雪梛の一閃

雪梛

文字の大きさ
107 / 145
銃撃編

新たな領域へ

しおりを挟む
その瞬間に朝月が動き出した。

並行移動で接近してきて魔力弾を自身の斜め後ろから撃ちながらきりかかってきた。

あらかじめ組んでおいたシールドで魔力弾を防いで観察眼と立体的視認に気配感知を使用しながら最小の動きで避けていく。

当たらないと判断した朝月は即座に距離をとって氷の氷柱を魔力弾の速度感で発射した。

対エネルギーで相殺しながら抜刀して空裂斬を放った。

衝撃透過を使用して空裂斬を無効化した朝月は再度並行移動して魔力を展開し始めた。

即座に技を把握したため流体無焦点で上空に上がった。

その瞬間に予想通りに魔力が炎系統の波長に変化して対エネルギーが配置された。



『オールブレイカー』



くらっていたら流石に面倒だったが上空に生成したシールドに乗って警戒している。

その瞬間にやはり攻撃が飛んできた。

おそらくブレイキングショットだろうか。

流石に確信は持てないが難なく回避していく。

そして爆発の威力が弱まったので地面に降りてきた。

着地の瞬間に前に決められたエキサイティングシュートが始まっていた。

スーパースローを発動して観察眼で魔力の波長を確認、二段階式の条件変化型のようだ。

そしてそのまま朝月の足が魔力に触れた瞬間に1回目の変化が発生した。

今回は地球割りしないと思われていたのか魔力の内部構造がガラリと変わって威力増強したようだ。

その瞬間に一瞬だけスーパースローを解除して撃回を発動。

再度スーパースローを発動しながら魔力の系統変化を待つ。

半回転ほどしたところで系統が変化したようだ。

即座に流体を発動して波長を合わせながら回転撃を放つ。

どうやら闇系統に変化していたようだ。

返されることを予想していたのか上に思いっきり朝月は打ち上げた。


「面白いね。最高だよ」


相変わらず喋らない朝月に話しかける。

返事の代わりに雪梛の背後から突然バーストショットが発動した。

流石に少々驚いたが即座に思考を回した。

今からでは特殊シールドが間に合わないため少々賭けにでるようだ。

敢えて一発の弾に当たってその瞬間にデスカウンターを発動。

そして発動中に当たった弾に対してデスカウンターを発動していき連鎖を開始した。

八連鎖したところでようやく切り抜けられたようだ。

しかし今回は運が良かっただけのようだ。

避けて即座に観察眼と立体的視認を発動して抜刀しながら構えた。

その瞬間に巨大な氷が飛んできた。



『地球割り』



見事に割ったが今回は結構危なかったようだ。

何でも氷の中に複雑に魔力粒子を混ぜ込まれていたのだ。

技の最中に何もしてこない朝月を考察すると超遠距離で魔力を同時に何箇所も構成していて余裕がないようだ。

地球割りを決めた瞬間に地面を思いっきり踏みつけて魔力をとおした。

そして次に来ていた四、五方向からの魔力弾を地面を盾にして無効化する。

続け様に朝月が立っている場所を割ってそのまま地面で挟み込む。

流石に把握されていたので持ち前の力で地面を砕かれてしまった。

砕いている間に雪梛は並行移動をして流れる読みずらい軌道で斬撃を開始した。

流石に遠距離魔力装置の制御を放棄してギリギリで回避し始めた。

魔力弾を織り交ぜながら攻撃をして情報をどんどん入手していく。

面倒に思ったのか謎のシールドを生成して雪梛の桜吹雪を止めると距離を取られた。

そしてそのシールドで自自身を覆うと手をかざして雷系統のエネルギーを溜めている。

どうやらデュアルガンみたいなやつのようだ。

回避は無理そうなので先日と同じ準備をする。

今回は銃の解析で把握したエネルギータンクを魔力で再現しているようだ。

雪梛の準備が終わると同時に朝月がエネルギーを一気に放出した。



『デリート』



一応特殊シールドを全力でつくって配置しておいたのだが正解だったようだ。

魔力の波長が複雑に変化しすぎて吸収は不可能らしい。

それにシールドの方もあまりもたなさそうだ。


「面白い」


本当に楽しそうにニヤリと笑うと桜吹雪に魔力を流し始めた。

そうして飽和状態にして握る。




「一つの空間に生成された光 闇おも通さぬまばゆき光 しかしそれも空間の内部 外部からの影響力に耐えうる力を 光は持っているのかな 貴方と共に試していこう 共に参ろう 地獄の花道」





その瞬間に抜刀して刀を一振りした。

振った瞬間に魔力の飽和状態が崩れてあふて始めた。

ものすごい衝撃波と共に空間の歪みが発生して雪梛は即座に背後に回避した。

空間の歪みが朝月のデリートをどんどん飲み込んでいく。

出力が弱まってきたところで無焦点で大ジャンプをして指先に魔力を溜め始めた。


「そろそろおしまいにしようか」


魔力装填が終了すると朝月に狙いを定めた。


朝月の顔を見るとこちらをみて笑っていた。



『see you next time 」



その瞬間に雪梛の指先から魔力弾が発射されて朝月を貫いた。

その予定だった。

なぜか反射してきた魔力弾に自分が撃ち抜かれて死んだ。





復活して早々朝月に聞きに行った。


「どうなってんの?ていうか何で知っているのあれを」

「あら、そんなことは簡単よ。というか一回きたじゃない。あの雪梛の世界に」


そういえば前に世無離が暴走している世界があったな。


「つまりあたしもあの雪梛と戦ったってわけよ。まあ今回と全く同じ勝ち方をしたのだけれどもね。勝ち方としては簡単よ。あの技は確かに回避不可能だわ。でも防御ができる。レーザーのように何でも貫いてくるでもないし闇魔法のように破壊してくるでもない。ただの魔力なのよ。つまり発動直前にあたしは魔力でキャッチするためのわかりやすくいうとグローブのようなものをつくったのよ。あとはそれをキャッチして銃弾の投げ返しのやつみたいに返せばいい。簡単でしょ?」


「確かに理屈がわかれば簡単かもしれないけどそれを実際にできる人が何人いるかって話だよね」


再現可能な人物は考えうる限りあの全破壊雪梛と原初雪梛、香澄、朝月、てんちょう?ぐらいだ。

てんちょうは未知数だから入れておいて感じ。

おい何勝手に私を人外扱いしとるんや!

作者の統括をしながらよくいうよ…


「ようやく貴方もここまで登ってきたわね。本気のあたしと対等に戦っていたわ」


どうやら今回は本当に本気だったようだ。

まあ魔力操作とか多段式の条件発動型魔力だったりでレベルが違ったが。


「これでようやくスタート地点よ。ようこそ、こちら側へ」

「スタートとはどういう意味かな?」

「大体わかっているわよね?これで世界の最高水準に到達したわけよ。特殊部隊の子たちやあたしの領域にね」

「なるほど。じゃあここからようやく超えていける可能性があるんだね」


それをきいてようやく最強への道を実感した。

というか何で朝月こんなに強いんだろうか。

まあそういえばてんちょうが書き始めた物語の主人公だったか。

ならば納得の強さだな。

そんなこんなで本気の戦いはようやく終了した。


「後書き」

こんにちは雪梛です。
とうとうあの朝月と本気のバトルでしたね。
いやー、なんで朝月こんなに強いんだろうか。
原初のときは不憫キャラになってたのにその後から出過ぎじゃないか?
まあそれっぽければなんでもいいですね。
アドリブだからこその物語ですからこれは。
ではまた次回お会いしましょう!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』 誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。 辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。 だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。 学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣

織部
ファンタジー
 ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。  背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。  母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。  セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。  彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。  セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。 「セラ、ウミ」 「ええ、そうよ。海」 ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します! カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

処理中です...