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「……また……会いたいです………」
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*慶side*
………………緊張して……困ってる…。
アメリカに帰る侑利くんの両親を見送りに空港に来たんだけど………
「職場の若いスタッフに日本のお土産買うんだけど、若い子に何選んだら良いか分かんなくてさ、侑利、一緒に選んでくれないか?」…と、お父さんが言って、侑利くんとお土産見に行っちゃって……
今、お母さんと2人っきり……
………困った……どうしよう……
「はい、慶くん。ここのカフェオレ美味しいのよ」
と、言いながら、たまに目にする有名店のカフェオレを買って渡してくれた。
「あっ、す、すみませんっ、ありがとうございます」
急いで受け取った俺を見て、クスクスと笑う。
…………もう…焦ってんのバレてて恥ずかしいし…
とりあえず、一口飲んで気分を落ち着かせる努力をした。
お母さんも隣で一口飲んで「やっぱり美味しい」と嬉しそう…。
俺も何か言いたかったけど……感想が上手く出て来ない………もう、こんな性格嫌だよ…。
「急に帰って来たけど、今回はすごく意味があったなぁ~」
お母さんがしみじみと言う。
「慶くんみたいな子が、侑利と付き合ってるなんてほんとに予想外」
「………すみません…」
「え?あははっ、悪い意味じゃないのよ?」
可笑しそうに笑う。
「私たちもね、忙しくしてるからなかなか日本には帰って来れないけど、今まで何回か帰って来た時は、あの子いつも付き合ってる女の子が違っててね、……あ、こんな話嫌だよね」
「いえ……聞きたいです」
侑利くんの過去とか……ほとんど知らないし…。
「多分……親が言うのも変だけど、多分モテるんだと思うの」
多分じゃなくて……モテモテだよ……
「だからなのか、寄って来る女の子全員と付き合ってんの?って聞きたくなるくらい色んな子が周りに居てね、」
「……そんなに…?」
「気にしないでね、昔の事だから」
「…はい」
俺の様子にフフと笑って、また続ける。
「好きで付き合ってんの?って聞いた事あるの」
「………」
「そしたら、普通に好き、とか言ってね。普通に好き、って付き合わなくて良いレベルじゃない?」
「そう……ですね…」
何か……答え辛いけど…
「相手が自分の事好きで、自分も嫌いな感じじゃなければ多分付き合ってたんだと思うの」
それは、侑利くんも言ってた………離れてても親だから分かるんだな。
「モテるからって適当な事ばっかやってたら後で痛い目遭うわよ、って言った事もあるのよ」
「…そうなんですか?」
「私達が帰国した時にそう感じるくらいなんだから、多分だいぶ好きな事やってたと思うの、あの子」
……お母さん……鋭いよ……
「前回、帰った時はね、侑利にしては珍しくちゃんと付き合ってる感じの子が居たんだけど、結局その子とも別れちゃって……その後は、電話で連絡した時に聞いても何だかフラフラしてる感じだったの。離れててね、様子が見えないから…さすがにちょっと心配になったけど……」
……真面目に付き合ってた年上の彼女……
その人に振られて、適当に遊んでたって言ってた…
「…侑利の部屋で話した時にね、」
急に、ドキ、っとした。
俺が居ない間の事だ…。
「あなたの事を私達に話しながら、侑利、泣いたのよ」
「え、…」
予想外の言葉に心臓が一気に早くなる。
「あなたに、どうしても笑ってて欲しいんだって」
あ………また、泣いてしまう………
涙がもう…込み上げて来てる。
「それ見たら、私も主人もつられちゃってね、3人でしばらく泣いちゃったわ、あははっ」
少しお母さんの声も震えてた。
それでも、最後は笑って明るくしようとしてくれる。
だけど、俺はもうアウト。
一旦溢れ出した涙は、簡単には止まらない。
「侑利のそんな姿見たらね、あなたの事が本当に大事なんだって思ったし、きっとあなたが居るから今の侑利があるんだな、って思ったの。………だから、早く会って、話がしたかった。……………あのね、慶くん、」
「……はい」
上手く声が出ない。
「あなたは、ほんとに辛い思いをして生きて来たと思う。せっかく生まれたのに……一度くらい…親に愛されたかったわよね。……あなたが必要なら…親として…私達を頼って良いからね」
…………もう……涙腺が崩壊する音が聞こえた気がした。
涙って……どれだけあるんだろう………
それを見てお母さんは、バッグからハンカチを出して俺の手に置いてくれた。
「不細工になってるわよ」
……侑利くんの真似して言う…。
少し可笑しくて…泣きながら笑ったら……お母さんも笑ってくれた。
*侑利side*
「1人暮らし始める時にお前に言った言葉覚えてるか?」
土産を買って店を出てすぐ……父さんが言った。
「覚えてるよ。『お前の事は信用してるから何をしても良いけど、人を傷つける事だけはするな』だろ?」
はっきり覚えてる。
そして、忠実に守ってるつもり…。
「お、ほんとに覚えてるんだな」
可笑しそうにクク、と笑う。
「覚えとけって言ったじゃん」
「はは、そうだけどさ、」
「何だよ…」
「あの頃は侑利もまだ子供だったし、ちゃんと聞いてんのかどうなのか分からないとこもあっただろ?」
「…ひでぇ、ちゃんと聞いてるよ、俺は」
2人で少し笑う。
そう言えば……父さんとこういう風に話した事なんかほとんど無かったな…。
嫌いとか仲が悪いとかは一切無いけど……いつも間に母さんが居たから。
「侑利ももう24だもんなぁ…」
「何だよ、しみじみ」
「早いよな、ほんとに」
「…まぁ……そうだけど」
座るか?…と、通路のソファを指す。
内心、母さんと2人で慶がロボット化してんじゃねぇかって思ったけど……まぁ、母さんならきっと大丈夫だろう、って安心感があって、素直にソファに腰を降ろした。
「向こうの店で働いてるスタッフがさ、男同士で付き合ってる」
「あぁ、言ってたね…」
「知り合いの所にもそんなカップルが居て、そっちは女同士」
「そう…」
「その2人は再来月、結婚するんだって」
「…へぇ」
何か…ちょっと恥ずかしいような気がした。
父さんと、そんな話してるって事が…。
「好きになるのも、付き合うのも、結婚するのも、男も女も関係無いって向こうに行ってから改めて思ったよ。………侑利には侑利の人生があって良い。親の為に生きる事は無いし、親に気を遣う必要もない」
……何だよ……真面目じゃん……
「離れてるから、相談したい事や困った事があっても俺達に頼れなかった部分もあると思う。1人で、自分の考えで成長して来たとこも沢山あるだろうな」
……照れくさくなって、わざと見ないようにした。
「だけど、侑利が、好きな人の為に泣けるような大人になってくれた事を、嬉しく思うよ」
隣で聞こえた言葉に……単純に感動して何も言えなくなってしまった俺の頭を父さんがグラグラと揺らすように撫でた。
「幸せになるんだぞ」
……案外……涙って出るもんだな…
直ぐに服の袖で拭い取ったけど……父さんにはバレバレだし…。
「侑利、そんな泣く奴だった?」
いつもの呑気な口調で聞いて来る。
「慶くんのが移ったか?」
「…うるせぇ」
でも、それはある意味そうかもな…。
慶と出会ってからだ………時々、泣きそうになってしまう感情が俺の中にあるって気付いたのは。
「そろそろ戻ろうか、慶くんが緊張して倒れてるかも知れないからな」
あ……そうだ……
あいつ、母さんと2人っきりだったわ…
同じタイミングで立ち上がる。
「父さん、ありがとう」
歩き出す前に、そう言った。
照れくさくて、顔が熱いけど………そう言っておきたかった。
少し嬉しそうにフッと笑って、父さんは歩き出した。
慶たちのところに戻ったら……慶が母さんのハンカチを握りしめて泣いてた。
もう、理由は聞かなかったけど……きっと、今までに言われた事の無いような言葉を貰ったんだろう。
「今度は前もって知らせてから帰るわね」
搭乗する便の案内が入り、母さんが立ち上がりながら言う。
途端に慶が…少し、寂しそうな顔をしたのが分かった。
2人が改めて、俺達の前に立つ。
向かい合う形。
「慶くんは侑利の恋人だけど……何だろう……息子が一人増えたような気分だわ、あはは」
母さんがそう言って笑う。
「また、今度、2人でアメリカに来たら良い。色々案内するよ」
父さんらしい呑気な発言。
「色々、ありがとう」
もう一度、俺も礼を言う。
ほんとに、感謝してる。
後は隣で泣きそうになってる慶だけ。
何か言いたいのは分かってるから……背中をポンと叩いてやった。
「……また……会いたいです………」
それだけ言うのがやっと、って感じ。
単純に……自分の親に対してそういう風に思ってくれるお前が、俺は好きだよ。
「また、会おうね」
母さんがそう言って、慶を抱きしめた。
そしたらもう、慶はやっぱり涙腺崩壊で……
「もう、それあげるわ」
と言って、母さんにまたハンカチ渡されてるし…。
俺はそんな慶がどうしても愛おしくて、ほんとに…大事にしたいって感じるんだ。
2人が見えなくなるまで見送ってから、車に戻った。
慶は車に戻るまでずっと泣いてて……すれ違う人が皆そんな慶を見てた。
何なら、子供になんか指差されて「お兄ちゃん、泣いてたね」とか言われてんのに……本人は涙を止めるのに必死で全く気付いて無かったけどな…。
「止まんねぇ?」
「…う、……っ、…うん、」
「じゃあもう良いじゃん、止めなくて」
「…え、…」
無理に止めなくて良いよ。
もう2人きりなんだ、気が済むまで泣いたら良い。
………………緊張して……困ってる…。
アメリカに帰る侑利くんの両親を見送りに空港に来たんだけど………
「職場の若いスタッフに日本のお土産買うんだけど、若い子に何選んだら良いか分かんなくてさ、侑利、一緒に選んでくれないか?」…と、お父さんが言って、侑利くんとお土産見に行っちゃって……
今、お母さんと2人っきり……
………困った……どうしよう……
「はい、慶くん。ここのカフェオレ美味しいのよ」
と、言いながら、たまに目にする有名店のカフェオレを買って渡してくれた。
「あっ、す、すみませんっ、ありがとうございます」
急いで受け取った俺を見て、クスクスと笑う。
…………もう…焦ってんのバレてて恥ずかしいし…
とりあえず、一口飲んで気分を落ち着かせる努力をした。
お母さんも隣で一口飲んで「やっぱり美味しい」と嬉しそう…。
俺も何か言いたかったけど……感想が上手く出て来ない………もう、こんな性格嫌だよ…。
「急に帰って来たけど、今回はすごく意味があったなぁ~」
お母さんがしみじみと言う。
「慶くんみたいな子が、侑利と付き合ってるなんてほんとに予想外」
「………すみません…」
「え?あははっ、悪い意味じゃないのよ?」
可笑しそうに笑う。
「私たちもね、忙しくしてるからなかなか日本には帰って来れないけど、今まで何回か帰って来た時は、あの子いつも付き合ってる女の子が違っててね、……あ、こんな話嫌だよね」
「いえ……聞きたいです」
侑利くんの過去とか……ほとんど知らないし…。
「多分……親が言うのも変だけど、多分モテるんだと思うの」
多分じゃなくて……モテモテだよ……
「だからなのか、寄って来る女の子全員と付き合ってんの?って聞きたくなるくらい色んな子が周りに居てね、」
「……そんなに…?」
「気にしないでね、昔の事だから」
「…はい」
俺の様子にフフと笑って、また続ける。
「好きで付き合ってんの?って聞いた事あるの」
「………」
「そしたら、普通に好き、とか言ってね。普通に好き、って付き合わなくて良いレベルじゃない?」
「そう……ですね…」
何か……答え辛いけど…
「相手が自分の事好きで、自分も嫌いな感じじゃなければ多分付き合ってたんだと思うの」
それは、侑利くんも言ってた………離れてても親だから分かるんだな。
「モテるからって適当な事ばっかやってたら後で痛い目遭うわよ、って言った事もあるのよ」
「…そうなんですか?」
「私達が帰国した時にそう感じるくらいなんだから、多分だいぶ好きな事やってたと思うの、あの子」
……お母さん……鋭いよ……
「前回、帰った時はね、侑利にしては珍しくちゃんと付き合ってる感じの子が居たんだけど、結局その子とも別れちゃって……その後は、電話で連絡した時に聞いても何だかフラフラしてる感じだったの。離れててね、様子が見えないから…さすがにちょっと心配になったけど……」
……真面目に付き合ってた年上の彼女……
その人に振られて、適当に遊んでたって言ってた…
「…侑利の部屋で話した時にね、」
急に、ドキ、っとした。
俺が居ない間の事だ…。
「あなたの事を私達に話しながら、侑利、泣いたのよ」
「え、…」
予想外の言葉に心臓が一気に早くなる。
「あなたに、どうしても笑ってて欲しいんだって」
あ………また、泣いてしまう………
涙がもう…込み上げて来てる。
「それ見たら、私も主人もつられちゃってね、3人でしばらく泣いちゃったわ、あははっ」
少しお母さんの声も震えてた。
それでも、最後は笑って明るくしようとしてくれる。
だけど、俺はもうアウト。
一旦溢れ出した涙は、簡単には止まらない。
「侑利のそんな姿見たらね、あなたの事が本当に大事なんだって思ったし、きっとあなたが居るから今の侑利があるんだな、って思ったの。………だから、早く会って、話がしたかった。……………あのね、慶くん、」
「……はい」
上手く声が出ない。
「あなたは、ほんとに辛い思いをして生きて来たと思う。せっかく生まれたのに……一度くらい…親に愛されたかったわよね。……あなたが必要なら…親として…私達を頼って良いからね」
…………もう……涙腺が崩壊する音が聞こえた気がした。
涙って……どれだけあるんだろう………
それを見てお母さんは、バッグからハンカチを出して俺の手に置いてくれた。
「不細工になってるわよ」
……侑利くんの真似して言う…。
少し可笑しくて…泣きながら笑ったら……お母さんも笑ってくれた。
*侑利side*
「1人暮らし始める時にお前に言った言葉覚えてるか?」
土産を買って店を出てすぐ……父さんが言った。
「覚えてるよ。『お前の事は信用してるから何をしても良いけど、人を傷つける事だけはするな』だろ?」
はっきり覚えてる。
そして、忠実に守ってるつもり…。
「お、ほんとに覚えてるんだな」
可笑しそうにクク、と笑う。
「覚えとけって言ったじゃん」
「はは、そうだけどさ、」
「何だよ…」
「あの頃は侑利もまだ子供だったし、ちゃんと聞いてんのかどうなのか分からないとこもあっただろ?」
「…ひでぇ、ちゃんと聞いてるよ、俺は」
2人で少し笑う。
そう言えば……父さんとこういう風に話した事なんかほとんど無かったな…。
嫌いとか仲が悪いとかは一切無いけど……いつも間に母さんが居たから。
「侑利ももう24だもんなぁ…」
「何だよ、しみじみ」
「早いよな、ほんとに」
「…まぁ……そうだけど」
座るか?…と、通路のソファを指す。
内心、母さんと2人で慶がロボット化してんじゃねぇかって思ったけど……まぁ、母さんならきっと大丈夫だろう、って安心感があって、素直にソファに腰を降ろした。
「向こうの店で働いてるスタッフがさ、男同士で付き合ってる」
「あぁ、言ってたね…」
「知り合いの所にもそんなカップルが居て、そっちは女同士」
「そう…」
「その2人は再来月、結婚するんだって」
「…へぇ」
何か…ちょっと恥ずかしいような気がした。
父さんと、そんな話してるって事が…。
「好きになるのも、付き合うのも、結婚するのも、男も女も関係無いって向こうに行ってから改めて思ったよ。………侑利には侑利の人生があって良い。親の為に生きる事は無いし、親に気を遣う必要もない」
……何だよ……真面目じゃん……
「離れてるから、相談したい事や困った事があっても俺達に頼れなかった部分もあると思う。1人で、自分の考えで成長して来たとこも沢山あるだろうな」
……照れくさくなって、わざと見ないようにした。
「だけど、侑利が、好きな人の為に泣けるような大人になってくれた事を、嬉しく思うよ」
隣で聞こえた言葉に……単純に感動して何も言えなくなってしまった俺の頭を父さんがグラグラと揺らすように撫でた。
「幸せになるんだぞ」
……案外……涙って出るもんだな…
直ぐに服の袖で拭い取ったけど……父さんにはバレバレだし…。
「侑利、そんな泣く奴だった?」
いつもの呑気な口調で聞いて来る。
「慶くんのが移ったか?」
「…うるせぇ」
でも、それはある意味そうかもな…。
慶と出会ってからだ………時々、泣きそうになってしまう感情が俺の中にあるって気付いたのは。
「そろそろ戻ろうか、慶くんが緊張して倒れてるかも知れないからな」
あ……そうだ……
あいつ、母さんと2人っきりだったわ…
同じタイミングで立ち上がる。
「父さん、ありがとう」
歩き出す前に、そう言った。
照れくさくて、顔が熱いけど………そう言っておきたかった。
少し嬉しそうにフッと笑って、父さんは歩き出した。
慶たちのところに戻ったら……慶が母さんのハンカチを握りしめて泣いてた。
もう、理由は聞かなかったけど……きっと、今までに言われた事の無いような言葉を貰ったんだろう。
「今度は前もって知らせてから帰るわね」
搭乗する便の案内が入り、母さんが立ち上がりながら言う。
途端に慶が…少し、寂しそうな顔をしたのが分かった。
2人が改めて、俺達の前に立つ。
向かい合う形。
「慶くんは侑利の恋人だけど……何だろう……息子が一人増えたような気分だわ、あはは」
母さんがそう言って笑う。
「また、今度、2人でアメリカに来たら良い。色々案内するよ」
父さんらしい呑気な発言。
「色々、ありがとう」
もう一度、俺も礼を言う。
ほんとに、感謝してる。
後は隣で泣きそうになってる慶だけ。
何か言いたいのは分かってるから……背中をポンと叩いてやった。
「……また……会いたいです………」
それだけ言うのがやっと、って感じ。
単純に……自分の親に対してそういう風に思ってくれるお前が、俺は好きだよ。
「また、会おうね」
母さんがそう言って、慶を抱きしめた。
そしたらもう、慶はやっぱり涙腺崩壊で……
「もう、それあげるわ」
と言って、母さんにまたハンカチ渡されてるし…。
俺はそんな慶がどうしても愛おしくて、ほんとに…大事にしたいって感じるんだ。
2人が見えなくなるまで見送ってから、車に戻った。
慶は車に戻るまでずっと泣いてて……すれ違う人が皆そんな慶を見てた。
何なら、子供になんか指差されて「お兄ちゃん、泣いてたね」とか言われてんのに……本人は涙を止めるのに必死で全く気付いて無かったけどな…。
「止まんねぇ?」
「…う、……っ、…うん、」
「じゃあもう良いじゃん、止めなくて」
「…え、…」
無理に止めなくて良いよ。
もう2人きりなんだ、気が済むまで泣いたら良い。
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