270 / 1,103
まさかの一回戦目
しおりを挟む
リングへと上がると、全ての観客席が埋まっていた。
そして地面が揺れているのではと錯覚するほどの歓声が上がる。
多くの人達が声を上げ、騒いでいる。平民貴族騎士等関係無しに盛り上がっている。
「ラガス、ちょっと緊張、してる?」
「……そうだな。ちょっと緊張してるかもしれない。というか、ビビってるかも。こういった場所で戦うのは初めてって訳じゃ無いけど」
校内の選抜戦でも似たような感覚の中で戦った。
だが……それでも今回の雰囲気、熱気は異常だと感じる。
「まぁ、そのうち直ぐに慣れると思う」
「そう、なら大丈夫、だね」
セルシアはどうやら全く緊張していないみたいだな。
ジークの奴も緊張している様子は無い。姉さんはアリク、会長も慣れているのか普段と表情は変わらない。
というか、俺に向けられている視線が多い気がするんだが……多分期のせいじゃ無いよな。
俺がセルシアのパートナーだってのは他の貴族達には既にバレてて当然か。
セルシアは公爵家の三女、他の貴族からすれば超有望物件だっただろうから、そんな人のパートナーになった相手がどんな奴が気になるって訳か。
それと、その相手が男爵家の四男ってのが気に入らない奴が多そうだ。
対戦相手になるであろう他校の選手たちの中で男子達の大半が俺を睨んでいる。
その中には今にも掴み掛ろうという形相になっている男もいた。
いやぁ~~~~……俺のパートナーは超モテモテだな。
ただ……そんな男子の中に紛れて一人、女子が俺を睨んで……はいないか?
でも俺の方をじっと見てる女の子がいた。
他の貴族の知識があまりない俺はその女の子が誰なんだろうと考えるが全く浮かばない。
ただ、そんな無駄な事を考えていると国王様が拡声器のマジックアイテムを使って話し始めた。
もしかしたら前世の校長達の様に長ったらしい話をするのかと思ったが、意外とそこまで長くは無かった。
時間にして大体三分ぐらいか? それ程度で終わってほっと一安心。
にしても、私の心が躍る戦いを見せてくれなんて……学生にはちょっとハードルが高い注文だと思うんだが、そこのところどうなんですか国王様。
今まで多くの戦いを見てきたであろう国王様の心が躍る戦いを学生に望むのは……少々無理があり過ぎると思うんだが。
そんな俺の考えを無視するように早速一年生の一回戦目、第一試合の組み合わせが発表される。
昨日のメイド、執事の大会とは違い、組み合わせは発表されるまで解らない。
メンタルがガラスの奴からしたらいつ割れてしまうか分からなくて死にそうになるだろうな。
なんて事を考えていると早速組み合わせがは、ぴょ、う・・・・・・えぇ~~~~~、嘘でしょう~~~。
そんな事ある? もしかしてこれって仕組まれてるのか?
いやでも、流石に今回の大会の組み合わせに口を出せる貴族なんて……そういえば俺の対戦相手はセルシアと同じ公爵家の令嬢様だったな。
俺の一回戦の相手は……イーリス・リザード。
先程クレア姉さんとセルシアから説明を受けた公爵家の令嬢だ。
『それでは二人以外の生徒はリングから降りてください』
司会を務める人のアナウンスで他の生徒はどんどんリングから降りていく。
「最初から災難かもしれないが、ラガス君ならなんとかなる筈だ」
「リースの言う通りだよ!! ちゃちゃっとぶっ飛ばしちゃえ!!!」
会長、俺の実力を信用してくれてるのは嬉しいです。
サルネさん、流石にちゃちゃっとぶっ飛ばしてしまうのはヤバいと思います。
「気負うことは無い。お前なら問題無く倒せるはずだ」
「アリクの言う通りよ。緊張するだけ無駄って話なんだから」
分かった、二人のアドバイスを信じるよ。
「イーリスは強い、けど……ラガスの方が、もっと強いから」
「ありがとな。転ばない様に気を付けるよ」
パートナーからの応援を貰ったことだし、あんまりカッコ悪い姿は見せないようにしないとな。
そして地面が揺れているのではと錯覚するほどの歓声が上がる。
多くの人達が声を上げ、騒いでいる。平民貴族騎士等関係無しに盛り上がっている。
「ラガス、ちょっと緊張、してる?」
「……そうだな。ちょっと緊張してるかもしれない。というか、ビビってるかも。こういった場所で戦うのは初めてって訳じゃ無いけど」
校内の選抜戦でも似たような感覚の中で戦った。
だが……それでも今回の雰囲気、熱気は異常だと感じる。
「まぁ、そのうち直ぐに慣れると思う」
「そう、なら大丈夫、だね」
セルシアはどうやら全く緊張していないみたいだな。
ジークの奴も緊張している様子は無い。姉さんはアリク、会長も慣れているのか普段と表情は変わらない。
というか、俺に向けられている視線が多い気がするんだが……多分期のせいじゃ無いよな。
俺がセルシアのパートナーだってのは他の貴族達には既にバレてて当然か。
セルシアは公爵家の三女、他の貴族からすれば超有望物件だっただろうから、そんな人のパートナーになった相手がどんな奴が気になるって訳か。
それと、その相手が男爵家の四男ってのが気に入らない奴が多そうだ。
対戦相手になるであろう他校の選手たちの中で男子達の大半が俺を睨んでいる。
その中には今にも掴み掛ろうという形相になっている男もいた。
いやぁ~~~~……俺のパートナーは超モテモテだな。
ただ……そんな男子の中に紛れて一人、女子が俺を睨んで……はいないか?
でも俺の方をじっと見てる女の子がいた。
他の貴族の知識があまりない俺はその女の子が誰なんだろうと考えるが全く浮かばない。
ただ、そんな無駄な事を考えていると国王様が拡声器のマジックアイテムを使って話し始めた。
もしかしたら前世の校長達の様に長ったらしい話をするのかと思ったが、意外とそこまで長くは無かった。
時間にして大体三分ぐらいか? それ程度で終わってほっと一安心。
にしても、私の心が躍る戦いを見せてくれなんて……学生にはちょっとハードルが高い注文だと思うんだが、そこのところどうなんですか国王様。
今まで多くの戦いを見てきたであろう国王様の心が躍る戦いを学生に望むのは……少々無理があり過ぎると思うんだが。
そんな俺の考えを無視するように早速一年生の一回戦目、第一試合の組み合わせが発表される。
昨日のメイド、執事の大会とは違い、組み合わせは発表されるまで解らない。
メンタルがガラスの奴からしたらいつ割れてしまうか分からなくて死にそうになるだろうな。
なんて事を考えていると早速組み合わせがは、ぴょ、う・・・・・・えぇ~~~~~、嘘でしょう~~~。
そんな事ある? もしかしてこれって仕組まれてるのか?
いやでも、流石に今回の大会の組み合わせに口を出せる貴族なんて……そういえば俺の対戦相手はセルシアと同じ公爵家の令嬢様だったな。
俺の一回戦の相手は……イーリス・リザード。
先程クレア姉さんとセルシアから説明を受けた公爵家の令嬢だ。
『それでは二人以外の生徒はリングから降りてください』
司会を務める人のアナウンスで他の生徒はどんどんリングから降りていく。
「最初から災難かもしれないが、ラガス君ならなんとかなる筈だ」
「リースの言う通りだよ!! ちゃちゃっとぶっ飛ばしちゃえ!!!」
会長、俺の実力を信用してくれてるのは嬉しいです。
サルネさん、流石にちゃちゃっとぶっ飛ばしてしまうのはヤバいと思います。
「気負うことは無い。お前なら問題無く倒せるはずだ」
「アリクの言う通りよ。緊張するだけ無駄って話なんだから」
分かった、二人のアドバイスを信じるよ。
「イーリスは強い、けど……ラガスの方が、もっと強いから」
「ありがとな。転ばない様に気を付けるよ」
パートナーからの応援を貰ったことだし、あんまりカッコ悪い姿は見せないようにしないとな。
116
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる