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第74話★運動会
運動会
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「よーいっ」
“パーン”
借り物競走2年女子の部が始まった。
拾った紙に書いてある指示に従いゴールを目指す。
「めがね、めがね、あ、新井くん、めがね貸して」
「金子君、バスケ部だよね、一緒に!早く早く」
応援席から条件にあった物を借りる場合もあるが、条件にあった人が連れられて一緒にゴールに走っている場面も多い。
ゴールをした順番に紙に書いてあるお題を審査員役がマイクで読み上げ、合っているかを応援席に確認する。
それに対し、応援席は拍手やブーイングで応える。
「はい、1着。お題は、、、“イカしためがね”。うーん、めがねには違いないが」
「2着、えっと“バスケ部のエース”。金子、補欠じゃなかったっけ?」
「3着、“人気教師”。ここはコメント控えます」
「4着、、、」
応援席から拍手や笑い声が上がる。
第2レース、第3レースとそんな調子ですすみ、第4レースとなった。
このレースの注目は、2年生だか文化祭でミス磐学になった水島玲香だ。3年男子の間でも非公式ファンクラブが何団体もある。
水島玲香は封筒を拾い、中を見てからキョロキョロしていたが、俺と目が合い微笑みながら俺の前に駆け寄り
「武蔵先輩、一緒にお願いします」
と、手を差し出された。
「な、なんで武蔵なんだよ」
「きっと“画数の多い苗字のやつ”、とかだろ」
「いや、“スケベそうなやつ”、だろきっと」
周りから嫉妬混じりの野次が飛ぶ。
一番驚いたのは俺だ。1度も話したことがない。俺の名前を知っていたことから驚きだ。
が、俺は水島玲香の手を取り一緒に走った。
別のクラスの男子からも、別の学年の男子からも、前を駆け抜けるたびにブーイングが起きた。
結果は2着だ。横で水島玲香がハァハァと息を切らせながら、汗をキラキラさせ笑顔で俺の方に顔を向けた。
• • • 可愛い。
「1着、えー、“丸顔の男子生徒”。ははは、これは文句ない!」
「2着、“気になる男子生徒か教師”。え、ええっ、えーーっ」
応援席が騒然となった。
このお題は“教師も可”となっていて、一応逃げがある。父親くらいの先生、例えば教頭先生とかを選んで濁すこともできるのだ。
審査員役は
「あの、水島さん。間違えないですか?」
このお題の解答は選んだ本人しかわからない。
「はい、武蔵先輩に間違えないです」
水島玲香は笑顔で宣言した。
あまりに突然のことで理解が追いつかなかった。
しかし、応援席の異様な盛り上がり、と言うか怒号や泣き崩れる男子生徒達の姿を目の当たりにして、俺はようやく状況を理解した。
俺は磐学男子の頂点に立ったのだ!
• • •
それからだ。俺に対して陰湿なイジメが始まったのは、、、
◇◇◇◇
「おい、イケメン。俺たちゃ女漁りで忙しいから掃除当番代わりにやっとけよ」
「お前は間に合ってるからいーよな。俺たちブサイクの気持ちなんか分からないだろうが」
「あのさ、購買でコロッケパン買ってきてくれよ、イケメン」
運動会以来、クラスでは「イケメン」と呼ばれパシリにされた。
そんな様子を春田が無表情で見ている。
春田はおとなしい性格で、俺がこの地位になったので、イジメの対象から少しだけ逃れられたのだ。
その影響はクラスの中だけではない。
廊下を歩くと他のクラスの男子からジロジロ見られて、コソコソと陰口をたてられた。
学食では俺が後ろにいるのに気づかずに、後輩達のグループが大声で俺の悪口を言いあっていることもあった。
そして、何よりもわからないのが、あの借り物競争が終わると、水島玲香は全く俺に近づくことが無かった。
1度クラスを訪ねると
「あ、先輩。何か用事ですか?」
と聞かれ、すごすごと引き返そうとすると一緒にいた女子が
「キモ」
と囁いた。
数学の授業では
「次、イケメン武蔵、前出て解いてみろ」
「はぁ、解けないのか?女のケツばっか追いかけてないで勉強しろよ」
と先生からもなじられた。
他の授業でも先生達は、ウケが良いので何かしら俺をイジってきた。
(まあ、時間が経てば皆、別のことに興味がいくさ)
と、軽く考えていた。
◇◇◇
そんな状況がひと月続いた。
「次の自習時間に、何か芸やれよイケメン」
クラスの中心的存在の長谷部だ。
「いや、芸なんて持ってねーよ」
俺がキッパリと断ると
「お前はな、イケメンすぎて鼻に付くんだよ。少しはレベルを下げて俺達に合わせればいーんだよ」
一緒にいた長谷部の取り巻き達が俺を蹴飛ばしながら言った。
「芸が無いなら俺たちが考えてやるよ」
「そうだな、またクラスに馴染めるようにな」
「何やらすか」
「おい、イケメン。まずは脱げよ。腹芸だ」
「いや、待ってくれ。そんな事出来な • •」
俺は四肢を取り巻きに抑え込まれ学ランとワイシャツが剥かれていった。
クラスの奴らも周りに集まってきた。
「ふんっ、イケメンは脱いでもイケメンだな」
最近ジムに行っている。
取り巻きたちから逃れようと身を捩っていたのでクッキリと割れた腹筋が長谷部の目にとまったのだ。
周りで見ていた女子達も
「へー、鍛えててなかなか良い体ね」
「一応、目の保養になるわね。イケメンだし」
と囁きあっている。
「クソッ、面白くねーな」
長谷部はブツブツ言いながら
「腹芸はつまらない。中止だ。チン芸だっ!」
俺は焦った。
「待ってくれよ、チン芸って、なんだよ」
上半身裸にされ、床に押さえ込まれて身動きが取れない俺は顔だけ長谷部に向けて怒鳴った。
「“ぞうさん!”とか、“ちょんまげ”とかあるだろ。お前は小道具としてチンコを提供しろ、面白いことするのは、、お前だ春田っ」
長谷部は春田の方に向いて言った。
春田は突然自分の名前が呼ばれ、目が泳いでいる。
しかし、自分が脱がされるわけではないので、小さな声で
「わかった、やってみる」
と答えた。
「長谷部、ちょっと待てよ」
学級委員長の矢加部だ。
彼はいい大学への推薦を狙っているので、学校では模範生だ。
俺はすがるような目で矢加部を見た。
「矢加部、なんか文句あんのかっ?」
「ああ、ここにはクラス全員が集まってる。机を並べてその上でやってくれ。見にくくてたまらん」
「くそっ、矢加部、助けてくれよ」
俺は期待してただけに、裏切られた気分だ。
「うるせーよ、俺の玲香ちゃんを汚しやがって」
驚いた。彼女には何もしてない。
しかしクラス中の男子が頷いていた。
「ちょっ、ちょっと待て、水島玲香とは何も無い」
俺は言い訳をしたが、
「借り物競争で玲香ちゃんと手を繋いで走ってただろ、それだけで十分だ」
「そうだ、そうだ。あれ以上何かがあったのならお前はとっくに殺されてるぞ」
「いや、俺はすでに武蔵は殺されても仕方ないと思ってた。よく皆耐えてるな」
クラスの男子が一斉に話しだした。
涙を流している奴もいる。
「そんな事いーから、早く続きやろうよ」
「そうよ、自習の時間、終わっちゃう」
女子達は、そう言いながらクラスの真ん中の机を寄せて、俺の秘部が曝されるステージを作っている。
矢加部が
「それは大丈夫だ、次の化学も自習になった」
高3のこの時期は、あえて自習にして受験勉強に充てさせる先生も少なくないのだ。
俺は絶望的な気持ちになった。
「じゃあ矢加部、足の方持てよ」
靴を脱がされて机ステージに寝かされた。
ゴトゴトと藻掻いてみても片腕づつ全体重を掛けて押されられている。
長谷部は俺のベルトをカチャカチャと外し
「じゃあ、いよいよイケメンのチンポコ、披露!」
そう言って学ランパンツと下着を膝までズラされた。
「あっ、や、やめろっ」
皮の被った小さ目なチンポがピヨンとクラスの目に曝された。
「おぉーっ」
何の感嘆かわからないが、“いよいよ始まった”と言ったところだろうか。
そして続けて男子から嘲笑の野次が飛んだ。
「ちっちぇー。可愛いな、イケメンチンコは!」
「皮も被ってて、情けねーチンコだな」
「いや、でも、こっからの膨張が凄いんじゃないか?」
「春田、イケメンのチンポ、ムニュって剥いてみろよ」
女子も負けてなかった。
「可愛いね、弟のより小さい」
「何年生だっけ?」
「小4」
「うわー、悲惨。小4に負けたなんて」
「毛に隠れて余計小さく見えるのかも」
「長谷部、見えにくい。何とかならないの?」
言いたい放題だ。
黒々と生い茂る陰毛の森の中心に、控えめに取り付いている俺のチンポを、春田はじっと見つめ、そして恐る恐る手を伸ばした。
「あっ、や、やめろよ」
春田に言っても無駄だという事はわかりきっていた。
指でペニスをツマんで、ニュッと皮を剥いた。
俺は目を閉じた。
現実を認識したくない。
クラス中の奴らが俺の生チンコに注目してるだなんて。
「簡単に剥けたな、まあ、この大きさじゃな」
春田は俺の剥かれたチンポをツマんだまま、長谷部の顔をじっと見ている。
次の指示を待ってるのだろう。
「春田、そんなに勿体ぶるな。早くイケメンの勃起をクラスに披露しろ。それがお前の芸だと認めてやるから」
そう言われ、春田はゆっくりとツマんでいた指を1度離し、ガッチリとペニスを握ってピストン運動を始めた。
俺は(絶対に勃たせない)と必死だ。
春田の手が大きいのか、小さなペニスを擦るのに、なかなか上手くできない。
「春田、全然勃たねーじゃないか。先にここでお前が勃たせるか?、みんなの前で!」
長谷部がそう言うと、一瞬手を止め顔がこわばり、考え込んでから手を離してしまった。
長谷部が怒鳴る直前、「パクっ」と俺のペニスを口に含んだ。
これは長谷部も、周りで野次を飛ばしてる奴らも、俺も驚いた。
命じられた訳ではないのに、自ら俺のペニスを口に含んだのである。
「う、美味い • • か?」
長谷部の問いかけにも首を少し縦に振り、ジュバジュバと口の中で(チンコが)転がされる。
俺はチンコをしゃぶられたのは始めてだ。
(ううっ、やべぇ、勃ってきた)
たまにシュパっと口から出し、勃ち具合を確認してまた口に戻す。それを何度か繰り返していると
「おっ、イケメン武蔵、とうとう観念したな」
と矢加部が嬉しそうに言った。
皆が春田の口から見え隠れする俺のペニスに注目している。
「あ、や、やめろ、ちょっとまて」
春田が勝負に出た。
ただしゃぶるだけではなく、亀頭から先を吸い込んで春田の口の中で真空状態にし、“ジュバ”と、出す。
また“チューーッ”と吸い付き、デロッと出す。
(負けた)
いつの間にか俺の股間はフル勃起を完成させていた。
「ふーん、まぁ、勃てば普通の大きさだな」
クッキリと亀頭の全容を曝したピンク色の勃起は、そんな感想を持たれた。
もっと勃起もミニサイズなら、改めて罵られただろう。俺のは膨張率が高いのだ!
しかし、女子達は
「わっ、わっ、エロ、見て見て、モザイク無しだよ」
「それよりも飛び出てるわ、立体じゃない!」
と、大騒ぎだ。
俺は自然と涙が出てきて
「もういいだろ、勘弁してくれよ」
と長谷部に言った。
長谷部も俺の勃起したチンコを見たいわけではないと思う。ただ俺に恥ずかしい思いをさせたいだけのはずだ。
そして悔し涙を流している俺は十分に辱めを受けた。
「まぁ、そうだな。勃起も曝したし」
と長谷部は周りの奴らに話している。
長谷部の取り巻きは長谷部が満足ならそれでいいのだ。
「ちょっと結、何してんのよ」
結は女子の中でも卓球をやっている、小柄な奴だ。
長谷部らの話を無視して、ウエットティッシュを手に取って俺のちんこに向ってきた。
「あっ」
「こうすればきれいでしょ、触ってみよ」
俺は薄いウエットティッシュ1枚で結の手の動きを感じとり、勃起はピクッ、ピクッと動いた。
「あれ、こいつ結に触られて、ちんこピクつかせてるぞ」
笑いながら矢加部が言った。
結といつも一緒にいる、同じ卓球部の春菜が俺のチンコに手を伸ばした。
「あっ、んぐっ」
またチンコがピクッと動いた。
「固いけど、皮がニュルニュル動いて気持ち悪るっ。生の鶏肉の皮の部分みたい」
同じ作りだ。
「どれ、ちょっと触らせてみて」
「あっ、本当だ、気持ち悪るー」
「これって男子はみんなそうなの?」
矢加部は急に女子に聞かれ言葉を詰まらせていた。
「ちょっとどいて、あたしにも触らせて」
机ステージの周りは女子が群がった。長谷部もすっかり蚊帳の外だ。
「ちょっとみんなで記念写真撮ろうよ」
「ええ、武蔵のちんちんと?」
「うん、嫌なら入らなくても」
「いや、入るわよ」
矢加部が別の机の上に登り上からクラス女子全員に囲まれている全裸勃起の俺を撮影した。
「あら、ちょっと、先っぽの方、濡れてない」
「ええっ、手についたら汚いよね」
「春田、春田が続きやってよ」
先走りをした途端、クラス女子に引かれた。
春田はガッチリとペニスを握り、力強く上下運動を始めた。
「お、おい春田、まさかここでイかす気じゃないよな、さすがに女子の前でそんな、、、」
あの長谷部が女子達の圧に負けて、最後言葉を濁した。
俺もさすがに女子の前で射精なんてことにならないように、下腹部に力を入れて、ペニスの刺激を脳に伝えないように試みた。
「んーっ、グググ、ちょっ、春、田、待て、待って、で、でるーっ」
射精の瞬間、春田は手を離し、勃起したペニスの先から自分の腹から胸にかけ、白濁したザーメンをタップリと飛ばした。
「ううううー」
顔を横に向けて嗚咽し、肩を震わせ泣いた。
男子たちは俺の射精後、しばらくは唖然としていたが、やっとポツポツと口を開きだした。
「さすがに公開強制射精は可哀想だったな」
「女子達にも見られたしな」
「男だけでも恥ずかしいよ、人前で射精なんて」
「春田、やり過ぎだぞ」
女子達は
「なんかエロかったね」
「まだヒクヒクしてる」
「あんなに飛ぶんだっけ?精液って」
「それよりも瞬間、撮れた?」
「うん、ばっちり」
「あとで皆で撮った動画、共有しょうね」
最後まで肩を押さえ込んでいた男子2人が、そっと手をどかした。
矢加部がティッシュをくれたので、ザーメンを拭き取っていると長谷部が
「ほら」
と、脱ぎ散らかっていた服を渡してくれた。
◇◇◇
クラス全員による強制射精の話は瞬く間に学校中に広まった。
「会員番号21番矢加部、この話は本当か?」
“玲香ちゃんを見守る会(非公認)”会長の菊池は会で唯一武蔵と同じクラスの僕にそう聞いた。
この会は1年から3年まで30人ほどで結成されている比較的大規模な玲香ちゃんのファンクラブだ。
この会の強みは会員に玲香ちゃんの従兄妹にあたる杉山がいることだ。
そこから学校生活では知り得ない玲香ちゃん情報がもたらされる事がある。
「はい、昨日長谷部が中心となって自習の時間に、最後は成り行きで公開で行われました」
「先を越されたが、うちの会としても玲香ちゃんを汚した武蔵には何かしらの鉄槌を下す必要がある。武蔵は今日はどうしている?」
「今日は体調不良で休んでます」
さすがに武蔵も昨日の事で落ち込んでいるのだろう。
「明日も休むようなら、誰かを自宅まで行かせよう」
◇◇◇
僕は会長に命じられ、翌日の昼休みに裏会員と一緒に武蔵の自宅を訪ねた。
「こんにちは、武蔵君の担任の佐藤です」
佐藤先生はこの4月に新卒で教師になった2
2歳の若い男の先生だ。まさかうちの会員だったとは驚いた。
裏会員とは裏で玲香ちゃんを見守るために活動することで、会長の依頼によってうちの会、ひいては玲香ちゃんのために色々便宜を図ってくれる。
武蔵の母親は担任の先生がいきなり訪ねてきて驚いていたが、
「はい、何でも学校に行きたくない、と急に申しまして、少し様子を見るため昨日今日と休ませました」
と、言った。
「理由は何か言ってましたか?」
先生の質問に僕はドキドキしていた。
「いえ、聞いても何も言わないのですよ」
「それで休ませるのはよくないな。明確な理由がないなら、単なるサボりで癖になる。待ってますので、学校に行く準備をさせてください」
お母さんも対応に迷っていたようで、顔が明るくなり、
「やっぱりそうですよね」
と言って武蔵を起こしに行った。
お母さんがいなくなったので
「先生、僕いないほうが良いと思いますので、先に学校へ戻ってます」
と言って引き上げた。
学校に戻り5時間目の途中で武蔵が教室に入ってきた。
全員がそちらをチラッと見た。
先生が
「武蔵、早く席につけ」
と言い、そのまま授業を続けた。
5時間目が終わり、6時間目までの5分休みも武蔵は教室から出て行った。
恥ずかしい姿を見られたクラスの誰とも顔を合わせたくないんだろう。
僕は急いで隣のクラスに行き、状況を菊池会長に報告した。
隣のクラスには会員があと3人いるので、菊池は僕を含めた4人に指示を与えた。
6時間目が終わると、さすがに長谷部達も武蔵には絡むことがなく、武蔵はサッサと帰っていった。
僕は急いで後を追った。
「おい、武蔵。ちょっとツラ貸せよ」
柔道部の矢柄達が早足で帰る武蔵を呼び止めた。
(矢柄は見守る会には所属してないハズだが?矢柄と一緒のやつら、確か柔道部の2年だ)
「なんだ、おれは急ぐんだ。悪いが付き合ってられない」
そう言って吹っ切ろうとしたが、矢柄は肩に腕を回して
「まぁ、そう言うなよ。すぐに済むから」
と言って武蔵を河川敷の方に連れて行った。
柔道部3人に囲まれたら逃げ出すこともできない。
土手を下りて広い河川敷の雑草が生い茂った一角にポッカリとスペースがある。
そこには会長と副会長の宇田川が待っていた。
「おい、武蔵。お前は玲香ちゃんを汚した罪を身を持って謝罪してもらう」
武蔵の表情がさらに曇った。
「まずは罪人に、服を着る資格はない」
そう会長が言うと矢柄達が
「おら脱げよ」
と、無理やり来ている制服を脱がしていく。
柔道部に対して抵抗していたが、全く歯が立たない。
全裸にさせると会長が
「脱がしだ服を集めて、どこかに隠してこい。それで逃げられない」
と、俺に言った。
俺はノロノロと脱ぎ散らかった武蔵の学ランや下着を集めた。
「あれは水島が勝手に俺を指名したんだ。みんな見ていただろ。何で俺が謝罪しなければならないんだ」
今日は女子はいない。
なので全裸にされたが武蔵はそれほど取り乱してはいない。
「武蔵くん。もしそうだったとしても丁重に辞退するのが当然で、手を取り合って一緒に走るなどは言語道断なんだよ」
会長が丁寧に説明した。
「なのでカメラを通じて玲香ちゃんファンの皆に謝罪してもらう」
そこにはスマホに繋げられたビデオカメラが三脚にセットされている。
「嫌だ、俺は謝罪をする理由がない」
武蔵の服一式をゴミ袋に詰めて僕は隠しに行った。
隠すと言っても背丈ほどの雑草が生い茂っているので、適当にその中に放り込めばよいが、逆に見つからなくなりそうだ。
木があったのでそれを目印に、その木の下に服を隠した。
戻って見ると、武蔵は地面に頭を擦り付け
「すみませんでした。謝罪しますので許してください」
と涙と鼻水で顔をグチャグチャにし、ブルブルと震えていた。
僕がいない間に何があったのか?
「謝罪はそのカメラに向ってしろ、やることはカンペ出すから指示に従え」
勝ち誇ったように会長は言った。
◇◇◇
「全校の水島玲香さんのファンの皆様、運動会では手を握って一緒に走り、申し訳ありませんでした」
土下座した全裸姿を宇田川は全周グルリと撮影した。
「おらもっと脚開いてケツ上げろ」
アナルが丸見えだ。
視聴者からの投稿もひっきりなしに増え続けている。
“武蔵、情けねーな”
“全裸土下座、ありえねー”
“男として、いや、人間として終わりだな”
“ケツの穴、きったねーな。毛、生えすぎだろ”
“まさかこれで許されるとでも思ってんのか”
「反省の証として、ここでオナニーをします」
目が虚ろだ。
出されたカンペを読み上げ、何の躊躇もなくカメラに向かってペニスをシコりだした。
精神的にいってしまったようだ。
昨日は強制だったが、今日は自ら恥ずかしい姿を曝している。
僕は少しだけ興奮を覚えた。
「武蔵、勃起できないなんて手間取らせんなよ」
そう言われ、真剣にシコシコと自分のペニスを擦っている。
“あーあ、ここまで落ちたか”
“チンコ、チッチェーな”
“チン毛はスゲー。ある意味ワイルドだな”
“早く勃たせろよ”
しばらくするとやっと勃起した。
「もう我慢できねぇ、宇田川、顔撮るなよ」
そう言うと矢柄は履いていたスエットから勃起した自分のチンコを引っ張り出し
「おら、しゃぶれ」
と、武蔵の口に押し付けた。
武蔵は怯えた目をして矢柄の顔を見てから、そのペニスを口に含んだ。
「んーっ、んんーっ」
“ええっ、チンコしゃぶってる”
“あれ、誰のチンポだ?デケーっ”
“武蔵はゲイだったのか!”
“卑猥すぎるな”
“ジュボジュボペチャペチャ”
エロい音が鳴り響く。
「手もちゃんと動かせよ」
会長から指導があった。
必死にペニスをしゃぶる武蔵の顔を撮っていたカメラは武蔵のペニスに移動した。
その瞬間、亀頭の先からキラキラと先走りの液がダラーっと垂れた。
“まじか、先走ったか”
“恥ずかしくねーのか、武蔵”
“反省してることが伝わってるぞ”
「うっ、イ、イく、、、」
“ビュ、ドビュ、、”
“わ、わ、カメラの前でイっちまったのか!”
“気持ちよかったか?”
“エロっ、武蔵。潔良いぞ”
“たっぷり出たな。溜まってたか!”
矢柄は武蔵が射精したのを確認し、
「宇田川、姿勢替えるぞ」
と小声で言った。
武蔵は地面に寝かされ大きく脚を開き、自分でその脚を支えている。
またアナル丸見えだ。
“うわっ、また出た。きったねーケツ”
“もじゃもじゃだな、ウンコついてるんじゃね?”
“逆になんだかエロいな”
矢柄はそのエロく汚いアナルに指を突っ込んだ。
「うっ、んんっ、やめ、やめ、てっ」
グチュグチュとアナルをかき混ぜ、矢柄は柔道部の後輩に
「コンドーム」
と、要求した。
後輩はポケットを探り、青い顔をして
「忘れました。申し訳ありません」
とブルブル震えながら報告した。
「なんだと、それじゃあ挿入できねーだろ」
顔を真っ赤にしながら矢柄は怒鳴った。
少し指でクチュクチュと武蔵のアナルを弄んでいたが、考えたあげく生チンコを武蔵のアナルに挿入した。
「あっ」
武蔵が気づいた時には、自分のアナルの奥にどす黒い矢柄のペニスは沈んでいた。
「あっ、あーっ、たまんねー、生堀、最高だな」
“うわっ、誰だかしらねーが生だよ”
“アナルの肉壁がめくれ上がるな、抜ける度に”
“気持ち悪いが、エロい”
「うっ、うっ、イく、イく」
「やめ、やめて、お願い、やめてーっ」
かすれるような声で武蔵が訴えた。
そのまま矢柄は武蔵の中に種付した。
「ははは、玲香ちゃんを汚した罰だ」
会長が笑って言った。
◇◇◇
生配信は500人超えの視聴となり、全校生徒の過半数を超えた。
保存された動画もダウンロード回数が今もうなぎ上りだ。
玲香ちゃん本人も見たようだ。
あれからまた、俺は休んでいる。親には理由は言えてない。
担任からは一度電話があった。
「武蔵は借り物競争でチョットいい気になり過ぎちゃったな。まあ、その事をよく反省したら学校出てこい。みなも許してくれると思うぞ、あそこまでして謝罪したんだから」
生配信、先生も見たらしい、、、
END
“パーン”
借り物競走2年女子の部が始まった。
拾った紙に書いてある指示に従いゴールを目指す。
「めがね、めがね、あ、新井くん、めがね貸して」
「金子君、バスケ部だよね、一緒に!早く早く」
応援席から条件にあった物を借りる場合もあるが、条件にあった人が連れられて一緒にゴールに走っている場面も多い。
ゴールをした順番に紙に書いてあるお題を審査員役がマイクで読み上げ、合っているかを応援席に確認する。
それに対し、応援席は拍手やブーイングで応える。
「はい、1着。お題は、、、“イカしためがね”。うーん、めがねには違いないが」
「2着、えっと“バスケ部のエース”。金子、補欠じゃなかったっけ?」
「3着、“人気教師”。ここはコメント控えます」
「4着、、、」
応援席から拍手や笑い声が上がる。
第2レース、第3レースとそんな調子ですすみ、第4レースとなった。
このレースの注目は、2年生だか文化祭でミス磐学になった水島玲香だ。3年男子の間でも非公式ファンクラブが何団体もある。
水島玲香は封筒を拾い、中を見てからキョロキョロしていたが、俺と目が合い微笑みながら俺の前に駆け寄り
「武蔵先輩、一緒にお願いします」
と、手を差し出された。
「な、なんで武蔵なんだよ」
「きっと“画数の多い苗字のやつ”、とかだろ」
「いや、“スケベそうなやつ”、だろきっと」
周りから嫉妬混じりの野次が飛ぶ。
一番驚いたのは俺だ。1度も話したことがない。俺の名前を知っていたことから驚きだ。
が、俺は水島玲香の手を取り一緒に走った。
別のクラスの男子からも、別の学年の男子からも、前を駆け抜けるたびにブーイングが起きた。
結果は2着だ。横で水島玲香がハァハァと息を切らせながら、汗をキラキラさせ笑顔で俺の方に顔を向けた。
• • • 可愛い。
「1着、えー、“丸顔の男子生徒”。ははは、これは文句ない!」
「2着、“気になる男子生徒か教師”。え、ええっ、えーーっ」
応援席が騒然となった。
このお題は“教師も可”となっていて、一応逃げがある。父親くらいの先生、例えば教頭先生とかを選んで濁すこともできるのだ。
審査員役は
「あの、水島さん。間違えないですか?」
このお題の解答は選んだ本人しかわからない。
「はい、武蔵先輩に間違えないです」
水島玲香は笑顔で宣言した。
あまりに突然のことで理解が追いつかなかった。
しかし、応援席の異様な盛り上がり、と言うか怒号や泣き崩れる男子生徒達の姿を目の当たりにして、俺はようやく状況を理解した。
俺は磐学男子の頂点に立ったのだ!
• • •
それからだ。俺に対して陰湿なイジメが始まったのは、、、
◇◇◇◇
「おい、イケメン。俺たちゃ女漁りで忙しいから掃除当番代わりにやっとけよ」
「お前は間に合ってるからいーよな。俺たちブサイクの気持ちなんか分からないだろうが」
「あのさ、購買でコロッケパン買ってきてくれよ、イケメン」
運動会以来、クラスでは「イケメン」と呼ばれパシリにされた。
そんな様子を春田が無表情で見ている。
春田はおとなしい性格で、俺がこの地位になったので、イジメの対象から少しだけ逃れられたのだ。
その影響はクラスの中だけではない。
廊下を歩くと他のクラスの男子からジロジロ見られて、コソコソと陰口をたてられた。
学食では俺が後ろにいるのに気づかずに、後輩達のグループが大声で俺の悪口を言いあっていることもあった。
そして、何よりもわからないのが、あの借り物競争が終わると、水島玲香は全く俺に近づくことが無かった。
1度クラスを訪ねると
「あ、先輩。何か用事ですか?」
と聞かれ、すごすごと引き返そうとすると一緒にいた女子が
「キモ」
と囁いた。
数学の授業では
「次、イケメン武蔵、前出て解いてみろ」
「はぁ、解けないのか?女のケツばっか追いかけてないで勉強しろよ」
と先生からもなじられた。
他の授業でも先生達は、ウケが良いので何かしら俺をイジってきた。
(まあ、時間が経てば皆、別のことに興味がいくさ)
と、軽く考えていた。
◇◇◇
そんな状況がひと月続いた。
「次の自習時間に、何か芸やれよイケメン」
クラスの中心的存在の長谷部だ。
「いや、芸なんて持ってねーよ」
俺がキッパリと断ると
「お前はな、イケメンすぎて鼻に付くんだよ。少しはレベルを下げて俺達に合わせればいーんだよ」
一緒にいた長谷部の取り巻き達が俺を蹴飛ばしながら言った。
「芸が無いなら俺たちが考えてやるよ」
「そうだな、またクラスに馴染めるようにな」
「何やらすか」
「おい、イケメン。まずは脱げよ。腹芸だ」
「いや、待ってくれ。そんな事出来な • •」
俺は四肢を取り巻きに抑え込まれ学ランとワイシャツが剥かれていった。
クラスの奴らも周りに集まってきた。
「ふんっ、イケメンは脱いでもイケメンだな」
最近ジムに行っている。
取り巻きたちから逃れようと身を捩っていたのでクッキリと割れた腹筋が長谷部の目にとまったのだ。
周りで見ていた女子達も
「へー、鍛えててなかなか良い体ね」
「一応、目の保養になるわね。イケメンだし」
と囁きあっている。
「クソッ、面白くねーな」
長谷部はブツブツ言いながら
「腹芸はつまらない。中止だ。チン芸だっ!」
俺は焦った。
「待ってくれよ、チン芸って、なんだよ」
上半身裸にされ、床に押さえ込まれて身動きが取れない俺は顔だけ長谷部に向けて怒鳴った。
「“ぞうさん!”とか、“ちょんまげ”とかあるだろ。お前は小道具としてチンコを提供しろ、面白いことするのは、、お前だ春田っ」
長谷部は春田の方に向いて言った。
春田は突然自分の名前が呼ばれ、目が泳いでいる。
しかし、自分が脱がされるわけではないので、小さな声で
「わかった、やってみる」
と答えた。
「長谷部、ちょっと待てよ」
学級委員長の矢加部だ。
彼はいい大学への推薦を狙っているので、学校では模範生だ。
俺はすがるような目で矢加部を見た。
「矢加部、なんか文句あんのかっ?」
「ああ、ここにはクラス全員が集まってる。机を並べてその上でやってくれ。見にくくてたまらん」
「くそっ、矢加部、助けてくれよ」
俺は期待してただけに、裏切られた気分だ。
「うるせーよ、俺の玲香ちゃんを汚しやがって」
驚いた。彼女には何もしてない。
しかしクラス中の男子が頷いていた。
「ちょっ、ちょっと待て、水島玲香とは何も無い」
俺は言い訳をしたが、
「借り物競争で玲香ちゃんと手を繋いで走ってただろ、それだけで十分だ」
「そうだ、そうだ。あれ以上何かがあったのならお前はとっくに殺されてるぞ」
「いや、俺はすでに武蔵は殺されても仕方ないと思ってた。よく皆耐えてるな」
クラスの男子が一斉に話しだした。
涙を流している奴もいる。
「そんな事いーから、早く続きやろうよ」
「そうよ、自習の時間、終わっちゃう」
女子達は、そう言いながらクラスの真ん中の机を寄せて、俺の秘部が曝されるステージを作っている。
矢加部が
「それは大丈夫だ、次の化学も自習になった」
高3のこの時期は、あえて自習にして受験勉強に充てさせる先生も少なくないのだ。
俺は絶望的な気持ちになった。
「じゃあ矢加部、足の方持てよ」
靴を脱がされて机ステージに寝かされた。
ゴトゴトと藻掻いてみても片腕づつ全体重を掛けて押されられている。
長谷部は俺のベルトをカチャカチャと外し
「じゃあ、いよいよイケメンのチンポコ、披露!」
そう言って学ランパンツと下着を膝までズラされた。
「あっ、や、やめろっ」
皮の被った小さ目なチンポがピヨンとクラスの目に曝された。
「おぉーっ」
何の感嘆かわからないが、“いよいよ始まった”と言ったところだろうか。
そして続けて男子から嘲笑の野次が飛んだ。
「ちっちぇー。可愛いな、イケメンチンコは!」
「皮も被ってて、情けねーチンコだな」
「いや、でも、こっからの膨張が凄いんじゃないか?」
「春田、イケメンのチンポ、ムニュって剥いてみろよ」
女子も負けてなかった。
「可愛いね、弟のより小さい」
「何年生だっけ?」
「小4」
「うわー、悲惨。小4に負けたなんて」
「毛に隠れて余計小さく見えるのかも」
「長谷部、見えにくい。何とかならないの?」
言いたい放題だ。
黒々と生い茂る陰毛の森の中心に、控えめに取り付いている俺のチンポを、春田はじっと見つめ、そして恐る恐る手を伸ばした。
「あっ、や、やめろよ」
春田に言っても無駄だという事はわかりきっていた。
指でペニスをツマんで、ニュッと皮を剥いた。
俺は目を閉じた。
現実を認識したくない。
クラス中の奴らが俺の生チンコに注目してるだなんて。
「簡単に剥けたな、まあ、この大きさじゃな」
春田は俺の剥かれたチンポをツマんだまま、長谷部の顔をじっと見ている。
次の指示を待ってるのだろう。
「春田、そんなに勿体ぶるな。早くイケメンの勃起をクラスに披露しろ。それがお前の芸だと認めてやるから」
そう言われ、春田はゆっくりとツマんでいた指を1度離し、ガッチリとペニスを握ってピストン運動を始めた。
俺は(絶対に勃たせない)と必死だ。
春田の手が大きいのか、小さなペニスを擦るのに、なかなか上手くできない。
「春田、全然勃たねーじゃないか。先にここでお前が勃たせるか?、みんなの前で!」
長谷部がそう言うと、一瞬手を止め顔がこわばり、考え込んでから手を離してしまった。
長谷部が怒鳴る直前、「パクっ」と俺のペニスを口に含んだ。
これは長谷部も、周りで野次を飛ばしてる奴らも、俺も驚いた。
命じられた訳ではないのに、自ら俺のペニスを口に含んだのである。
「う、美味い • • か?」
長谷部の問いかけにも首を少し縦に振り、ジュバジュバと口の中で(チンコが)転がされる。
俺はチンコをしゃぶられたのは始めてだ。
(ううっ、やべぇ、勃ってきた)
たまにシュパっと口から出し、勃ち具合を確認してまた口に戻す。それを何度か繰り返していると
「おっ、イケメン武蔵、とうとう観念したな」
と矢加部が嬉しそうに言った。
皆が春田の口から見え隠れする俺のペニスに注目している。
「あ、や、やめろ、ちょっとまて」
春田が勝負に出た。
ただしゃぶるだけではなく、亀頭から先を吸い込んで春田の口の中で真空状態にし、“ジュバ”と、出す。
また“チューーッ”と吸い付き、デロッと出す。
(負けた)
いつの間にか俺の股間はフル勃起を完成させていた。
「ふーん、まぁ、勃てば普通の大きさだな」
クッキリと亀頭の全容を曝したピンク色の勃起は、そんな感想を持たれた。
もっと勃起もミニサイズなら、改めて罵られただろう。俺のは膨張率が高いのだ!
しかし、女子達は
「わっ、わっ、エロ、見て見て、モザイク無しだよ」
「それよりも飛び出てるわ、立体じゃない!」
と、大騒ぎだ。
俺は自然と涙が出てきて
「もういいだろ、勘弁してくれよ」
と長谷部に言った。
長谷部も俺の勃起したチンコを見たいわけではないと思う。ただ俺に恥ずかしい思いをさせたいだけのはずだ。
そして悔し涙を流している俺は十分に辱めを受けた。
「まぁ、そうだな。勃起も曝したし」
と長谷部は周りの奴らに話している。
長谷部の取り巻きは長谷部が満足ならそれでいいのだ。
「ちょっと結、何してんのよ」
結は女子の中でも卓球をやっている、小柄な奴だ。
長谷部らの話を無視して、ウエットティッシュを手に取って俺のちんこに向ってきた。
「あっ」
「こうすればきれいでしょ、触ってみよ」
俺は薄いウエットティッシュ1枚で結の手の動きを感じとり、勃起はピクッ、ピクッと動いた。
「あれ、こいつ結に触られて、ちんこピクつかせてるぞ」
笑いながら矢加部が言った。
結といつも一緒にいる、同じ卓球部の春菜が俺のチンコに手を伸ばした。
「あっ、んぐっ」
またチンコがピクッと動いた。
「固いけど、皮がニュルニュル動いて気持ち悪るっ。生の鶏肉の皮の部分みたい」
同じ作りだ。
「どれ、ちょっと触らせてみて」
「あっ、本当だ、気持ち悪るー」
「これって男子はみんなそうなの?」
矢加部は急に女子に聞かれ言葉を詰まらせていた。
「ちょっとどいて、あたしにも触らせて」
机ステージの周りは女子が群がった。長谷部もすっかり蚊帳の外だ。
「ちょっとみんなで記念写真撮ろうよ」
「ええ、武蔵のちんちんと?」
「うん、嫌なら入らなくても」
「いや、入るわよ」
矢加部が別の机の上に登り上からクラス女子全員に囲まれている全裸勃起の俺を撮影した。
「あら、ちょっと、先っぽの方、濡れてない」
「ええっ、手についたら汚いよね」
「春田、春田が続きやってよ」
先走りをした途端、クラス女子に引かれた。
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あの長谷部が女子達の圧に負けて、最後言葉を濁した。
俺もさすがに女子の前で射精なんてことにならないように、下腹部に力を入れて、ペニスの刺激を脳に伝えないように試みた。
「んーっ、グググ、ちょっ、春、田、待て、待って、で、でるーっ」
射精の瞬間、春田は手を離し、勃起したペニスの先から自分の腹から胸にかけ、白濁したザーメンをタップリと飛ばした。
「ううううー」
顔を横に向けて嗚咽し、肩を震わせ泣いた。
男子たちは俺の射精後、しばらくは唖然としていたが、やっとポツポツと口を開きだした。
「さすがに公開強制射精は可哀想だったな」
「女子達にも見られたしな」
「男だけでも恥ずかしいよ、人前で射精なんて」
「春田、やり過ぎだぞ」
女子達は
「なんかエロかったね」
「まだヒクヒクしてる」
「あんなに飛ぶんだっけ?精液って」
「それよりも瞬間、撮れた?」
「うん、ばっちり」
「あとで皆で撮った動画、共有しょうね」
最後まで肩を押さえ込んでいた男子2人が、そっと手をどかした。
矢加部がティッシュをくれたので、ザーメンを拭き取っていると長谷部が
「ほら」
と、脱ぎ散らかっていた服を渡してくれた。
◇◇◇
クラス全員による強制射精の話は瞬く間に学校中に広まった。
「会員番号21番矢加部、この話は本当か?」
“玲香ちゃんを見守る会(非公認)”会長の菊池は会で唯一武蔵と同じクラスの僕にそう聞いた。
この会は1年から3年まで30人ほどで結成されている比較的大規模な玲香ちゃんのファンクラブだ。
この会の強みは会員に玲香ちゃんの従兄妹にあたる杉山がいることだ。
そこから学校生活では知り得ない玲香ちゃん情報がもたらされる事がある。
「はい、昨日長谷部が中心となって自習の時間に、最後は成り行きで公開で行われました」
「先を越されたが、うちの会としても玲香ちゃんを汚した武蔵には何かしらの鉄槌を下す必要がある。武蔵は今日はどうしている?」
「今日は体調不良で休んでます」
さすがに武蔵も昨日の事で落ち込んでいるのだろう。
「明日も休むようなら、誰かを自宅まで行かせよう」
◇◇◇
僕は会長に命じられ、翌日の昼休みに裏会員と一緒に武蔵の自宅を訪ねた。
「こんにちは、武蔵君の担任の佐藤です」
佐藤先生はこの4月に新卒で教師になった2
2歳の若い男の先生だ。まさかうちの会員だったとは驚いた。
裏会員とは裏で玲香ちゃんを見守るために活動することで、会長の依頼によってうちの会、ひいては玲香ちゃんのために色々便宜を図ってくれる。
武蔵の母親は担任の先生がいきなり訪ねてきて驚いていたが、
「はい、何でも学校に行きたくない、と急に申しまして、少し様子を見るため昨日今日と休ませました」
と、言った。
「理由は何か言ってましたか?」
先生の質問に僕はドキドキしていた。
「いえ、聞いても何も言わないのですよ」
「それで休ませるのはよくないな。明確な理由がないなら、単なるサボりで癖になる。待ってますので、学校に行く準備をさせてください」
お母さんも対応に迷っていたようで、顔が明るくなり、
「やっぱりそうですよね」
と言って武蔵を起こしに行った。
お母さんがいなくなったので
「先生、僕いないほうが良いと思いますので、先に学校へ戻ってます」
と言って引き上げた。
学校に戻り5時間目の途中で武蔵が教室に入ってきた。
全員がそちらをチラッと見た。
先生が
「武蔵、早く席につけ」
と言い、そのまま授業を続けた。
5時間目が終わり、6時間目までの5分休みも武蔵は教室から出て行った。
恥ずかしい姿を見られたクラスの誰とも顔を合わせたくないんだろう。
僕は急いで隣のクラスに行き、状況を菊池会長に報告した。
隣のクラスには会員があと3人いるので、菊池は僕を含めた4人に指示を与えた。
6時間目が終わると、さすがに長谷部達も武蔵には絡むことがなく、武蔵はサッサと帰っていった。
僕は急いで後を追った。
「おい、武蔵。ちょっとツラ貸せよ」
柔道部の矢柄達が早足で帰る武蔵を呼び止めた。
(矢柄は見守る会には所属してないハズだが?矢柄と一緒のやつら、確か柔道部の2年だ)
「なんだ、おれは急ぐんだ。悪いが付き合ってられない」
そう言って吹っ切ろうとしたが、矢柄は肩に腕を回して
「まぁ、そう言うなよ。すぐに済むから」
と言って武蔵を河川敷の方に連れて行った。
柔道部3人に囲まれたら逃げ出すこともできない。
土手を下りて広い河川敷の雑草が生い茂った一角にポッカリとスペースがある。
そこには会長と副会長の宇田川が待っていた。
「おい、武蔵。お前は玲香ちゃんを汚した罪を身を持って謝罪してもらう」
武蔵の表情がさらに曇った。
「まずは罪人に、服を着る資格はない」
そう会長が言うと矢柄達が
「おら脱げよ」
と、無理やり来ている制服を脱がしていく。
柔道部に対して抵抗していたが、全く歯が立たない。
全裸にさせると会長が
「脱がしだ服を集めて、どこかに隠してこい。それで逃げられない」
と、俺に言った。
俺はノロノロと脱ぎ散らかった武蔵の学ランや下着を集めた。
「あれは水島が勝手に俺を指名したんだ。みんな見ていただろ。何で俺が謝罪しなければならないんだ」
今日は女子はいない。
なので全裸にされたが武蔵はそれほど取り乱してはいない。
「武蔵くん。もしそうだったとしても丁重に辞退するのが当然で、手を取り合って一緒に走るなどは言語道断なんだよ」
会長が丁寧に説明した。
「なのでカメラを通じて玲香ちゃんファンの皆に謝罪してもらう」
そこにはスマホに繋げられたビデオカメラが三脚にセットされている。
「嫌だ、俺は謝罪をする理由がない」
武蔵の服一式をゴミ袋に詰めて僕は隠しに行った。
隠すと言っても背丈ほどの雑草が生い茂っているので、適当にその中に放り込めばよいが、逆に見つからなくなりそうだ。
木があったのでそれを目印に、その木の下に服を隠した。
戻って見ると、武蔵は地面に頭を擦り付け
「すみませんでした。謝罪しますので許してください」
と涙と鼻水で顔をグチャグチャにし、ブルブルと震えていた。
僕がいない間に何があったのか?
「謝罪はそのカメラに向ってしろ、やることはカンペ出すから指示に従え」
勝ち誇ったように会長は言った。
◇◇◇
「全校の水島玲香さんのファンの皆様、運動会では手を握って一緒に走り、申し訳ありませんでした」
土下座した全裸姿を宇田川は全周グルリと撮影した。
「おらもっと脚開いてケツ上げろ」
アナルが丸見えだ。
視聴者からの投稿もひっきりなしに増え続けている。
“武蔵、情けねーな”
“全裸土下座、ありえねー”
“男として、いや、人間として終わりだな”
“ケツの穴、きったねーな。毛、生えすぎだろ”
“まさかこれで許されるとでも思ってんのか”
「反省の証として、ここでオナニーをします」
目が虚ろだ。
出されたカンペを読み上げ、何の躊躇もなくカメラに向かってペニスをシコりだした。
精神的にいってしまったようだ。
昨日は強制だったが、今日は自ら恥ずかしい姿を曝している。
僕は少しだけ興奮を覚えた。
「武蔵、勃起できないなんて手間取らせんなよ」
そう言われ、真剣にシコシコと自分のペニスを擦っている。
“あーあ、ここまで落ちたか”
“チンコ、チッチェーな”
“チン毛はスゲー。ある意味ワイルドだな”
“早く勃たせろよ”
しばらくするとやっと勃起した。
「もう我慢できねぇ、宇田川、顔撮るなよ」
そう言うと矢柄は履いていたスエットから勃起した自分のチンコを引っ張り出し
「おら、しゃぶれ」
と、武蔵の口に押し付けた。
武蔵は怯えた目をして矢柄の顔を見てから、そのペニスを口に含んだ。
「んーっ、んんーっ」
“ええっ、チンコしゃぶってる”
“あれ、誰のチンポだ?デケーっ”
“武蔵はゲイだったのか!”
“卑猥すぎるな”
“ジュボジュボペチャペチャ”
エロい音が鳴り響く。
「手もちゃんと動かせよ」
会長から指導があった。
必死にペニスをしゃぶる武蔵の顔を撮っていたカメラは武蔵のペニスに移動した。
その瞬間、亀頭の先からキラキラと先走りの液がダラーっと垂れた。
“まじか、先走ったか”
“恥ずかしくねーのか、武蔵”
“反省してることが伝わってるぞ”
「うっ、イ、イく、、、」
“ビュ、ドビュ、、”
“わ、わ、カメラの前でイっちまったのか!”
“気持ちよかったか?”
“エロっ、武蔵。潔良いぞ”
“たっぷり出たな。溜まってたか!”
矢柄は武蔵が射精したのを確認し、
「宇田川、姿勢替えるぞ」
と小声で言った。
武蔵は地面に寝かされ大きく脚を開き、自分でその脚を支えている。
またアナル丸見えだ。
“うわっ、また出た。きったねーケツ”
“もじゃもじゃだな、ウンコついてるんじゃね?”
“逆になんだかエロいな”
矢柄はそのエロく汚いアナルに指を突っ込んだ。
「うっ、んんっ、やめ、やめ、てっ」
グチュグチュとアナルをかき混ぜ、矢柄は柔道部の後輩に
「コンドーム」
と、要求した。
後輩はポケットを探り、青い顔をして
「忘れました。申し訳ありません」
とブルブル震えながら報告した。
「なんだと、それじゃあ挿入できねーだろ」
顔を真っ赤にしながら矢柄は怒鳴った。
少し指でクチュクチュと武蔵のアナルを弄んでいたが、考えたあげく生チンコを武蔵のアナルに挿入した。
「あっ」
武蔵が気づいた時には、自分のアナルの奥にどす黒い矢柄のペニスは沈んでいた。
「あっ、あーっ、たまんねー、生堀、最高だな」
“うわっ、誰だかしらねーが生だよ”
“アナルの肉壁がめくれ上がるな、抜ける度に”
“気持ち悪いが、エロい”
「うっ、うっ、イく、イく」
「やめ、やめて、お願い、やめてーっ」
かすれるような声で武蔵が訴えた。
そのまま矢柄は武蔵の中に種付した。
「ははは、玲香ちゃんを汚した罰だ」
会長が笑って言った。
◇◇◇
生配信は500人超えの視聴となり、全校生徒の過半数を超えた。
保存された動画もダウンロード回数が今もうなぎ上りだ。
玲香ちゃん本人も見たようだ。
あれからまた、俺は休んでいる。親には理由は言えてない。
担任からは一度電話があった。
「武蔵は借り物競争でチョットいい気になり過ぎちゃったな。まあ、その事をよく反省したら学校出てこい。みなも許してくれると思うぞ、あそこまでして謝罪したんだから」
生配信、先生も見たらしい、、、
END
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