laugh~笑っていて欲しいんだ、ずっと~

seaco

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「それは、俺が決めんだよ」

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予想以上のハイクオリティ加減に、どうしたもんか内心困ってる。


慶が、浴衣を着てる訳だけど……

ただそれだけの事なんだけど……

完全に乾き切って無い柔らかい焦げ茶の髪とか、浴衣の合わせの所からほんの少しだけ見える鎖骨周辺の肌とか、緩い袖口から出てる女の人みたいにキレイな手とか、細い体の線が分かる立ち姿とか、全部がもう俺的にパーフェクトで、自分で着せておきながら慶の浴衣姿がこんなに破壊力のあるもんなのかって、ほんとクラクラして来る…。

「ねぇねぇ侑利くん、明日帰る前にここでお土産買おうね」

フロントの奥の方に土産店があって、何となくそこを見てる。
慶はきっと、奏太を始め天馬や巴流や大和たちに何か買って帰ろうとしてるんだろう。

「そうだな。けっこう色んなもんあるしな」

嬉しそうに「うん」と頷く慶をうっかり見てしまい、その浴衣姿にまた軽い目眩を覚えた。

「お前さぁ、」
「ん~?」
「可愛すぎ」
「え?」

行き成りの俺の発言に、慶は目をパチッと見開いてる。

「やっぱあんまりウロウロしてらんねぇわ」

慶の腕を掴んで歩き出すと、ちょっと困ったようについて来てた慶が「どしたの?」と聞いて来る。


「あんまり他の奴にお前の事見せたくねぇ」


素直な気持ちを言ったまでだ。
俺はほんとに、頭から足の先までお前に支配されてるからさ。

エレベーターを待っている間も、早く慶を抱きしめてキスがしたくて仕方無かった。
慶は隣で呑気にこの後ご飯がいつ来るか、とか考えてるみたいだったけど。

チン、と音が鳴りエレベータが開く。
入れ替わりで乗り込むと、運良く俺ら以外は誰も乗って来ず。

3階と閉まるボタンを連打で押して、その時を待つ。

数秒後に扉が閉まったと同時。
慶をエレベーターの壁に押し付けて、唇を奪う。

「……っん、……ぅ、ん…」

噛み付くようなキスをお見舞いしてやったら、慶から少し熱を持った声が漏れる。
ゆっくりした速度のエレベーターが3階へ到着するまでの僅かな時間で、2人とも一気にスイッチが入る。

3階へ到着し扉が開くと、何人かがエレベーターを待ってた。

人目なんか全く気にならない。
旅の解放感かも知れないけど、俺は何の戸惑いもなく慶の手を握り歩く。

「侑利くん、…手…」

慶の方が戸惑ってる。

「離した方が良い?」

振り返って慶を見遣る。

「ううん……このままが良い」

とか、可愛い事言うもんだから、また俺は簡単に煽られんだ。







~~~~~~~~


「……んっ、…あっ、……っ、ダメ…んん………あぁ、…ん、」


慶の浴衣の帯を解いて合わせを広げ下着だけ脱がせ、露になった慶自身を俺が口で咥えてるとこ。

さっきから慶の体がビクビクと連続的に跳ねてて、俺の口の動きに合わせて厭らしく腰を揺らして来る。
いつの間にそんなエロくなったんだよ、マジで。

「あっ、…だめっ、…侑利くんっ……あっ、…んん、」

もう少しで慶が吐射してしまう寸前で、俺は愛撫を止める。

「や、…止め、ないで……もう、ダメ……」
「俺も、もうダメ」

そう言って、持って来てたゴムを装着。
慶には自分で自分自身を握らせる。

「やだ……侑利くん…」
「自分でやって見せて、俺もイクから慶も」

ふるふると首を振る。

俺はもう待てねぇよ。
自身の先端を慶の入口へとあてがう。

「行くぞ、慶。ほら、自分で」
「やだ……恥ずかしい…」

ゆっくりと慶の中に入って行く。

「あっ、…んん…あぁ、っん……侑利くん……あっ、…すご、く…いい」

エロい事言ってさ…。
恥ずかしいとか言ってたけど、俺が中に入ると慶は自然と自身を握ってる手を上下に動かしてる。

付き合い出してまだ3ヶ月くらいだけど……正直、その日数とこの行為の回数は比例しておらず、何度慶とこうして体を繋げたか分からないくらいだ。

まぁ、俺も慶も健康な男子だし……そりゃこういう本能的な部分は疲れてようが眠たかろうが全く別問題で……特に俺は、どうしてもこの慶に対する欲望に理性が勝てない。

仕事で遅く帰って来ても、慶に「おかえり、侑利くん」などと可愛い笑顔で迎えられたらもうダメだ。

俺はこんなに単純で性欲の強い男だったのか、と恥ずかしくなる事もあるけど……飽きもせず受け入れてくれる慶が好きでたまらなくて……結局今だってこうやって繋がってる。


「あっ、あっ、…や、…侑利くんっ…やだ…や、だ……い、…きそう…あぁ、…」


キレイな奴。

こんな顔……一生俺以外に見せて欲しくない。


「俺も、…っ、」


慶の腰が痙攣したように震えて、細い首が大きく仰け反り……イッたんだって分かる。
俺も、時間を空けず慶の中で全て出した。

慶の、整わない呼吸が静かな部屋に響く。

慶は終わった後いつも、暫く上手く呼吸が出来ない。
肩を大きく上下させて、必死で息をしてる感じ…。

それがいつも苦しそうで、無理させてしまったんじゃないかって心配になる。

「慶、大丈夫か?」
「………、…」

荒い呼吸の合間に、小さく「うん」と言う。

「慶、マジですげぇ好きだ」

まだぐったりしてる慶に向かって言う。
返事が無くたって構わない、言いたいから勝手に言ってるだけだ。


「愛してる」


予想外の言葉が慶から返って来て……俺は、ガバッと体を起こして慶を覗き込む。

「何今の」
「…え…、何?」

少しずつ落ち着いて来た慶の呼吸……

「もっかい言って」

今度は俺を見て。

「…愛してるよ、侑利くん。………って、恥ずかしいんですけど」

最後はいつもの慶らしく、ちょっとふざけた感じを足して来たけど…。

「俺も愛してる。お前しか見えてねぇ。もう……病気だわ」
「んふふ……薬無いよ」
「…うん、良い」

腕を伸ばして来た慶に抱きしめられる。

細い長い腕。
でも、こんなに強いんだな……俺だってお前に愛されてるって感じるよ。
愛されて、守られてるんだって。

俺の事だけを見てくれてんだって、ほんとに伝わる。

布団の横のカゴに纏められたタオルを取って、慶の体を拭いてやる。
相変わらず、その部分だけは自分で拭きたがるけど。

「ねぇねぇ、侑利くん」

拭き終わったのか、今度はご機嫌な顔で言う。

「そこのお風呂入ろうよ~」
「あぁ、そうだな」

暖かそうな湯気が上がってる。
やっぱり、露天風呂付きの部屋にして良かったかも。

「先に入るよ~」

ご機嫌なままで慶が立ち上がる。
浴衣はとっくにはだけてしまって、羽織ってるだけの状態……って、まぁ、そうしたのは俺だけど。

そのままガラス戸を開けてするりと浴衣を脱ぎ去ると、風呂の横にある椅子にそれを引っ掛けて湯加減を見てる。
温度はちょうど良かったらしく、ゆっくりと湯に浸かった。

「侑利くんも早くおいでよ、気持ち良いよ~」

風呂から手招きされる。
さっきの、浴衣を脱いだ瞬間の慶の裸体が完璧すぎたな、等と考えながら俺も湯に入る。



静かな、時間。

まだ、昼の3時くらいだろう。
でも、ここはすごく静かで、少し動いただけでも湯が揺れる音が響く。

何だか……この世に2人だけのような、そんな気さえして来るぐらい静かだ。


「…ん、」

隣の慶を引き寄せてキスをする。

「ふふ、」
「何だよ」
「何か…すっごいキスしてるな~と思って」
「良いじゃん、してぇんだし」
「侑利くん………かわいい」
「…は?」

慶がくるりと向きを変えて、俺の上に向かい合って座る形で乗り上げて来る。
湯の中だから、容易にその体勢に変えれた。

だけど変な話、この体勢……お互いのモノがあたってしまう形で。

「侑利くんが思ってるように……俺だって同じ事思ってる」

俺の肩口に腕を巻き付けて来る。

「じゃあ今は何思ってんの?」
「…キスがしたいなぁ、って思ってる」

俺の返事を待たずに、慶からキス。
キスの角度を変える度、触れ合ってしまうソコが気持ち良くて、慶がいちいちエロい声を出すもんだから………俺はまたそのまま攻めの体勢になる。






そのまま、風呂で2回目に及び……さすがに、俺も慶も疲れて……風呂から上がるとどちらともなく布団に寝転ぶ。

「ヤバい……寝そう……」
「…俺も…」

風呂を上がって2人とも適当に浴衣を着た。

「飯まで寝る?」
「…ん、寝る…」

飯は確か7時くらいだったな…と考えながら、少し前の時間にアラームをセットする。

「侑利くん……」

慶がモゾモゾと抱き着いて来る。
俺も眠くて、もうあんまり意識ねぇけど……俺に擦り寄って来る慶の事は、回らない思考でもしっかりと抱きしめるように出来てるみたいだ。


とにかく…寝よう…。
続けざまに2回やったら……さすがに疲れた。

起きたらまた……手を出してしまうと思うけど…。






~~~~~~~~


アラームではなく、眉間を突かれる感覚で目が覚めた。

「…………ぅ…」

寝起きは……悪くはないが、良くもない。
慶の方がサクッと起きる。

俺は割と、覚醒するまでに時間がかかる方だ。
機嫌が悪いとかでは無いけど、少しボーッとしてから起きるタイプ。

「6時20分だよ」

眉間を突いてた指を止めて、今は俺の前髪を弄ってる。

「……ん…」

一応返事した。

「起きて直ぐだとご飯食べられないかと思って。侑利くん、めっちゃ寝てたから起こすの可哀そうかな~と思ったんだけど……でも、起こした、へへ」

機嫌良いな、このやろー。

「…ぁー」

一応返事。
まだ覚醒しない。

「……慶は…?」
「ん?」
「…寝た?」
「寝たよ~。2時間くらい寝てたよっ。勿体無い~~っ、せっかく旅行来てるのに~っ」

体をグラグラ揺すられる。

「…お前も…寝るの…賛成したじゃん」
「だって疲れたし」
「…んあー」
「…お風呂でするとは思ってなかったし」
「お前が…乗っかって来たんじゃん」
「………そうだけど」

何か、少し可笑しくなってフッと笑った。

「起きて起きて~、浴衣また着せてよぉ」

また体を揺らして来る。

浴衣な。
正直、浴衣にこんなに威力があるもんとは思って無かったわ。

浴衣着てる限り、俺の性欲は止まんねぇからな。
いや、待てよ…浴衣じゃ無くても性欲みなぎってるか……。

やっと覚醒した頭で改めて慶を見ると、相変わらず浴衣を羽織った状態で俺の前をウロウロするから、もう1回襲ってやろうかって内心思うけど……さすがにそれやったら殴られるだろうな。

浴衣をきちんと着せてやり、自分も同じように着る。
部屋に食事運んで来てくれた時、2人とも浴衣はだけてたら気まずさしかねぇしな…。






~~~~~~~~


「わぁ~~~~すごぉ~~~~~い」

出た出た。
慶の「すご~い」攻撃。

晩ご飯は懐石。
かなり豪華。

慶でなくとも「すご~い」を連発したくなる。

「あ、奏太さんだ」

携帯で料理を撮ろうとしてた慶が言う。

「あー、LINE?」
「うん」

慶がチェックして、俺にも画面を見せて来た。

『慶ちゃん、久我さんとの旅行楽しんでる~?温泉なんて良いなぁ~。話聞きたいし、今度ランチ行こ~、彼氏抜きで』

「ランチだって~」
嬉しそうに言う。

最後の「彼氏抜きで」のとこが腑に落ちないけどさ…。
どうせ2人で俺と天馬の事をあーだこーだと言うに違いない。

「奏太さんに、料理の画像送ろ~っと」

カメラを縦にしたり横にしたり…

「あ、でも…」
「ん?」
「…迷惑じゃないかな」

…まだそんな事言ってんの?
ほんと、そういうとこバカだよな、お前って。

「そんな事言ってたら、奏太に怒られんぞ。…友達なんだろ?奏太と」

少し…照れたような、困ったような顔で頷く。

「じゃあ、迷惑じゃないんじゃねぇ?」
「…うん」

フッと微笑んで改めて撮影に戻ると、自分的に上手に撮れたらしい画像を付けて返信した。

気にしなくて良いんだよ、そんなの。
お前にはまだ少し難しいかも知れねぇけどさ……。








「ふぅ~~、食べた~~~」

2人して、全部食べた。
慶は、細いのに食べるとなったら割と入る。

今までの慶の生活だとお目にかかる事のないような料理ばかりだっただろう。
これは何、だとか、この味は好き、だとか、これは高そう、だとか……ずっと喋ってる。

俺はそんなご機嫌な慶を見るのが好きで、よく喋んなぁと呆れもしたけど、それでも慶の言葉の全部を拾ってやった。

「美味しかった。侑利くん、ありがとう」と、また礼を言われる。
別に俺が料理した訳じゃないんだし、俺に礼を言ってくれなくて良いんだけど……慶の中では俺が連れて来た事でこの料理も食べれたしって繋がってるらしい。

こんなにちゃんと礼を言う奴は、俺は今まで会った事なくて……自分の恋人がそういう性格である事が、俺は少し自慢でもある。

俺は、恥ずかしくて言えない時もあるからさ。

「外は寒そうだね~、雨上がったかなぁ」

等と言いながら、露天風呂のガラス戸を開けその先の窓に近付く。
風呂からは空が見える感じだけど、窓の所まで行くと街並みも見渡せる。

「雨、上がってる」
「慶」

夜景を眺めてる慶の後ろから声をかけると、「ん?」と機嫌良さげな顔で俺を振り返る。

そこで、俺は慶に紙袋を差し出す。
今日、渡そうと思って持って来てた慶に買った誕生日プレゼントの袋。

「ん?何?」

もう既に、今日が自分の誕生日だって事忘れてるような感じ。

「プレゼント。誕生日の」
「…えっ、」

固まってる。

「それは…前に服買って貰ったよ?」

まだ言ってるし。
それはそれ、これはこれ、だ。

「まぁ、そうだけどさ、」
「だから要らないって言ったじゃん」
「服はさ、確かに誕生日プレゼントって言ったけど、あれはほんと早急に買わないといけない状況だったしさ」
「でも、」
「これは、また別」
「…そんな、……悪いよ…」

すげぇ困った顔してる。
真面目だからな、そういうとこ。

「良いんだよ」
「良くないよ、俺、貰いすぎだよ、こんなの…」
「俺が好きでやってる事だからさ」
「……でも、」
「ちゃんと、誕生日を祝う目的で渡したかったんだ、お前の…恋人として」
「…………」


黙った…。


「だから、気にせず受け取ってくれたら良い」

固まってしまってる慶の手に強引に袋を持たせた。


「…………もう……侑利くんのバカ」
「何だよ」
「受け取っちゃったじゃん」

何か可笑しくてちょっと笑った。

「開けてみ」
「………うん、」

慶が袋から小さな箱を取り出し蓋を開ける。

「………あ、……」

呟いて、嬉しそうに、でもちょっと困り顔で俺を見る。

「…ネックレス……すごい…えへへ」

口癖出てるじゃん。
んで、えへへって……そういうの地味に可愛いから止めてくれ。

「え、…これ、ダイヤモンドって書いてるよっ」

一緒に入ってた小さな紙に書かれた説明書きを読んで、ちょっと驚いた口調で言う。

「あぁ、隅っこに小っちゃいのあんだろ?それ。石選べるって言うからダイヤにした。何か、慶っぽいなって思ったから」
「ダイヤが?」
「イメージな」
「………俺なんか、ダイヤじゃないよ…」

ちょっと泣きそうな声。
最後の方が震えてた。


「それは、俺が決めんだよ」


もう一度、小さく俺に「バカ」と言う。

「着けてやる」

慶の手からネックレスを取り後ろを向かせて、浴衣のキレイな首筋にチェーンをかけて留める。

「…似合うかな…」

そう言って、慶が俺の方に向き直す。
ちょうど浴衣の合わせの所からクロスのトップが見えてて……慶の少しの動きで、小さなダイヤがキラリと輝く。

「似合うよ、それにして良かった、」

言い終わる前に慶が抱き付いて来た。

「嬉しいっ、すごく……こんなの貰えると思って無かった……侑利くん…ありがとう」

細い体を抱きしめる。
そんな風に喜んで貰えるとさ、俺も単純に嬉しくなる訳だ。

「侑利くん……俺……すごく幸せだよ。侑利くんが居るだけで…今までの生活と全然違う……俺を見て欲しくて、笑って欲しくて、声が聞きたくて……それで、毎日、起きて待ってんだ」

何だよ、お前…。
そういうの反則だからな…。

感動するじゃねぇか。

身体を離して、今度は俺を見る。

「侑利くんが退いたら、俺も倒れちゃうよ………侑利くんが…俺の全部だから」

すんげぇ愛の言葉を貰った気がする。
俺はほんとに……慶に愛されている。

自分で言うけど……間違いない。


ごめん、慶……。
また……攻めさせて…。
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