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ナチュラルに煽る
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会場に到着し、三回戦の準備を始める。
おそらく順当に進めば、今日中にダブルスの試合は終わるだろうな。
「ラガス坊ちゃま、少々腑抜けた表情をしていますが大丈夫ですか?」
「そんな表情をしてるか?」
「はい、そんな表情をしています。やはり相手の選手に不満をお持ちで?」
別にそんな事は無いと思うが……まぁ、昨日みたいな感じに楽しむことは無理だろうなと思ってるか。
でも、本当にクロウザ以上の実力者がいるとは思えないしなぁ……というか、なんであいつはシングルス戦に出ていなかったんだ?
あいつ程の実力があれば上位に食い込んでいたと思うけど……そんなこと俺に解るわけ無いか。
「ラガス、次はどうす、る?」
「あぁーー……その時の気分で決めよう」
「分かった」
コンビネーションでクロウザの攻撃力を上回るペアがいるかもしれないし、そこに期待しよう。
舞台に上がり、三回戦目の相手と向かい合う。
相手は……ちょっとゴツくて大剣を持った男。
そんで、女の子の方は……ポニーテール美女の素手で戦う接近戦タイプか?
「私、あっちと戦おう、かな」
「オーケー、それなら俺はそっちか」
セルシアは女の子の方を指名。
なので俺はちょっとゴツイ系の男子と戦う事になった。
「随分と余裕そうな顔だな」
「元々だ、ほっとけ。大した理由は無いが、お前の相手は俺だ。よろしくな」
「……ふんッ! ぶっ飛ばしてやるから覚悟しとけ」
あらら、嫌われたみたいだな。
てか、中々に好戦的な性格してるな。
にしても・・・・・・俺ってそんな余裕そうな表情をしてるか?
普段と変わらないと思うんだが……もしかして普段と変わらない、覇気が無いから相手に余裕そうだと思われるのか?
でも、そこまで胸が高鳴らない相手じゃしょうがないと思うんだけどな。
「あなたの相手、は……私。よろしく」
「あの~~~……今回の戦いは、一応ダブルスの筈なのだけど」
「うん、それは、間違ってない、よ。でも……あなたは、あの人を助ける事は、出来ない。私と戦って、それで終わり」
うんうん、確かにそれは間違ってない。間違っていないよ。
セルシアの言っている事は正しい。おそらくその通りになるだろう。
でも……自分が思っている事を何でもかんでもストレートに言えば良いってもんでも無いんだよね。
「そう……それなら、さっさとあなたを倒せば良い話ね」
おっ、ペアの女の子も男の子に負けず劣らず好戦的な性格みたいだな。
「……それは、無理だと思う、よ。私が勝つから」
「それは戦ってみないと解からないでしょう!!!」
わあ~~~、やっっっっば。
完全に油に火を注いでるよな。
相手からすればセルシアが本気で少し考えてから答えを出した流れも、余計に怒りのボルテージを上げるスパイスだっただろうな。
試合前の口戦も終わり、お互いに開始線まで戻る。
「……セルシア、それマジで?」
いきなりの行動に俺だけでは無く観客達までもが驚いてザワザワし始める。
「だって、相手の子は素で、だから……私も素手で戦おうかな、って思った」
そう、セルシアは自分の長剣を鞘ごと地面に突き刺したのだ。
素手を主体とする相手だから自分も素手で戦ってみたい。そう思ってしまうのは……まぁ仕方がないと思う。
ただ……相手を煽る戦法としては十分過ぎるな。
「……カレア、どうやらお互いに嘗められているみたいだな」
「そうみたいね。本気なのかふざけているのか分らないけど、私達の目的は変わらない」
「そうだな」
いやぁ~~、別に俺は嘗めてる訳じゃ無いんだが。
あっ、でも手札を殆ど使わずに勝とうとしてるんだから……それって嘗めてるのと変わらないのか?
「「ぶっ潰す」」
そうだよな、嘗められてるかどうかなんて俺らが決める事じゃ無くて、相手が決める感情だ。
「なんか……思ったより、楽しめるかも、しれないね」
「は、ははは。そ、そうかな」
なんか相手のお二人さんからは戦意や敵意を通り越して殺意を向けられている気がするが……まっ、そこら辺は気にしても仕方ないよな。
「それでは……始め!!!!」
おそらく順当に進めば、今日中にダブルスの試合は終わるだろうな。
「ラガス坊ちゃま、少々腑抜けた表情をしていますが大丈夫ですか?」
「そんな表情をしてるか?」
「はい、そんな表情をしています。やはり相手の選手に不満をお持ちで?」
別にそんな事は無いと思うが……まぁ、昨日みたいな感じに楽しむことは無理だろうなと思ってるか。
でも、本当にクロウザ以上の実力者がいるとは思えないしなぁ……というか、なんであいつはシングルス戦に出ていなかったんだ?
あいつ程の実力があれば上位に食い込んでいたと思うけど……そんなこと俺に解るわけ無いか。
「ラガス、次はどうす、る?」
「あぁーー……その時の気分で決めよう」
「分かった」
コンビネーションでクロウザの攻撃力を上回るペアがいるかもしれないし、そこに期待しよう。
舞台に上がり、三回戦目の相手と向かい合う。
相手は……ちょっとゴツくて大剣を持った男。
そんで、女の子の方は……ポニーテール美女の素手で戦う接近戦タイプか?
「私、あっちと戦おう、かな」
「オーケー、それなら俺はそっちか」
セルシアは女の子の方を指名。
なので俺はちょっとゴツイ系の男子と戦う事になった。
「随分と余裕そうな顔だな」
「元々だ、ほっとけ。大した理由は無いが、お前の相手は俺だ。よろしくな」
「……ふんッ! ぶっ飛ばしてやるから覚悟しとけ」
あらら、嫌われたみたいだな。
てか、中々に好戦的な性格してるな。
にしても・・・・・・俺ってそんな余裕そうな表情をしてるか?
普段と変わらないと思うんだが……もしかして普段と変わらない、覇気が無いから相手に余裕そうだと思われるのか?
でも、そこまで胸が高鳴らない相手じゃしょうがないと思うんだけどな。
「あなたの相手、は……私。よろしく」
「あの~~~……今回の戦いは、一応ダブルスの筈なのだけど」
「うん、それは、間違ってない、よ。でも……あなたは、あの人を助ける事は、出来ない。私と戦って、それで終わり」
うんうん、確かにそれは間違ってない。間違っていないよ。
セルシアの言っている事は正しい。おそらくその通りになるだろう。
でも……自分が思っている事を何でもかんでもストレートに言えば良いってもんでも無いんだよね。
「そう……それなら、さっさとあなたを倒せば良い話ね」
おっ、ペアの女の子も男の子に負けず劣らず好戦的な性格みたいだな。
「……それは、無理だと思う、よ。私が勝つから」
「それは戦ってみないと解からないでしょう!!!」
わあ~~~、やっっっっば。
完全に油に火を注いでるよな。
相手からすればセルシアが本気で少し考えてから答えを出した流れも、余計に怒りのボルテージを上げるスパイスだっただろうな。
試合前の口戦も終わり、お互いに開始線まで戻る。
「……セルシア、それマジで?」
いきなりの行動に俺だけでは無く観客達までもが驚いてザワザワし始める。
「だって、相手の子は素で、だから……私も素手で戦おうかな、って思った」
そう、セルシアは自分の長剣を鞘ごと地面に突き刺したのだ。
素手を主体とする相手だから自分も素手で戦ってみたい。そう思ってしまうのは……まぁ仕方がないと思う。
ただ……相手を煽る戦法としては十分過ぎるな。
「……カレア、どうやらお互いに嘗められているみたいだな」
「そうみたいね。本気なのかふざけているのか分らないけど、私達の目的は変わらない」
「そうだな」
いやぁ~~、別に俺は嘗めてる訳じゃ無いんだが。
あっ、でも手札を殆ど使わずに勝とうとしてるんだから……それって嘗めてるのと変わらないのか?
「「ぶっ潰す」」
そうだよな、嘗められてるかどうかなんて俺らが決める事じゃ無くて、相手が決める感情だ。
「なんか……思ったより、楽しめるかも、しれないね」
「は、ははは。そ、そうかな」
なんか相手のお二人さんからは戦意や敵意を通り越して殺意を向けられている気がするが……まっ、そこら辺は気にしても仕方ないよな。
「それでは……始め!!!!」
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