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19章 ※
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志貴はまだ、さきほどの絶頂の余韻に囚われたままだというのに。
「あんたは花のような男だが、大輪の花に仕上げるのが俺の甲斐性ってところだ。明日の夢に見るくらい綺麗に咲いてくれ、志貴」
ここからが本番だと言わんばかりに、テオバルドが志貴の腰の下の枕を払いのける。固定していたものがなくなり、自在に翻弄できる形に膝裏を掴まれる。
長大な雄を入れられたまま体勢を変える動きすらも、今の志貴には肉筒を刺激する愛技となってしまう。尻の奥──男の精にまみれたところが、疼いてたまらない。
「……夢に見るのが、明日だけなら」
呼吸を乱しながら、志貴は答えた。
「明日の夢だけなら、君のための花になるよ」
「──明日、また明日、そしてまた明日」
今日を今生の別れにして志貴が断とうとする縁を、マクベスの台詞が結び直す。
ただ台詞を借りるだけではなく、テオバルドは、志貴の望んだ明日という刹那を、永遠に繋ぎ替えた。
「明日は死ぬまで訪れる。その幾千回の明日に、花のようなあんたを夢に見るさ」
「それは、──ひあぁぁッ!」
説き伏せようとする声が、悲鳴に呑み込まれる。白濁でたっぷり潤った肉筒の形が歪むほど、テオバルドが荒々しく奥を突き上げたのだ。
「あっ、あうっ、テオ……もっと、ゆっくり……あアッ!」
「あんた……本当に可愛く鳴くな……」
恍惚とした男の呟きに、鼓膜まで蕩けるようだ。
もう痛みも麻痺してしまい、恐れすらも欲望を高めるスパイスになる状態で、志貴は諾々と雄がもたらす悦楽の餌食になるしかない。
自らの花を咲かせる新たな土壌を掘り起こすように、力強く男の腰が躍動する。
ずるるぅ、と隘路を退き粘膜に追い縋らせ、先端だけを嵌め込んだ状態で、浅く出し入れを繰り返す。ぐぷん、ぐぷん、と淫らな音を立てながら蕾を苛められ、敏感な花襞を立て続けに中から跳ね上げられて、志貴がか細い声で鳴く。
その艶めいた囀りに満足した男は、逞しい欲望で一気に花筒を抉り込んだ。
「あああぁぁッ‼︎」
熟れた粘膜を奥まで擦り上げられ、尻から背筋を這い上がる快感の凄まじさに、志貴の口から嬌声が迸る。衝撃のあまり閉じられない唇から、とろりと唾液が伝う。
咲かせた花がこぼす蜜を、テオバルドが嬉々として舐め取った。
「こんなに甘い蜜の花を前に、よくもこれまで我慢できたもんだ……」
「……テオ、もう、何も、我慢するな……。好きにして、いい、テオ、……アッ、あひィィ!」
すべての枷も手綱も引き千切り、待ち望んだ獲物が手の中に落ちた歓喜に、獣が咆哮する。
愛しい飼い主の許しを得た犬は、命のやり取りを生業とする闘牛士の本性を剥き出しにして、獲物を貪り始めた。がつがつと引き締まった腰を振りたくり、自らを呑み込ませた花筒を抉り抜く。男に抱かれる肛悦を、初めての恋人の体に刻み込むように。
男の身で男に拓かれ蹂躙される背徳の悦楽に、志貴はあられもなく乱れ、喘いだ。果敢で容赦のない抽挿に責められ続ける花筒は、摩擦で炙られるようだ。
「あんたは花のような男だが、大輪の花に仕上げるのが俺の甲斐性ってところだ。明日の夢に見るくらい綺麗に咲いてくれ、志貴」
ここからが本番だと言わんばかりに、テオバルドが志貴の腰の下の枕を払いのける。固定していたものがなくなり、自在に翻弄できる形に膝裏を掴まれる。
長大な雄を入れられたまま体勢を変える動きすらも、今の志貴には肉筒を刺激する愛技となってしまう。尻の奥──男の精にまみれたところが、疼いてたまらない。
「……夢に見るのが、明日だけなら」
呼吸を乱しながら、志貴は答えた。
「明日の夢だけなら、君のための花になるよ」
「──明日、また明日、そしてまた明日」
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ただ台詞を借りるだけではなく、テオバルドは、志貴の望んだ明日という刹那を、永遠に繋ぎ替えた。
「明日は死ぬまで訪れる。その幾千回の明日に、花のようなあんたを夢に見るさ」
「それは、──ひあぁぁッ!」
説き伏せようとする声が、悲鳴に呑み込まれる。白濁でたっぷり潤った肉筒の形が歪むほど、テオバルドが荒々しく奥を突き上げたのだ。
「あっ、あうっ、テオ……もっと、ゆっくり……あアッ!」
「あんた……本当に可愛く鳴くな……」
恍惚とした男の呟きに、鼓膜まで蕩けるようだ。
もう痛みも麻痺してしまい、恐れすらも欲望を高めるスパイスになる状態で、志貴は諾々と雄がもたらす悦楽の餌食になるしかない。
自らの花を咲かせる新たな土壌を掘り起こすように、力強く男の腰が躍動する。
ずるるぅ、と隘路を退き粘膜に追い縋らせ、先端だけを嵌め込んだ状態で、浅く出し入れを繰り返す。ぐぷん、ぐぷん、と淫らな音を立てながら蕾を苛められ、敏感な花襞を立て続けに中から跳ね上げられて、志貴がか細い声で鳴く。
その艶めいた囀りに満足した男は、逞しい欲望で一気に花筒を抉り込んだ。
「あああぁぁッ‼︎」
熟れた粘膜を奥まで擦り上げられ、尻から背筋を這い上がる快感の凄まじさに、志貴の口から嬌声が迸る。衝撃のあまり閉じられない唇から、とろりと唾液が伝う。
咲かせた花がこぼす蜜を、テオバルドが嬉々として舐め取った。
「こんなに甘い蜜の花を前に、よくもこれまで我慢できたもんだ……」
「……テオ、もう、何も、我慢するな……。好きにして、いい、テオ、……アッ、あひィィ!」
すべての枷も手綱も引き千切り、待ち望んだ獲物が手の中に落ちた歓喜に、獣が咆哮する。
愛しい飼い主の許しを得た犬は、命のやり取りを生業とする闘牛士の本性を剥き出しにして、獲物を貪り始めた。がつがつと引き締まった腰を振りたくり、自らを呑み込ませた花筒を抉り抜く。男に抱かれる肛悦を、初めての恋人の体に刻み込むように。
男の身で男に拓かれ蹂躙される背徳の悦楽に、志貴はあられもなく乱れ、喘いだ。果敢で容赦のない抽挿に責められ続ける花筒は、摩擦で炙られるようだ。
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