高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ

文字の大きさ
244 / 279
2学期編3

第10話『メイド&執事喫茶-1日目・前編-』

しおりを挟む
「おかえりなさいませ、お嬢様方。何名様でのご利用でしょうか」

「では、美味しくなるおまじないをかけさせていただきますね! 美味しくな~れ、美味しくな~れ、萌え萌えきゅん!」

「ご注文をお伺いするのです、ご主人様」

 文化祭が始まってすぐ。
 我ら1年2組のメイド&執事喫茶はさっそく、たくさんのお客様が来店され、賑わっている。王道の出し物だし、メイドや執事に惹かれた人が多いのかも。あとは、メイド服や執事服を着て開会式に参加した接客係の生徒の姿を見て、喫茶店に行こうと決めた人もいるかもしれない。
 始まってから間もないので今は生徒が多いけど、一般の方達もいる。
 男女の比率は男性がやや多めといった感じだ。女子はみんなメイド服が似合っているし、特に結衣は美人で可愛くてスタイル抜群、伊集院さんは物凄く可愛いからな。それに、

「他のメイドや執事の子達よりもちょっと大人な私が、おまじないをかけさせていただきますね。美味しくな~れ、美味しくな~れ、萌え萌えきゅん!」

 接客には福王寺先生も参加しているし。先生のメイド服姿は大人な雰囲気が醸し出されているし、メイドらしく接客をするのもノリノリで。先生目当てで喫茶店に来る人も増えてきそう。

「では、アイスティーといちごクレープが美味しくなるおまじないをかけさせてもらいます」
「うんっ、お願いします! 大賀君!」
「美味しくなーれ」
「きゃあっ!」

 シフトに入っている橋本は、恋人の相原あいはらさんから注文を受けたアイスティーといちごクレープに、美味しくなるおまじないをかけていた。
 相原さんはとても嬉しそうで。そんな相原さんの反応を受けてか、橋本も嬉しそうにしている。微笑ましい光景だ。
 今のところ、女子も男子も福王寺先生も笑顔で接客できている。特に大きなミスもないし。バックヤードで調理する調理係も特に問題はなさそうだ。
 メイド服姿や執事服姿が似合っているのもあってか、接客係の生徒達を見ているお客様は多い。見ているだけならまだいいけど、触ったり、ナンパをしたり、写真を撮ろうとしたりとかしてきたらちゃんと対処しないとな。
 それにしても、高校の文化祭とはいえ、結衣や伊集院さんや福王寺先生と一緒に接客の仕事をするときが来るとは。何だか感慨深い気持ちになる。

「ゆう君、結衣ちゃん、姫奈ちゃん、来たよ。あっ、杏樹先生もメイドさんになってる」
「みんなよく似合ってるよね、華頂ちゃん。来たよ~」

 胡桃と中野先輩が来店してくれた。親しい人が来てくれると嬉しい気持ちになる。
 胡桃も中野先輩もクラスTシャツだ。先輩のクラスTシャツはオレンジで、前面には焼きそばのイラストが描かれている。背中側には胡桃のクラスTシャツのように生徒と先生の名前が描かれている。
 親しい人が来たのもあり、俺と結衣と伊集院さんと福王寺先生は2人のところに向かう。4人で視線を合わせた後、

『おかえりなさいませ、お嬢様方』

 と声を揃えて言った。お客様が来店されたときの決まり文句なので、視線を合わせただけで声を揃えて言うことができたな。
 俺達の出迎えもあってか、胡桃と中野先輩は嬉しそうだ。

「おぉ、お嬢様になった気分だ。夏休みにメイドカフェに行ったことを思い出すね」
「ですね!」
「懐かしいですね。……2名様でのご利用でしょうか」
「はいっ、ゆう君」

 胡桃は俺を見つめながら返事をしてくれる。ニコッとした笑顔で可愛い。

「2名様ですね。かしこまりました。テーブル席とカウンター席が空いておりますが、どちらの席がよろしいでしょうか」
「どうします? 千佳先輩」
「テーブル席がいいんじゃない? 向かい合えるし」
「そうですね。では、テーブル席をお願いします」
「テーブル席ですね。かしこまりました」

 俺達は胡桃と中野先輩をテーブル席へと案内した。

「こちらが当店のメニューになります」

 と言い、俺がテーブルにメニュー表を置いた。

「前に送ってもらった写真で、執事服姿やメイド服姿のみんなを見たことあるけど、実際に見るとよりいいね」
「いいですよね。ゆう君はかっこいいですし、結衣ちゃんと姫奈ちゃんと杏樹先生は可愛いですよね」
「そうだね」
「胡桃お嬢様と千佳お嬢様に褒めてもらえて嬉しい限りです。ありがとうございます」
「ふふっ、悠真君、執事さんになりきってるね。ありがとうございます、胡桃お嬢様、千佳お嬢様!」
「ありがとうございます、胡桃お嬢様、千佳お嬢様!」
「2人から褒めてもらえて先生は嬉しいよ。胡桃お嬢様、千佳お嬢様、ありがとうございます」

 結衣達はニコニコ顔でお礼を言った。
 その後、俺が注文を承り、胡桃はアイスティーといちごクレープ、中野先輩はアイスコーヒーとチョコバナナクレープを注文した。2人ともガムシロップを1つずついるとのこと。
 まだ序盤だけど、飲み物はコーヒーや紅茶、食べ物はクレープが人気だなぁ。そう思いながら、バックヤードに入り、調理係の生徒達に注文を伝えた。
 直後に結衣がバックヤードに入り、カウンター席のお客様から入った注文を伝えた。

「友達や先輩が来てくれると嬉しいね」
「そうだな」
「今日はお母さんとお父さん、悠真君のお母様とお父様、お姉様と彩乃さん、朋実ちゃん、姫奈ちゃんの御両親が来るし。楽しみだよ!」
「そうだな。……妹の柚月ちゃんは?」
「柚月は明日来る予定だよ。今日は部活があるから。明日を楽しみに今日の部活を頑張るって言ってた」
「そっか」

 快活な性格の柚月ちゃんらしいな。中学の友達と一緒に来ると言っていたし、明日の楽しみができたな。

「9番テーブル、アイスティーといちごクレープ、アイスコーヒーとチョコバナナクレープ、ガムシロップ2つ用意できたよ」

 9番テーブル……胡桃と中野先輩のいるテーブルか。

「ありがとう。持っていきます。……胡桃と中野先輩のテーブルだ。一緒に行くか?」
「もちろん! おまじないをかけるよ」
「分かった」

 俺は胡桃と中野先輩が注文したものが乗ったトレーを持ち、結衣と一緒に喫茶スペースへと出る。胡桃と中野先輩が待つ9番テーブルに行く。

「お待たせしました。アイスティーといちごクレープ、アイスコーヒーとチョコバナナクレープでございます。あと、ガムシロップ2つご用意しました」
「ありがとう」
「ありがとね」

 胡桃の前にアイスティーといちごクレープ、中野先輩の前にはアイスコーヒーとチョコバナナクレープをそれぞれ置いた。また、それぞれの前にはガムシロップとストローも。あと、伝票立てに伝票を立てた。
 胡桃も美味しそうと呟き、スマホで写真を撮る。

「では、私達が心を込めて美味しくなるおまじないをかけさせてもらいます」
「おっ、執事の悠真もかけてくれるんだ」
「左様でございます。執事とメイドではおまじないのかけ方が違うので、まずは私が」

 そう言い、俺は右手の人差し指でテーブルを指さす。人差し指をクルクルと回しながら、

「美味しくなーれ」

 と執事バージョンのおまじないをかけた。

「シンプルだけどいいね、ゆう君!」
「優しく言うところがいいね」

 胡桃は嬉しそうに、中野先輩は微笑みながらそう言ってくれた。親しい友人や先輩相手にかけるのは初めてで緊張したけど、好評で良かった。

「ありがとうございます」
「では、次に私達メイドから」

 結衣が「私達」と言うので結衣の方を見ると、結衣の横に伊集院さんと福王寺先生が立っていた。さっきの俺達の会話を聞いて、おまじないをかけるためにここに来たのだろう。
 結衣が小声で「せーの」と言うと、3人はニッコリとした笑顔になって両手でハートマークを作り、

『美味しくな~れ、美味しくな~れ、萌え萌えきゅん!』

 可愛らしい声でメイドバージョンのおまじないを言った。3人それぞれで言うのも可愛いけど、3人で一緒に言うともっと可愛くなるな。

「3人とも凄く可愛いですっ!」
「可愛いよね! あと、4人のおまじないのおかげで、コーヒーとクレープがもっと美味しく見えてきたよ」
「ふふっ、あたしもです。では、いただきましょうか」
「そうだね。じゃあ、いただきます」
「いただきます」

 胡桃はいちごクレープ、中野先輩はチョコバナナクレープを一口食べる。

「うんっ、いちごクレープ凄く美味しい!」
「チョコバナナも美味しいよ!」

 胡桃と中野先輩は幸せそうな様子でそう言った。バイトのときと同じで、お客様が飲み物や食べ物を美味しいと言ってくれると嬉しい気持ちになる。

「お嬢様方にそう言ってもらえて嬉しいです!」

 結衣がニコッとした笑顔でそう言った。俺、伊集院さん、福王寺先生は結衣の今の言葉に頷く。

「ゆう君達におまじないをかけてもらったからですね」
「そうだね」
「良かったです。では、ごゆっくり」

 俺がそう言うと、俺達は胡桃と中野先輩に軽くお辞儀をして、2人のいるテーブルから離れた。
 それからも執事として接客の仕事をしていく。
 お客様の中に親しい友人や先輩がいるのっていいな。気持ちが軽くなるし、楽しそうにしている胡桃と中野先輩を見ていると癒やされるから。そう思いながら仕事をしていると、

「ユウちゃん、来たよ!」
「来たよ。わぁっ、いい雰囲気の喫茶店だね」

 芹花姉さんと月読さんがやってきた。俺と目が合うと、姉さんと月読さんはニコッと笑ってこちらに手を振ってくる。姉さんはちょっと興奮気味だ。
 俺は芹花姉さんと月読さんのところに行く。

「おかえりなさいませ、芹花お姉様、彩乃お嬢様」
「帰ってきたよ! 生で見る執事服のユウちゃん最高だよ! かっこいいよ!」
「かっこいいよね。執事服よく似合ってるよ、悠真君」
「ありがとうございます」

 お礼を言って、芹花姉さんと月読さんに向けて軽く頭を下げる。その立ち振る舞いが良かったのか、姉さんは「きゃっ」と黄色い声を漏らしていて。姉さん……恍惚とした様子で俺のことを見ているなぁ。

「おかえりなさいませ、お嬢様方!」
「帰ってきてくれてとても嬉しいのです! お嬢様方!」
「お嬢様方、おかえりなさいませ」

 結衣と伊集院さんと福王寺先生もこちらにやってきた。可愛いメイドさんが3人も来たのもあってか、芹花姉さんと月読さんはニッコリ。

「結衣ちゃんも姫奈ちゃんも杏樹先生も可愛いですね!」
「みんな可愛いよね、芹花ちゃん!」

 芹花姉さんと月読さんはメイド服姿の3人を大絶賛。それが嬉しかったようで、

『ありがとうございます、お嬢様方!』

 と、3人は声を揃えてお礼を言った。この3人、結構息ピッタリだな。

「ねえねえ、ユウちゃん」
「何でしょうか?」
「お姉様って呼んでもらえるのももちろん嬉しいんだけど、一度……お嬢様って呼んでみてくれないかな? 執事さんだから、彩乃ちゃんみたいにお嬢様とも呼ばれてみたくて」

 芹花姉さんは俺を見つめながらそんなお願いをしてくる。
 芹花姉さんは姉なので「お姉様」と呼んだけど、俺が執事として接客しているから月読さんのように「お嬢様」と呼ばれてみたいのだろう。

「かしこまりました。……芹花お嬢様」

 芹花姉さんの目を見つめながら、俺はお嬢様呼びした。芹花姉さんは「あうっ」と可愛らしい声を漏らし、凄く嬉しそうな表情になる。

「ありがとう、ユウちゃん! 凄く嬉しいよ! 執事服姿で『お嬢様』って言ってくれるから、キュンってなっちゃった」
「ふふっ、芹花ちゃん可愛い。良かったね、芹花ちゃん」
「うんっ!」

 月読さんに向けて物凄く嬉しそうに返事をする芹花姉さん。接客する人間として、姉さんの唯一人の弟としても嬉しいよ。

「喜んでいただけて何よりです」
「ありがとう! 文化祭の思い出ができたよ。一番の思い出になるかも」

 一番になるかもしれないとは。相当嬉しかったのが窺える。
 その後、俺が芹花姉さんと月読さんをテーブル席に案内する。まだ店内には胡桃と中野先輩がいるので、芹花姉さんと月読さんは軽く挨拶していた。
 芹花姉さんと月読さんが席に座って、メニュー表を渡した。

「色々あるね、彩乃ちゃん」
「ドリンクもスイーツも豊富だね」

 芹花姉さんと月読さんはちょっとワクワクとした様子でメニュー表を見ている。
 その後、俺が注文を受けることになり、芹花姉さんはホットコーヒーといちごクレープ、月読さんはホットティーとチョコバナナクレープ、あとは2人ともプレーンクッキーを注文した。また、ガムシロップやミルクはいらないとのこと。
 芹花姉さんと月読さんのテーブルのオーダーをバックヤードにいる調理係のメンバーに伝えた。
 再び喫茶スペースに出ると、結衣がレジで胡桃と伊集院さんが会計作業をしているのが見える。そのため、俺はレジへ行く。

「……あっ、ゆう君。とても楽しい時間だったよ」
「いい時間だったよ。この後、クラスの屋台のシフトに入るけど頑張れそう」
「あたしもお化け屋敷頑張れそうです」
「それは良かったです。お昼にシフトが終わるので、その後に伺いますね」
「うん、待ってるよ」
「うちの焼きそば美味しいよ。お昼にちょうどいいよ。来てね~」

 胡桃と中野先輩は快活な笑顔でそう言ってくれる。2人のおかげで、今日のシフトをより頑張れそうだ。

「あと、明日は両親が来るから、3人で一緒に行くね」
「あたしの方も明日に両親とお姉ちゃんが来るから4人で行くよ」
「分かりました」
「お待ちしていますね!」

 中野先輩と胡桃は明日も来てくれるのか。それぞれのご家族と会えるのが楽しみだ。
 俺達が話していると、伊集院さんと福王寺先生がやってきた。なので、4人で胡桃と中野先輩を見送ることに。俺が合図をして、

『いってらっしゃいませ、お嬢様方』

 と声を揃えて見送りの言葉を言った。そのことに、胡桃と中野先輩は満足そうな様子になり、教室を後にしていった。
 見送ってすぐ、調理係の女子生徒から芹花姉さんと月読さんのいるテーブルのメニューが用意できたと言われた。そのため、俺が芹花姉さんと月読さんのところへと運んでいく。
 メニューをテーブルに置いたところで、

「では、私達が心を込めて美味しくなるおまじないをかけさせてもらいます。執事とメイドではおまじないが違うので、まずは私から。……美味しくなーれ」
『美味しくな~れ、美味しくな~れ、萌え萌えきゅん!』

 胡桃と中野先輩のときのように、俺達4人でおまじないをかけた。
 芹花姉さんと月読さんはとても喜んでいた。特に、俺がおまじないをかけたときの芹花姉さんは。
 芹花姉さんと月読さんは自分の注文したクレープを一口食べる。

「美味しい!」
「美味しいね、芹花ちゃん!」

 芹花姉さんと月読さんは笑顔になってそう言った。提供したメニューで笑顔になってくれると本当に嬉しいよ。
 結衣や伊集院さんや福王寺先生が接客する姿を見て力をもらったり、芹花姉さんと月読さんがドリンクやスイーツを楽しむ姿に癒やされたりしながら、俺は執事として接客係の仕事に励むのであった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ

桜庭かなめ
恋愛
 高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。  あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。  3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。  出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2026.1.21)  ※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

疎遠だった叔父の遺産が500億円分のビットコインだった件。使い道がないので、隣の部屋の塩対応な美少女に赤スパ投げまくってる件

月下花音
恋愛
貧乏大学生の成瀬翔は、疎遠だった叔父から500億円相当のビットコインが入ったUSBメモリを相続する。使い道に困った彼が目をつけたのは、ボロアパートの薄い壁の向こうから聞こえる「声」だった。隣人は、大学で「氷の令嬢」と呼ばれる塩対応な美少女・如月玲奈。しかしその正体は、同接15人の極貧底辺VTuber「ルナ・ナイトメア」だったのだ! 『今月ももやし生活だよぉ……ひもじい……』 壁越しに聞こえる悲痛な叫び。翔は決意する。この500億で、彼女を最強の配信者に育て上げようと。謎の大富豪アカウント『Apollo(アポロ)』として、5万円の赤スパを投げ、高級機材を即配し、彼女の生活を神の視点で「最適化」していく。しかし彼はまだ知らなかった。「金で買えるのは生活水準だけで、孤独は埋められない」ということに。500億を持った「見えない神様」が、神の座を捨てて、地上の女の子の手を握るまでの救済ラブコメディ。

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

恋人、はじめました。

桜庭かなめ
恋愛
 紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。  明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。  ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。 「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」 「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」  明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。  一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!  ※夏休み小話編2が完結しました!(2025.10.16)  ※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想などお待ちしています。

処理中です...