80 / 1,103
良い感じに変わった
しおりを挟む
二回戦、クレア姉さんの衝撃的な一回戦の戦いを見ていたから杖で殴りかかって来ると相手は身構えていた。
しかしクレア姉さんはそれを読んでいたかのようにウォーターボールの詠唱を開始する。
相手がクレア姉さんの一回戦とは全く違う攻撃方法に反応が遅れながらも、ファイヤーボールを上手く相殺できるファイヤーボールの詠唱を始めて何とか直撃を回避する事に成功した。
でも、その行動すらクレア姉さんは予想出来ていたらしく、我前からそう遠くない距離でウォーターボールとファイヤーボールがぶつかり合った事で視覚が塞がった瞬間を利用し、身体強化のアビリティを使いその場から移動。
そして・・・・・・背後に回り込んで杖を下から振り上げて股間を叩き付けた。
相手の男の子は振り返る間もなく自身の息子を思いっきり叩き付けられたため反射的に両手で睾丸を抑えてしまう。
相手が止まった隙に首に手をかけ、足を払って転ばす。
綺麗に転ばされた男の子は地面にぶつかった頭や尻も痛かった筈だが、それでも自身の息子から手を放す事は出来ず、魔力を纏った杖の先端を突きつけられる。
ここからの逆転は不可能だと解った男の子は降参を宣言する。
戦い方としては申し分無かった筈。ただ、クレア姉さんが男子の股間を思いっきり叩き上げた瞬間、観戦しているお父さん方やその男の子たちが一斉に股間を抑えたのが印象的な光景だったな。
戦いが解る奥様方や女性の騎士の方たちはクレア姉さんに拍手を送っていたのを見た時は思わず苦笑いになってしまった。
セルシアとその婚約者の優男君も難無く二回戦を突破した。
それで、開始前から一番気になっていたアリクとリオウスが戦う二回戦なんだけど・・・・・・内容が予想外なものだった。
結果としてはリオウスの勝ち。
けど、戦い方が昨日俺が行ったものと同じく試合開始の合図と同時に怒号とも聞き取れる声を上げ、身体強化のアビリティを使って一気に距離を潰して剣を横に薙ぎ払う。
その際にわざと剣の腹で防御させる。
アリクも昨日のリオウス同様に気後れしてしまい攻撃の対応に遅れて吹き飛ばされてしまう。
最後は首元に剣先を突きつけられ否応にも敗北を感じさせられていた。
直ぐには自分がどうやって倒されたのか理解出来ない様子だったが、理解した途端に物凄い勢いで顔が歪み、リオウスに向かって何かを言おうとしていた。
ただ、今周りにどういった人達が見ているのか即座に理解したようで寸でのところで思いとどまったようだ。
入り口へ戻る際のアリク表情を見ると今にも額から角が生えてくるのではと思えるほど怒りに震えていた。
そんなアリクとは対照的に、圧勝したリオウスの表情は思っていたのと違うといった表情を戦いが終わった瞬間、表に出していた。
もしかしてアリクが俺の兄だから俺よりも強いと思っていたのかもしれないな。
確かに二歳も離れているんだからそう思っても不思議ではないか。
にしても・・・・・・良い表情になっていたな、リオウスの奴。
昨日二回目に戦った時の表情も真剣だったが、相手を確実に倒すって闘争心むき出しの表情だった。
あれを見た同年代の女子は普段とのギャップにコロッと惚れてしまうんじゃないか?
「ひとまず、アリクが負けたショックで沈んでしまう事は無さそうだな」
「ラガス坊ちゃまはアリク様の事が心配だったのですか?」
「意外そうな顔でこっちを見るな」
まぁ、普段の態度を見ていればそう感じるのも当たり前か。
「別に心配って訳じゃないんだが、引き込まれたら自然と家の空気が重くなる気がしてな」
そうなってしまったら父さんや母さんは普通に心配するだろうからな。
このまま終わってたまるかって思っているぐらいがあいつには丁度良い。
しかしクレア姉さんはそれを読んでいたかのようにウォーターボールの詠唱を開始する。
相手がクレア姉さんの一回戦とは全く違う攻撃方法に反応が遅れながらも、ファイヤーボールを上手く相殺できるファイヤーボールの詠唱を始めて何とか直撃を回避する事に成功した。
でも、その行動すらクレア姉さんは予想出来ていたらしく、我前からそう遠くない距離でウォーターボールとファイヤーボールがぶつかり合った事で視覚が塞がった瞬間を利用し、身体強化のアビリティを使いその場から移動。
そして・・・・・・背後に回り込んで杖を下から振り上げて股間を叩き付けた。
相手の男の子は振り返る間もなく自身の息子を思いっきり叩き付けられたため反射的に両手で睾丸を抑えてしまう。
相手が止まった隙に首に手をかけ、足を払って転ばす。
綺麗に転ばされた男の子は地面にぶつかった頭や尻も痛かった筈だが、それでも自身の息子から手を放す事は出来ず、魔力を纏った杖の先端を突きつけられる。
ここからの逆転は不可能だと解った男の子は降参を宣言する。
戦い方としては申し分無かった筈。ただ、クレア姉さんが男子の股間を思いっきり叩き上げた瞬間、観戦しているお父さん方やその男の子たちが一斉に股間を抑えたのが印象的な光景だったな。
戦いが解る奥様方や女性の騎士の方たちはクレア姉さんに拍手を送っていたのを見た時は思わず苦笑いになってしまった。
セルシアとその婚約者の優男君も難無く二回戦を突破した。
それで、開始前から一番気になっていたアリクとリオウスが戦う二回戦なんだけど・・・・・・内容が予想外なものだった。
結果としてはリオウスの勝ち。
けど、戦い方が昨日俺が行ったものと同じく試合開始の合図と同時に怒号とも聞き取れる声を上げ、身体強化のアビリティを使って一気に距離を潰して剣を横に薙ぎ払う。
その際にわざと剣の腹で防御させる。
アリクも昨日のリオウス同様に気後れしてしまい攻撃の対応に遅れて吹き飛ばされてしまう。
最後は首元に剣先を突きつけられ否応にも敗北を感じさせられていた。
直ぐには自分がどうやって倒されたのか理解出来ない様子だったが、理解した途端に物凄い勢いで顔が歪み、リオウスに向かって何かを言おうとしていた。
ただ、今周りにどういった人達が見ているのか即座に理解したようで寸でのところで思いとどまったようだ。
入り口へ戻る際のアリク表情を見ると今にも額から角が生えてくるのではと思えるほど怒りに震えていた。
そんなアリクとは対照的に、圧勝したリオウスの表情は思っていたのと違うといった表情を戦いが終わった瞬間、表に出していた。
もしかしてアリクが俺の兄だから俺よりも強いと思っていたのかもしれないな。
確かに二歳も離れているんだからそう思っても不思議ではないか。
にしても・・・・・・良い表情になっていたな、リオウスの奴。
昨日二回目に戦った時の表情も真剣だったが、相手を確実に倒すって闘争心むき出しの表情だった。
あれを見た同年代の女子は普段とのギャップにコロッと惚れてしまうんじゃないか?
「ひとまず、アリクが負けたショックで沈んでしまう事は無さそうだな」
「ラガス坊ちゃまはアリク様の事が心配だったのですか?」
「意外そうな顔でこっちを見るな」
まぁ、普段の態度を見ていればそう感じるのも当たり前か。
「別に心配って訳じゃないんだが、引き込まれたら自然と家の空気が重くなる気がしてな」
そうなってしまったら父さんや母さんは普通に心配するだろうからな。
このまま終わってたまるかって思っているぐらいがあいつには丁度良い。
92
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる