
高嶺さんと伊集院さんが教室の中を覗き、俺は少し離れたところで待つ。するとすぐに、
「みんな、お待たせ」
スクールバッグを持った華頂さんが教室から出てきた。これからスイーツ部の活動があるからか、華頂さんはとても楽しそうな笑顔になっていて。また、俺と目が合うと、微笑みながら小さく手を振った。
「きょ、今日は低田君も一緒なんだよね。スイーツ部に興味があるのかな?」
「昼休みに高嶺さんと伊集院さんに誘われてさ。見学してみてもいいかなって思ったんだ」
「そうなんだ。それに、低田君は甘い物が好き……そうだよね」
「あ、ああ。甘いものは好きな方だよ」
「や、やっぱり」
華頂さんは頬をほんのりと赤くしながら、どこかぎこちない笑みを浮かべた。俺がスイーツ好きなのが意外に思ったのだろうか。
俺達は4人で特別棟にある家庭科室へ向かう。場所が分からないので、俺は3人についていく形に。
「そういえば、スイーツ部は毎週月曜日に活動するのか? ここの卒業生の姉が、文化系の部活は週1か週2の部活が多いから、入部を考えていたのを思い出して」
「普段は毎週火曜日に活動するの。ただ、明日から試験1週間前になって、試験が終わるまで部活動が原則禁止になるから、今週の活動は月曜日の今日になったんだよ」
今日やらなければ、今週と来週の部活動が無しになるのか。ただ、そんな時期にも日にちをずらして活動できるのは、週に1度だけ活動する部活のいいところかもしれない。
第2教室棟から特別棟に入る。放課後になったばかりだからか、教室棟に比べると生徒が少ないな。
スイーツ部の活動場所である家庭科室に。卒業した中学校の家庭科室に比べると結構立派だと思う。
あと、高嶺さんから聞いてはいたけど、家庭科室の中には本当に女子生徒しかいない。男子の姿がないと、学校じゃない場所に来ている感覚になるなぁ。
男子が来たからか、女子生徒達も物珍しい様子でこちらを見てくる。
「ほとんどの部員が低田君を見ていますね」
「悠真君は初めて来るからね。女子だけの部活だから尚更。でも、私達と一緒にいれば大丈夫だと思うよ」
「ああ。端で見学するか、高嶺さん達と一緒にスイーツ作りをするよ」
スイーツ部のみなさんに迷惑をかけないように気を付けなければ。
その後、部長である3年生の女子生徒が俺に挨拶しに来た。福王寺先生から俺が見学すると聞いたとのこと。活動の様子を見たり、実際にスイーツを作ったりして楽しそうだと思ったら入部してほしいと笑顔で言われた。
それからも家庭科室に続々と生徒が入ってくるけど、見事に女子ばかり。本当にスイーツ部って女子しかいないんだな。
そして、俺達が家庭科室に来てからおよそ15分後。
「みなさん、お待たせ」
トートバッグを持ったスイーツ部顧問・福王寺先生が家庭科室に入ってくる。その瞬間、一部の部員から「きゃあっ」と黄色い声が上がる。先生、女子生徒からも人気があると小耳に挟んだことがあるけど、それは本当だったみたいだな。
顧問の福王寺先生が来たからか、20人ほどのスイーツ部の部員達は先生の近くに集まる。俺達も先生の側まで向かう。
部員達にたくさん囲まれる中、福王寺先生は俺をチラチラと見てくる。教室にいるときよりもソワソワしているな。
「……月曜日に変更になったにも関わらず、全員参加ね。よろしい。みなさん、こんにちは。今日の授業、お疲れ様です。先週の部活で話した通り、今日は白玉ぜんざいを作ります。完成したら、今年の新茶と一緒にいただきましょう。茶葉は私が土曜日に買ってきましたので」
そう言って、福王寺先生はトートバッグから新茶の茶葉の袋を取り出す。すると、部員達が「おおっ」と声を出している。土曜日に買ったってことは、ムーンバックスに来る前に買ったのかな。
「あと、今日は普段と違って男子生徒が1人いるけど、彼は私の受け持っているクラスの生徒のてい……低田悠真君よ。高嶺さんや伊集院さんの誘いで、今日は彼が見学することになりました。低田君、みんなが作っている様子を見学してもいいし、作ってみたいのであれば遠慮なく言いなさいね」
「分かりました。1年2組の低田悠真といいます。今日はよろしくお願いします」
俺が挨拶すると、多くの部員が「お願いしまーす」と返事してくれた。普通に返事してくれるだけでも感激してしまう。
あと、さっき……俺のことを低変人って言いかけたよな。福王寺先生、俺がここにいることにかなり興奮しているようだ。うっかり、俺を低変人と呼んでしまわないかどうか心配だ。
「では、みなさん。さっそく白玉ぜんざいを作り始めましょう」
『はーい!』
スイーツ部の部員達はいくつかの班に分かれて、白玉ぜんざい作りを始める。ちなみに、高嶺さんと伊集院さん、華頂さんは1年生同士の一緒の班だ。前列の窓側のテーブルにいる。とりあえず、彼女達の様子を見学するか。ただ、その前に、
『興奮しているかもしれませんが、俺が低変人だと言ってしまわないように気を付けてくださいね』
福王寺先生のスマホに注意のメッセージを送った。
すると、教卓の近くにいた福王寺先生はスマホを手に取る。俺が送ったメッセージを見てくれているかな。
――プルルッ。
スマホが鳴ったので確認すると、福王寺先生から返信が。
『安心してください! 興奮しすぎて鼻血出ちゃうかもしれないけど』
福王寺先生の方を見ると、先生はクールな表情のまま俺に向かって右手でサムズアップ。先生の言葉を一応信じるけど、気にかけておくか。
あと、福王寺先生が鼻血を出してしまって、白玉団子が赤玉団子や桃玉団子になってしまう班が出ないことを祈る。
俺がスイーツ部に見学するのもあり、終礼が終わるとすぐに高嶺さんと伊集院さんが俺のところへやってきた。
「悠真君。さっそく部活に行こうか」
「うん。ちなみに、スイーツ部の活動場所ってどこなんだ?」
「特別棟の3階にある家庭科室なのです」
そりゃそうか。スイーツを作るんだから。まだ家庭科の授業は教室でしかやったことがないけど、いつかは家庭科室で調理実習をするのだろう。
「隣のクラスの胡桃ちゃんも一緒に行くからね。胡桃ちゃんには昼休みが終わる直前に伝えたんだ」
「……そうか。分かった」
俺達は1年2組の教室を後にする。その直前に教卓の近くにいた福王寺先生の方を見ると、先生は口角を少し上げて頷いた。心の中ではウキウキしていそうだ。
華頂さんのいる1年3組のクラスの教室から、スクールバッグを持った生徒が何人か出てきている。きっと、3組の方も終礼が終わったのだろう。
高嶺さんと伊集院さんが教室の中を覗き、俺は少し離れたところで待つ。するとすぐに、
「みんな、お待たせ」
スクールバッグを持った華頂さんが教室から出てきた。これからスイーツ部の活動があるからか、華頂さんはとても楽しそうな笑顔になっていて。また、俺と目が合うと、微笑みながら小さく手を振った。
「きょ、今日は低田君も一緒なんだよね。スイーツ部に興味があるのかな?」
「昼休みに高嶺さんと伊集院さんに誘われてさ。見学してみてもいいかなって思ったんだ」
「そうなんだ。それに、低田君は甘い物が好き……そうだよね」
「あ、ああ。甘いものは好きな方だよ」
「や、やっぱり」
華頂さんは頬をほんのりと赤くしながら、どこかぎこちない笑みを浮かべた。俺がスイーツ好きなのが意外に思ったのだろうか。
俺達は4人で特別棟にある家庭科室へ向かう。場所が分からないので、俺は3人についていく形に。
「そういえば、スイーツ部は毎週月曜日に活動するのか? ここの卒業生の姉が、文化系の部活は週1か週2の部活が多いから、入部を考えていたのを思い出して」
「普段は毎週火曜日に活動するの。ただ、明日から試験1週間前になって、試験が終わるまで部活動が原則禁止になるから、今週の活動は月曜日の今日になったんだよ」
今日やらなければ、今週と来週の部活動が無しになるのか。ただ、そんな時期にも日にちをずらして活動できるのは、週に1度だけ活動する部活のいいところかもしれない。
第2教室棟から特別棟に入る。放課後になったばかりだからか、教室棟に比べると生徒が少ないな。
スイーツ部の活動場所である家庭科室に。卒業した中学校の家庭科室に比べると結構立派だと思う。
あと、高嶺さんから聞いてはいたけど、家庭科室の中には本当に女子生徒しかいない。男子の姿がないと、学校じゃない場所に来ている感覚になるなぁ。
男子が来たからか、女子生徒達も物珍しい様子でこちらを見てくる。
「ほとんどの部員が低田君を見ていますね」
「悠真君は初めて来るからね。女子だけの部活だから尚更。でも、私達と一緒にいれば大丈夫だと思うよ」
「ああ。端で見学するか、高嶺さん達と一緒にスイーツ作りをするよ」
スイーツ部のみなさんに迷惑をかけないように気を付けなければ。
その後、部長である3年生の女子生徒が俺に挨拶しに来た。福王寺先生から俺が見学すると聞いたとのこと。活動の様子を見たり、実際にスイーツを作ったりして楽しそうだと思ったら入部してほしいと笑顔で言われた。
それからも家庭科室に続々と生徒が入ってくるけど、見事に女子ばかり。本当にスイーツ部って女子しかいないんだな。
そして、俺達が家庭科室に来てからおよそ15分後。
「みなさん、お待たせ」
トートバッグを持ったスイーツ部顧問・福王寺先生が家庭科室に入ってくる。その瞬間、一部の部員から「きゃあっ」と黄色い声が上がる。先生、女子生徒からも人気があると小耳に挟んだことがあるけど、それは本当だったみたいだな。
顧問の福王寺先生が来たからか、20人ほどのスイーツ部の部員達は先生の近くに集まる。俺達も先生の側まで向かう。
部員達にたくさん囲まれる中、福王寺先生は俺をチラチラと見てくる。教室にいるときよりもソワソワしているな。
「……月曜日に変更になったにも関わらず、全員参加ね。よろしい。みなさん、こんにちは。今日の授業、お疲れ様です。先週の部活で話した通り、今日は白玉ぜんざいを作ります。完成したら、今年の新茶と一緒にいただきましょう。茶葉は私が土曜日に買ってきましたので」
そう言って、福王寺先生はトートバッグから新茶の茶葉の袋を取り出す。すると、部員達が「おおっ」と声を出している。土曜日に買ったってことは、ムーンバックスに来る前に買ったのかな。
「あと、今日は普段と違って男子生徒が1人いるけど、彼は私の受け持っているクラスの生徒のてい……低田悠真君よ。高嶺さんや伊集院さんの誘いで、今日は彼が見学することになりました。低田君、みんなが作っている様子を見学してもいいし、作ってみたいのであれば遠慮なく言いなさいね」
「分かりました。1年2組の低田悠真といいます。今日はよろしくお願いします」
俺が挨拶すると、多くの部員が「お願いしまーす」と返事してくれた。普通に返事してくれるだけでも感激してしまう。
あと、さっき……俺のことを低変人って言いかけたよな。福王寺先生、俺がここにいることにかなり興奮しているようだ。うっかり、俺を低変人と呼んでしまわないかどうか心配だ。
「では、みなさん。さっそく白玉ぜんざいを作り始めましょう」
『はーい!』
スイーツ部の部員達はいくつかの班に分かれて、白玉ぜんざい作りを始める。ちなみに、高嶺さんと伊集院さん、華頂さんは1年生同士の一緒の班だ。前列の窓側のテーブルにいる。とりあえず、彼女達の様子を見学するか。ただ、その前に、
『興奮しているかもしれませんが、俺が低変人だと言ってしまわないように気を付けてくださいね』
福王寺先生のスマホに注意のメッセージを送った。
すると、教卓の近くにいた福王寺先生はスマホを手に取る。俺が送ったメッセージを見てくれているかな。
――プルルッ。
スマホが鳴ったので確認すると、福王寺先生から返信が。
『安心してください! 興奮しすぎて鼻血出ちゃうかもしれないけど』
福王寺先生の方を見ると、先生はクールな表情のまま俺に向かって右手でサムズアップ。先生の言葉を一応信じるけど、気にかけておくか。
あと、福王寺先生が鼻血を出してしまって、白玉団子が赤玉団子や桃玉団子になってしまう班が出ないことを祈る。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
疎遠だった叔父の遺産が500億円分のビットコインだった件。使い道がないので、隣の部屋の塩対応な美少女に赤スパ投げまくってる件
月下花音
恋愛
貧乏大学生の成瀬翔は、疎遠だった叔父から500億円相当のビットコインが入ったUSBメモリを相続する。使い道に困った彼が目をつけたのは、ボロアパートの薄い壁の向こうから聞こえる「声」だった。隣人は、大学で「氷の令嬢」と呼ばれる塩対応な美少女・如月玲奈。しかしその正体は、同接15人の極貧底辺VTuber「ルナ・ナイトメア」だったのだ!
『今月ももやし生活だよぉ……ひもじい……』
壁越しに聞こえる悲痛な叫び。翔は決意する。この500億で、彼女を最強の配信者に育て上げようと。謎の大富豪アカウント『Apollo(アポロ)』として、5万円の赤スパを投げ、高級機材を即配し、彼女の生活を神の視点で「最適化」していく。しかし彼はまだ知らなかった。「金で買えるのは生活水準だけで、孤独は埋められない」ということに。500億を持った「見えない神様」が、神の座を捨てて、地上の女の子の手を握るまでの救済ラブコメディ。
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
恋人、はじめました。
桜庭かなめ
恋愛
紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。
明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。
ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。
「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」
「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」
明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!
※夏休み小話編2が完結しました!(2025.10.16)
※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想などお待ちしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる