桜庭かなめ

文字の大きさ
43 / 118
本編

第42話『ゴン-後編-』

しおりを挟む
 沙奈会長と副会長さんが昼休みにほとんど仕事を終わらせたこともあって、放課後はすぐに生徒会の活動を終えた。
 ゴンに連絡をして、昼に話した通り月野駅の改札前で会うことにした。
 2人に迷惑をかけないためにも、校門前で待ち構えているマスコミ対策として、僕らは時間差で学校を出ることに。
 沙奈会長にカラオケボックスの場所を教えてもらい、僕はゴンを迎えに月野駅へ。沙奈会長と副会長さんはカラオケボックスに直接向かってもらう。
 僕が先に出て、穏便にマスコミを追い払い月野駅に向かう。
 すると、改札前にラフな恰好をした大柄な男が。ゴンだ。恐い雰囲気を出しているわけではないけど、体がとても大きいのでかなり目立っている。月野学園の生徒も何人か改札を通っていったけれど、そのほとんどがゴンの方に顔を向けていた。

「ゴン、ひさしぶりだな」
「おっ、ゼロじゃねえか!」

 ゴンは嬉しそうな様子で僕に手を振ってくる。相変わらず大きな声だ。そのせいで周りの人がビックリしているよ。
 体はがっちりとしていて、短髪。声も結構低くて味わい深いので、今年で20歳になる男とは思えないな。いい意味で年配者のような風格がある。

「いや、お前はゼロなのか? 髪が金色になってるけどよ」

 やっぱり、そこをまず言うか。目をパッチリとさせて僕のことをじっと見てくる。

「高校進学するときに髪は染めたけど、声は変わってないだろ。昼の電話では普通に話していたじゃないか」
「そうだったな。金髪でもゼロはイケメンだな、まったく。俺もゼロみたいな顔に生まれたかったぜ」
「そう言ってくれて嬉しいな」

 ゴンが金髪になるのが想像できないな。ただ、金髪にしたら今よりもさらに目立つのは確実だろう。

「思いの外、健康診断が早く終わったから、一度家に帰ってから月野駅に来たんだ。意外と俺の家の最寄り駅から月野駅まで近いんだな。電車1本で30分もかからなかった」
「そんなところに住んでるんだ。ちなみに、最寄り駅ってどこなの?」
「四鷹駅だよ」
「そうなんだ。僕、例の幼なじみのお見舞いに行っているんだけど、それが四鷹駅の近くにある病院でさ」
「国立東京中央病院か。俺も何回かケガや風邪で行ったことあるよ。独身向けの社宅が四鷹駅から歩いて10分くらいのところにあってさ。ワンルームなんだけど」
「へえ……」

 ゴンの体の大きさだとワンルームはかなり狭そうだ。
 四鷹駅が最寄り駅だと、これまで琴葉のお見舞いに行ったとき、四鷹駅の近くで会っていたかもしれないのか。

「そういや……ゼロ、お前1人で来たのか? 生徒会の女の子達も来るって言っていたけれど。仕事が終わっていないとか?」
「ううん、彼女達にはカラオケボックスに直接行ってもらってるよ。ほら、僕……マスコミに追われている立場だし。僕が先に学校を出たんだけれど、マスコミ記者が僕のことを待ち構えていてさ」

 今も遠くの方から僕の方を見てくる大人がいるし。髪が金色の月野学園の生徒は僕くらいしかいないから、探すのは容易いのだろう。ゴンなら体がデカくて迫力もあるので、何か会っても一発で追い払えるだろう。

「なるほど。お前も刑期を終えて、高校生活を穏やかに楽しく過ごす権利があるのにな。前科者ってだけで、どうしてここまでマスコミに追われなきゃいけないんだろうな。そんなに、前科者の今を世間に知らしめたいのかね」
「過去に罪を犯しているのに、普通に過ごしていることを悪く捉えているらしい。少なくとも、昨日……僕に取材をしようとしてきた週刊文秋はそんなスタンスで僕に話をしてきた。ゴンの方は大丈夫か?」
「就職してすぐに職場の人間にはちゃんと伝えたよ。最初は俺を変な目で見てくる奴もいたけど、一緒に仕事をしたり、飯を食ったりするうちに普通に話せるようになった。今年20歳になるから、誕生日を迎えたら呑もうぜって言ってくれる先輩もいるよ」
「お前らしいな。安心した」

 大らかな性格で、誰とでも気さくに話せるゴンだからこそできたことだろう。
 僕もゴンのようにクラスメイトと話して友達もできていたら、あそこまで強い疎外感を感じることもなかったのかな。

「ゼロと話したいことはたくさんあるけど、それはカラオケボックスに行ってからゆっくりと話そう。ゼロの連れてきた女の子を待たせちゃいけねえ」
「ああ、そうだな。場所は教えてもらったから、僕についてきて」
「おう」

 僕はゴンと一緒に沙奈会長と副会長さんが待っているカラオケボックスへと向かう。歩いて3分くらいの近さだ。
 カラオケボックスのエントランスに、沙奈会長と副会長さんの姿が。さすがにここまで来るとマスコミ関係者らしき人間はいない。

「沙奈会長、副会長さん。お待たせしました」
「うん。こちらの男性が刑務所で過ごしていたときに出会った?」
「初めまして、自分、大山太志といいます。今年で20歳になるッス。建築関係の仕事をしていて、今年の夏に20歳になるッス。ゼロ……逢坂とは刑務所で服役中に出会ったッス。こいつと、今付き合っている恋人のおかげで今の俺があるッス!」

 感極まったのか、ゴンは僕の背中を思い切り叩く。物凄く痛い。

「な、なるほどね。初めまして、私は月野学園高校の2年の生徒会長、如月沙奈です」
「3年の副会長、笛吹樹里です。初めまして」
「如月姐さんと笛吹姐さんッスね、覚えたッスよ。ゼロがお世話になってます。ゼロも俺にタメ口で話しているんで、姐さん達も気軽にタメ口で話してくださいッス!」

 沙奈会長や副会長さんのことを「姐さん」ねぇ。僕の高校の先輩だから、そういう風に呼ぶことにしたのかな。それとも、単なるクセなのか。

「分かったわ、大山さん。あと、気になったんだけれど、どうして玲人君を『ゼロ』って呼んでいるのかな?」
「玲人っていう名前からッスよ。数字の0はレイとも言うッスから。それに、こいつはイケメンで謎めいたところもありそうだから似合うかなと思ったッス」
「確かに、玲人君はミステリアスなところがあるよね」
「出会って間もない頃は特にそうだったよね」

 あまり周りの生徒とは関わりを持たないようにしていたし、特に2年前の事件については意図的に隠していたからな。沙奈会長や副会長さんが、僕のことをミステリアスだと思っているのは自然なのかなと思う。

「そういえば、お昼の電話でも逢坂君は大山君のことを『ゴン』って呼んでいたけれど、それってどうしてなの?」
「彼は体がデカいですし、かなりの大食いですからね。お二人が知っているかは分かりませんが、昔遊んだゲームに出てくる『メガゴン』というモンスターに雰囲気がよく似ていて。出会って間もない頃からそう呼んでいました」
「ああ、メガゴンね。素早くないけど攻撃力の高いモンスターだよね。私もそのゲーム遊んだことあるよ。懐かしいなぁ」
「私はアニメで見たかな、メガゴンは。玲人君がゴンって呼びたくなるのは納得かも」

 沙奈会長はアニメが好きだって前に言っていたな。2人にゴンのルーツを理解してもらえてちょっと嬉しい。

「俺のことをゴンって呼ぶヤツは初めてだったッスよ。さっ、ここに居続けるのはあれッスから、受付済ませてしまいましょう。もちろん、俺の奢りッスから!」
「ありがとう、ゴン」
「ありがとね、大山さん」
「ありがとう、大山君」
「……たまに、俺の昼飯代を奢ってくれる職場の先輩の気持ちが、ちょっと分かった気がするッス」

 でも、ゴンの場合は大食いなのでご飯代はかなり高そうだ。
 受付を済ませて僕達はカラオケボックスに。4人ということもあってか結構広い部屋だ。これまでマスコミに追いかけられたり、クラスメイトに冷たい視線を浴びせられたりしたので、ここにいると何だか安心する。

「今年度になって来たのは初めてだなぁ。そういえば、ドリンクが飲み放題なんだよね。私、取りに行ってくるけど」
「私も一緒に行くよ、沙奈ちゃん。逢坂君と大山君は何が飲みたい?」
「僕はアイスコーヒーで」
「コーラをお願いするッス」
「うん、分かった。じゃあ、沙奈ちゃん。行ってこようか」
「そうですね」

 沙奈会長と副会長さんはバッグをソファーの上に置いて、ドリンクを取りに部屋を出ていった。副会長さんが一緒だから変なことはしないと思うけれど、彼女も茶目っ気のある人なのでちょっと不安。

「可愛い先輩達と一緒に生徒会の仕事をやっているんだな」
「まあ……ね。3人で生徒会をやってるよ。僕は庶務係という名の雑用係かな。今は2人から、生徒会の仕事について色々なことを教わってる」
「学校でも職場でも、最初は先輩から仕事を教えてもらって、それを覚えることからだよな。俺、体力はあるけれど学力はあんまりねぇから、仕事を覚えるまで苦労したなぁ。上司や先輩に何度も同じことを訊いちまって、叱られることも何度もあった」
「それでも、分からないことはちゃんと分かるまで質問した方がいいよな」
「そういうこった。何でも訊けるのが新人の特権だ! でも、ちゃんと覚えるように頑張れ! って先輩に言われたぜ」

 社会人って凄い存在に思えるけれど、分からないことだらけでスタートする人だっているんだよな。むしろ、それが普通というか。ゴンも分からないことは質問して、教えてもらって、それを覚えて……きっと、その繰り返しで仕事をしているのだろう。

「そうだ、ゼロに訊きたいことがあるんだけどいいか?」
「うん、いいけど。どんなこと?」
「ゼロには付き合っている人はいるのか?」
「……いないよ」
「ほぉ……」

 ゴンはドヤ顔を見せてくる。恋人がいるかどうかで、人として上か下かどうかは決まらないと思うけれど。

「意外だな。ゼロならモテそうなのに。それに、如月姐さんはゼロのことが好きそうに見えるが」
「会長は僕のことが大好きだって公言しているよ。悪い人じゃないってことは分かっているんだけれど、時々、彼女の想いがとても重く感じるときがあって……」

 ミッションを達成するためという理由があっても、頭を抱えたくなるような会長の行動や言動はこれまでにいくつもあった。

「想いだけに重いのか」
「……笑わせるつもりで言ったわけじゃないぞ」

 本当のことを言っただけなのに、どうして虚しい気持ちになるんだろうか。そんな僕とは対照的にゴンはさらにドヤ顔になるし。あのときみたいに叱りたくなってきた。

「じゃあ、如月姐さんと笛吹姐さんならどっちが好みなんだ?」

 そういえば、そういう話はゴンに全くしたことがなかったな。きっと、僕しかいないからゴンもそんな質問をしてきたのだと思う。

「僕には姉がいるし、2人ともいいと思うけれど……どっちが好み、か」

 生徒会の仕事も優しく、分かりやすく教えてくれるし……年上だからか包容力みたいなのも感じる。それに、2人とも可愛らしいし。

「それでも、どっちかって言われたら……沙奈会長の方が好みかな。一緒に過ごした時間も長いし」
「わ、私の方が好みってどういうことかな?」

 気付けば、部屋の扉が開いており、沙奈会長が顔を赤らめながら僕のことを見つめていたのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。

東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」 ──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。 購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。 それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、 いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!? 否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。 気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。 ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ! 最後は笑って、ちょっと泣ける。 #誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

処理中です...