万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

文字の大きさ
85 / 1,103

とりあえずおめでとう

しおりを挟む
トーナメントの閉会式が終わり、宿へ戻ろうとしているところをまたあいつに呼び止められた。

「昨日ぶり、だね」

「ああ。昨日ぶりだな」

さて、俺としては速く帰って飯を食いた・・・・・・おい、なんでもうそんな離れた距離にいるんだよ父さん達!
てか・・・・・・その親指は何なんだよメリルに母さん! クレア姉さんまで真似なくて良いから!!

たくっ、まぁ一人でも宿に帰れるから別に良いけどさ。

「・・・・・・ふぅーーーー。取りあえず、優勝おめでとう。圧勝だったな」

「ありがとう。でも、圧勝だったのは・・・・・・みんなが本来の力を出せていなかったからかもしれないよ?」

一応セルシアなりに気遣った言葉を選んだのか?
けど、それをトーナメントに出たプライドの高い奴らが聞けば表情に出さずともブチ切れそうだな。

「副騎士団長の子息の・・・・・・リオウス君? は油断でき無さなさそうだった。だから早めに決着をつけよう、って思ってた。それに、君のお姉さんも油断出来ない人。多分、魔法使い・・・・・・で合ってるんだよね?」

「まぁ・・・・・・一応。いや、魔法をメインで戦う人だな」

正直、あの三戦を見ていた人に言っても信じてくれるとは思わないけど。

「そっか。普通じゃない、かもしれない。けど、あれが一番正しいと私は思う。戦い方を教えたのは・・・・・・もしかして君?」

「さぁ? どうだろうな」

「おい、お前! セルシアお嬢様が質問しているのだ、真面目に答えろ!!」

後ろに立っていた護衛? 執事? がいきなりキレだした。
というか、そこにキレるなら何故俺のセルシアに対しての言葉遣いにキレないんだよ。

「バーズ、黙っていて」

「で、ですがセルシアお嬢様! こいつはお嬢様が質問しているというのにっ!!」

「誰にでも、答えたくない事はある。バーズだって・・・・・・・・・・・・いつまでオネショしてたとか」

そ、それは誰にも言いたくない隠し事トップテンには入りそうな内容だ。
バーズって奴顔が真っ赤になってるし、セルシアが相手でも答えたくない内容なんだろう。

「そっ、それはそうかもし、しれませんが・・・・・・しかしそれと今の事は」

「同じ。それと・・・・・・バーズが無理矢理、ラガスに言う事をきかせようとしても、無駄だから」

「・・・・・・それはどういう意味でしょうか」

無理矢理の意味がセルシアの中でどういった意味を持つのか解ってるからこそ、表情は元に戻っても言葉に熱を・・・・・・違うな、怒りや嫉妬が感じられる。

「簡単な内容。バーズがラガスと一対一で戦っても、勝てない。絶対に」

「ですが、そいつは今日のトーナメントに出ていませんでした。それはトーナメントに出るだけの実力が無かった。という事では無いのですか」

「違う」

ちょっとヒートアップしてるところあれだがセルシア・・・・・・いくらなんでも断言し過ぎじゃないですか?

「ラガスがトーナメントに出ても、相手になる人がいない。勿論、私も含めて、ね」

「・・・・・・申し訳ありませんが、私にはこやつがお嬢様よりも実力が上だとは思えません。今こうして改めて見ても覇気全くを感じない表情。トーナメントに出たところで運良く二回戦を突破できるのが精々かと」

表情に覇気が無い事は認めるが、常時的なやる気と実力は関係ないだろ。
こんな奴がセルシアの護衛兼執事? で大丈夫なのか?

「そんな事、ない。ラガスは・・・・・・異質。確かな理由事は言えない、でも強い。それは確か」

どんな理由があって・・・・・・そういえば勘って言ってたか。俺が強いって断言する理由は。
評価してくれる事は嬉しいが、面倒な敵を作って欲しくないもんだ。

「~~~~~~~~ッ!!! そ、そこまで言うなら!!!」

「嫌だ」

「こいつと・・・・・・はぁ!!?? 貴様、今なんと言った」

「お前が俺に勝負を挑もうとしてると予想出来たからそれを断ったんだよ」

俺は今とっとと宿に戻って飯を食べたい気分なんだよ。

「だから俺はもう帰る。じゃあな」

「なっ、待て!! まだ話は終わってないぞ!!!」

「・・・・・・あんたさ、年下相手にそんなムキになって恥ずかしくないのか? それでもセルシア・ロウレットの付き人かよ」

まぁ・・・・・・本当に手を出して来たらぶっ飛ばすのは確定だが。

「ラガスの言う通り。だからもう、バーズは黙っていて」

「ぐっ! ・・・・・・分りました」

「それで、良い。ラガス、次は・・・・・・学校で、だね」

「そうだな」

出来れば俺としては関わりたくないが・・・・・・そうもいかない気がする。
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です

Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!! あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。 そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

血染めの世界に花は咲くか

巳水
ファンタジー
 かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。  しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。  新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。  その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。 本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

悪役令嬢は永眠しました

詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」 長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。 だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。 ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」 *思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m

処理中です...