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実力でも、気持でも負けたくない
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ジークと戦い始めてから五分、それとも三分か?
それぐらいの時間が経ったと思う。
ジークの剣に力技は無く、技術で俺を崩そうとして来た。
それを俺は適度に受け、ダメージを喰らったふりをする。
ただ、俺もやられてばかりでは無く、偶に反撃をして数回ほど良い感じにダメージを与えている、と思う。
俺もジークもお互いに身体強化のアビリティを使用しているが、こっちは手加減をしている。
じゃないと一発でジークが終わるし。つか、やっぱり演技ってのは難しいな。
手数ではジークが押している。ただ、一発のダメージでは俺の方が上。
観客席に座っているギャラリーにはそんな様子に見えている筈だ。というか、いつの間にこんなにギャラリーが増えてんだよ。
つか、俺は全く息切れしておらず、ジークは方で息をしている。
この状況を見れば俺が有利って状況に見えなくもないよな。
それだと困るんだよな。
というか、こいつなんで剣術のアビリティは使うくせに、光魔法を使わないんだ?
確かに接近戦では詠唱破棄のアビリティを習得出来ていなかったら意味を為さないが、偶に距離を大きく取ってるんだから初級のライトボールぐらいは使えるだろ。
それとも剣で俺に勝つのに拘ってんのか?
別にそれをどうこう言うつもりは無いが、お前に残っている体力を考えれば流石に無理だろ。
自慢じゃないが、同学年で俺以上にスタミナを持っている奴はいないだろうし。
どうやって良い感じに終わらせるか・・・・・・悩む。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。どうやら、君はセルシアが興味を持つほどの、強さを持っているみたいだね」
「そうみたいだな」
こいつ、何か仕掛けてくるつもりだな。
森の中で何度も戦ったモンスター達が、最後にアクションを起こす前の面に似てる。
「でも、僕は・・・・・・ずっと、ずっと、ずっと!!! 彼女の隣に立つ事だけを考えて来た」
「そうか。俺は、どうすれば楽しい人生を送れるか考えて来た」
「だろうね。君からは確かな覇気を感じない。だから、だからこそ!! ・・・・・・僕は君に負けたくない。実力でも、気持でもだ!!!!」
おぉう、物凄い気迫だな。
そこまでしてセルシアと一緒になりたかったって事か?
まぁ、婚約者に釣り合う為に努力を重ねてきたのに突然知らない男に攫われたら腸煮えくり返るよな。
俺がお前の立場だったら同じ気持ちになる。そこは断言できる。
でもなぁ・・・・・・俺だって人生を楽しく生きる為に、誰でも出来る様な努力をしてきた訳じゃ無いんだよ。
何を繰り出すのかは知らんが、生半可な攻撃じゃ意味無いぞ。
「これで、終わりだ!!!!!」
おまっ、マジでか。
こいつ・・・・・・魔力と闘気を混ぜやがった。
まだまだ不完全で歪だが、魔闘気には変わりない。
それを、俺にぶっ放すってか。
意外と熱い奴だな。
「はぁあああああああああッ!!!!!!!」
放たれた魔闘気の刃が俺に直撃し、土埃が舞う。
side セルシア
「あれは、魔闘気」
「ですね。形は歪で不完全ですが魔闘気です」
セルシア達は観客席、では無くラガスが通った入り口で戦いを観戦している。
突然後ろから現れたセルシア達にロックスは驚き、どう対応して良いのか戸惑っていたが、結果直ぐに馴染んだ。
「へぇーー。あの坊ちゃん、態度だけじゃないのか」
「侯爵家の子息なのですから出来ても不思議ではないでしょう。ただ、それがラガス坊ちゃまの負ける要因にはなりませんが」
魔闘気を使えたところで、ラガスが負ける事は絶対にあり得ない。可能性は万に一も億に一も無くゼロ。
それはメリルとシュラにとって確信だった。
なぜ確信しているのか。理由は多くあるが、一つはラガスも扱えるからだ。
歪で不完全でなく、完全に一つになり完全な魔闘気を。
「うん、ラガスは、負けない」
セルシアはジークが数瞬であっても魔闘気を使った事に驚いた。
確かにジークは成長している。会う度に成長しているかもしれない。
それでも、ラガスに勝つイメージは一切浮かばない。
その証拠に、土埃が徐々に腫れると・・・・・・そこには無傷のラガスが立っていた。
それぐらいの時間が経ったと思う。
ジークの剣に力技は無く、技術で俺を崩そうとして来た。
それを俺は適度に受け、ダメージを喰らったふりをする。
ただ、俺もやられてばかりでは無く、偶に反撃をして数回ほど良い感じにダメージを与えている、と思う。
俺もジークもお互いに身体強化のアビリティを使用しているが、こっちは手加減をしている。
じゃないと一発でジークが終わるし。つか、やっぱり演技ってのは難しいな。
手数ではジークが押している。ただ、一発のダメージでは俺の方が上。
観客席に座っているギャラリーにはそんな様子に見えている筈だ。というか、いつの間にこんなにギャラリーが増えてんだよ。
つか、俺は全く息切れしておらず、ジークは方で息をしている。
この状況を見れば俺が有利って状況に見えなくもないよな。
それだと困るんだよな。
というか、こいつなんで剣術のアビリティは使うくせに、光魔法を使わないんだ?
確かに接近戦では詠唱破棄のアビリティを習得出来ていなかったら意味を為さないが、偶に距離を大きく取ってるんだから初級のライトボールぐらいは使えるだろ。
それとも剣で俺に勝つのに拘ってんのか?
別にそれをどうこう言うつもりは無いが、お前に残っている体力を考えれば流石に無理だろ。
自慢じゃないが、同学年で俺以上にスタミナを持っている奴はいないだろうし。
どうやって良い感じに終わらせるか・・・・・・悩む。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。どうやら、君はセルシアが興味を持つほどの、強さを持っているみたいだね」
「そうみたいだな」
こいつ、何か仕掛けてくるつもりだな。
森の中で何度も戦ったモンスター達が、最後にアクションを起こす前の面に似てる。
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「そうか。俺は、どうすれば楽しい人生を送れるか考えて来た」
「だろうね。君からは確かな覇気を感じない。だから、だからこそ!! ・・・・・・僕は君に負けたくない。実力でも、気持でもだ!!!!」
おぉう、物凄い気迫だな。
そこまでしてセルシアと一緒になりたかったって事か?
まぁ、婚約者に釣り合う為に努力を重ねてきたのに突然知らない男に攫われたら腸煮えくり返るよな。
俺がお前の立場だったら同じ気持ちになる。そこは断言できる。
でもなぁ・・・・・・俺だって人生を楽しく生きる為に、誰でも出来る様な努力をしてきた訳じゃ無いんだよ。
何を繰り出すのかは知らんが、生半可な攻撃じゃ意味無いぞ。
「これで、終わりだ!!!!!」
おまっ、マジでか。
こいつ・・・・・・魔力と闘気を混ぜやがった。
まだまだ不完全で歪だが、魔闘気には変わりない。
それを、俺にぶっ放すってか。
意外と熱い奴だな。
「はぁあああああああああッ!!!!!!!」
放たれた魔闘気の刃が俺に直撃し、土埃が舞う。
side セルシア
「あれは、魔闘気」
「ですね。形は歪で不完全ですが魔闘気です」
セルシア達は観客席、では無くラガスが通った入り口で戦いを観戦している。
突然後ろから現れたセルシア達にロックスは驚き、どう対応して良いのか戸惑っていたが、結果直ぐに馴染んだ。
「へぇーー。あの坊ちゃん、態度だけじゃないのか」
「侯爵家の子息なのですから出来ても不思議ではないでしょう。ただ、それがラガス坊ちゃまの負ける要因にはなりませんが」
魔闘気を使えたところで、ラガスが負ける事は絶対にあり得ない。可能性は万に一も億に一も無くゼロ。
それはメリルとシュラにとって確信だった。
なぜ確信しているのか。理由は多くあるが、一つはラガスも扱えるからだ。
歪で不完全でなく、完全に一つになり完全な魔闘気を。
「うん、ラガスは、負けない」
セルシアはジークが数瞬であっても魔闘気を使った事に驚いた。
確かにジークは成長している。会う度に成長しているかもしれない。
それでも、ラガスに勝つイメージは一切浮かばない。
その証拠に、土埃が徐々に腫れると・・・・・・そこには無傷のラガスが立っていた。
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