万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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条件付きで貰った

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「戦うのはメイドと執事だからか、そこまで客は多く無いな」

「そうだね。でも、一般市民の人達はかなり視に来ているよ」

ロックスの言う通り、確かに一般市民であろう観客は多い。
普段は人と人が全力で戦う機会などあまり無いから興味がある人が多いんだろうな。

「ラガスはどう予想する?」

「予想ってのは……誰が一位になるかって事か?」

「そ、そうだけど」

予想、ねぇ……俺からすればするだけ無駄だって話だ。

「シュラとメリルが一位だろう。それ以外の結果は、相手が余程戦い慣れている者でなければ変わらない」

「す、凄い自信だね。確かに校内戦でも圧倒的な強さで代表になったらしいけど……でも、執事やメイドさん達は年齢の幅が大きいから、流石に断言は出来ないんじゃないかな?」

「ん~~~……そう、かもしれないな。でも精々上は十七かそこらだろう」

「そうだね。今回の執事、メイドの大会で一番年上の人は十七歳だったはずだよ」

十七歳、二人より四歳上の者か……そいつの過去の経歴によっては結果が解らなくなってるな。
ただ、そいつが過去にハンターだったという経歴を持っていたとしても、二人の戦闘経験数に敵うか?

・・・・・・いいや、敵わないな。
戦闘の経験値だけで言えば、今回の大会に出場するメイドや執事達が二人に敵うことは無い。

「だとしても、二人が負ける光景は浮かばないな。というか、二人共選抜戦では本気を出してなかったし」

「……それって本当? 本気を出さずに、先輩達の従者さん達を倒したって事になるよね」

「そういう事になるな」

メリルは糸生産に操̪糸、シュラは城壁と鬼気に鬼火。
それらのアビリティを一切使用していない。

それどころか満足に短剣を、大剣を使っていない。

「俺と二人は年がら年中対人戦を行い、モンスター戦ってきた。だから対人戦で後れを取ることも無い」

「年がら年中……それは確かに強くならない方がおかしいと言えるね」

「そうかもな。ただ、ロックスの言う通り絶対は無いかもしれないな。今回の戦いで扱う武器に関しては制限が無い」

「扱う魔剣や魔槍によってはもしかしたらって可能性があるって訳だね」

「もしかしたら、な」

ただ……それはウォッツさんのお陰で除外された。

俺が参加する大会の前に二人の大会があるから武器を貸して欲しいとお願いしたんだが、真面目に上等な大剣と双剣を貸してもらった……というか頂いた。

料金はいらない、そのかわり絶対に優勝するのが条件だ。
そんな感じな言葉を伝えられた二人は一瞬の間もなく答えた。

「参加者はメイドと執事合わせて八十人。四十人ずつだから合計で五回……それか四回で勝負が決まる」

「……その四回で勝てるポジションは上の奴らが独占するんじゃないか? 俺の偏見による予測だけどさ」

「は、ははは。確かにそれが無いとは言い切れないな」

だよな。戦う相手によっては体力が削られるし、怪我も追う。
ポケ〇ンとかと違って勝てばレベルアップするという事は……あんまり無いだろう。絶対に無いとは言い切れないだけど。

たった一戦、されど一戦。
その一戦で殻を破る奴がいてもおかしく無い。

「そろそろ試合が始まるな。最初はメイドの部……メリルは確か三試合目だったな」

「予想はやっぱり圧勝?」

「おう。だから小遣いを全財産賭けてきたぜ!」

「だ、大胆な事をするね」

自分でもそう思う。
でも俺みたいなガキでも金を賭けることが出来るんだし、有難い事だな。

なので全力で賭けさせてもらう!!!

まっ、貴族の子息や令嬢とは違ってメイドや執事達の実力はそこまで広まって無いからオッズは大したこと無いんだけど、それでも小遣い全てを賭ければ中々のお金が返ってくる。

「もしかして、本当に強い人と戦うまでは実力を隠して戦うつもり?」

「良く解ってるじゃん。ある程度までは素手で終わらせるんじゃないかな」

「……それって悪気は無いんだろうけど、相手の心折る場合もあるよね」

武器を使って挑んでくる相手は確かに心が折れるかもしれない。
でも、基本的なベースは俺も含めて素手な訳だし……嘗めてるって訳じゃ無いんだよな。

「とりあえず、のんびり観戦しようぜ」

「そうだね。他校の人の戦いぶりはあんまり見られるものじゃ無いからね」
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